1. K's今日の1曲
  2. Folk/Country
  3. ボブ・ディラン自伝 Bob Dylan:Chronicles, Vol. 1

 「フォークの神様」ことBob Dylanボブ・ディラン)が謎に包まれたその半生を自ら綴った自伝の第1版。昨年全米で発売され50万部を超えるベスト・セラーになった作品です。
 
 自伝と言っても時系列にそって語られるのではなく、時代が行き来して読んでいると不思議な感覚に襲われますが、どんどん続きが読みたくなる作品で一気に読み進められます。

 毎年ノーベル文学賞の候補に挙がるBob Dylanだけあって文章がすごく詩的。ただの情景描写でここまで表現できるのかって感じ。後はボブの記憶力のすごさに感動。すごく昔の話なのに詳細に書いてあります。

 興味深かったのは60年代前半のデビュー前の部分。あのカリスマ性をもった天才ボブ・ディランが当時の他のアーティストからどのように影響を受け、それをどのように自分のものとしていったかが語られています。これを読むと天才にも修行期間があり、誰にでも修行をすればその道を究めることができるんじゃないかって気持ちにさせられます。

 その他にもカリスマ/世代の代弁者に祭り上げらて行く中、それを回避するためにとったあらゆる行動が書かれています。これを読むと数々の問題作が作られた背景がわかってとても面白い。あのボブ・ディランも普通の人間なんだとわかる一方、ほんとに強い人だなって思う。同じくカリスマに祭り上げられてその重圧に耐え切れず自殺してしまったニルヴァーナのカート・コヴァーンとの違いはそこじゃないかなと。時代が違うので一概には言えないけど。

 ま、何はともあれ読んでいるとボブ・ディランを、そしてフォーク、ブルースをさらに聴きたくなります。
 第2版、3版も楽しみ。

【サイト内関連記事】
MASTERS OF WAR / BOB DYLAN (THE FREEWHEELIN' 収録)
Like A Rolling Stone / Bob Dylan (No Direction Home - The Soundtrack 収録)
I'm Not There / Bob Dylan with The Band (I'M NOT THERE ORIGINAL SOUNDTRACK 収録)
HURRICANE / BOB DYLAN (DESIRE 収録)
SARA / BOB DYLAN (DESIRE 収録)

カテゴリ : Folk/Country ・ comments(0) K 
2005年10月21日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Folk/Country
  3. MASTERS OF WAR / BOB DYLAN (THE FREEWHEELIN' 収録)

 You fasten all the triggers For the others to fire Then you set back and watch♪

 フォークの神様Bob Dylanボブ・ディラン)の2nd『THE FREEWHEELIN'』収録。あの超名曲「Blowin' in the Wind」(風に吹かれて)が収録されてる彼の代表作です。もちろんこの曲も名曲とされていて、タイトル"MASTERS OF WAR"「戦争の親玉」(←これ最高の邦題だと思う)通り、当時ベトナム戦争中だったアメリカに対しての反戦歌になってます。テーマはもちろん戦争を始める人と実際に戦場に行く人が違うということ。実際に戦争には行かず、うらで指示を出すだけ。そして軍需産業などで儲かるのはそいつだけということ。現在で言うとブッシュみたいなやつのことですかね。

・Bob Dylan- Masters of War


 ほんとこの歌詞の内容とかは現代でも通じる普遍性をもっていてすばらしいと思うんだけど、なんといってもこの曲のサウンドが好き。ボブ・ディラン一人のアコギのみの演奏なんだけど、それがまたすばらしい。この後、アコギをエレキに持ち替えロックに転向したときにフォークの裏切り者とされたボブだけど、どう考えてもこの頃から彼はロックその物ですよ。うん、かっこいい。

・BOB DYLAN with CESAR DIAZ Masters Of War February 20, 1991


カテゴリ : Folk/Country ・ comments(0) K 
2005年10月21日(金)

Related Posts with Thumbnails