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Björk@日本科学未来館「Bjork Digital Opening Party」 #ビョーク
カテゴリ・タグ:LIVE (2016)
2016.06.30
ksmusic最新情報
以下、Björk(ビョーク)のDJ2日目のレポート。
書いているのは私の妻です。
日本科学未来館で開かれているBjörk Digital―音楽のVR・18日間の実験に合わせて、ビョーク様がDJをするという。9000円。高いので私はパスして、夫が一枚だけチケットを取った。
ところが夫は仕事で行けなくなってしまった。「5000円なら出していい」と名乗りを上げて交渉成立。妻が乗り込むことになった。
ビョークのDJとはどんなものなのか。前日に参加した人々のツイッターによると、「修行」「踊れない」「皆地蔵」と恐ろしいことしか書かれていない。なんでも始めの40分間は、ひたすら日本の民謡が流れるらしいぞ。これに耐えてこそあたしのファンと言えるわねーってことなのか?
前情報にビビりながらも、まずは新橋の「かのや」でうどん注入。ここは、いかにも茹で置きの麺なのだけど、それが駅そば屋らしくていいんだよね。と、うどん談義はさておき、出来れば遅れて冒頭の民謡タイムを逃したい気持ちを引きずりつつ、定刻に会場へ。
ロビーにはあんな有名人こんな有名人。おしゃれピーポーかきわけてビールを買い、フロアに入ろうとしたらなんと飲み物持ち込み禁止。飲みながら踊れないのか。急いで流し込んだらちょっと酔っ払って、中に入るとちょうど始まったところだった。うん、噂通りの民謡っぷり。沖縄ビート鳴り響く。ハーイヤサッサー。
(中央ちょい左にいる変な格好なのがビョーク)
熱帯雨林のセットに埋もれ、蛍光色のマスクをつけたビョークの姿は頭が半分見える程度だ。スピーカーもジャングルっぽく飾りつけられ、未来館のシンボルである天井の地球といい具合に合ってる。
民謡・民族タイムが終わった8時半ごろからエレクトロニカっぽい音が混ざるようになり、James Blakeの"My willing heart"がかかる。Laraajiなどアンビエントな音が続き、心地よい空気が生まれたところでインド音楽タイムに突入。このままゴアのビーチでぼーっとして世捨て人になりたいよー。一方でビョークは自由に見えて一生懸命働いてるんだから偉いよなあと夢のないことを思う。
インド音楽の間にThe internetを挟んだりと、意外とミーハーな選曲で好感持てる。Rihannaまでかけちゃって、トップの人は売れてる音楽もちゃんと押さえてるもんだよねえ。
9時半を過ぎると徐々にノイズが増えてビョークらしい音に。鼻腔と地面が震えるほどの低音に、「これ、これだよ!」。序盤は「やっぱ餅は餅屋じゃないのかね」なんて思ったりもしたけれど、やっと本領を発揮してくれた。
終盤に入って、溢れんばかりのノイズ、ノイズ、ノイズ。浮遊感を覚えたその瞬間、ノイズをぶったぎるようにあの曲がかかったんだ!
Ariana Grandeの"Into you"だよ!
ビョークもノリノリじゃねーか。現実に引き戻されるとはこういうことだ。直後にスペイン語でディスコ風の"I will survive"が流れる。自由すぎて泣ける、泣けるわー。
Rihannaの"Work"から銃声のようなビートを刻み、ちょっとSkrillexっぽくなったあたりで投入したのは、え?!Boy meets girl の"Waiting for a star to fall"。突然の80's、ビョークは両手をあげて大喜び。Brandyの"What about us?"を挟んだら、"Cocktails for two"で30年代の古き良きアメリカへ!脈略のなさに観客は置き去り、でもそれでいいんです!
お辞儀して、楽しそうに去っていくビョーク。今日は、ビョークに楽しませてもらう場じゃないんだ。ビョークが楽しむのを見る場なんだ。そういう意味では修行であり、踏み絵だったのかもしれない。ああ、忘れられない3時間となりました。
以上、レポート。
私より文章が上手い理由は秘密。
セットリストとはいわないけど、こういう曲をかけてたらしい。
2016.06.30 Björk@日本科学未来館 Tracklist
James Blake - My Willing Heart
Laraaji - A Am Sky
Reshma - Lambi Judai
The Internet - Girl
Kelela - All The Way Down
ANOHNI - 4 Degrees
JEREMIH - Oui
Zara Larsson - Lush Life
Rihanna - Pose
Jeremih - Go To The Mo
Bloom - Quartz
Bloom - Vessel
Abida Parveen - Naazi Ni Kyo
Ariana Grande - Into You
Death Grips - Guillotine
Rihanna - Work
Boy Meets Girl - Waiting For A Star To Fall
Brandy - What About Us?
Spike Jones & His City Slickers - Cocktails For Two
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書いているのは私の妻です。
日本科学未来館で開かれているBjörk Digital―音楽のVR・18日間の実験に合わせて、ビョーク様がDJをするという。9000円。高いので私はパスして、夫が一枚だけチケットを取った。
ところが夫は仕事で行けなくなってしまった。「5000円なら出していい」と名乗りを上げて交渉成立。妻が乗り込むことになった。
ビョークのDJとはどんなものなのか。前日に参加した人々のツイッターによると、「修行」「踊れない」「皆地蔵」と恐ろしいことしか書かれていない。なんでも始めの40分間は、ひたすら日本の民謡が流れるらしいぞ。これに耐えてこそあたしのファンと言えるわねーってことなのか?
前情報にビビりながらも、まずは新橋の「かのや」でうどん注入。ここは、いかにも茹で置きの麺なのだけど、それが駅そば屋らしくていいんだよね。と、うどん談義はさておき、出来れば遅れて冒頭の民謡タイムを逃したい気持ちを引きずりつつ、定刻に会場へ。
ロビーにはあんな有名人こんな有名人。おしゃれピーポーかきわけてビールを買い、フロアに入ろうとしたらなんと飲み物持ち込み禁止。飲みながら踊れないのか。急いで流し込んだらちょっと酔っ払って、中に入るとちょうど始まったところだった。うん、噂通りの民謡っぷり。沖縄ビート鳴り響く。ハーイヤサッサー。
(中央ちょい左にいる変な格好なのがビョーク)
熱帯雨林のセットに埋もれ、蛍光色のマスクをつけたビョークの姿は頭が半分見える程度だ。スピーカーもジャングルっぽく飾りつけられ、未来館のシンボルである天井の地球といい具合に合ってる。
民謡・民族タイムが終わった8時半ごろからエレクトロニカっぽい音が混ざるようになり、James Blakeの"My willing heart"がかかる。Laraajiなどアンビエントな音が続き、心地よい空気が生まれたところでインド音楽タイムに突入。このままゴアのビーチでぼーっとして世捨て人になりたいよー。一方でビョークは自由に見えて一生懸命働いてるんだから偉いよなあと夢のないことを思う。
インド音楽の間にThe internetを挟んだりと、意外とミーハーな選曲で好感持てる。Rihannaまでかけちゃって、トップの人は売れてる音楽もちゃんと押さえてるもんだよねえ。
9時半を過ぎると徐々にノイズが増えてビョークらしい音に。鼻腔と地面が震えるほどの低音に、「これ、これだよ!」。序盤は「やっぱ餅は餅屋じゃないのかね」なんて思ったりもしたけれど、やっと本領を発揮してくれた。
終盤に入って、溢れんばかりのノイズ、ノイズ、ノイズ。浮遊感を覚えたその瞬間、ノイズをぶったぎるようにあの曲がかかったんだ!
Ariana Grandeの"Into you"だよ!
ビョークもノリノリじゃねーか。現実に引き戻されるとはこういうことだ。直後にスペイン語でディスコ風の"I will survive"が流れる。自由すぎて泣ける、泣けるわー。
Rihannaの"Work"から銃声のようなビートを刻み、ちょっとSkrillexっぽくなったあたりで投入したのは、え?!Boy meets girl の"Waiting for a star to fall"。突然の80's、ビョークは両手をあげて大喜び。Brandyの"What about us?"を挟んだら、"Cocktails for two"で30年代の古き良きアメリカへ!脈略のなさに観客は置き去り、でもそれでいいんです!
お辞儀して、楽しそうに去っていくビョーク。今日は、ビョークに楽しませてもらう場じゃないんだ。ビョークが楽しむのを見る場なんだ。そういう意味では修行であり、踏み絵だったのかもしれない。ああ、忘れられない3時間となりました。
以上、レポート。
私より文章が上手い理由は秘密。
セットリストとはいわないけど、こういう曲をかけてたらしい。
2016.06.30 Björk@日本科学未来館 Tracklist
James Blake - My Willing Heart
Laraaji - A Am Sky
Reshma - Lambi Judai
The Internet - Girl
Kelela - All The Way Down
ANOHNI - 4 Degrees
JEREMIH - Oui
Zara Larsson - Lush Life
Rihanna - Pose
Jeremih - Go To The Mo
Bloom - Quartz
Bloom - Vessel
Abida Parveen - Naazi Ni Kyo
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