1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2011)
  3. MO’SOME TONEBENDER@恵比寿LIQUIDROOM 「TOUR STRUGGLE」 感想&セットリスト

恵比寿のLIQUIDROOMにてMO'SOME TONEBENDERモーサム・トーンベンダー)のライブを見に行ってきました。

昨年末の『COUNTDOWN JAPAN 10/11』の2日目で久々に彼らのライブを観て、それがすごく良かったので今日もかなり期待して参戦。
よく考えると、2001年のフジロックで初めて観て以来、イベントではよく見てた気がするけど、ワンマンに行くのは初めてです。

今日は2010年リリースの最新アルバム『STRUGGLE』をフォローするツアー『TOUR STRUGGLE』の最終日。


開演直前に会場に到着し中へ。
人をかき分け、ステージに向かって左側(ベースの武井側)の前のほうでスタンバイ。

程なくしてメンバー登場!
私は、CDJのときに初めて知ったんですが、現在のモーサムはサポートドラマーを入れた4人編成。

今日もサポートを務めるのは、SPANK PAGEの水野雅昭。


本来のドラマーである藤田は、ギターやらキーボードやらドラムパットやらなんかをやるという編成。
(藤田が「俺もフロントに立ちたい」って言ったからとかいう噂はホント?)

実験期間と銘打ったそんな自由な今のモーサムのライブ。


で、百々の「ウィ・アー・モーサム・トーンベンダー」という掛け声とともに、1曲目"Hammmmer"からスタート!!

鳴り響く爆音。
あー、モーサムっぽい、となんだか当り前の言葉が口を出てしまった。

とはいえ、やっぱり、昔見てた頃とは違う点、自由な藤田ってのが気になるっちゃ気になるね。
てか、藤田、これからくそ暑くなるのは明白なのに、コート着たままだし。。
どこまで自由なんでしょ(笑)

ステージパフォーマンスはなかなか決まっててカッコイイけど、音のほうの貢献度は正直よくわかりませんが、なんか楽しけりゃいいか的なノリで、個人的には嫌いじゃない。


その後も、MCらしいMCなどなしに、ひたすら曲を重ねていく姿を見てると、細かいことは気にしないでロックするんだぜー的な勢いがあるし。

そんな中に"けだるいDays"みたいな曲が入ってくることによってライブ・ショーとしての幅の広がりも感じられました。


ハイライトはやっぱり"youth"〜"七月二十日"〜"未来は今"〜"HigH"の流れ。

そりゃ、"未来は今"と"HigH"が盛り上がるのは当たり前だけど、新曲の"youth"と"七月二十日"のカッコよさはうれしい。


あ、ちなみにその前の"教祖様はスレンダー"は、曲中に百々の一言があるのが定番らしいんだけど、この日は、
「今日はダフ屋はいなかった」
でした。
(ま、「いつもいないよ」って総突っ込みされそうですが・・・(笑))


本編の最後のほうでは、藤田もドラムセットに座り、ツインドラムを披露。
2つのドラムキットが近くにセットされてて、シンバルを共有してたのが面白かった。

そして、"ロッキンルーラ"で大盛り上がりの中、本編終了。


もちろん、アンコール。
ドラムを叩いてさすがに暑くなったのか、本編最後で一度コートを脱いだ藤田がまたコートを着て登場(笑)

そして、2回にわたるアンコールで、"BIG-S"と"DUM DUM PARTY"をかまして、熱狂のライブ終了。
「今年もよろしくね」って言って去ってった。


ちなみにアンコールのときに、武井が
「島国には飽きたのでアメリカ行ってきます」
と宣言。

SXSWに出るのは知ってたけど、それ以外にも、ニューヨークやシアトル、ラスヴェガス、そして、ロスアンジェルス等ツアーで回るみたいです。

今後のモーサムも要注目。

そして、今後の藤田にも注目です(笑)

以下、セットリスト。

2011.01.31 MO'SOME TONEBENDER@LIQUIDROOM Setlist

01. Opening〜 Hammmmer
02. GO AROUND MY HEAD
03. アイデンティティ
04. JUNK
05. けだるいDays
06. TIGER
07. Young Lust
08. L.O.V.E.
09. Black In,Black Out
10. ダミアン
11. 教祖様はスレンダー
12. youth
13. 七月二十日
14. 未来は今
15. HigH
16. Emperor Sun & Sister Moon
17. DRUM SONG
18. GREEN & GOLD
19. ロッキンルーラ
---encore1---
20. BIG-S
---encore2---
21. DUM DUM PARTY

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2011年01月31日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2010年代)
  3. The Roller / Beady Eye (Different Gear, Still Speeding 収録)

 元oasis(オアシス)のリアム・ギャラガー率いるBeady Eyeビーディ・アイ)のデビューアルバム『Different Gear, Still Speeding』がついに完成。本国UKでは2月28日、アメリカで3月1日、そして日本先行で2月23日にリリースが決定。プロデュースがSteve Lillywhite(スティーヴ・リリーホワイト)というところも個人的には楽しみのひとつ。

・Beady Eye - The Roller


 "The Roller"は、そのデビューアルバムからのシングル曲。クレジットは、「Liam Gallagher/Gem Archer/Andy Bell」と3人の名前が記されています。ピアノが印象的な"Bring the Light"、エレキギターの鳴り響く"Four Letter Word"の2曲に次いで発表されたこの曲は、アコースティックギターのストロークが印象的なビートルズっぽい・・・というか、もろジョン・レノン的なミドルテンポの楽曲ですね。

 シンプルな曲の感じとかは、リアムの趣味全開って感じが強いですね。ノエルだったらこれに大サビの1つでも加えてしまいそうなところだけど。雑誌とかの情報によるとアルバムもリアム色が強そうな感じ。この曲の
I'll take you somewhere you never knew you'd been
I'll give you something you never knew you'd feel

なんて歌詞の通りの作品だったらいいな。

 アルバムは日本盤及びiTunesにはボーナストラックが2曲入るとのこと。また、ミュージックビデオや『RAK Them Out』と題されたドキュメンタリーが収められたDVDがつく限定盤もリリースされる予定です。

 そして、早くも来日公演が決定。東名阪のゼップを回るとのこと。ゼップクラスのハコで彼らを見れる最初で最後の機会かもしれないので、ぜひ行きたいですね。主催はオアシス同様にSMASH。ということはフジロックに来たりするかも。そちらも期待。

BEADY EYE JAPAN TOUR 2011 日程
5月6日(金)Zepp Osaka
5月7日(土)Zepp Nagoya
5月9日(月)Zepp Tokyo
5月10日(火)Zepp Tokyo
5月12日(木)Zepp Tokyo

・Beady Eye member
Liam Gallagher(リアム・ギャラガー) - ボーカル
Gem Archer(ゲム・アーチャー)- ギター
Andy Bell(アンディ・ベル) - ギター
Chris Sharrock(クリス・シャーロック) - ドラムス
---support---
Jeff Wootton(ジェフ・ウートン) - ベース/ライヴ・サポート
Jay Darlington(ジェイ・ダーリントン) - キーボード/ライブ・サポート


Beady Eye -『Different Gear, Still Speeding』収録曲リスト
1. Four Letter Word / フォー・レター・ワード
2. Millionaire / ミリオネア
3. The Roller / ザ・ローラー
4. Beatles And Stones / ビートルズ・アンド・ストーンズ
5. Wind Up Dream / ウィンド・アップ・ドリーム
6. Bring The Light / ブリング・ザ・ライト
7. For Anyone / フォー・エニワン
8. Kill For A Dream / キル・フォー・ア・ドリーム
9. Standing On The Edge Of The Noise / スタンディング・オン・ジ・エッジ・オブ・ザ・ノイズ
10. Wigwam / ウィグワム
11. Three Ring Circus / スリー・リング・サーカス
12. The Beat Goes On / ザ・ビート・ゴーズ・オン
13. The Morning Son / ザ・モーニング・サン

・iTunes bonus tracks
14. "Man of Misery"
15. "Sons of the Stage"

・Japanese CD bonus tracks
14. "Sons of the Stage"
15. "World Outside My Room"


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2011年01月29日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2011)
  3. Earl Klugh@BLUE NOTE TOKYO 感想&セットリスト

BLUE NOTE TOKYOにフュージョン・ギタリスト、Earl Klughアール・クルー)のライブを見に行ってきた。

と、いきなり正直に告白をすると、私はアール・クルーというギタリストのことを今回初めて知りました。

以前からブルー・ノートに一度行ってみたいなぁと思っていたところに、とある伝手にてご招待いただき、不勉強ながら参加させていただくことになりました。


というわけで、以下、たいしたライブレポなどできておりませんので、読み流してください(笑)


まずは、私自身のためにも、アール・クルーについて少々。

・Erl Klugh:
1953年9月16日、アメリカミシガン州デトロイト出身のギタリスト。
10歳よりギターを始め、17歳の時にユーゼフ・ラティーフと、18歳の時にジョージ・ベンソンのレコーディング及び、ツアーに参加。20歳の時チック・コリア主宰のリターン・トゥ・フォーエヴァーに加入。しかし、2ヵ月で退団。その後、GRPのデイヴ・グルーシンに見出され、1976年にブルーノート/キャピトル・レコードよりファーストアルバム、『Earl Klugh』を発表。
1979年発表のボブ・ジェームスとの共演作『One on One』をジェームス主宰のタッパンジー・レコードから発表、1981年グラミー賞ベスト・ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を受賞しています。

今夜のライブメンバーはこちら。

Earl Klugh(アール・クルー) - Guitar
Nelson Rangell(ネルソン・ランジェル) - Sax, Flute
David Spradley(デヴィッド・スプラッドリー) - Keyboard
Al Turner(アル・ターナー) - Bass
Ron Otis(ロン・オーティス) - Drums


今回見てきたのは1日2回公演の2回目のほう。
テーブルに案内され、ドリンクと食事を注文し、ほどなくして、メンバー登場。
ステージは思いのほか近い。

そして、演奏が始まる。
アール・クルーはフュージョンの中でもアコースティックギターを使用する珍しい人で、アコースティックな音色がとても心地よい。
同時に料理もいただきながら、ブルーノートという会場の雰囲気も合わさってかなり落ち着いた時間が流れる。

2曲目が終わり、アール・クルーによるメンバー紹介。

メンバー紹介が終わると、サックス&フルートのネルソンとキーボードのデヴィッドはステージから捌けて3人での演奏へ。
で、ふとその捌けてった先を見ると、椅子に座って酒を飲むデヴィッドの姿が。
ダラーンと座ってたかと思えば、ふと思いついたかのようにノリノリで指でリズムをとりだしたり。
粋なジャズメンというより酔っ払った客って感じの風情がかなり面白かった(笑)

しかし、演奏に戻るとカッコイイのは反則ですね。

中盤以降は、そんなデヴィッド以外も1曲ずつそれぞれのメンバーをフィーチャーした楽曲が続く。
ドラムソロとかすごくかっこよかったんだけど、その間にデヴィッドが隅のほうで一人で変な踊りをしててツボってしまいました。

ネルソンの口笛によるソロもすごく良かった。

てか、結果的に一番アール・クルー自身が目立ってなかった気がするんだけどどうでしょう・・・


そんな感じで、ブルーノートとライブを堪能してきました。

また行きたいな。

以下、セットリスト。

2011.01.28 Earl Klugh@BLUE NOTE TOKYO 2NDセット Setlist

01. BRAZILIAN STOMP
02. OCEAN BLUE
03. SAY A LITTLE PRAYER
04. LIVING INSIDE YOUR LOVE
05. WIND AND THE SEA
06. AARON'S ABC'S
07. HEART STRING
08. SONORA
09. MOVIN'
10. DR.MACUMBA
11. VONETTA

参考までにこの日の1STセットのセットリスト
01. CABO FRIO
02. OCEAN BLUE
03. SAY A LITTLE PRAYER
04. BUT BEAUTIFUL
05. LIVING INSIDE YOUR LOVE
06. WIND AND THE SEA
07. TAKE TIME
08. HEART STRING
09. SONORA
10. MOVIN'
11. DR. MACUMBA
12. LIKE A LOVER

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2011年01月28日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2011)
  3. 65daysofstatic@LIQUIDROOM (guest:KONG) 「Heavy Sky EP tour」 感想&セットリスト

恵比寿のLIQUIDROOMに、英シェフィールド出身のポストロックバンド、65daysofstatic65デイズオブスタティック)のライブを見てきました。



ツアータイトル通り、2010年(日本盤は2011年)リリースの『Heavy Sky EP』をひっさげてのライブです。
(2010年にはシングル『Weak4』、アルバム『We Were Exploding Anyway』もリリース)

今日はマンチェスター出身のノイズパンクトリオ、KONGコング)がオープニングアクトとして登場。

私は開演時間に2,3分遅れて会場に着いたんですが、すでにKONGが始まってた。
メンバーについて前知識なしで臨んだんですが、まず見てびっくり、3人とも変なお面つけてる。。
そして、3人とも赤で統一された格好だったんだけど、ベースの人は赤いパンツ一丁でした。
でっぷりしたお腹と、やたらとピンクな乳首・・・

で、音のほうはなかなか激しいものでしたが、見た目のインパクトを超えるような音ではなかったかな。
意外と普通というか。
ドラムは結構好きな感じでした。

メンバーとしては、たぶんもっと盛り上がって欲しかったのかなぁってのがジェスチャー等からうかがえました。
で、最後の曲で、客にステージに上がって来いと言ったけど、そんなに上がっていく人が少なくてちょっとかわいそうだったな。
私を含め、日本人はやっぱシャイだからねぇ、許してやって下さい。
めげずにまたフェス等で来てほしいものです。

30分ほどでKONGが終わり、セットチェンジ。
セットチェンジ中は、YEAH YEAH YEAHSの"Heads Will Roll"とか、FOALSの"CASSIUS"なんかのリミックスみたいのがかかってて面白かった。

ほどなくして、セットチェンジ終了。
いよいよ65daysofstatic

個人的には、2006年のサマソニで見て以来です。
メンバーが登場し、演奏開始。
1曲目は、『WE ARE EXPLODING ANYWAY』から"Go Complex"。
ドラムのロブは最初は真ん中のほうでパーカッション叩いてて、途中からドラムセットへ。

前回そのサマソニで見た時は、爆音に、ドラムがドッタンバッタン鳴ってて、エレクトロビートとのかい離がちょっと気になったんですが(たぶん、幕張メッセという会場のせいもあっただろうけど)、
久しぶりに見る今日のライブでは、ドラムがすごく良かった。
打ち込みと生ドラムのそれぞれの個性がすごくうまく融合してて気持ちいい。

ギターもガンガンなっているんだけど、爆音って感じではなく、すべての要素が合わさったときのトータルな音の鳴りというのを重視してる感じ。
KONGのときに飲んだ最初のワンドリンクのアルコールも聴いてきて、途中からかなり夢見心地になってきました。

この日のハイライトは本編最後で披露された"Tiger Girl"。
最初はエレクトロ寄りのサウンドを奏でて、途中からバンドサウンドに移行していく様が、65daysofstaticというバンドそのものを表しているようでした。
みんなで太鼓たたきだしたところは圧巻でしたね。

アンコールも3曲ほど。
2曲目にやった必殺の"Radio Protector"では、始まった瞬間歓声が上がり、その叙情性あふれるキーボードの旋律とエレクトロビート、ギターサウンドに酔いしれました。

メンバーもすごくいい人そうだし、単独でZeppくらいの規模でできるくらいの人気がでるといいな。

あ、後、演奏とは関係ないけど、ギターとかを持ってきたりセッティングしたりするスタッフの動きがちょう機敏で、何気に今日のMVPは彼だったと思います。
ちょっと感動した。

終演後には、残響RecordのサンプラーCDを無料で配ってました。
(65daysofstaticは日本では残響からリリース。初期から目を付けてた残響さんえらい)

以下、セットリスト。
記憶と、会場で見せてもらったセットリストを基に作成したけど、ちょっと違ってるかも。。

2011.01.26 65daysofstatic@LIQUIDROOM Setlist

01. Go Complex
02. Piano Fights
03. Await Rescue
04. Retreat! Retreat!
05. Crash Tactics
06. Dance Dance Dance
07. Weak4
08. JAPAN
09. Pacify
10. PX3
11. Mountainhead
12. This Cat Is A Landmine
13. Tiger Girl
---encore---
14. Debutante
15. Radio Protector
16. AOD

・『Heavy Sky EP tour』日程
2011/1/21(金)福岡 DRUM SON
2011/1/23(日)名古屋 CLUB UPSET
2011/1/25(火)仙台 HOOK
2011/1/26(水)東京 恵比寿LIQUIDROOM
2011/1/27(木)大阪 心斎橋クラブクアトロ

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Don't Go Down to Sorrow / 65daysofstatic (The Destruction of Small Ideas 収録)

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2011年01月27日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2011)
  3. 4AD evening@O-EAST (Deerhunter、Blonde Redhead、Ariel Pink's Haunted Graffiti) 感想&セットリスト

イギリスを代表するインディーレーベル、『4AD』の設立30周年を記念するイベント、
contrarede presents 『4AD evening』@Shibuya O-EASTに行ってきました。

またまたcontrarede
毎度毎度ほんといいイベント企画してくれます。

出演は、DEERHUNTERBLONDE REDHEADARIEL PINK'S HAUNTED GRAFFITIの3組。


4ADと言えば、BauhausCocteau Twinsに代表される初期のゴシック・耽美系のバンドや、90年前後以降のPixiesに代表されるUSオルタナティヴなバンドで有名なレーベルですね。
個人的には、Cocteau Twinsをすぐに思い浮かべてしまいます。
(ウィキペディアで今のアーティスト見ると、スコット・ウォーカーなんて名前まで・・・)

で、今回は、最近のレーベルを象徴する、米インディー系のバンドをセレクト。
ま、アメリカのバンドつっても、ブロンド・レッドヘッドは、日本人とイタリア人双子の3人組だけど。。


まずは、Ariel Pink's Haunted Graffiti
開演時間ピッタリに、暗転。
スリラーの時のマイケル・ジャクソンのような赤い皮ジャケットを着たキーボードの人が最初に出てきた後、ママス・アンド・パパスの"夢のカルフォルニア"を始め60年代西海岸な音楽のミックスにのって、他のメンバーも登場。
登場したメンバーの服装を見る・・・・・・イイ!すごくダサい(笑)
アリエル・ピンクさん(本名:アリエル・マーカス・ローゼンバーグ)がとりわけ・・・
キラキラのスパンコールのへそ出しルックにピチピチのパンツ。
ベルトをしてるのにサスペンダーって(笑)

で、ライブ。
バンドとしての1枚目(ソロキャリアは長いみたいです)『Before Today』が至るとこで話題になってて、気になって聞いてみたら、なんやよくわからんけど面白いなぁって感じで、ライブはどうだ?と思ったら、
ライブもやっぱなんか良くわからんけど面白いって感じでした(笑)
1曲目の"BEVERLY KILLS"(この曲のチープなイントロが好きだったので1曲目でテンション上がった)から次々演奏される曲たちが、インディーロックあり、ソウルやファンクやディスコあり、時にはハードロックのようなベタなフレーズありで繰り広げられていくなんでもありなライブでした。

アリエルも口に指入れて「ポンッ!」ってやったりやらなかったり、カップで飲み物飲んで「コーヒー」って言ったり、最後はバンドがまだ演奏してる最中に一人バッグを持って去ってったりとやりたい放題でした(笑)
あ、演奏の方は、1人アジア系だと思われるベースが結構良かったです。
(彼はなぜ女性の服装をしてたんでしょう・・・)



50分ほどのライブの後、20分ほどセットチェンジ。

次は、Deerhunter
トリかと思ったら2組目だった。
ちなみにメンバーが出てくる前にスタッフが出てきて「ブラッドフォード・コックスに、日本語話せないので代わりに『今日はガンガン楽しんで帰ってください』と言ってきて、と言われた」(←たぶん微妙に違うけど、こんな感じのニュアンスだったと思います)って言ってた。

その後、ディアハンター登場。
ブラッドフォードは相変わらず、でかい、細い。
2年ほど前にライブ見た時はO-nestでホント間近で観たからその時の方が衝撃的だったけど。

登場するなり「シブヤ」と2回言った後、1曲目"Desire Lines"へ。
ギタリストのロケットがリードヴォーカルをとるナンバーからのスタートです。
グイグイくる感じのリフが印象的な曲なので、ライブの最初にはもってこいかも。
で、前回観た時も思ったけど、やっぱりライブだとCDより数倍ハードというかアグレッシブというか。
歌メロとかを変えるわけじゃないから、サウンドは変化してもすんなりと入ってくる。

セットリストとしては、昨年出した傑作『Halcyon Digest』からの曲を中心に、出世作『Microcastle』から数曲と、それより前の曲数曲って感じ。
シューゲイズな雰囲気もあるので、轟音のなか照明に照らされて白昼夢を観てるような気持ちになりますね。

圧巻だったのは、"Nothing Ever Happened"〜"Helicopter"の流れ。
まず"Memory Boy"が終わって、"Nothing Ever Happened"のあのイントロで一瞬ブレイクしてベースリフが切り込んでくる瞬間になんかグワァーーーって一気に胸に来て、そこからの圧巻の演奏。
ブラッドフォードがステージから降りてきたりなんかして、もうすごかった。

そして、怒涛のライトハンド奏法を最後かましたと思ったら、それをサンプリングして轟音ノイズの中ループ。
そのノイズの嵐が治まり、"Helicopter"が始まって行く瞬間とかヤバかったね。
なんか祈るような歌声に泣きそうになった。

ノイズと言えば、最後の"Circulation"の後、マイクスタンドを倒してわざわざ後ろのアンプに向けたのに、それをスタッフが知らずにスタンドごと立て直して、ブラッドフォードが「参ったな」って顔してスタッフの方をポンポンって叩いたのはちょっと面白かったです。



アリエルより(たぶん)ちょっと短かったDeerhunterの出演時間に若干物足りなさを感じつつも、トリのBlonde Redheadを待つ。
で、正直ディアハンターが良すぎたので、出演順逆が良かったんっじゃ?って思ったりもしたんですが、これがもうそれ以上に良かった。

そもそも今日のステージセットの後方に傘がいっぱいついてて、それが照明代わりになるような作りになってるのに、前2組では使われてなかった時点で、メイン待遇&本気度の違いを見せつけられたというか。

個人的には最新作の『Penny Sparkle』は「ちょっとおとなしめかな?ライブで盛り上がるんかいな?」とか思ってたんですが(すみません)、実際、アメデオのヴォーカルから始まる"Black Guitar"の時は、「照明綺麗だし、美しい曲だなぁ。でもこの調子で最後まで続いたら辛いかも・・・」とか思ってしまったんですが(しかも、カズがスタッフに指示を出してるのにそれがうまく伝わってない感じもあったり)、そんなのは杞憂に終わった。

最新作を中心に据えながらも過去の曲を要所要所に持ってくるあたりが彼らのキャリアのなせる業か。
それがアクセントになることによって、『Penny Sparkle』の曲もさらに輝きを増すという感じ。

それにしてもカズ・マキノのあの妖艶さ(んー、ちょっと違う気もするけど、いい言葉が見つからない)はなんでしょう。
以前、フジロックで彼らのライブを観た時も、ちょっと遠かったけど十分その魅力にやられましたが、今回はかなり近距離だったので、そりゃもう・・・
年齢はそこそこ言ってるはずなのにね。
キーボード、ギター、ベース、そしてもちろん歌もこなす彼女にメロメロに。

しかし、中盤のMCで、「ここ2ヶ月ほど声が出なかった」ということを話してた。
確かに、ちょっとかすれ声。
それが、「ここにきて(日本に来て)奇跡的に出るようになった」らしい。
さらに、「それはある人のおかげで、今日ここにいる」んだって。
誰かは明かさなかったけど。
この素晴らしいライブを体験できるのはその人のおかげだね。私も感謝。

と、その話の前に「次の曲をディアハンターとアリエル・ピンクに捧げます」って言ってた"Not Getting There"は、カズのヴォーカルも素晴らしく、ホント最高でした。

で、これが今日のハイライトか?と思ってたら、さらに圧巻だったのが"In Particular"〜"Melody Of Certain Three"とガーーーーっと盛り上げてきてからの"23"の投下。

もともと"23"は大好きなんですが、今日の演奏でさらに惚れ直しました。

この3連打でライブ終了。
アンコールなし。
ヤバい、早くも今年のベストライブ候補。

とか、思ってたら、客電が点いても帰らない客。
モニターからcontrarede主催のライブの宣伝とかも流れだしちゃったり、スタッフも明らかに片づけモードなのに。

で、5分くらい経っても帰らなかったらアンコールで出てきてくれて1曲やった♪


ほんと良いライブでした。

27日の新代田Feverも行きたくなったけど、もちろん売り切れ。。

うーん残念。。

あれ、そういや、あんまりレーベル30周年を祝う感じじゃなかったけど・・・
ま、いっか。


以下、セットリスト。

2011.01.24 4AD evening@O-EAST Setlist

・Ariel Pink’s Haunted Graffiti Setlist
01. BEVERLY KILLS
02. L'E STAT
03. GETTING HIGH IN THE MORNING
04. CREDIT
05. ONE ON ONE
06. THE SPAIN CITY
07. FRIGHT NIGHT
08. MENO PAUSE MAN
09. ROUND AND ROUND
10. BRIGHT LIT BLUE SKIES
11. BUTTHOUSE BLONDIES
12. LITTLE WIG

・DEERHUNTER Setlist
01. Desire Lines
02. Hazel St.
03. Don't Cry
04. Revival
05. Little kids
06. Memory Boy
07. Nothing ever happened
08. Helicopter
09. Circulation

・BLONDE REDHEAD Setlist
(合ってるかちょっと怪しいです)
01. Black Guitar
02. Here Sometimes
03. Dr.Strangeluv
04. Spring and by Summer Fall
05. Oslo
06. Will There Be Stars
07. Falling Man
08. Not Getting There
09. Equally Damaged
10. In Particular
11. Melody Of Certain Three
12. 23
---encore---
13. Spain

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カテゴリ : LIVE (2011) ・ comments(0) K 
2011年01月24日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. Runaway / Kanye West (My Beautiful Dark Twisted Fantasy 収録)

 2010年リリースのKanye Westカニエ・ウェスト)の傑作5th『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』(全米1位、全英16位)からの2ndシングル"Runaway"。ClipsePusha Tがフィーチャーされています。シングルチャートでは全米12位、全英56位を記録しています。Rolling Stone誌では2010年のベストソングのNo.1に選ばれています。

 全編にわたり鳴り続け強い印象を残すピアノの短音、ブーストするようなベース音(シンセベース?)、Backyard Heaviesの"Expo 83"からサンプリングされたドラム音からなるトラックの上をカニエの祈りにもにたラップ、というか歌が感動的な曲。「あなたと一緒にいたい」という気持ちと「愚かな自分から全力で逃げろ」という気持ちのせめぎ合いが歌われているのでしょうか。

 いたるところで絶賛されているこの5作目ですが、そのハイライトを飾っているとも言えるのがこの"Runaway"で、35分にも及ぶ同名のショートフィルムも制作されています。フィルムのストーリーとしては、人間とフェニックスの叶わぬ恋って感じでしょうか。カニエ自身が監督も務めているみたい。出来もかなりのものでカッコイイんだけど、そこが逆に私なんかは観ててちょっと笑ってしまいました。。これを大真面目に作れるカニエさんは、ホント大物だよって変な感心の仕方をしてしまいました。

 ここ3回連続、『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』からの曲を紹介してきて、アルバムの完成度もハンパなく、曲単体としても素晴らしい曲ばかりでもっと続けたいところですが、この辺で止めときます。あえてもう1曲選ぶとすればBon Iverがフィーチャーされた"Lost In The World"かな。そこからラストの"Who Will Survive In America"へ繋がっていくのとかカッコ良すぎです。

(参考)
POWER / Kanye West (My Beautiful Dark Twisted Fantasy 収録)
All Of The Lights / Kanye West (My Beautiful Dark Twisted Fantasy 収録)

・Kanye Westの『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』を試聴&ダウンロード⇒My Beautiful Dark Twisted Fantasy - Kanye West


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Love Lockdown / Kanye West (808's And Heartbreaks 収録)
Stronger / Kanye West ft. Duft Punk (Stronger 収録)
Diamonds From Sierra Leone / Kanye West (Late Registration 収録)
Gold Digger featuring Jamie Foxx / Kanye West (late registration 収録)
THROUGH THE WIRE / Kanye West (THE COLLEGE DROPOUT 収録)

カテゴリ : Hip Hop / R&B / Soul ・ comments(0) K 
2011年01月23日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. POWER / Kanye West (My Beautiful Dark Twisted Fantasy 収録)

 "POWER"は、Kanye Westカニエ・ウェスト)の2010年リリースの5作目『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』(全米1位、全英16位)からの1stシングルとしてリリースされ、全英36位・全米22位を記録している曲。ソウルシンガーのDweleをフィーチャーしています。

 何と言ってもこの曲で耳をひくのは、King Crimsonキング・クリムゾン)のプログレ史上に残る傑作"21st Century Schizoid Man"の大胆なサンプリング。あまりにも大ネタ過ぎて誰も使わなかったこの曲を使うところがカニエさんらしい。大ネタといえば90年代のPuff Daddy(現P.Diddy)にも通じるところがあるけど、パフィよりカニエの方がもっとスマートな使い方をしてる気がする。

 "21世紀のスキッツォイド・マン"以外にも、"POWER"には、フレンチディスコグループ CONTINENT NUMBER 6の"Afromerica"、Cold Gritsの"It's Your Thing"が使われています。"Afromerica"は下手すると"21世紀の〜"より効果的に使われてるかも。

 歌詞の方もなかなかカッコ良いのですが、その歌詞の中で米NBCのサタデー・ナイト・ライブについて批判してるんだけど、実際にこの曲をSNLに出演した際にその部分を変更して歌ったというエピソードがなんか妙にカニエっぽくて面白かったです。

 サンプリングついでに、『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』の他の曲に使われてるサンプルや引用もまとめてみた。ロック好きとしては、"Hell of a Life"のブラック・サバスの"アイアン・マン"とか聞いてすぐ反応してしまいました。

・M1."Dark Fantasy"
 「"In High Places" - Mike Oldfield
・M2."Gorgeous"
 「"You Showed Me" - Gene Clark and Roger McGuinn
・M3."Power"
 「"It's Your Thing" - Cold Grits」, 「"Afromerica" - Continent Number 6」, 「"21st Century Schizoid Man" - King Crimson
・M7."So Appalled"
 「"You Are – I Am" - Manfred Mann’s Earth Band
・M8."Devil in a New Dress"
 「"Will You Still Love Me Tomorrow" - Smokey Robinson
・M9."Runaway"
 「"Expo 83" - Backyard Heavies」, 「"Rick James ‘Live at Long Beach, CA’1981"」
・M10."Hell of a Life"
 「"She’s My Baby" - the Mojo Men」, 「"Stud-Spider" - Tony Joe White」, 「"Iron Man" - Black Sabbath
・M11."Blame Game"
 「"Avril 14" - Richard JamesAphex Twin)」
・M12."Lost in the World"
 「"Soul Makossa" - Manu Dibango」, 「"Think (About It)" - Lyn Collins」, 「"The Woods" - Bon Iver」, 「"Comment No. 1" - Gil Scott-Heron
・M13."Who Will Survive In America"
 「"Comment No. 1" - Gil Scott-Heron

 YouTubeで聴き比べてる動画があった。これおもしろい。

(参考)
Runaway / Kanye West (My Beautiful Dark Twisted Fantasy 収録)
All Of The Lights / Kanye West (My Beautiful Dark Twisted Fantasy 収録)

・Kanye Westの『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』を試聴&ダウンロード⇒My Beautiful Dark Twisted Fantasy - Kanye West


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THROUGH THE WIRE / Kanye West (THE COLLEGE DROPOUT 収録)

21ST CENTURY SCHIZOID MAN including MIRRORS / KING CRIMSON (IN THE COURT OF THE CRIMSON KING 収録)

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2011年01月22日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. All Of The Lights / Kanye West (My Beautiful Dark Twisted Fantasy 収録)

 2000年代の音楽シーンを代表するプロデューサー/ラッパー/シンガー、Kanye Westカニエ・ウェスト)の2010年リリースの5作目『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』。全米1位、全英16位。

 リリース当初からPitchfork Mediaで10点満点、Rolling Stone誌でも5点満点を獲得し、年末のリリースにも関わらず、前述の2メディアを含め、Spin誌やBillboard誌の他多数のメディアで年間チャートの1位を記録して話題になってます。

 その評価に違わずなかなか聴きどころの多い作品で、ある意味過剰すぎて、どの曲を紹介していいのかわからなかったので、とりあえず過剰ついでに、過剰なまでに豪華なアーティストがゲスト参加したこの"All Of The Lights"を紹介。

・Kanye West - All Of The Lights ft. Rihanna, Kid Cudi


 まずはこの曲の参加アーティスト一覧(クレジットには表記されてません)
John Legend(ジョン・レジェンド)
The-Dream(ザ・ドリーム)
Ryan Leslie(ライアン・レスリー)
Tony Williams(トニー・ウィリアムス)
Charlie Wilson(チャーリー・ウィルソン)
Elly JacksonLa Roux)(エリー・ジャクソン)
Alicia Keys(アリシア・キーズ)
Fergie(ファーギー)
Kid Cudi(キッド・カディ)
Rihanna(リアーナ)
Elton John(エルトン・ジョン)

 どんだけ過剰なんだ?って(笑)アルバムではこの曲の前にピアノとストリングスだけの"All of the Lights (Interlude)"が有るくらいの凝りよう。そこも過剰。正直どこで出てきてるのか分からない人もいたりしますが、この中でもリアーナのフィーチャーっぷり際立ってて、この曲の核になってますね。

 ホーンの音がすごく効いてて、印象的な高速ビートも相まってすごく高揚感があります。そして、カニエ自身のラップがこれまたカッコイイ。リリックに"MJ gone...our nigga dead!"なんてのも出てきますね。あぁマイケル。。

 この曲は、アルバムからの4枚目のシングルとして2011年1月18日にリリースされています。2011/01/22付けの最新全米シングルチャートでは88位ですが、これからどんどん上昇していくことでしょう。また、ミュージックビデオもリアーナをフィーチャーして撮影が行われているそうです。(2011.02.20追記:PV完成しました)

(参考)
POWER / Kanye West (My Beautiful Dark Twisted Fantasy 収録)
Runaway / Kanye West (My Beautiful Dark Twisted Fantasy 収録)

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2011年01月20日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. Only Girl (In the World) / Rihanna (LOUD 収録)

 バルバドス出身のシンガー、Rihannaリアーナ)の2010年リリースの5thアルバム『LOUD』(全米3位、全英1位)からリードシングル曲"Only Girl (In the World)"。US・UKともにシングルチャートで1位を記録しています。この曲で4年連続UKシングルチャートで1位獲得(さらに年が明けて"What's My Name?"が全英・全米で1位獲得で5年連続)の快挙を達成してます。第53回グラミー賞で「the Best Dance Recording」部門にノミネート中(発表は2月23日)。

・Rihanna - Only Girl (In The World)


 "Only Girl (In the World)"はシンセの効いたダンスポップナンバーで、手掛けたのは、3rd『Good Girl Gone Bad』収録で世界中で大ヒットした"Don't Stop The Music"と同じくノルウェーのプロダクションチームStarGateで、"ドンド〜"にも通じるアッパーなサウンドが気持ちいいですね。「世界に私一人しか女性がいないかのように感じさせてほしいの」と歌われるラヴソングで、"be my prisoner for the night"(私の夜の囚人になって)っていうフレーズとかいいですねぇ。 

 アルバムは、この曲や、1曲目の"S&M"などStarGate作品以外にも、"Complicated"などのアップテンポなナンバーがあったり、DrakeをフィーチャーしたAvril Lavigneの"I'm With You"を使った"What's My Name"、銃声を表してたユニークなコーラスが印象的な"Man Down"とか、ミドルテンポの曲もかなりポップで耳馴染みの良い仕上がりになってると思います。Nicki Minajをフィーチャーした初期のリアーナが歌ってそうなダンスホールっぽい"Raining Men"も個人的に好き。

 そして、やはり注目は"Love the Way You Lie (Part II)"。リアーナをフィーチャーしたEMINEMの『Recovery』収録の大ヒット曲を、逆にエミネムをフィーチャーしてリアーナの歌をメインにしたバージョン。Jay-ZとAlicia Keysそれぞれの"E
mpire State of Mind"みたいな感じ。これかなり良いです。iTunesではこれのピアノヴァージョンも購入できます。

 前作『Rated R』はそれこそ『R指定』な大人の魅力を押しだした作品で、たしかに悪くはないけどちょっと地味な印象はあって、やっぱり今作のようなリアーナを期待してた人は多いのかも。発売2カ月ほどで、すでに前作のセールスを上回る勢いのようだし。モノクロでクールな前作のジャケットと今作の真っ赤な髪と口紅のリアーナのジャケット写真がその作風の違いを顕著に表していますね。

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2011年01月19日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2011)
  3. STING@日本武道館 「STING SYMPHONICITY JAPAN TOUR」 感想&セットリスト

今日はSTINGスティング)の『STING SYMPHONICITY JAPAN TOUR』の東京公演、日本武道館公演初日に行ってきました。(東京は武道館で3days)

武道館イメージ画像

"SYMPHONICITY"(Symphony + Synchronicity?)と題されているだけあって、今回のツアーは、東京ニューシティ管弦楽団(指揮:スティーヴン・マーキュリオ)を率いての、ソロやThe Police時代の曲をオーケストラアレンジしてのライブです。

Royal Philharmonic Concert Orchestraを招いて録音して昨年リリースしたアルバム『Symphonicities』をフォローするワールドツアーの一環ですね。

東京ニューシティ管弦楽団以外のバンドメンバーはこちら。

ギター:Dominic Miller
ベース:Ira Coleman
パーカッション:Rhani Krija
パーカッション:Davia Cossin
コーラス:Jo Lawry

ちなみに、実は私が生まれて初めて買った洋楽のCDがSTINGの『Mercury Falling』だったりします。

で、ライブ。

まずは定刻よりちょっと遅れて、オーケストラがスタンバイし暗転。
バンドメンバーが出てきて演奏が始まってから満を持してスティング登場!

1曲目は"If I Ever Lose My Faith In You"。
この曲の雰囲気的にはオーケストラアレンジはすんなりはまりますね。

それにしてもスティングのルックス。
今年で60歳を迎えるとは思えないスリムな体型に細身のジャケットがピッタリ。
英国の伊達男って感じですね。
(イングリッシュマン・イン・武道館ですねぇ)

2004年に同じく武道館で観たDavid Bowie(当時57歳)もカッコ良かったけど、それに負けないくらい。


続く2曲目、軽快なポリス時代のナンバー"マジック"の後に今日最初のMC。

いきなり日本語で「コンバンワ」。
以下、英語で「日本のミュージシャンと共演するのは初めて」とかいう話をした後、メンバー紹介。

最後に、東京ニューシティ管弦楽団からソプラノサックスの人が1人前に出てきて紹介され、始まったのは、もちろんあの名曲。
そう、"Englishman In New York"
原曲ではブランフォード・マルサリスがサックス吹いてますよね。
(その後も、東京ニューシティ管弦楽団から誰かフィーチャーされるときは個人名をスティングが紹介してました)
間奏のソロでは、スティングがすぐ後ろの指揮台に座って、サックスを吹く女性を見上げたりしてた。
"マジック"の時のコーラスはちょっと不発に終わったけど、この曲では客の合唱もバッチリ決まりましたね。
管弦楽団の最後列のホーンの人達やティンパニや木琴の人達のダンスも良かった。


続いて、スティングがガットギターを弾きながらしっとりとポリスの"ロクサーヌ"を歌いあげる。
原曲とは雰囲気が全く異なるのも今回のライブの魅力の1つですね。

変拍子が楽しい『Nothing Like the Sun』収録の"Straight to My Heart"、男女2人のダンサーが登場し社交ダンス(?)を披露した"When We Dance"と続いた後は、スティングがちょっとだけ舞台わきへ。

そして、壮大なオーケストラとともに始まったのが"ロシアンズ"。
このアレンジむちゃくちゃかっこいい。

壮大な"ロシアンズ"に続いて上述の『Mercury Falling』から"I Hung My Head"をやった後は、ギタリストのドミニクをフィーチャーしてしっとりと"Shape of My Heart"。
超ウットリ。

そのまま、チェロをフィーチャーした"Why Should I Cry for You?"、ヴァイオリンとコーラスのジョーをフィーチャーした"Whenever I Say Your Name"、そして"Fields of Gold"と静かめの曲が続く。

ここでMCで、「次の曲で第1部が終わり、20分のインターバルを挟む」ことが告げられる。
そして、「All I want is to」と歌詞の一節を繰り返した後に始まったポリスの"Next to You"で、この日一番のロックンロールで会場を熱狂させて第1部終了。


ここで20分の休憩。まさにクラシックのコンサートみたいですね。


第2部は、スティングがエレキを弾く"A Thousand Years"からスタート。
続く"This Cowboy Song"では、ガットギターのスティングとベースのイラ、ギターのドミニク、そして、コーラスのジョーもギターを抱え(弾いてはいなかったね)、4人で横1列に並んでダンスを披露し、盛り上がった。

"バーボン・ストリートの月"の前にはロングコートのようなものに衣装チェンジ。
袖の部分の裏地が赤くなってて、MCでヴァンパイアがどうのこうのって言った後、「キュケツキッ(吸血鬼)」って日本語でスティングが言ったのが面白かった。
曲の途中には、スティングがテルミンを演奏し、曲の雰囲気に合ったイメージビデオがスクリーンに映し出されて演出としても面白かったです。
最後には、スティングが狼男のように「ワオーン」って遠吠えしてた。


ここから不勉強ながら知らない曲が数曲続く。
まぁ、知ってる有名な曲は新しいアレンジに驚き、知らない曲は初めて聞くから新鮮だし、このツアーはどちらにしろ楽しめるからいいですね。

ちなみに"You Will Be My Ain True Love"とかは、アリソン・クラウスとのデュエット曲のようで、だからジョーとデュエットしてたんですね。


"Mad About You"が終わり、今回のライブの個人的ハイライトへ。
"King of Pain"〜"見つめていたい"というポリス時代の『シンクロニシティ』からの大ヒットナンバーの連打。

個人的には特に"King of Pain"は"見つめていたい"よりも好きだったりするので超テンション上がった。
ドミニクが前に出てきてギターソロを披露したときとか特に。
そして、一瞬のブレイクの瞬間、指揮者の指揮のもとに管弦楽団の方々が前かがみになって、そして、一気に身を起して演奏が爆発するとか、もう最高でした。


そして、"見つめていたい"の盛り上がりは言わずもがな。
この曲知らない人なんているんですかね。
(今だと、究極のストーカーソングって感じもしますが。。)


そんな感じで本編は大団円。
バンドメンバーが前に出て手をつないで挨拶して、一旦はける。

もちろんアンコールも。

アンコール1発目の"Desert Rose"はパーカッションをフィーチャー。
原曲ではシェブ・マミというアフリカの歌手の方の歌がフィーチャーされてる曲ですね。
この曲、かなり好きです。
中近東っぽい感じのコーラスメロディがたまらない。
スティングの怪しいダンスも相まって、本編最後の2曲にも負けないくらいの盛り上がりでした。

この曲が終わり、またメンバー揃って挨拶して退場。

この曲で終わりでも全然満足だったんだけど、さらにアンコール。

軽快なロックナンバー"She's too good for me"へ。
その軽快な音楽にのって、ジョーが踊りまくるんだけど、その姿に魅了されて全然スティングを観てる暇がなかった(笑)
カメラ(この日はテレビカメラが入ってた感じがしたけど、いつかどこかで放送されるんでしょうか?)もジョーをずっと映してましたね。


ここから一転、スティング自らクラシックギターを爪弾きながら"Fragile"。
曲の最後に「STING FRAGILE」って書かれた譜面がスクリーンに映されたのがなんか良かったなぁ。


バンドメンバーとスティングが一旦はけた後、三度、スティングだけ登場。

そして、日本語で「もう1回?」って言ってから、最後"I Was Brought To My Senses"をアカペラで披露してライブ終了。
これも私が初めて買った洋楽のCD『マーキュリー・フォリング』からの曲で嬉しかったな。

歌い終わりに「トーキョー、アリガト」って言ってスティングは去っていきました。
最後までカッコイイ。。

20分のインターバルを挟みつつも全27曲、2時間半以上のライブの間ずっと声量が落ちないスティングに魅了された一夜でした。


以下、セットリスト。

2011.01.17 STING@日本武道館 『STING SYMPHONICITY JAPAN TOUR』 Setlist

---First Set---
01. If I Ever Lose My Faith In You
02. Every Little Thing She Does Is Magic (The Police cover)
03. Englishman In New York
04. Roxanne (The Police cover)
05. Straight to My Heart
06. When We Dance
07. Russians
08. I Hung My Head
09. Shape of My Heart
10. Why Should I Cry for You?
11. Whenever I Say Your Name
12. Fields of Gold
13. Next to You (The Police cover)
---Second Set---
14. A Thousand Years
15. This Cowboy Song
16. Tomorrow We'll See
17. Moon Over Bourbon Street
18. The End of the Game
19. You Will Be My Ain True Love
20. All Would Envy
21. Mad About You
22. King of Pain (The Police cover)
23. Every Breath You Take (The Police cover)
---encore1---
24. Desert Rose
---encore2---
25. She's Too Good for Me
26. Fragile
---encore3---
27. I Was Brought To My Senses(アカペラ)

・STING SYMPHONICITY JAPAN TOUR 日程
2011/01/13 大阪市中央体育館
2011/01/14 愛知県体育館
2011/01/17,18 日本武道館
2011/01/19 日本武道館(追加公演)

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2011年01月17日(月)