1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. Stars / The Yellow Monkey (Stars 収録)

 The Yellow Monkeyザ・イエロー・モンキーイエモン)、2017年10月27日リリースのシングル"Stars"。3ヶ月連続リリースの第2弾(第1弾は9月13日リリースの"ZIGGY STARDUST")。

・Stars / THE YELLOW MONKEY


 基本はシンプルなロックンロールなんだけど、ストリングスとかも入って豪華な感じになっていますね。2017年の12月9日、10日に行われる東京ドーム公演や、12月28日に福岡 ヤフオク!ドームで行われる公演に向けて、“ドーム映えする楽曲”として制作されたとか。1曲目に演奏して「ようこそ、この場所へ」って歌詞の部分で歓声が上がるのが目に浮かびますね(まぁ、私はライブ行けませんが・・・

 その他、歌詞に出てくる「Dear My Rock Star」ってのは「稲妻」(アラジン・セインの稲妻メイク)とか「星屑」(ジギー・スターダスト)という歌詞も出てくるところからしてDavid Bowieのことでしょうか。星マークがボウイの遺作『Blackstar)』を彷彿させますね。歌詞の最後の方はなんて言ってるのか良く聞き取れなかったけど、「星いっぱいだ」とか「回せヴァイナル」とか言ってるのかな。Vinylってことは今後アルバムに収録されてアナログ盤とか出るのかな。

 レーベル部に星型が印刷されたレコード盤が頭になったダンサーたちが登場する一風変わったミュージックビデオは、デビュー25周年新録ベストアルバムのミュージックビデオ「TYM’s hacking movie」でもタッグを組んだ映像ディレクター・中村剛が手がけています。気になる不思議なダンスは振付師ユニット・振付稼業air:manが振り付けをしたものだそうです。

 いやぁそれにしてもシングル第3弾(次もボウイネタでくるのか?)も楽しみだけど、再結成後のアルバムが待ち遠しい。そしてツアーをお願いします!

■THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017
2017年12月9日(土)、10日(日)東京・東京ドーム
■THE YELLOW MONKEY SUPER メカラ ウロコ・28 -九州SPECIAL-
2017年12月28日(木) 福岡・福岡 ヤフオク!ドーム


The Yellow Monkey -『Stars』収録曲リスト
1. Stars
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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カテゴリ : 邦楽 (2010年代) ・ comments(2) K 
2017年10月28日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2017)
  3. Sparks@東京キネマ倶楽部 感想&セットリスト

結成50年目を迎えた超ベテランバンド、Sparksスパークス)の9年ぶりのオリジナルアルバム『Hippopotamus』を提げた来日公演に行って来ました。

Sparksの東京キネマ倶楽部公演に行ってきました

キーボードのRon MaelとヴォーカルのRussell Maelのメイル兄弟以外の来日メンバーはこんな感じ。

<来日バックバンドメンバー>
Ba.: Zach Dawes (Mini Mansions / The Last Shadow Puppets)
Key.: Tyler Parkford (Mini Mansions)
Gt.: Evan Weiss (Into It. Over It.)
Gt.: Taylor Locke
Dr.: Steven Nistor

ライブ会場は鶯谷にある東京キネマ倶楽部。
元キャバレーという会場だけあって、なんてスパークスにぴったりなんでしょう。

中に入り荷物をクロークへ(ロッカーもあったけどどちらも500円だったのでいっぱい入る方を選んだ)

客層はスーツ姿の人も多く、比較的高めだけど、若い人もチラホラ。
そして、外国人率高し。

ほぼ時間通りに開演。
まずはバックバンドの面々が登場するとみんなお揃いのボーダーのトレーナーを着てた。

それに続いてラッセルとロンが登場。
ラッセルは他のメンバーとボーダーの白と黒(紺かも)が反転したトレーナーを、そして、ロンはトレーナーではなく同じく白黒のボーダー柄のジャケットにボーダーのネクタイをしてた。
アラ古希とは思えない可愛さ。

定位置に着き、始まった1曲目は新作から"What the Hell Is It This Time?"。
軽快なキーボードのリフがかっこいい。

2曲目からは"Propaganda"〜"At Home, At Work, At Play"と昔の曲も始まる。
セトリはそんな感じで新作の曲と過去の代表曲が半々くらいの配分だったかな。

次の"Good Morning"辺りから徐々に熱も上がっていき、ラッセルがステージを右に左に飛び跳ねながら歌う。
良く見るとハーフパンツ履いてた。
若々しすぎる!

曲間のMCは基本的に「Thank you」とか日本語で「アリガトウ」とか簡潔なものが多かったけど、それがまた誠実な感じが伝わってきていちいちカッコイイ。

後は、「何か伝えたいことがあったけど・・・でも、忘れちゃった」ってMCの流れから"Probably Nothing"(多分何もない)が始まるってのは面白かったな。

終盤、"I Wish You Were Fun"のコーラスの合唱や、"My Baby's Taking Me Home"のリフレイン辺りから会場は一体感に包まれ、盛り上がりを増していく。

そして"The No1 Song in Heaven"。
それまで一糸乱れぬ落ち着きで演奏を続けていたロンがおもむろに立ち上がりステージ中央へ。
ジャケットを脱いで一息おいたところで恒例のダンスタイムが始まった!

マジ最高。
曲もどんどん盛り上がり、ラッセルのアクションに合わせて会場のみんなが人差し指を天井に突き上げて大騒ぎ。

Sparksの東京キネマ倶楽部公演に行ってきました

さらに畳みかけるように代表曲中の代表曲、"This Town Ain't Big Enough for Both of Us"が投下されクライマックス。

最高潮に達した後は新作の最後を飾る"Life with the Macbeths"をしっとりと演奏して本編終了。

メンバーが全員前に出てきて肩を組んで丁寧に挨拶。
ラッセルが一人一人メンバー紹介をした後、最後にロンを紹介。
メンバー全員がロンを崇めるようなリアクションしてて面白かった。

あまりにも念入りに感謝述べてたりしてたのでアンコールないかとちょっと心配になったけど、やってくれました。
再登場して1曲目はFranz Ferdinandと組んだバンド、FFSの"Johnny Delusional"。

そして、最後は"Amateur Hour"を若手バンドバリのテンションでやって大団円。

メンバーのテンションも高く、それに呼応するようにラッセルも若々しく、現役感バリバリのライブでした。
そして、ラッセル以上に時が止まったように何年も変わらないロンはやっぱりすごい。
(終演後に他のメンバーがはけた後のステージに残った2人の仲良さげなところも最高でした)

長生きしてずっと活動して欲しいなぁ。

以下、セットリスト。

2017.10.24 Sparks@東京キネマ倶楽部 Setlist
Sparksの東京キネマ倶楽部公演セットリスト
01. What the Hell Is It This Time?
02. Propaganda
03. At Home, At Work, At Play
04. Good Morning
05. When Do I Get to Sing "My Way"
06. Probably Nothing
07. Missionary Position
08. Hippopotamus
09. Sherlock Holmes
10. Scandinavian Design
11. Dick Around
12. Edith Piaf (Said It Better Than Me)
13. Never Turn Your Back on Mother Earth
14. I Wish You Were Fun
15. My Baby's Taking Me Home
16. The Number One Song in Heaven
17. This Town Ain't Big Enough for Both of Us
18. Life with the Macbeths
---encore---
19. Johnny Delusional (FFS cover)
20. Amateur Hour

■Hostess Club Presents... Sparks 2017
日程:2017年10月24日(火)、25日(水)
会場:東京キネマ倶楽部
Open 18:00 / Start 19:00
25日はゲストでKIMONOS出演

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2017年10月24日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. American Rock
  3. Edith Piaf (Said It Better Than Me) / Sparks (Hippopotamus 収録)

 ロンとラッセルのメイル兄弟によるベテランバンド、Sparksスパークス)の2017年9月リリースの実に23作目となるアルバム『Hippopotamus』(全英7位)収録曲"Edith Piaf (Said It Better Than Me)"。

・Sparks - Edith Piaf (Said It Better Than Me) Official Video


 奇抜さは控えめに哀愁あるサウンドにメロディが素晴らしい曲ですね。ミュージックビデオもストーリー性があって面白いです。

 ちなみに歌詞に登場する"Je ne regrette rien"とはエディット・ピアフが歌ってヒットした曲で、"水に流して"という邦題で知られていて、「私は決して後悔しない」という意味だそうです。

・Edith Piaf - Non, Je ne regrette rien


 オリジナルとしては9年ぶりのこのアルバムは1974年作『』以来となる全英TOP10入り。その評価に違わぬ佳曲が多いですね。そんな久々の新作を引っ提げての来日公演もあります。東京はキネマ倶楽部での2days。私も参戦予定。2008年のフジロックで彼らのライブを見て余りのすばらしさに感動したのを思い出します。楽しみすぎる!

■Sparks 来日公演 2017
日程:2017年10月24日(火)、25日(水)
会場:東京・キネマ倶楽部
Open 18:00 / Start 19:00
25日はゲストでKIMONOS出演

<来日バックバンドメンバー>
Ba. Zach Dawes (Mini Mansions / The Last Shadow Puppets)
Key. Tyler Parkford (Mini Mansions)
Gt. Evan Weiss (Into It. Over It.)
Gt. Taylor Locke
Dr. Steven Nistor


Sparks -『Hippopotamus』収録曲リスト
1. "Probably Nothing"
2. "Missionary Position"
3. "Edith Piaf (Said It Better Than Me)"
4. "Scandinavian Design"
5. "Giddy Giddy"
6. "What the Hell Is It This Time?"
7. "Unaware"
8. "Hippopotamus"
9. "Bummer"
10. "I Wish You Were Fun"
11. "So Tell Me Mrs. Lincoln Aside from That How Was the Play?"
12. "When You're a French Director" (featuring Leos Carax)
13. "The Amazing Mr. Repeat"
14. "A Little Bit Like Fun"
15. "Life with the Macbeths" (featuring Rebecca Sjöwall)
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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Sparks@東京キネマ倶楽部 感想&セットリスト

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2017年10月23日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. 感情のピクセル / 岡崎体育 (XXL 収録)

 岡崎体育、2017年6月リリースのメジャー2ndアルバム『XXL』(オリコン2位)のリード曲"感情のピクセル"。

・岡崎体育 『感情のピクセル』Music Video


 アルバムより先に公開されたミュージックビデオを見ながら、イントロで「え、何?岡崎体育、いきなりゴリゴリのロックサウンドできた?バンドだし、ギター持ってるし」と思い、Aメロまで聴いて「今回はストレートにかっこいい曲作ろうってコンセプト?」と思いながら聴き進めていってサビに差し掛かったところでの裏切られた感(笑)。そして、最後まで聴いて(ビデオ見て)一言「やっぱ岡崎体育最高!」とつぶやくそんな1曲。

どうぶつさんたちだいしゅうごうだ わいわい
おいでよブタさん ウサギさん キツネさんにゾウさん
みんなでたのしく うんぱっぱのぶんぶん
おなかぽんぽんぽんのやっほー

 反則でしょう、このサビ。一見というか普通にふざけてると思われるこの歌詞の殺人的なまでのキャッチーさ。天才。

 ワンオクに代表される(と言われている)邦ラウドロックを揶揄してるとかなんとかで軽く炎上したこの曲。本人も否定しているし(参考までに彼のtwitterを埋め込んでおきます。ホント真面目な人だ)、そんな意図はないんだろうと私も思うんだけど、それでも彼を批判する人はあまりの再現能力の高さに嫉妬しているのか、自分の好きなバンドがこの曲を超えるキャッチーなサビを生み出せてないのを嘆いているのか、もしくは「ワニさん」本人か(笑)ってとこでしょうか。というか、いわゆるそっち系に分類されるバンド側から反論するようなリアクションを見たことないし、そもそもこの曲のアレンジにはPay money To my PainPABLOが手がけています。本気度が伝わってきますね。




 とにかく曲も歌詞も、そして、前作収録の"MUSIC VIDEO"でタッグを組んだ映像作家の寿司くんヤバイTシャツ屋さんのボーカル、こやまたくや。岡崎体育は彼の中学の先輩)が手がけたミュージックビデオが秀逸すぎる。歌詞を噛み締めながら観てると冗談じゃなく最後ちょっと泣けてくる(ワニさんよりチーターさんの方が悲しい説有り)。前述のラウド系にありそうな「感情のピクセル」ってタイトルを付けてかつ、様々な思いが込み上げてくる曲に仕上げたことに脱帽です。

 さてさて、リリースされてから結構経ってから今更ながら絶賛してますが、世間的に岡崎体育はどの程度認知されているんでしょうか。私は普段テレビをほとんど見ないんで知らなかったんだけど、1stリリース後には、『ミュージックステーション』出演、フジテレビ系テレビアニメ『舟を編む』のオープニング主題歌に"潮風"提供、テレビ東京系テレビアニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』のエンディングに"ポーズ"を提供した以外に、先述の"MUSIC VIDEO"のMVは第20回文化庁メディア芸術祭で「エンターテインメント部門 新人賞」も受賞したし、『JINRO』のテレビCM出演、『明石家さんまの転職DE天職』出演など音楽ファン以外にも目の届くレベルで露出してたみたいですね。今作もオリコン2位だし、完全にブレイクですよ。

 というわけで名前はかなり売れたと思うので、まだ音をちゃんと聴いたことない人や、数曲聴いて合わないと思った人でも本作を騙されたと思って3回くらい連続して聴いてみることをおすすめします。きっとじわりじわりと効いてくるから。ユーモア溢れるアイディアと音楽的教養の高さが合わさった前半にハマるのも良し、"Snack"や"鴨川等間隔"というインディーズ時代からのレパートリーとその前後を挟む"観察日記"と最後の""というセンチメンタルな後半にハマるのも良しです。


岡崎体育 -『XXL』収録曲リスト
1. XXL
2. 感情のピクセル
3. Natural Lips
4. Horoscope
5. まわせPDCAサイクル
6. 電車で聴くと映画の主人公になれる曲 (Interlude)
7. Open
8. 観察日記
9. Snack
10. 鴨川等間隔
11. 式

・初回限定盤DVD
感情のピクセル(Music Video)
Natural Lips(Music Video)
式(Music Video)
岡崎体育といっしょ!バーチャル食事デート体験(その1)
岡崎体育といっしょ!バーチャル食事デート体験(その2)
JINRO presents 岡崎体育ワンマンツアー「シマウマの中でも比較的凶暴なほう」幕間映像
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年10月21日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2017)
  3. HEDWIG AND THE ANGRY INCH ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ SPECIAL SHOW@東急シアターオーブ

渋谷はヒカリエにある東急シアターオーブにてHEDWIG AND THE ANGRY INCHヘドウィグ・アンド・アングリーインチ)のSPECIAL SHOWを見てきました。

ジョン・キャメロン・ミッチェルも登場したHedwig and the Angry InchのSpecial Showに行ってきました。

まずは、HEDWIG AND THE ANGRY INCHの簡単な説明。
1997年、オフブロードウェイで初演。
2001年に映画化。
2014年にブロードウェイで再演。

・ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(予告編)


日本でも何度か公演が行われていますが、今回の目玉は何と言っても、脚本と主演をつとめたJohn Cameron Mitchellジョン・キャメロン・ミッチェル)が出演するということでヘドウィグ大好きな妻と行ってきました。

会場に着くとヘドウィグの衣装に身を包み髪型も完璧に再現したファンもチラホラいて、熱気が伝わってくる。
中に入ると、舞台上にはスクリーンがかけられていてベルリンの壁と思しき映像が映し出されていた。

後方から客席の通路を通ってイツァーク役の中村中が登場し、その後、ステージ上にジョン・キャメロン・ミッチェル演じるヘドウィグがはジギースターダストよろしくド派手な衣装でマントを広げてショーが始まった。

ステージ上の生バンドの演奏にヘドウィグの歌が始まって早速客席は総立ち。
一気にロックライブ的な盛り上がりに。

曲が終わり、セリフっぽく「話が長いからみんなお座り」と客を座らせてストーリーが始まる。
ヘドウィグが英語でしゃべるのをイツァークが日本語に訳しつつ、基本的にはイツァークが話を続けていく形式。

ここは評価が分かれるところかもしれないけど、イツァークの一人芝居の合間にヘドウィグのライブがあるという感じ。
ところどころ日本風にセリフもアレンジされてた。

個人的には「中村中すげぇ」って思うシーンばかりでした。

当然本公演の目玉であるジョン・キャメロン・ミッチェルも原作から20年経ったとは思えないようなルックスに驚き、そして、本人による歌唱が聴けるってのはたまらないものでした。

映画の熱烈なファンにはちょっと物足りないと思う部分もあったみたいだけど、それも含めてもう一度映画を観てみたくなりました。



ショーの後、アンコールで"Origin of Love"の続編ともいえる新曲"The End Of Love"という曲を披露するというサプライズもありました。

■HEDWIG AND THE ANGRY INCH ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ SPECIAL SHOW
・10月13日(金)14(土)15日(日)
東京・東急シアターオーブ
・10月17日(火)
大阪・NHK大阪ホール

・スタッフ
作:ジョン・キャメロン・ミッチェル
作詞・作曲:スティーヴン・トラスク
演出:ヨリコ ジュン
音楽監督:岩崎太整
・出演
ジョン・キャメロン・ミッチェル(ヘドウィグ)
中村 中(イツァーク)
・ストーリー
少年ハンセルは、自由の国アメリカに渡りロックスターになるのが夢だった。

 彼は幼少時に母親からプラトンの魅惑的な「愛の起源」の物語を聞かされる。以来、彼は自分の“カタワレ”を見つけようと心に決める。ある日、彼は偶然一人の男と出逢う。その男に見初められ、彼との結婚の道を選んだハンセルに待ち構えていたのは、アメリカへ渡るための“性転換手術”だった。しかし、手術を受けたハンセルの股間には手術ミスで「怒りの1インチ(アングリーインチ)」が残ってしまう。

その後、ヘドウィグを名乗り渡米を果すも離婚、ベビーシッターなどをして日々の糧を得つつロックバンドを組むも、なかなか成功への道が見えず生活に追われていた毎日だった。やがて17歳の少年トミーに出逢い、愛情を注ぐようになるヘドウィグだったが、トミーはヘドウィグの曲を盗んでビルボードNo.1のロックスターに上り詰める。最愛の人に裏切られたヘドウィグは自らのバンド「アングリーインチ」を率いて、ストーカーのようにトミーの全米コンサート会場を追い、スタジアム脇の冴えない会場で巡業する。果たして、自分の魂である歌を取り戻し、捜し求めていた“カタワレ(=愛)”を見つけることができるのか…?


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カテゴリ : LIVE (2017) ・ comments(0) K 
2017年10月15日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. フェス・イベント情報2017
  3. 『LOUD PARK 17』出演者一覧まとめ

2017年10月14日(土)、15日(日)に埼玉県はさいたまスーパーアリーナで開催されるメタルフェス『LOUD PARK 17』(ラウドパーク17)の出演アーティストが全て出揃いました。

以下、全出演者を日程別・ステージ別に一覧にまとめます。

■LOUD PARK 17 出演者一覧
●10月14日(土)
・BIG ROCK STAGE
SLAYER
ALICE COOPER
OPETH
BRUJERIA
L.A. GUNS
SKINDRED

・ULTIMATE STAGE
EMPEROR
OVERKILL
WINGER
ANTHEM
BEYOND THE BLACK
opening act:ALDIOUS

●10月15日(日)
・BIG ROCK STAGE
MICHAEL SCHENKER FEST
SABATON
CRADLE OF FILTH
DEVIN TOWNSEND PROJECT
APOCALYPTICA
SECRET ACT

・ULTIMATE STAGE
GENE SIMMONS BAND
MESHUGGAH
BLACK STAR RIDERS
LOUDNESS
OUTRAGE
opening act:CRY VENOM

以下、公演概要

■LOUD PARK 17
日時:2017年10月14日(土)、15日(日)
会場:埼玉県・さいたまスーパーアリーナ
オフィシャルサイト:http://www.loudpark.com/17/

・その他、2017年のフェス/イベント情報はこちら。

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2017年10月14日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Australian / New Zealand
  3. Green Light / Lorde (Melodrama 収録)

 2013年、ニュージーランドからデビューシングル"Royals"を全米&全英1位に送り込み彗星の如く現れたLordeロード)。そんな彼女が、4年ぶりとなる2ndアルバム『Melodrama』を2017年6月にリリース(US1位・UK5位・NZ1位)。"Green Light"はアルバムからの先行シングル。

・Lorde - Green Light


 前作『Pure Heroine』からのタッグであるJoel Little、Fun.やBleachersで活動するJack Antonoffとの共作。シングルチャートで全米19位、全英20位、もちろんニュージーランドで1位を獲得を獲得しています。

 最初にこの曲を聴いたときは驚いた。ロードというと感情的ではあるけれどもサウンドや歌い方はどこか冷めたようなところがって、ある意味その年齢とは裏腹な達観した雰囲気が個人的には好きだったんだけど、この曲ではそれが薄れてなんだかパッとしないなって思った。でも、これが聞いているうちになんだか良くなってきて、決定打になったのは今年のフジロック。メインステージであるGreen Stageに登場した彼女が最後に歌ったのがこの曲。序盤からデビュー時の来日公演よりも安定感と王道感を増したライブをみせてたんですが、締めのこの曲の圧倒的なパワーがすごかった。"Royals"で歌われるセレブな世界も実際に体験したであろうロード。そして、自らの失恋から生まれたこの曲に"Green Light"(緑の光。いわゆる「青信号」)ってつけたところに思いの強さがあって、それがサウンドにも現れているような気がします。

 10代から20代へ。まだ20歳。これからまたどんどん音楽性も変わっていくと思うし楽しみ。


Lorde -『Melodrama』収録曲リスト
1. "Green Light"
2. "Sober"
3. "Homemade Dynamite"
4. "The Louvre"
5. "Liability"
6. "Hard Feelings/Loveless"
7. "Sober II (Melodrama)"
8. "Writer in the Dark"
9. "Supercut"
10. "Liability (Reprise)"
11. "Perfect Places"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年10月13日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. Blue Train Lines feat. King Krule / Mount Kimbie (Love What Survives 収録)

 Mount Kimbieマウント・キンビー)の3rdアルバム『Love What Survives』からKing Kruleキング・クルエル)をフィーチャーした曲"Blue Train Lines"を紹介。

・Mount Kimbie - Blue Train Lines (Official Video) ft. King Krule


 前回の"Delta"に続き今作からもう1曲選ぶのにあたってボーカルをフィーチャーした曲にしようと思ったところ、ベタにJames Blake参加曲にしようか、アカデミー賞にもノミネートされた女性アーティスト、Micachu参加曲も話題性があってよかったんだけど、ここはあえてマウント・キンビーの作品でもおなじみのKing Kruleを迎えた曲を選択。何故なら彼のエモーショナルなボーカルも相まって今作に流れるロックっぽさを最も表したようなナンバーだったから。歯切れの良いエンディングなんか「これはパンクか?」って思うくらいです。

 と、割とロック、ポストパンク、ニューウェーヴ的な音になっていますが、先述のジェイムス・ブレイクやミカチュ参加曲などはこれまでのマウント・キンビーぽさもあるので、そちらも聞いてみてください。

・Mount Kimbie - We Go Home Together ft. James Blake


・Mount Kimbie - Marilyn ft. Micachu



Mount Kimbie -『Love What Survives』収録曲リスト
1. "Four Years and One Day"
2. "Blue Train Lines" (featuring King Krule)
3. "Audition"
4. "Marilyn" (featuring Micachu)
5. "SP12 Beat"
6. "You Look Certain (I’m Not So Sure)" (featuring Andrea Balency)
7. "Poison"
8. "We Go Home Together" (featuring James Blake)
9. "Delta"
10. "T.A.M.E.D"
11. "How We Got By" (featuring James Blake)
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Delta / Mount Kimbie (Love What Survives 収録)

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2017年10月11日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. Delta / Mount Kimbie (Love What Survives 収録)

 ドミニク・メイカーとカイ・カンポスによるエレクトロニックユニット、Mount Kimbieマウント・キンビー)が3rdアルバム『Love What Survives』(全英98位)を2017年9月にリリース。"Delta"はアルバム収録曲。

・Mount Kimbie - Delta


 James Blakeを始め、Micachu、King Kruleなどボーカルを迎えたナンバーも多いけど、ここはインストの"Delta"を紹介。ポスト・ダブステップといった枠を超えてよりバンド的な音に振れた本アルバムの中でも個人的にはこの曲が一番ヒット。曲のタイトルは多分シンセサイザーの「KORG DELTA」から取られているんじゃないかと思うけど、そのシンセの音色ときっと人力であろうビートが絡まって徐々にスピード感を増していくところがかっこいい。

 曲の雰囲気、ミュージックビデオの雰囲気はDJ Shadowの"High Noon"にも通じるところがありますね。初めて"High Noon"を聞いた時の衝撃はなかなかものもでしたが、あれから20年も経つのか。。。話はそれたけど、"Delta"のミュージックビデオはアルバムジャケットのアートワーク同様に写真家/映像作家のフランク・ルボンが手がけています。

 アルバムめっちゃかっこいいので次も本作から別の曲を紹介予定。お楽しみに。

 ちなみにマウント・キンビーは昨日10月6日(金)に大阪・Fanj Twiceでライブを行い、今日「朝霧Jam 2017」と、10月9日(月)に東京・WWW Xで来日公演を行います。どちらもチケットはソールドアウト済みなので、次こそは観たい!

Mount Kimbie -『Love What Survives』収録曲リスト
1. "Four Years and One Day"
2. "Blue Train Lines" (featuring King Krule)
3. "Audition"
4. "Marilyn" (featuring Micachu)
5. "SP12 Beat"
6. "You Look Certain (I’m Not So Sure)" (featuring Andrea Balency)
7. "Poison"
8. "We Go Home Together" (featuring James Blake)
9. "Delta"
10. "T.A.M.E.D"
11. "How We Got By" (featuring James Blake)
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2017年10月07日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. 新世代 / Tempalay (from JAPAN 2 収録)

 東京を中心に活動する、3ピースロックバンド・Tempalayテンパレイ)が2016年1月の1st『from JAPAN』に続く2ndアルバム『from JAPAN 2』(そのまんま!)を2017年8月にリリース。"新世代"はそのアルバム収録曲。

・Tempalay「新世代」(Official Music Video)


 威勢のいいイントロが始まったと思ったら突然静かになって何やら不穏なメロディが流れ出すという序盤。そんな人を食ったような前半の雰囲気が曲全体に流れていて歌詞と連動してBPMが落ちたりラップ調になったりとやりたい放題。この辺のメンタリティは岡崎体育なんかにも通じるね。まさに「新世代」?

 この曲のミュージックビデオもなかなか面白いので必見。グラフィックアーティストとして活躍するYOSHIROTTENとyahyelのVJでもある映像作家、山田健人が手がけています。新世代が繋がっていくところがいいね。

 一応、このブログで初めて紹介するのでバイオグラフィーを簡単に。

・Tempalay メンバー
小原 綾斗(オハラ・リョート/ Gt&Vo)
竹内 祐也(タケウチ・ユウヤ / Ba)
藤本 夏樹(フジモト・ナツキ / Dr)

ライブサポート
AAAMYYY (エイミー / Cho&Syn。二人組レクトロニカデュオeimieのボーカル)

2004年結成
2015年7月 FUJI ROCK FESTIVAL ’15「ROOKIE A GO-GO」に出演
2015年9月 デビューEP『Instant Hawaii』リリース
2016年1月 1stアルバム『from JAPAN』リリース
2016年3月 アメリカのSXSW2016を含む全米ツアーを行う
2017年2月 EP『5曲』リリース
2017年7月 フジロック2017出演(苗場食堂)

 "新世代"の歌詞にも出てくるいわゆる「ロキノン系」とは交わらない雰囲気が良いね(まぁ多分JAPANで取り上げられているとは思うけど、読んでいないのでわかりません)。サイケなんだけど陽性なヴァイブに満ちてて暗さが全然ないのが面白い。「新しい音欲しいでしょ」と歌ってはいるけど、まだまだ足りない。もっとくれ。

 アルバムのリリース記念ライブが東阪であるので新しい音が欲しい人はチェックしてみてください。

2017.10.13 (金)
Tempalay『from JAPAN 2』リリース記念ワンマン東京公演〜ウィアーフロムジャパン〜
会場:渋谷WWW X

2017.10.20 (金)
Tempalay『from JAPAN 2』リリース記念ワンマン大阪公演〜ウィアーフロムジャパン〜
会場:大阪 南堀江 SOCORE FACTORY


Tempalay -『from JAPAN 2』収録曲リスト
01. TIME MACHINE
02. 新世代
03. かいじゅうたちの島
04. 革命前夜
05. 夏の誘惑
06. my name is GREENMAN
07. ZOMBIE-SONG feat. REATMO
08. made in Brazil
09. インスタントハワイ
10. 深海より
11. San Francisco
12. 革命
13. それじゃまた
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カテゴリ : 邦楽 (2010年代) ・ comments(0) K 
2017年10月06日(金)