ユニコーン@横浜アリーナ ツアー 2009 蘇る勤労 4月1日 感想
カテゴリ・タグ:ユニコーン
2009.04.01
ksmusic最新情報
UNICORN(ユニコーン)、再結成ツアー『ツアー 2009 蘇る勤労』の義晴アリーナ・・・いや違った、横浜アリーナ公演に行ってまいりました。
何を隠そう、ユニコーンとは私が最も愛するバンド。解散したのが中学2年生のころ。そのほぼ直後にハマり、もちろんライブを観るのは初!!まさに16年越しの思いの叶った一夜でした。
では、感想。もちろん思いっきりネタばれ満載なのでこれから行く人はご注意を。セットリストはこちらに載せておきます。
会場に着き、Tシャツやらバッグやらパンプレットやらストラップやらポロシャツやらグッズを買って(残念ながらUcタンブラーとふるえるもん宝は売り切れでした。。)
席に着き、幕のかかったステージの幕のちょうど上の辺りに電光掲示板の文字が流れ(携帯から送信するとでるそうです)、そのそれぞれの思いのこもったメッセージを見てるうちに、開演予定時間を10分ほどすぎたところで、客電が落ち、幕はかかったままライブスタート。
最初の曲は、アルバム『シャンブル』でも1曲目を飾る"ひまわり"。分厚いロックサウンド。そして、幕にシルエットが映るなか演奏は続き、間奏のところでついに幕が開いた!!・・・遠い。でも確かに5人いる。もう感動。座席は直前にネットで譲ってもらったため、天井浅敷シートですごくステージには遠かったのですが、なんとちょうど民生の真正面でした。奥田民生のイェー!っていうシャウトもソロでは何10回(下手すりゃ100回以上)も聴いてるのに、こんなに感動するものなのか!
で、続いて『シャンブル』から"スカイハイ"。この曲は民生のソロに近いテイスト。まだホントにあのUNICORNを観てるんだろうかと半信半疑になりかけたその次の曲で一気にこれは現実だと認識。そうお次は大大大名曲"おかしな二人"。ここでバックと両脇のスクリーンにメンバーが映し出され、明るくなった。そしてソロではまず見ることのできない民生がギターを持たずにマイクだけを持って歌う姿。紛れもなくこれは私が観たくて見たく仕方がなかったあのユニコーンでした。メンバーはそろいのつなぎを着てて、それぞれ民生は「T」、手島いさむは「I」、阿部義晴は「Y」、EBIは「E」、川西さんは「K」って背中にプリントされてました。
若干サビで声が出てないところもあったけど、大満足の"おかしな二人"の後、今日の初MC。客からの「お帰り〜」の言葉に「家でもないんだからお帰りはおかしい」とか言ってた。阿部Bがステージで横になったりして、自由な感じがまたユニコーンって実感がどんどんわいてくる。
ユニコーンといえばメンバーが全員、作詞・作曲・ヴォーカルをすることが特徴に挙げられますが、まず最初はEBI(堀内一史)の"ボルボレロ"からスタート。この曲では、民生がベースを弾き、阿部Bがギターでした。ユニコーン一の色男、EBIがマイク片手にディナーショーのように歩きながら歌ってるさまが曲にピッタリ。その流れで続くは"ペケペケ"。横アリなので音の良さは求めてないのですが、ちょっと音のアタック感が強すぎた気もする。ま、そんなことは気にせずEBIと民生の掛け合いを楽しむ!「あ、好ーきなこと」ってとこで「明日」ってテロップが出たのにはワロタ。
お次は民生がブルースハープを吹いて始まった"素浪人ファーストアウト"。スクリーンに映し出される侍姿の5人が若すぎて歓声が上がる。今日やった昔の曲の中では地味な部類だけどこの曲好きです!
そして待ってましたのギタリストのサム兄さんことテッシーのお時間。『シャンブル』でもある意味ハイライトの"オッサンマーチ"。民生のスライドギターや阿部のキーボードも光るけど、やはり最後のテッシーのライトハンドはよかったねぇ。バックに映る「イサムのオッサーン」ってコーラスのテロップにウケた。
この後、「16年ぶりに帰ってきたらこんなんなっちゃいました」とGDGDなテシマ・ドット・噛む(teshima.com?)なテッシーのMCタイムがあり、EBI、テッシーときたらお次は、川西さん。テクノチックな音が流れ始めライティングもそれっぽく。そしてドラムに民生が座り始まったのは"キミトデカケタ"。今年で50歳を迎える真のオッサンである川西さんがステージを右に左に走り回りながら歌う。さらにその流れで"ロック幸せ"へ。川西さんとテッシーのデュエットが良い味出してた♪スーパーマリオのとこも最高でした。あ、後、一瞬"君たちは天使"流れたときは「アッ」って叫んでしまった。この曲も聴きたかったなぁ。
川西さんタイムが終わり、EBIの"AUTUMN LEAVES"。ステージには8本の火がメラメラと灯る。その明かりの中でEBIがイスに腰掛けながらしっとりと歌い上げる。この曲ではテッシーもキーボード弾いてたね(たぶん)。次は、そんなテッシーの一世一代の名曲(と私は思います)、"デーゲーム"。この曲、超好きですわ。民生の深い歌声を堪能できます。
民生がこのままアコギをもって『シャンブル』から"最後の日"。曲のほんわかな陽気さもさることながら、私の前のほうにいた親子の3,4歳くらいの女の子がノリノリで聴いてる姿がほほえましかった。彼女はきっといい子に育つに違いない。
次は楽しすぎた。"PTA〜光のネットワーク〜"です。冒頭の「先生!先生も僕たちと一緒に踊って」「わかった」っていうやり取りのとこをEBI&川西幸一でやって阿部Bのヴォーカルへ。よく考えると今日のライブで初ヴォーカルじゃないですか。しかも真後ろのカメラ向きながら歌ってるし。。。そしてメロの部分の民生のTMNっぷりには笑った。ヘッドマイクつけてるのになぜかマイクに向かって歌ったてるし。突っ込みどころ満載(笑)。さらに畳み掛けるように、EBI&川西さんがラッパーみたいな格好で登場し、ラップ(?)を披露。さらに客席に向かってグッズを投げまくってた。この曲、タダでさえカッコイイのこの演出にはやられた〜。
で、なんやかんやMC。ちょっと興奮しすぎててどこでどのMCやったかあんまり覚えてないけど、面白かったのといえば、「最近はザイル(EXILE)もこんなダラダラとライブやってる」だの「あんだけ人数いりゃおなか痛くなるやつもいるだろうな」とか。後は民生が「今日は私語が多いな」って話のときに「私語」って言った後にEBIが「20」(4×5=20ってことね)って言ったのも面白かったなぁ。
そしてライブは後半戦へ。再結成最初のシングル"WAO!"。川西さんのドラムが始まるもなかなか演奏を開始しないメンバー。ひたすら変な動き(ロボットダンス?)をしながらふざけまくる。「川西さん疲れちゃうよ」とか1人心配しながら観ててたけど、楽しそうなメンバーの姿には笑った。いよいよ民生がカウベルを叩き曲スタート。再結成と聴いて不安に思った人もこの曲を最初に聴かされて、その不安は一気に吹き飛んだであろう最高の復活シングル。そして、やはりテッシーのライトハンドは最高!ジミヘンのアレもやってくれました。
そんな"WAO!"から4曲連続新作から。EBIの犬声とストレートなビートを刻むベースが聴きものの"BLACKTIGER"、さっきの"AUTAMN LEAVES"のときより高く火柱が上がった阿部Bの"R&R IS NO DEAD"。曲後半の盛り上がってくる箇所での阿部のボーカルに民生のコーラスが被ってくるところが泣けるほどかっこよかった。続けて"サラウンド"をやって、MCタイム。
客席から「テッシー結婚して〜」って声も飛んだ。てかすっかりテッシーはいじられキャラになってるね。民生にもなんかいい話してって振られて、「車の話」をしてくれました。民生が「こんだけ人がいれば8人ぐらいは泣いてる人いると思う」って言ってたけど、たぶん8人もいないだろうなぁ・・・
テッシーをいじり倒してテッシーにも気合が入ったところで、いよいよお待ちかね、テッシーのあのギターリフが鳴り響く。"大迷惑"です!今度は火柱ではなく花火(?)まで。もちろん民生の手にはマイクのみ。歌詞をちょっとまちがえちゃったのもご愛嬌。楽しいぃぃ。"おかしな二人"のときは「おやっ」っと思ったけど、この曲はキーもバッチリ。ここでもライトハンド炸裂。(ってなんかライトハンドってかきすぎですか?(笑))
ここで民生のMC「ユニコーンにはドラムが2人いること知ってましたか?」と。そこで私はすぐに「知ってる。それはあの人しかいない」って思ったら、ユニコーン解散前の最後のツアー「4946ツアー」で脱退した川西さんの穴を埋めた、そうシータカさんこと古田たかしの登場。実は私がユニコーンにハマるきっかけになったのが「4946ツアー」のライブビデオ(DVDではなくVHSですよ!)。民生バンドでも見慣れてただけに、そんなシータカさんがユニコーンの再結成ライブに参加するなんて感慨深いですねぇ。
まさかあるとは思ってなかったサプライズ。2人のドラマーがそろってついに「和解」を果たしたユニコーンで演奏するは"ヒゲとボイン"。この曲のサビの部分のドラムが超好きなので、それを川西さんとシータカさんのダブルドラムで聞けるなんて。
次の"車も電話もないけれど"もやばかった。この曲は以前Verbsに民生が参加してるときに聴いて、それもよかったんだけど、それとはやはりグルーヴがぜんぜん違った。まぁどっちが良いとかじゃないけど。とにかくこの曲の物語性、曲展開、こんな曲作れるのはやはりUNICORN以外にいないでしょう。ここまで叩いて、シータカさん退場(同じくつなぎを着た背中には「C」とかかれてた)そして、次はいよいよ本編最後。
今年に入って一番聴いたかもしれない曲。アルバム『シャンブル』のラストを飾る阿部Bの作詞・作曲で民生がヴォーカルをとる曲"HELLO"。CDよりも若干テンポは速め。それがまたライブ感を出しててかっこいい。いったん静か目になって、後半に畳み掛ける展開、そして何よりその歌詞にグッと来る名曲です。"ひまわり"でスタートし、"HELLO"で締める本編の流れは完璧ですね。
ここでメンバーがいったん下がり、程なくしてアンコールで登場。全員があの"WAO!"のPVでもおなじみのやっさんの格好で登場。このアンコールは阿部Bのワンマンショー。まずは次にやる曲"人生は上々だ"に掛けて客とのコール・アンド・レスポンス。ってか、お題が難しすぎてレスポンスがあんまり返ってなかったけどね(笑)で、さんざんひっぱった後で、民生の「阿部!」って掛け声とともにやっとスタート。当然のように盛り上がりまくり。そして阿部と民生の交互に歌うパートにきてもりあがりも最高潮ってとこでいったん休止。「昔、CSAという会社に所属してて、その社歌を作ったんだけど、会社がなくなってしまいました」的なMCをはさみ「新しいところもアルファベット3文字で、SMA、そうSMアナル・・・」ってかるーく下ネタを挟みつつ。
ということで、もうお分かり、"CSA"の歌詞である住所と電話番号の部分を現在の事務所の住所と電話番号に変えて歌うということに。で、そこからがまたネタのオンパレード。その住所をスクリーンに映しますと言って写した写真がまたぜんぜん違う写真。ここでまたいきなり企画が変わりツアー中にとりためた写真で「上半期No.1」の写真を決めるといって発表されたのが、山梨で取ったという「テッシーが何か食べ物を咥えて富士山から顔を出してる写真」でした。ちなみにテッシー曰く、「全国の丸いものを食べてます」と食いキャラ爆発でした。
そして始まった"CSA改めSMA"。もちろんパンクなんでどんどん早く。気合を入れるために阿部が他のメンバーに「SMA」と叫ばして、さらに「18年前の恨み」と言って、客席にいた音楽評論家の平山雄一を探し出し「SMA」と叫ばせ、そして最後にやはりテッシーをいじりまくって「SMA」と叫ばせてた。もうこのノリがユニコーンですね!!昔映像とかで観たのとそのまんまなのが嬉しい。
"SMA"で一通り盛り上がった後は再び"人生は上々だ"へ。ここでもためにためて再開し、盛り上げてアンコール終了。たった2曲なのにすごい長くやってくれました。でも、これで彼らが終わるはずもありません。いったんステージ袖に下がったものの、しばらくしてアンコール二発目。
まずはテッシーが登場し、メンバーを1人ずつ呼び込む。「リーダーでドラムの川西幸一」、「ギター・ボーカルの奥田民生」、「キーボード・ボーカルの阿部義晴」、「ベース・ボーカルのEBI」、そして「司会の手島いさむでした」と言った後に、民生がテッシーの名前を叫んだ。そして、最後の最後に演奏されたのはもう説明不要"すばらしい日々"。
民生のソロでは何度か聴いたことがある。でもこの5人でなきゃだめなのです。シータカさんには悪いけど、「4946ツアー」の映像でもダメなのです。今年になるまで公でこの5人で演奏することはなかった曲を今目の前で演奏してるってのが俄かに信じがたいくらい。そして、この曲はやはり今日も名曲でした。さっき"HELLO"を今年一番多く聴いたって書いたけど、下手すると人生でこの曲が一番聴いた曲かもしれないです。
そして、そんな名曲を演奏し終わった後、メンバーそれぞれ思い思いに客に挨拶して去っていきました。まさに夢のような3時間でした。
ライブレポとしてはこんなところです。人生最愛のバンドを初めて生で見た興奮のまま書いたので長文&記憶違いもあるかもしれませんが、お許しください。
さ、次は武道館だ!(さいたまスーパーアリーナもなんとか手に入らないかなぁ・・・余ってる人がいらっしゃればご連絡を!)
・横浜アリーナ公演のセットリスト
・ユニコーンツアー2009"蘇える勤労" ツアースケジュール&セットリスト集
・シャンブル 各曲レヴュー
何を隠そう、ユニコーンとは私が最も愛するバンド。解散したのが中学2年生のころ。そのほぼ直後にハマり、もちろんライブを観るのは初!!まさに16年越しの思いの叶った一夜でした。
では、感想。もちろん思いっきりネタばれ満載なのでこれから行く人はご注意を。セットリストはこちらに載せておきます。
会場に着き、Tシャツやらバッグやらパンプレットやらストラップやらポロシャツやらグッズを買って(残念ながらUcタンブラーとふるえるもん宝は売り切れでした。。)
席に着き、幕のかかったステージの幕のちょうど上の辺りに電光掲示板の文字が流れ(携帯から送信するとでるそうです)、そのそれぞれの思いのこもったメッセージを見てるうちに、開演予定時間を10分ほどすぎたところで、客電が落ち、幕はかかったままライブスタート。
最初の曲は、アルバム『シャンブル』でも1曲目を飾る"ひまわり"。分厚いロックサウンド。そして、幕にシルエットが映るなか演奏は続き、間奏のところでついに幕が開いた!!・・・遠い。でも確かに5人いる。もう感動。座席は直前にネットで譲ってもらったため、天井浅敷シートですごくステージには遠かったのですが、なんとちょうど民生の真正面でした。奥田民生のイェー!っていうシャウトもソロでは何10回(下手すりゃ100回以上)も聴いてるのに、こんなに感動するものなのか!
で、続いて『シャンブル』から"スカイハイ"。この曲は民生のソロに近いテイスト。まだホントにあのUNICORNを観てるんだろうかと半信半疑になりかけたその次の曲で一気にこれは現実だと認識。そうお次は大大大名曲"おかしな二人"。ここでバックと両脇のスクリーンにメンバーが映し出され、明るくなった。そしてソロではまず見ることのできない民生がギターを持たずにマイクだけを持って歌う姿。紛れもなくこれは私が観たくて見たく仕方がなかったあのユニコーンでした。メンバーはそろいのつなぎを着てて、それぞれ民生は「T」、手島いさむは「I」、阿部義晴は「Y」、EBIは「E」、川西さんは「K」って背中にプリントされてました。
若干サビで声が出てないところもあったけど、大満足の"おかしな二人"の後、今日の初MC。客からの「お帰り〜」の言葉に「家でもないんだからお帰りはおかしい」とか言ってた。阿部Bがステージで横になったりして、自由な感じがまたユニコーンって実感がどんどんわいてくる。
ユニコーンといえばメンバーが全員、作詞・作曲・ヴォーカルをすることが特徴に挙げられますが、まず最初はEBI(堀内一史)の"ボルボレロ"からスタート。この曲では、民生がベースを弾き、阿部Bがギターでした。ユニコーン一の色男、EBIがマイク片手にディナーショーのように歩きながら歌ってるさまが曲にピッタリ。その流れで続くは"ペケペケ"。横アリなので音の良さは求めてないのですが、ちょっと音のアタック感が強すぎた気もする。ま、そんなことは気にせずEBIと民生の掛け合いを楽しむ!「あ、好ーきなこと」ってとこで「明日」ってテロップが出たのにはワロタ。
お次は民生がブルースハープを吹いて始まった"素浪人ファーストアウト"。スクリーンに映し出される侍姿の5人が若すぎて歓声が上がる。今日やった昔の曲の中では地味な部類だけどこの曲好きです!
そして待ってましたのギタリストのサム兄さんことテッシーのお時間。『シャンブル』でもある意味ハイライトの"オッサンマーチ"。民生のスライドギターや阿部のキーボードも光るけど、やはり最後のテッシーのライトハンドはよかったねぇ。バックに映る「イサムのオッサーン」ってコーラスのテロップにウケた。
この後、「16年ぶりに帰ってきたらこんなんなっちゃいました」とGDGDなテシマ・ドット・噛む(teshima.com?)なテッシーのMCタイムがあり、EBI、テッシーときたらお次は、川西さん。テクノチックな音が流れ始めライティングもそれっぽく。そしてドラムに民生が座り始まったのは"キミトデカケタ"。今年で50歳を迎える真のオッサンである川西さんがステージを右に左に走り回りながら歌う。さらにその流れで"ロック幸せ"へ。川西さんとテッシーのデュエットが良い味出してた♪スーパーマリオのとこも最高でした。あ、後、一瞬"君たちは天使"流れたときは「アッ」って叫んでしまった。この曲も聴きたかったなぁ。
川西さんタイムが終わり、EBIの"AUTUMN LEAVES"。ステージには8本の火がメラメラと灯る。その明かりの中でEBIがイスに腰掛けながらしっとりと歌い上げる。この曲ではテッシーもキーボード弾いてたね(たぶん)。次は、そんなテッシーの一世一代の名曲(と私は思います)、"デーゲーム"。この曲、超好きですわ。民生の深い歌声を堪能できます。
民生がこのままアコギをもって『シャンブル』から"最後の日"。曲のほんわかな陽気さもさることながら、私の前のほうにいた親子の3,4歳くらいの女の子がノリノリで聴いてる姿がほほえましかった。彼女はきっといい子に育つに違いない。
次は楽しすぎた。"PTA〜光のネットワーク〜"です。冒頭の「先生!先生も僕たちと一緒に踊って」「わかった」っていうやり取りのとこをEBI&川西幸一でやって阿部Bのヴォーカルへ。よく考えると今日のライブで初ヴォーカルじゃないですか。しかも真後ろのカメラ向きながら歌ってるし。。。そしてメロの部分の民生のTMNっぷりには笑った。ヘッドマイクつけてるのになぜかマイクに向かって歌ったてるし。突っ込みどころ満載(笑)。さらに畳み掛けるように、EBI&川西さんがラッパーみたいな格好で登場し、ラップ(?)を披露。さらに客席に向かってグッズを投げまくってた。この曲、タダでさえカッコイイのこの演出にはやられた〜。
で、なんやかんやMC。ちょっと興奮しすぎててどこでどのMCやったかあんまり覚えてないけど、面白かったのといえば、「最近はザイル(EXILE)もこんなダラダラとライブやってる」だの「あんだけ人数いりゃおなか痛くなるやつもいるだろうな」とか。後は民生が「今日は私語が多いな」って話のときに「私語」って言った後にEBIが「20」(4×5=20ってことね)って言ったのも面白かったなぁ。
そしてライブは後半戦へ。再結成最初のシングル"WAO!"。川西さんのドラムが始まるもなかなか演奏を開始しないメンバー。ひたすら変な動き(ロボットダンス?)をしながらふざけまくる。「川西さん疲れちゃうよ」とか1人心配しながら観ててたけど、楽しそうなメンバーの姿には笑った。いよいよ民生がカウベルを叩き曲スタート。再結成と聴いて不安に思った人もこの曲を最初に聴かされて、その不安は一気に吹き飛んだであろう最高の復活シングル。そして、やはりテッシーのライトハンドは最高!ジミヘンのアレもやってくれました。
そんな"WAO!"から4曲連続新作から。EBIの犬声とストレートなビートを刻むベースが聴きものの"BLACKTIGER"、さっきの"AUTAMN LEAVES"のときより高く火柱が上がった阿部Bの"R&R IS NO DEAD"。曲後半の盛り上がってくる箇所での阿部のボーカルに民生のコーラスが被ってくるところが泣けるほどかっこよかった。続けて"サラウンド"をやって、MCタイム。
客席から「テッシー結婚して〜」って声も飛んだ。てかすっかりテッシーはいじられキャラになってるね。民生にもなんかいい話してって振られて、「車の話」をしてくれました。民生が「こんだけ人がいれば8人ぐらいは泣いてる人いると思う」って言ってたけど、たぶん8人もいないだろうなぁ・・・
テッシーをいじり倒してテッシーにも気合が入ったところで、いよいよお待ちかね、テッシーのあのギターリフが鳴り響く。"大迷惑"です!今度は火柱ではなく花火(?)まで。もちろん民生の手にはマイクのみ。歌詞をちょっとまちがえちゃったのもご愛嬌。楽しいぃぃ。"おかしな二人"のときは「おやっ」っと思ったけど、この曲はキーもバッチリ。ここでもライトハンド炸裂。(ってなんかライトハンドってかきすぎですか?(笑))
ここで民生のMC「ユニコーンにはドラムが2人いること知ってましたか?」と。そこで私はすぐに「知ってる。それはあの人しかいない」って思ったら、ユニコーン解散前の最後のツアー「4946ツアー」で脱退した川西さんの穴を埋めた、そうシータカさんこと古田たかしの登場。実は私がユニコーンにハマるきっかけになったのが「4946ツアー」のライブビデオ(DVDではなくVHSですよ!)。民生バンドでも見慣れてただけに、そんなシータカさんがユニコーンの再結成ライブに参加するなんて感慨深いですねぇ。
まさかあるとは思ってなかったサプライズ。2人のドラマーがそろってついに「和解」を果たしたユニコーンで演奏するは"ヒゲとボイン"。この曲のサビの部分のドラムが超好きなので、それを川西さんとシータカさんのダブルドラムで聞けるなんて。
次の"車も電話もないけれど"もやばかった。この曲は以前Verbsに民生が参加してるときに聴いて、それもよかったんだけど、それとはやはりグルーヴがぜんぜん違った。まぁどっちが良いとかじゃないけど。とにかくこの曲の物語性、曲展開、こんな曲作れるのはやはりUNICORN以外にいないでしょう。ここまで叩いて、シータカさん退場(同じくつなぎを着た背中には「C」とかかれてた)そして、次はいよいよ本編最後。
今年に入って一番聴いたかもしれない曲。アルバム『シャンブル』のラストを飾る阿部Bの作詞・作曲で民生がヴォーカルをとる曲"HELLO"。CDよりも若干テンポは速め。それがまたライブ感を出しててかっこいい。いったん静か目になって、後半に畳み掛ける展開、そして何よりその歌詞にグッと来る名曲です。"ひまわり"でスタートし、"HELLO"で締める本編の流れは完璧ですね。
ここでメンバーがいったん下がり、程なくしてアンコールで登場。全員があの"WAO!"のPVでもおなじみのやっさんの格好で登場。このアンコールは阿部Bのワンマンショー。まずは次にやる曲"人生は上々だ"に掛けて客とのコール・アンド・レスポンス。ってか、お題が難しすぎてレスポンスがあんまり返ってなかったけどね(笑)で、さんざんひっぱった後で、民生の「阿部!」って掛け声とともにやっとスタート。当然のように盛り上がりまくり。そして阿部と民生の交互に歌うパートにきてもりあがりも最高潮ってとこでいったん休止。「昔、CSAという会社に所属してて、その社歌を作ったんだけど、会社がなくなってしまいました」的なMCをはさみ「新しいところもアルファベット3文字で、SMA、そうSMアナル・・・」ってかるーく下ネタを挟みつつ。
ということで、もうお分かり、"CSA"の歌詞である住所と電話番号の部分を現在の事務所の住所と電話番号に変えて歌うということに。で、そこからがまたネタのオンパレード。その住所をスクリーンに映しますと言って写した写真がまたぜんぜん違う写真。ここでまたいきなり企画が変わりツアー中にとりためた写真で「上半期No.1」の写真を決めるといって発表されたのが、山梨で取ったという「テッシーが何か食べ物を咥えて富士山から顔を出してる写真」でした。ちなみにテッシー曰く、「全国の丸いものを食べてます」と食いキャラ爆発でした。
そして始まった"CSA改めSMA"。もちろんパンクなんでどんどん早く。気合を入れるために阿部が他のメンバーに「SMA」と叫ばして、さらに「18年前の恨み」と言って、客席にいた音楽評論家の平山雄一を探し出し「SMA」と叫ばせ、そして最後にやはりテッシーをいじりまくって「SMA」と叫ばせてた。もうこのノリがユニコーンですね!!昔映像とかで観たのとそのまんまなのが嬉しい。
"SMA"で一通り盛り上がった後は再び"人生は上々だ"へ。ここでもためにためて再開し、盛り上げてアンコール終了。たった2曲なのにすごい長くやってくれました。でも、これで彼らが終わるはずもありません。いったんステージ袖に下がったものの、しばらくしてアンコール二発目。
まずはテッシーが登場し、メンバーを1人ずつ呼び込む。「リーダーでドラムの川西幸一」、「ギター・ボーカルの奥田民生」、「キーボード・ボーカルの阿部義晴」、「ベース・ボーカルのEBI」、そして「司会の手島いさむでした」と言った後に、民生がテッシーの名前を叫んだ。そして、最後の最後に演奏されたのはもう説明不要"すばらしい日々"。
民生のソロでは何度か聴いたことがある。でもこの5人でなきゃだめなのです。シータカさんには悪いけど、「4946ツアー」の映像でもダメなのです。今年になるまで公でこの5人で演奏することはなかった曲を今目の前で演奏してるってのが俄かに信じがたいくらい。そして、この曲はやはり今日も名曲でした。さっき"HELLO"を今年一番多く聴いたって書いたけど、下手すると人生でこの曲が一番聴いた曲かもしれないです。
そして、そんな名曲を演奏し終わった後、メンバーそれぞれ思い思いに客に挨拶して去っていきました。まさに夢のような3時間でした。
ライブレポとしてはこんなところです。人生最愛のバンドを初めて生で見た興奮のまま書いたので長文&記憶違いもあるかもしれませんが、お許しください。
さ、次は武道館だ!(さいたまスーパーアリーナもなんとか手に入らないかなぁ・・・余ってる人がいらっしゃればご連絡を!)
・横浜アリーナ公演のセットリスト
・ユニコーンツアー2009"蘇える勤労" ツアースケジュール&セットリスト集
・シャンブル 各曲レヴュー
コメントありがとうございます。
管理人のKです。
Zeppいかれたんですね。
セットリストも他のホールとは違ってたようでうらやましいです。
今回のツアーではお決まりのネタもイッパイあるみたいですね。
武道館も楽しみ♪