1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2017)
  3. PJ Harvey@Bunkamuraオーチャードホール 感想&セットリスト

渋谷のBunkamuraオーチャードホールにてイギリス出身の女性シンガー・PJ HarveyPJハーヴェイ、ポーリー・ジーン・ハーヴェイ)の来日公演を見てきました。



前回の単独での来日は1995年らしいので、実に22年ぶり。
最後の来日が2004年のフジロックなので(私も見ました!)、それでも13年ですね。。

というわけで、チケット代もなかなかのお値段でしたが即決で行くことに。

クリエイティヴマンのサイトを見ると、今回の来日メンバーは以下の10人。

■来日メンバー:
PJ Harvey (PJハーヴェイ)
John Parish (ジョン・パリッシュ)
Mick Harvey (ミック・ハーヴェイ)
Alain Johannes (アラン・ヨハネス)
Jean Marc Butty (ジャン・マルク・バティ)
Alessandro Stefana (アレッサンドロ・ステファナ)
Terry Edwards (テリー・エドワーズ)
James Johnston (ジェームズ・ジョンストン)
Kenrick Rowe (ケンリック・ロウ)
Enrico Gabrielli (エンリコ・ガブリエリ)

かなりの大所帯であることと会場がOrchard Hallってとこでの価格ですね。

2016年に出た最新作で全英1位になった『The Hope Six Demolition Project』を引っさげてのライブ。
中に入るとそのアルバムジャケットがステージの後ろに大きく下げられていました。

開演時間から10分弱過ぎたところでゆっくり暗転。
すると太鼓のリズムが聞こえ始め、鼓笛隊のように列をなして演奏しながらメンバーが登場。
ポーリーはサックスを吹きながら。

1曲目は"Chain of Keys"。
全員が黒い衣装に身を包み(その中でスラッと伸びたポーリーの白い生足が映える!)、厳かな雰囲気漂うこの曲を演奏するこの登場の演出からいきなり鳥肌もの。
今日のライブが素晴らしいものになるのを確信しました。

そのまま演奏しながら、それぞれの持ち場に動いていく統率の取れた動きもすごくかっこ良かった。

今回面白かったのは、いわゆるロックドラムというものがいないこと。
スネアにタム、バスドラム、シンバルなどはバラバラに分解され、2人のメンバーがそれぞれスタンディングで叩いたり、その他のメンバーが首から下げて叩いたりと通常のフォーマットから逸脱したものでした。
この辺りも会場がオーチャードホールに選ばれた理由かもしれません。

このリズム隊にギター、ベース、キーボード以外に、ホーンも加わり、バンドというよりもPJハーヴェイ楽団というような感じだったり、会場の雰囲気も含めて演劇をみてるかのような気分にもなりました。
かつてデビュー当初は「PJ Harvey」というバンド名義だったのが、95年以降ソロシンガーの名前になってるんだけど、今回はまさに全員で「PJ Harvey」って感じ。

前半はギターがメインの"The Ministry of Defence"、明るい雰囲気の"The Community of Hope"など『The Hope Six Demolition Project』からの曲が続く。

中盤から2011年のマーキュリー賞受賞作『Let England Shake』から4曲続けて。
その中でも会場を巻き込んでの手拍子とステージ上の男たちによるユニゾンコーラスがかっこいい"The Words That Maketh Murder"と"Written On The Forehead"がとても良かった。
何度も書いて申し訳ないけど、本当にこの編成は素晴らしい。

次は『White Chalk』から"To Talk To You"と"The Devil"を"Dollar, Dollar"を間に挟んで演奏し、ここからどんどんクライマックスへと進む。

まずは"The Wheel"。
PVではポーリー自身がギターを弾いている映像が映りますが、ライブではサックスを担当(今日のステージではたの曲でもギターは弾かず、サックスしか演奏しませんでした)。
ボーカルマイクより一歩下がった位置で、バンドの一メンバーといった感じで演奏が始まる。
イントロの終わりで前に出て来てサックス吹くシルエットが痺れるくらいかっこよかった。
ちなみに今回一番聴きたかったのはこの曲でした。

期待以上に圧巻だった"The Wheel"からブルージーな"The Ministry of Social Affairs"へ。
終盤にサックスのメンバーが一人前に出て来て中央でソロ。
これも凄まじかった。

どれもこれも良すぎて、何がハイライトなのかわからなくなってきたところで"50ft Queenie"(『Rid of Me』)、"Down by the Water"、"To Bring You My Love"(『To Bring You My Love』)の3連発でトドメ。

当然のように大盛り上がりでした。
まぁ個人的には『The Hope Six Demolition Project』の曲しかやらないセトリでも大満足で帰れた気もしますが。

ちなみに"To Bring You My Love"の前にメンバー紹介があって、これがほぼ最初で最後のMCでした。
特にジョン・パリッシュが紹介された時の会場の声援はすごかったです。

そして、"River Anacostia"へ。
曲の最後に、後段にいたパーカッションの2人も降りてきて、全員が横に一列に並びマイクをシェアしながら「Wade in the water, God's gonna trouble the water」のパートをリフレインして終わるという演出があまりにかっこ良すぎた。
演奏がフッと終わり、一人ずつそでにはけて行くまで全てが完璧。

アンコールに応え再登場。
「アリガト」と一言だけ言って、"Near the Memorials to Vietnam and Lincoln"と『Is This Desire?』から"The River"を演って終了。

最初から最後まで最高でした。
これはもう今年のベストライブ決定かもしれない。

もし万が一フジロックとかにきてくれたとしても、今日のこのオーチャードホールの雰囲気はでないかもね。

以下、セットリスト。

2017.01.31 PJ Harvey@Bunkamuraオーチャードホール Setlist

01. Chain of Keys
02. The Ministry of Defence
03. The Community of Hope
04. The Orange Monkey
05. A Line in the Sand
06. Let England Shake
07. The Words That Maketh Murder
08. The Glorious Land
09. Written On The Forehead
10. To Talk To You
11. Dollar, Dollar
12. The Devil
13. The Wheel
14. The Ministry of Social Affairs
15. 50ft Queenie
16. Down by the Water
17. To Bring You My Love
18. River Anacostia
---encore---
19. Near the Memorials to Vietnam and Lincoln
20. The River

【サイト内関連記事】
Shame / PJ harvey (Uh Huh Her 収録)
When Under Ether / PJ Harvey (WHITE CHALK 収録)
Black Hearted Love / PJ Harvey & John Parish (A Woman a Man Walked By 収録)
The Glorious Land / PJ Harvey (Let England Shake 収録)
The Wheel / PJ Harvey (The Hope Six Demolition Project 収録)
The Community of Hope / PJ Harvey (The Hope Six Demolition Project 収録)
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2017年01月31日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. A.G.I.T. / Suchmos (THE KIDS 収録)

 神奈川県出身の6人組、Suchmosサチモス)が2ndアルバム『THE KIDS』を2017年1月25日にリリース。"A.G.I.T."はアルバムからの先行シングル。

・Suchmos "A.G.I.T." (Official Music Video)


 激しくムーディーなギターのイントロに「おっ!」と思わされ、洗練されたサウンドにボーカルと、なかなか非の打ち所がない曲ですね。終盤にどんどん激しさを増していくのもかっこいいです。昨年、フジロックに出演が決まった際にホワイトステージという1万人近く入るフジでも2番目に大きなステージに出ることを知って、そのでかいステージで小便ちびらすくらいの曲を作ってやるといって作ったんだとか。

 タイトルの"A.G.I.T."はドットが入ってるので何かの略かなぁって思ってるんだけど、調べてみてもどういう意味なのかわかりませんでした。歌詞でも「エー・ジー・アイ・ティー」って歌ってますね。いわゆる「隠れ家」的な意味の「アジト」なのでしょうか。うーん、気になりますね。わかる人教えてください。
 
 Suchmos、本ブログでは初めて紹介するのでここで簡単にプロフィール紹介。バンド名のSuchmosはジャズミュージシャンのルイ・アームストロングの愛称サッチモから(でも、読みは「サッチモス」ではなく「サチモス」)。メンバーは以下の6人。

・Suchmosメンバー
YONCE(Vo)
HSU(Ba)
OK(Dr)
TAIKING(Gt)
KCEE(Dj)
TAIHEI(Key)

 全員神奈川県出身。OKとKCEEは実の兄弟。HSUとTAIHEIはSANABAGUN.のメンバーとしても活動。2016年1月リリースの2nd EP『LOVE&VICE』収録曲(今作『THE KIDS』にも収録)"STAY TUNE"がHONDAの自動車「VEZEL」のCMソングに使われてテレビでも流れまくってました。フジロックでは2014年に会場外の新人ステージ「ROOKIE A GO-GO」に出演して、先述のように2016年にはいきなりホワイトという大出世。今やライブのチケットを取るのが大変らしい。

 Apple Musicなどで1stの『THE BAY』の頃から激プッシュされていてなんとなく聴いてはいたんですが、個人的にはあんまりピンと来てませんでした。んで、ちょうど先日ジャミロクワイが久々の新譜を出したタイミングで、それでこのアルバムを聴きながらいろいろ調べてたら、彼らと比較されててなんか腑に落ちたというか、急にスッと入って来たって感じ。過去からの影響を感じさせつつ、ハイセンスで新しい。そんなバンドだと思います。

 それにしても、このアルバムでさらにマスにアピールしそう。タイトルの「THE KIDS」ってのは「今キッズな君へ」というイメージが含まれているんだとか。ボーカルのYONCEは中学生でNirvanaに衝撃を受けて音楽の道に進むことを決めたらしいですが、初期衝動的なニルヴァーナと比べると最初からハードルが高いSuchmosに影響されてバンドを始めるキッズが出て来始めたら末恐ろしいですね。


Suchmos -『THE KIDS』収録曲リスト
[CD]
1. A.G.I.T.
2. STAY TUNE
3. PINKVIBES
4. TOBACCO
5. SNOOZE
6. DUMBO
7. INTERLUDE S.G.S.4
8. MINT
9. SEAWEED
10. ARE WE ALONE
11. BODY
[DVD]
1. Pacific
2. YMM
3. JET COAST
4. GAGA0
5. DUMBO
6. STAY TUNE
7. MINT
8. Life Easy
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


【サイト内関連記事】
VOLT-AGE / Suchmos (THE ASHTRAY 収録)

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2017年01月31日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2010年代)
  3. Automaton / Jamiroquai (Automaton 収録)

 90年代に一大アシッドジャズブームを巻き起こしたジェイ・ケイ率いるJamiroquaiジャミロクワイ)が久々の新曲"Automaton"を発表。2017年3月31日に発売される2010年の『Rock Dust Light Star』以来7年ぶりとなる8thアルバム『Automaton』のタイトルトラック。

・Jamiroquai - Automaton


 ダンスミュージックで音の方は今風になってはいますが、EDMとかそっち系ではなくてちゃんとジャミロクワイってわかる音になっているのがいいですね。そして軽やかなジェイ・ケイのボーカルはサウンド以上に「これぞジャミロクワイ!」感をだしますね。

 「Automaton」とは自動装置、自動人形、ロボット、機械的に行動する人とかいう意味の言葉で、Wikipediaによると「オートマタ(英: Automata 複数形)、オートマトン(Automaton 単数形)は、主に12世紀から19世紀にかけてヨーロッパ等で作られた機械人形ないしは自動人形のこと」らしい。ジェイ・ケイは『Automaton』について「今日のAI(人工知能)やテクノロジーの台頭によって、人間らしい生き方を忘れるようになってきたことにインスピレーションを得た」というようなことを語っていたりします。かつて"Virtual Insanity"なんて曲を大ヒットさせた彼らですが、そんな時代が今まさに来ているのかもって気になりますね。

 アルバムリリース後の5月には来日公演も決まっています。一度見てみたいけど、チケット代がなかなかお高い。。フェスにでも出てくれないでしょうか。

■Jamiroquai 来日公演 2017
日程:2017年5月25日(木)
時間:OPEN 18:00/ START 19:00
会場:東京 国際フォーラム HALL A
チケット代:SS指定席¥18,000(税込)、S指定席¥12,000(税込)


Jamiroquai -『Automaton』収録曲リスト
1. "Shake It On"
2. "Automaton"
3. "Cloud 9"
4. "Superfresh"
5. "Hot Property"
6. "Something About You"
7. "Summer Girl"
8. "Nights Out in the Jungle"
9. "Dr Buzz"
10. "We Can Do It"
11. "Vitamin"
12. "Carla"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


【サイト内関連記事】
Virtual Insanity / jamiroquai (High Times : Singles 1992-2006 収録)

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2017年01月28日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. フェス・イベント情報2017
  3. 『EDC Japan 2017』出演者第1弾発表!Afrojack、Fatboy Slim、Zeddなど24組決定

2017年4月29日(土)、30日(日)に千葉県はZOZOマリンスタジアムと幕張海浜公園EDC特設会場で開催される『EDC Japan 2017』の出演アーティスト第1弾発表がありました。

今回発表されたのは以下の24組。

■EDC Japan 2017 出演者 第1弾
Afrojack
Armin van Buuren
Axwell ^ Ingrosso
Baggi
Carnage
Cut Snake
Dubfire
Duke Dumont
Fatboy Slim
Galantis
Gryffin
Jauz
Joyryde
Kaskade
Knife Party
Louis The Child
Marshmello
Martin Garrix
Nicole Moudaber
Sander Van Doorn
Seven Lions
Sunnery James & Ryan Marciano
Yellow Claw
Zedd

アフロジャックとかファットボーイ・スリムゼッドなどいろんなダンスフェスでヘッドライナー級を揃えたものになっていますね。
2日間でどちらにどのように振られるかが気になるところ。
後、これからさらに出演アーティストの追加発表があるのかも注目です。

■EDC(Electric Daisy Carnival)について
「EDC」は、1997年にロサンゼルスにてスタートした、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の祭典です。
ラスベガス、ニューヨーク、オーランド、プエルトリコ、メキシコのほか、ブラジル、インドへも展開を広げています。
ラスベガスでの開催は、2011年に23万人、2012年・2013年は30万人超、そして2014年には40万人の動員を記録。 以降2015年、2016年と過去最高動員数を更新中。
その経済効果は、わずか3日間で337百万ドル(2014年)、日本円で約414億円と言われています。
年を追うごとに観客を魅了し、ファンが増え続けるこの大型EDMフェス「EDC」の日本開催は、日本のみならず、近隣のアジア各国のファンからも切望されていました。


以下、公演概要

■EDC Japan 2017
日時:2017年4月29日(土)、30日(日)
時間:10:00開場、11:00開演予定
会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張海浜公園EDC特設会場
チケット:
1日券L:¥14,000
1日券R:¥14,000
1日券VIP・L:¥33,000
1日券VIP・R:¥33,0002日通し券L→R:¥26,000
2日通し券R→L:¥26,000
通し券VIP・L→R:¥60,000
通し券VIP・R→L:¥60,000

オフィシャルサイト:http://japan.electricdaisycarnival.com/

・その他、2017年のフェス/イベント情報はこちら。

【サイト内関連記事】
Martin Garrix@LINQ parking lot - Las Vegas 『AWS re:Invent 2016 | re:Play』
Because We Can / Fatboy Slim (The Greatest Hits Remixed 収録)
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2017年01月27日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. 独り言(音楽ネタ)
  3. 2017年注目の新人リスト!英BBCが選ぶ『Sound of 2017』決定!音源・動画まとめ

イギリスの国営放送・BBC(British Broadcasting Corporation)が発表するその年の期待の新人リスト『Sound of』。
その2017年版『BBC Sound of 2017』が発表されました。

BBC Sound of 2017

(参考)2016年のロングリストと動画はこちら。
英BBC『Sound of 2016』音源・動画まとめ

それでは以下、『BBC Sound of 2017』のロングリストを順位順にまとめたリストです。
それぞれのYouTube動画と合わせてどうぞ。

名前の次にある文章はBBCの付けた紹介見出し(日本語訳は私の直訳です)

Longlist for BBC Sound of 2017
●1位:Ray BLK
Soulful RnB vibes and real rhymes(ソウルフルなR&Bバイブとリアルなライム)

・RAY BLK - My Hood ft. Stormzy (Official Music Video)


●2位:Rag'n'Bone Man
Raw, bluesy soul(未加工でブルージーなソウル)

・Rag'n'Bone Man - Human (Official Video)


●3位:Raye
Electro beats, pop melodies and RnB tinged-vocals(エレクトロビート、ポップメロディ、R&Bが混ざり合ったボーカル)

・RAYE - I, U, Us (Official Video)


●4位:Jorja Smith
Conscious soul and vintage RnB(コンシャスソウルとヴィンテージR&B)

・Jorja Smith - Where Did I Go?


●5位:Nadia Rose
Funky rhymes and witty wordplay from Stormzy’s cousin(ファンキーなライムと気の利いた言葉遊び)

・Nadia Rose - Skwod (Official Video)


2017年の1位にはナイジェリア生まれ、ロンドン育ちの女性アーティスト・Ray BLKが選ばれました。
まだレコード契約がないらしく、これまでのSound Ofで1位を契約のないアーティストが獲るのは初めてのことだそうです。
でもYouTubeに動画はいっぱい上がってるし、Apple Musicでの配信もしているので、今のこの世の中では不思議なことではなさそうですね。

2位は、すでにブリット賞でクリティックチョイスを獲得しているRag'n'Bone Man、3位はアデルやエイミー・ワインハウスなども通った名門校BRIT school卒業のRaye、ウェストミッドランド出身の19歳Jorja Smith、5位は南ロンドン出身の23歳の女性ラッパーで、Stormzyの従兄妹・Nadia Rose

全員がソロアーティストで、2位のRag'n'Bone Man以外は女性という結果になりました。
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以下、順不同。
AJ Tracey
Lucid wordplay over minimal beats(ミニマルビートに乗った冴えた言葉遊び)

・AJ Tracey - Pasta (Official Video)


Anderson .Paak
Dr Dre protégé who’s making his own way(我が道を行くDrドレーの子分)

・Anderson .Paak - Come Down (Official Video)


Cabbage
Pithy, political post-punk(哀愁ある、ポリティカル・ポスト・パンク)

・CABBAGE - UBER CAPITALIST DEATH TRADE


Dave
Plaintive rapper with classical training(クラシックの素養のある哀愁あるラッパー)

・Dave - Wanna Know


Declan McKenna
Smart, socially-conscious indie pop(スマートで、社会意識のあるインディー・ポップ)

・Declan McKenna - The Kids Don't Wanna Come Home (Official Video)


Maggie Rogers
Graceful songwriting, influenced by folk and dance(フォークとダンスの影響を受けた優雅なソングライティング)

・Maggie Rogers - Alaska


Stefflon Don
Rap with wicked, dancehall-inspired wordplay(邪悪でダンスホールに影響された言葉遊びを持つラップ)

・Stefflon Don - Real Ting (Official Video)


The Amazons
Explosive rock riffs and melodic anthems(爆発的なロックリフとメロディックアンセム)

・The Amazons - Little Something


The Japanese House
Layered synth-pop and dreamy melancholia(層状になったシンセポップとドリーミーなメランコリア)

・The Japanese House - Face Like Thunder


Tom Grennan
Raw, emotive vocals on top of acoustic guitar melodies(アコースティックギターのメロディにのる生々しく感情的なボーカル)

・Tom Grennan - Something In the Water (Live)


5位以内には入らなかったけど、ロックバンドやインディー・ポップ/ロック的なアーティストもいて個人的には頼もしいです。
ここに載せた15組はこのブログで機会があればそれぞれ取り上げられたらいいなと考えています。

以下、これまでの受賞者。(左から年、Winner、2位〜5位)

2003 50 Cent/Electric Six/Yeah Yeah Yeahs/The Thrills/Dizzee Rascal
2004 Keane/Franz Ferdinand/Wiley/Razorlight/Joss Stone
2005 The Bravery/Bloc Party/Kano/The Game/Kaiser Chiefs
2006 Corinne Bailey Rae/Clap Your Hands Say Yeah/The Feeling/Plan B/Guillemots
2007 Mika/The Twang/Klaxons/Sadie Ama/Enter Shikari
2008 Adele/Duffy/The Ting Tings/Glasvegas/Foals
2009 Little Boots/White Lies/Florence + the Machine/Empire of the Sun/La Roux
2010 Ellie Goulding/Marina and the Diamonds/Delphic/Hurts/The Drums
2011 Jessie J/James Blake/The Vaccines/Jamie Woon/Clare Maguire
2012 Michael Kiwanuka/Frank Ocean/Azealia Banks/Skrillex/Niki & The Dove
2013 Haim/AlunaGeorge/Angel Haze/Laura Mvula/Chvrches
2014 Sam Smith/Ella Eyre/Banks/Sampha/George Ezra
2015 Years & Years/James Bay/Stormzy/Raury/George the Poet
2016 Jack Garratt/Alessia Cara/NAO/Blossoms/Mura Masa, WSTRN

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2017年01月25日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. フェス・イベント情報2017
  3. 『Greenroom Festival '17』出演者第1弾発表!Michael Franti、奥田民生など8組決定

2017年5月20日(土)、21日(日)に横浜・赤レンガ地区野外特設会場で開催される『Greenroom Festival '17』の出演アーティスト第1弾発表がありました。

(2017.04.27追記)全出演者が出揃いました。
『Greenroom Festival '17』全出演者一覧まとめ

今回発表されたのは以下の8組。

■ Greenroom Festival '17 出演者 第1弾
Michael Franti & Spearhead
The New Mastersounds
奥田民生
大橋トリオ
安藤裕子
cero
YOUR SONG IS GOOD
Rickie-G

マイケル・フランティとかすごくグリーンルームフェスっぽいですねぇ。
個人的には民生が観たい!

以下、公演概要

■ Greenroom Festival '17
日時:2017年5月20日(土)〜5月21日(日)
会場:横浜・赤レンガ地区野外特設会場

波割チケット:2017年2月1日(水)より限定販売開始
2日券:一般発売料金:¥19,000 →波割先行:¥14,000
1日券:一般発売料金:¥11,730- →波割先行:¥7,300
チケット受付:http://greenroom.jp/tickets/
Official Site:http://greenroom.jp

・その他、2017年のフェス/イベント情報はこちら。

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『GREENROOM FESTIVAL ’13』出演者一覧
『GREENROOM FESTIVAL ’14』出演者一覧
『GREENROOM FESTIVAL ’15』出演者一覧
『GREENROOM FESTIVAL '16』出演者一覧
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2017年01月25日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2017)
  3. Arcade Fire『リフレクター・テープス + ライヴ・アット・アールズ・コート 2014』爆音上映@渋谷CLUB QUATTRO

Arcade Fireアーケイド・ファイア)が2013年に発表した4thアルバム『Reflektor』を題材にしたドキュメンタリー映画『Reflektor Tapes』(リフレクター・テープス。2015年トロント映画祭で公開)のDVDが発売されることを記念したイベント、『リフレクター・テープス + ライヴ・アット・アールズ・コート 2014』爆音上映会に行ってきました。

『リフレクター・テープス + ライヴ・アット・アールズ・コート 2014』爆音上映会に行ってきました

場所は渋谷のCLUB QUATTRO。

内容としては、ドキュメンタリーと2枚組になっている2014年にイギリスはロンドン、Earls Court(アールズコート)で行われたライブのDVDをライブハウスの音響で爆音で上映するというもの。


 


中に入ると椅子が並べられていて普段のクアトロとは雰囲気が違って面白かった。
チケットの整理番号からなんとなく予想はついていたけど、お客さんは100人弱ってとこでしょうか。
逆にぎゅうぎゅうじゃなくて良かったかも。

後ろの方は結構埋まっていたので、空いていた前の方に陣取って見てきました。

スクリーンの様子はこんな感じ。


このアールズコートライブのセットリストはこんな感じ。

■Live at Earl’s Court setlist

01 Reflektor
02 Flashbulb Eyes
03 Neighborhood #3 (Power Out)
04 Rebellion (Lies)
05 Joan Of Arc
06 Rococo
07 The Suburbs
08 Ready To Start
09 Neighborhood #1 (Tunnels)
10 Neighborhood #2 (Laika)
11 No Cars Go
12 Haiti
13 We Exist
14 My Body Is A Cage
15 Afterlife
16 It’s Never Over (Oh Orpheus)
17 Sprawl II
18 Normal Person
19 Here Comes The Night Time
20 Wake Up

いやぁ良いですね。
謳い文句通り、2014年にフジロックにやって来た時のセトリに近いですね。
"Neighborhood #2 (Laika)"を演っているのに嫉妬するくらいですかね。

ちなみに私は初来日だった2005年のサマソニはちょっとだけ、2008年『Neon Bible』期の新木場STUDIO COAST公演、そして2014年のフジロックで彼らのライブを観ていますが、このリフレクター期のセトリとステージ内容は過去最強だと個人的には思います。
(もちろんどの時期も最高なんだけどね)

前置きが長くなりましたが、簡単に爆音上映の感想を簡単に。

音はやっぱり家のテレビで見るものとは大違い。
低音が効いていていいね。

椅子に座らず空いたスペースで踊りだす人がいて良かった。

映像はYouTubeとかに上がっている海外フェスとかの映像に比べ、カメラワークなどがちゃんとしていてかっこいい。

不満点がいくつか。
DVD画質だからかちょっと大画面にすると結構厳しいところがあった。
海外だとBlu-rayでも出ているのでそっちを輸入版で買うのもありかと思います。
ドキュメンタリーがメインなので英語ができる人なら絶対ブルーレイですね。

後は、途中から音と映像がずれてた。
(クアトロ側の問題なのか、DVDそのものがそうなのかはわからず)

まぁそんなことはともかく、アーケイド・ファイアのライブを生で観たい気持ちがさらに強くなりました。

つい先日、トランプの大統領就任を受け新曲"I Give You Power"をリリースしましたが、ニューアルバムの噂があるし、今度こそ単独来日を切に願います。

そんな思いを強くした爆音上映会でした。

以下、Blu-ray/DVDの内容。
■ディスク1
リフレクター・テープス本編
ボーナス映像
ヒア・カムズ・ザ・ナイト・タイム・スペシャル
PV集: (1)リフレクター (2)ウィ・イグジスト (3)アフターライフ/アフターライフ(YouTube Awards より)

■ディスク2
ライヴ・アット・アールズ・コート 2014



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2017年01月24日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. フェス・イベント情報2017
  3. 『TAICOCLUB'17』出演者第1弾発表!

2017年5月27日(土)、28日(日)に長野県・こだまの森にて開催される、『TAICOCLUB'17』の出演アーティスト第1弾発表がありました。

(2017.04.26追記)全出演者が出揃いました。
『TAICOCLUB'17』全出演者一覧

今回発表されたのは以下の5組。

■TAICOCLUB'17 出演者 第1弾
cero
Daphni
Motor City Drum Ensemble
NONOTAK
黒田卓也

来年2018年の開催で終了することを発表しているタイコクラブ。
今年はどんなメンツになるのか楽しみですね。

以下、公演概要

■TAICOCLUB'17
日程:2017年5月27日(土)、5月28日(日)
会場:長野県・木曽郡木祖村「こだまの森」
チケット:
前売券 14,000円
前売場内駐車場 駐車券 3,000円/1台
前売臨時駐車場 駐車券 3,000円/1台
※場内駐車券のみの受付はできません。入場券と併せて購入してください。
当日券 15,000円(前売券完売の場合、販売無し)

・その他、2017年のフェス/イベント情報はこちら。

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『TAICOCLUB’13』全出演者一覧
『TAICOCLUB'15』全出演者一覧
カテゴリ : フェス・イベント情報2017 ・ comments(0) K 
2017年01月23日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2010年代)
  3. Hallelujah Money / Gorillaz (Humanz 収録)

 架空のカートゥーン・バンド、Gorillazゴリラズ)が2011年の『The Fall』以来となる新曲"Hallelujah Money"を公開しました。

・Hallelujah Money (feat. Benjamin Clementine) - Gorillaz


 アルバム『At Least For Now』で英マーキュリープライズを獲得しているアーティスト・Benjamin Clementineベンジャミン・クレモンタイン)をボーカルにフィーチャー。「お金をほめ讃えよ」とでも訳せそうな"Hallelujah Money"ってタイトルに、NYのトランプ・タワーのエレベーター(本物?CG?)の中で後ろに様々な映像が流れ、そこでベンジャミンが歌うミュージックビデオを「Dark times」だというツイートとともに公開したりと、トランプが大統領になることを憂うナンバーになっています。エレクトロゴスペルって感じのサウンドもかっこいいですね。




 この曲と同じ日にArcade Fireが新曲をリリースしたりと、意識的なミュージシャンはすでに様々なリアクションを起こしていたり、今後さらに増えそう。どうなるかわからない時代だけど、今年はすごく良い音楽が生まれそうな予感がするのは、ある意味トランプ効果なのかも。今年出るであろうゴリラズのニューアルバムも楽しみ。(追記)アルバム『Humanz』のリリースが2017年4月28日に決定。ノエル・ギャラガーの参加など詳細が出たので下に追記しておきます。スーパーデラックスバージョンのアナログ盤がすごいらしい。(追記)フジロック2017へのヘッドライナー出演が蹴ってしました!


Gorillaz -『Humanz』収録曲リスト
01 "Ascension" feat. Vince Staples
02 "Strobelite" feat. Peven Everett
03 "Saturnz Barz" feat. Popcaan
04 "Momentz" feat. De La Soul
05 "Submission" feat. Danny Brown and Kelela
06 "Charger" feat. Grace Jones
07 "Andromeda" feat. D.R.A.M.
08 "Busted and Blue"
09 "Carnival" feat. Anthony Hamilton
10 "Let Me Out" feat. Mavis Staples and Pusha T
11 "Sex Murder Party" feat. Jamie Principle and Zebra Katz
12 "She’s My Collar" feat. Kali Uchis
13 "Hallelujah Money" feat. Benjamin Clementine
14 "We Got The Power" feat. Noel Gallagher and Jehnny Beth
(ボーナス・トラック)
15 "The Apprentice" feat. Rag’n’ Bone Man, Zebra Katz, and RAY BLK
16 "Halfway To The Halfway House" feat. Peven Everett
17 "Out Of Body" feat. Kilo Kish, Zebra Katz, and Imani Vonshà
18 "Ticker Tape" feat. Carly Simon and Kali Uchis
19 "Circle Of Friendz" feat. Brandon Markell Holmes
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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(2017.03.31最終更新)
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2017年01月21日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. US Indie
  3. I Give You Power / Arcade Fire (I Give You Power 収録)

 Arcade Fireアーケイド・ファイア)が2013年の『Reflektor』以来となる新曲を2017年1月20日に突然発表しました。

・Arcade Fire feat. Mavis Staples - I Give You Power


 "I Give You Power"と題されたこの曲は、ザ・ステイプル・シンガーズの一員としても知られるシンガーのMavis Staplesメイヴィス・ステイプルズ)がフィーチャーされています。シンセを基調としたサウンドにウィン・バトラーとメイヴィスによる"I Give You Power"というシンプルかつ力強いフレーズが連呼される曲になっています。

 公民権活動家としても知られるメイヴィスを起用したこと、この曲の収益をすべてACLU(American Civil Liberties Union、アメリカ自由人権協会)に寄付することを表明していること、そして、現地時間2017年1月20日にアメリカの大統領にドナルド・トランプが就任するタイミングにこれをリリースするということなどが彼ららしくてとても好きです。以下が、twitterでのメッセージ。ただの批判ではなくて団結を訴えるのが良いですね。



 また、この曲のリリースに合わせて、バンドは新たなアートワークを公開しています(上のTwitterのアイコンにもなっているやつです)。これがこの曲だけのものなのか、今年出ると噂のニューアルバムのものなのかは不明ですが、今年も彼の活動に期待です。


Arcade Fire -『I Give You Power』収録曲リスト
1. "I Give You Power (feat. Mavis Staples)"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年01月20日(金)