1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2009)
  3. DON CABALLERO@渋谷CLUB QUATTRO(Guest:54−71)

 Battlesバトルズ)の大ブレイクによって俄然注目を集めるポスト・ロック〜マス・ロック・ムーヴメント。そんなシーンの真のパイオニアであり、バトルズのIan Williamsも在籍した伝説のバンドがDON CABALLEROドン・キャバレロ)。(SmashのHPより)

 そんなドンキャバがドラマーのDamon Cheによって再結成後の2006年以来2度目となる来日ツアーの初日Shibuya CLUB QUATTRO公演に行ってまいりました。ゲストに日本の54−71というなんとも濃ゆ〜いライブ。

 クアトロにほぼ定刻どおり到着したら、やや遅れで54-71登場。数年前から観たかったバンドだけどタイミングが合わなかったので見るのは初。メンバー曰く「スカ・コア(スカスカなハードコア)」。ドンキャバとはスティーヴ・アルビニ繋がりでしょうか?

 メンバー登場。期待通り、Vo.のビンゴ(佐藤慎吾)怪しすぎ。。てか坊主じゃなくなってるし(古いイメージしかなくてすみません)。坊主もかなり怪しかったけど、今のほうが怪しいかも。。見た目の怪しさ以上に音の怪しさにやられた。鼻水垂らそうが、それを舐めようが、変な動きや表情をしようが、それ以上に音がヤバスギ。ドラムもギターもベースもラップもカッコヨカッタ。

 約30分54-71の後、15分ほどセットチェンジがあり、DON CABALLERO登場。メンバーは3人。いずれもいかにもアメリカンな感じの大男。デーモンはなぜかクマとネズミかなんかのぬいぐるみ持参で、それをバスドラの前に置いてからライブ開始。

 ギター2本にドラムという編成。ステージに向かって左側のギタリストはギターというより基本的にベース的な役割で、向かって右側のギターが主旋律を奏でる感じ。トリオなんだけど、ギターの音をその場でサンプリングしてそれをループさせたりと、音はなかなか厚みがある。マスロック(Math=Mathematics:数学ロック)というだけあって、すごく計算され構築的な感じ。でも難解さはなく、勝手に体が動いてしまう、ある意味ダンスミュージック的なところがプログレとかとは違うかな。

 そして、やはりデーモンのドラムは良かった。1曲終わるごとにMCをやるんだけど、そのたびにかなり「ハァハァ」と息が上がってたけど・・・。後、股の間にタムが入ってるドラムの構成ってなんか見た目に叩きにくそうだったけど、それを効果的に使ってなかなか面白かったです。アンコールでは、ギターの人がドラムをたたき、デーモンがギターを弾いてました。

 とてもかっこいいライブでした。解散前のほうが良かったという話も聞くので、これよりイイって、全盛期はどんなにすごかったんでしょうか。

 明日は大阪、心斎橋 CLUB QUATTROにてPARAを迎えて2日目。お暇な方はぜひ見て損はなしです。

【サイト内関連記事】
Atlas / Battles (Mirrored 収録)

カテゴリ : LIVE (2009) ・ comments(0) K 
2009年01月20日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2000年代)
  3. LOVE MATHEMATICS / Base Ball Bear (WHAT IS THE LOVE&POP 収録)

 =君が めくりめくるよ 今日も君が 四六時中♪

 前シングル『changes』がバンド史上初のオリコンTOP10ヒットとなったBase Ball Bearベース・ボール・ベアー、通称ベボベorBBB)の2009年最初のシングル"LOVE MATHEMATICS"。ちなみに今作は初回生産限定盤となっています。

・Base Ball Bear - LOVE MATHEMATICS


 ちょっと大仰なギターのイントロから始まるスピード感のある楽曲。やはりなんと言っても歌詞が面白い。「君と僕の物語の始まりをつげた赤外線」とか。「1.2.3.4.5.、+1+2」って部分の関根嬢(髪切って可愛くなったと思う)のコーラスも耳に残ってイイ!「数学似だが 恋ってやつは 公式にはない 恋がしたいのさ この例えどうだ?」ってなかなかいい例えだと思います。

 Vo.の小出祐介がブログにて語るには、元々2008年中にリリースする予定だったアルバムが諸事情で制作が延びたので、既にできている曲の中からアルバムに向かうモードを提示できるようなシングルを出そうという話になったそうです。さらに、なぜこの曲を選んだかというと、アルバム『十七歳』以降優しい流れが続いていたので、「こういう(激しい?)曲が聴きたかったでしょ?」とのこと。

 カップリングには、昨年8月に配信限定でリリースされた"SCHOOL GIRL FANTASY"と、Base Ball Bearからの、すべての新しい門出を迎えるみなさんに改めての卒業祝いとして"若者のゆくえ 弦楽グラデュエーションver."の2曲を収録。小出曰く、「正直全曲A面といえるシングル」だそうです。

 インディーズ時代のベボベ楽曲を網羅した(ミニ アルバム『夕方ジェネレーション』より7曲、シングル『YUME is VISION』より4曲、アルバム『HIGH COLOR TIMES』より12曲に、今では入手困難なインディーズ時代のレア音源3曲を追加)2枚組CD『完全版「バンドBについて」』も同時リリースしヒット中の彼ら。32箇所32公演に及ぶバンド史上最長ツアー「LIVE MATHEMATICS TOUR 09」も3/5にスタート。ゲストも続々発表されるようです。

 ちなみに、『LOVE MATHEMATICS』と『完全版「バンドBについて」』の2枚を購入すると「ツアー全公演に行けるプラチナフリーパス」を含む"お年玉企画"プレゼントがあるそうです。ま、フリーパス当たっても、全公演行ったら、すごいお金がかかりそう・・・

【サイト内関連記事】
FACTORY LIVE 0526@お台場フジテレビ(サンボマスター、Base Ball Bear、monobright) 感想&セットリスト
VINTAGE LEAGUE 023@川崎CLUB CITTA' (GO!GO!7188、THE BAWDIES、Scars Borough、Base Ball Bear) 感想&セットリスト
ROCKS TOKYO 2011@若洲公園 初日 Part1 (世界の終わり、POLYSICS、ねごと、THE BAWDIES、オワリカラ、Base Ball Bear 他)

カテゴリ : 邦楽 (2000年代) ・ comments(0) K 
2009年01月19日(月)