1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. 21 Guns / Green Day (21st Century Breakdown 収録)

 GREEN DAYグリーン・デイ)通算8作目のアルバム『21st Century Breakdown』(邦題:『21世紀のブレイクダウン』、全米・全英を含む世界十数カ国でナンバー1獲得。プロデュースはButch Vigブッチ・ヴィグ))からの2ndシングル。Billboard Hot 100 chartでの最高位は22位。

・Green Day - 21 Guns [Official Music Video]


 アコギのストロークスから始まるミドルテンポの楽曲で、シンプルながらもサビにかけてのエモーショナルな盛り上がりがハンパないですね。前作『American Idiot』における"Boulevard of Broken Dreams"的な感じです。タイトル"21 GUNS"とは多分「礼砲(Gun Salutes)」のことでしょう。礼砲の中でも21発というのは国家元首に向けてされる最上級のもの。アメリカでは大統領の就任や辞任の際に行われるらしいので、ブッシュもしくはオバマに向けられたメッセージとも取れますね。「21」という数字がアルバムタイトルとも呼応してるのもさすが。

 この曲は楽曲のクオリティの高さもさることながら、ミュージックビデオのほうもかなり秀逸。とある部屋の中で1組の男女(アルバムの物語の主人公グロリアクリスチャン?)が弾丸が飛び交う中歩み寄り、(まさにアルバムのジャケットのアートワークのように)抱き合いキスを交わすもの。ちなみにグリーン・デイの演奏シーンにいるもう1人の人物はサポートギタリストのJason Whiteジェイソン・ホワイト)。

 この"21 GUNS"のPVは2009年のMTV Video Music Awardsで、"Best Rock Video"、"Best Direction in a Video"、"Best Cinematography in a Video"の3賞を受賞しています。
 
 で、ここで、第1幕:『Hero And Cons/ヒーローとペテン師』、第2幕『Charlatans And Saints/いかさま師と聖人』、第3幕『Horseshoes And Handgrenades/馬蹄と手榴弾』の3部構成でグロリアとクリスチャンという2人の若者を主人公にしたストーリーになっているアルバム全体を語っていきたいところですが、どうも上手く語れなさそうなのでここでは割愛。ま、そんなコンセプト云々を超えた楽曲が詰まってるので難しいこと考えなくても楽しめる作品だと思います。

 そんなグリーンデイは、来年1月に来日公演が決まっています。2作目の傑作ロック・オペラを作り上げた彼らはどんなライブを見せてくれるのでしょうか。(参考までに最近の海外公演のセットリストを最後のほうにのせておきます)

GREEN DAY JAPAN TOUR 2009
21st CENTURY BREAKDOWN TOUR
・大阪: 2010/1/21(木)@ 大阪城ホール
・東京: 2010/1/23(土)@ さいたまスーパーアリーナ
・東京2010/1/24(日) さいたまスーパーアリーナ
・名古屋2010/1/25(月) 名古屋ガイシホール

●『21st Century Breakdown』(「21世紀のブレイクダウン」)収録曲
1. SONG OF THE CENTURY(ソング・オブ・ザ・センチュリー)
第1幕:Hero And Cons(ヒーローとペテン師)
2. 21ST CENTURY BREAKDOWN(21世紀のブレイクダウン)
3. KNOW YOUR ENEMY(ノウ・ユア・エナミー)
4. !VIVA LA GLORIA!(!ヴィヴァ・ラ・グロリア!)
5. BEFORE THE LOBOTOMY(ビフォア・ザ・ロボトミー)
6. CHRISTIAN'S INFERNO(クリスチャンズ・インフェルノ)
7. LAST NIGHT ON EARTH(ラスト・ナイト・オン・アース)
第2幕:Charlatans And Saints(いかさま師と聖人)
8. EAST JESUS NOWHERE(イースト・ジーザス・ノーウェア)
9. PEACEMAKER(ピースメーカー)
10. LAST OF THE AMERICAN GIRLS(ラスト・オブ・ジ・アメリカン・ガールズ)
11. MURDER CITY(マーダー・シティ)
12. ?VIVA LA GLORIA?(LITTLE GIRL)(?ヴィヴァ・ラ・グロリア?(リトル・ガール))
13. RESTLESS HEART SYNDROME(レストレス・ハート・シンドローム)
第3幕:Horseshoes And Handgrenades(馬蹄と手榴弾)
14. HORSESHOES AND HANDGRENADES(ホースシューズ・アンド・ハンドグレネイズ)
15. THE STATIC AGE(ザ・スタティック・エイジ)
16. 21 GUNS(21ガンズ)
17. AMERICAN EULOGY(アメリカン・ユーロジー)
18. SEE THE LIGHT(シー・ザ・ライト)
19. ライツ・アウト* Bonus Track


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Boulevard Of Broken Dreams / GREEN DAY (american idiot 収録)
The Saints Are Coming / U2 and Green Day (The Saints Are Coming 収録)
Homecoming / GREEN DAY (american idiot 収録)
Know Your Enemy / GREEN DAY (21st Century Breakdown 収録)



・Green Day Concert at Palaolimpico, Turin, Italy Setlist on November 12, 2009

01. Song Of The Century
02. 21st Century Breakdown
03. Know Your Enemy
04. East Jesus Nowhere
05. Holiday
06. The Static Age
07. Give Me Novacaine
09. Are We The Waiting
10. St. Jimmy
11. Boulevard Of Broken Dreams
12. Murder City
13. Hitchin' A Ride
14. Maria
15. Dominated Love Slave
16. When I Come Around
17. Highway to Hell (AC/DC cover)
18. Brain Stew
19. Jaded
20. Longview
21. Basket Case
22. She
23. King For A Day
24. Shout (Johnny O'Keefe cover)
25. 21 Guns
26. American Eulogy
---encore 1---
27. American Idiot
28. Jesus Of Suburbia
29. Minority
---encore 2---
30. Last Night On Earth
31. Wake Me Up When September Ends
32. Good Riddance (Time Of Your Life)
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2009年11月30日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. JAZZ
  3. Chasing Pirates / NORAH JONES (THE FALL 収録)

 2002年、『Come Away with Me』で衝撃的なデビューを飾った女性シンガー、NORAH JONESノラ・ジョーンズ)の通算4作目となるニューアルバム『THE FALL』がリリースされました。過去3作で3,600万枚ものCDを売り上げてきた彼女だけあって、今回も全米チャート初登場3位(UKでは24位、日本では6位)の大ヒット。

 これまでどおり大ヒットといいつつ、そのサウンドは全くこれまでどおりではなかったり。まずはアルバムからの1stシングルになったこの"Chasing Pirates"でビックリ。いきなり耳に飛び込んでくる浮遊感のあるエレピ(?)とドラムのビート。これまでのピアノを弾きながらブルースフィーリングあふれるジャズヴォーカルを、どちらかといえばしっとりと聞かせていた彼女とはかなり印象が違いますね。

 後は"Chasing Pirates"のミュージックビデオ。Pirates(海賊)に扮した(?)ノラが出てくるのですが、そのノラの短いスカート姿に一発でノックアウト。髪をショートにしたノラのキュートさにやられまくり。意外と知られていないかもしれませんが、ノラといえば、あのビートルズのジョージ・ハリスンにも多大な影響を与えたインド音楽の巨匠Ravi Shankarラヴィ・シャンカール)の娘なので、顔立ちがどこかエキゾチックな雰囲気があってそこがまたたまらないっすねぇ。

 ちなみにこのPVのときにノラの右腕に「Johnny Forever」と書いてあるそうです。なんでも当初、ノラがジョニー・デップのストーカーになって彼を追いかけまわす内容を考えていたとか。パイレーツ繋がりってことでしょうか。そんな豪華な共演見てみたかったなぁ。

 って、どんどん音の話から外れてきたので、アルバムの話に戻します。"チェイシング・パイレーツ"を聴いて、「おぉ今回はかなりポップになったなぁ」って思ったのもつかの間、聴き進めていくと、「ポップ」どころかアルバムは一言で言って「ロック」です。しかもかなり極上の。2曲目の"Even Though"もかなりギターの音が印象的です。

 これまでの3作をともに作ってきたリー・アレキサンダーと公私共に別れ、ノラが新たに創作のパートナーに選んだのはKings of LeonModest Mouseなどを手がけたJacquire Kingジャクワイア・キング)。彼の手がけたTom Waitsトム・ウェイツ)の『Mule Variations』が大好きだったので、その作品のような感性やグルーヴを目指しての起用だそうです。

 そしてバンドも一新。ドラムにJoey WaronkerとJames Gadson、キーボードにJames Poyser、そしてギタリストにMarc RibotとSmokey Hormel等などを迎えて制作。またゲストにRyan Adamsライアン・アダムス)やOkkervil Riverオッカヴィル・リヴァー)のWill Sheffウィル・シェフ)なども参加。もちろんあの大ヒット曲"Don't Know Why"の作者ジェシー・ハリスも作曲で参加してます。さらにノラ自身もかなりギターを弾いているそうです。

 個人的なオススメはライアン・アダムス作の"Light as a Feather"や、優しくハミングされる"Waiting"、それに続く60年代ロックのようなグルーヴがむちゃくちゃカッコイイ"It's Gonna Be"ですね。

 まぁ元々、ジャズの名門レーベル、ブルー・ノートからのデビューだったからジャズにカテゴライズされただけであって、ノラにとってこの変化はごく自然なものだったんでしょうね。てか、彼女くらいの才能があればどんなジャンルであっても一級品を作ってしまいそうですが。

・NORAH JONESの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Norah Jones
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2009年11月29日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. JAZZ
  3. AQUARIAN MOON / BOBBY HUTCHERSON (HAPPENINGS 収録)

 ヴィブラフォン奏者Bobby Hutchersonボビー・ハッチャーソン)が1966年にBLUE NOTEよりリリースした新主流派JAZZの名盤と歌われる『HAPPENINGS』(黒人女性が写ったピンク色の派手なジャケットが有名な作品)の1曲目。タイトル"AQUARIAN MOON"は、ボビーの誕生日が1月27日で水瓶座であることから来ているらしい。

 イントロの1音からヴァイブの清らかな音色にやられちゃいますね。タイトルから連想されるような、なんか朝の湖畔のような静かななかで広がる水面なイメージ。この音の余韻は木琴や鉄琴とは違ってその名の通りヴィブラートを掛けられるヴィブラフォーンならではですね。

 そしてこの曲の聴き所は、前半のボビーから引き継いだ後の中盤のハービー・ハンコックのピアノ。むちゃくちゃカッコイいい。そこに絡む、リズム隊の緊張感のある演奏も利き所ですね。

 アルバムには1曲のみ、ボビー作曲ではないものが収録されています。それがハービー作による"MAIDEN VOYAGE"。いわずと知れた名曲"処女航海"ですね。ハービー自身のリーダー作も名盤と名高いですが、この作品に収められたヴァージョンも、それに勝るとも劣らないできであると評判の作品です。


●BOBBY HUTCHERSON - 『HAPPENINGS』
1. "Aquarian Moon"
2. "Bouquet"
3. "Rojo"
4. "Maiden Voyage" (Hancock)
5. "Head Start" - 5:15
6. "When You Are Near"
7. "The Omen"

・レコーディングメンバー
Bobby Hutchersonボビー・ハッチャーソン): vibraphone, marimba
Herbie Hancockハービー・ハンコック): piano
Joe Chambersジョー・チェンバース): drums
Bob Cranshawボブ・クランショウ): bass 

1966年2月8日録音
Produced by ALFRED LION
Recording engineer : RUDY VAN GELDER
Recorded at the Van Gelder Studio, New Jersey
Cover Photo & Design by REID MILES

・BOBBY HUTCHERSONの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Bobby Hutcherson
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2009年11月28日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2009)
  3. The Birthday@Zepp Tokyo 「TOUR 愛でぬりつぶせ 09」 感想&セットリスト

Zepp TokyoにてThe Birthdayのライブを観てきた。

Zepp tokyoイメージ画像

あの感動のチバのアベフトシ追悼MCのフジロック以来2度目、単独では初。
ツアー"愛でぬりつぶせ" '09のツアーファイナルです。

感想は一言、かっこよすぎ。
チバーって叫びたくなるほど。

定刻より10分弱遅れてメンバー登場。
1曲目はツアータイトルどおり"愛でぬりつぶせ"だ。

ここからダダダーっと激しいナンバーが続き、一気に汗だく。
曲間では会場から「アニキー」などの声が飛ぶが、この辺はMCも一切なし。


今回はベースのハルキ側のかなり前方で観ました。
若干周りは女性客が多かったかな。
バースデイに詳しい人いわく、ハルキ側は女性が多く、真ん中のチバから徐々にイマイに近づくにつれ野郎が多いらしい。
なるほど、なんかわかる気がする。


激しめのナンバーが続いた後はミドルテンポのゾーンへ。
これがまたカッコよすぎた。
"FUGITIVE"とかシングルのカップリングにしておくのはもったいないね。

新曲の"ピアノ"もかなり胸に染みた。


汗がひいたころに再びロックンロールゾーン。
このところ結構ハマって聴いてた"STRIPPER"とか聞けてうれしかった。
この曲の2本のドラムの絡みがかっこいいのなんの。


そして、ライブはクライマックスへ。
"涙がこぼれそう"での大合唱はとにかくヤバかった。
この1曲の間だけで、私の頭の上を10人ほどのダイバーさんが通り過ぎて行きました・・・

さらに続く"Nude Rider"では、もはや狂ったような盛り上がり。

本編ラストは壮大な"SUPER SUNSHINE"でシメ。
クハラは客席にダイヴして去ってった。


もちろんアンコール。
1曲目、チバがMCで噛みまくり(笑)
「マックのクォーターパウンダーで、し、しし、し、新種の…」

もし噛まなかったとしても新種ってなんだ?(笑)
そんなチバの言語感覚がスキ!

そして始まるCMソング"HUM69"。
『ピアノ』のカップリングに収録です。

そのままシームレスに"45 CLUB"につながり、1回目のアンコール終了。


ツアーファイナルだけあって絶対もう1回アンコールあるって思ったら案の定。
今度は来年出るタワレコ30周年記念シングル"マディキャットブルース"を披露。

演奏前のMCで新曲がいっぱい出る的な話をしようとして、
「あ〜、なんか面倒くさくなった。」
って言ってた(笑)

最後は"ローリン"でシメ。


…と思ったら、なんと3回目のアンコールが!!
しかも、「撮影に付き合ってくれる?」
って言って、本編でも前半に演奏した"ディグゼロ"をもう1度。

来年1月にシングルで出るんだけど、それの初回限定盤につくDVDにでも収録されるんでしょうか。
こりゃ買うっきゃないですね。

ま、たぶん映ってないと思いますが…

ちなみに演奏のほうは本編の時より丁寧に演奏してるような印象がありましたがどうでしょう?


そして、ほんとにほんとの最後は"アリシア"。
くそぉ、カッコよすぎ。

で、またまたキューが客席にダイヴして去って行きました。


うーん、別にミッシェル解散後、チバを避けてたわけじゃないけど、なぜ今までアフターミッシェルのチバワークスには触れてこなかったのかが不思議。
また絶対ライブ行こう。

以下、セットリスト。

2009.11.27 The Birthday@Zepp Tokyo Setlist

01. 愛でぬりつぶせ
02. カレンダーガール
03. マスカレード
04. ガーベラの足音
05. ディグゼロ
06. BABY TONIGHT
07. FUGITIVE
08. ピアノ
09. ひかり
10. Sheryl
11. タランチュラ
12. モンキーによろしく
13. STRIPPER
14. LUCCA
15. あの娘のスーツケース
16. いとしのヤンキーガール
17. 涙がこぼれそう
18. Nude Rider
19. SUPER SUNSHINE
-----encore 1-----
20. HUM69
21. 45 CLUB
-----encore 2-----
22. マディキャットブルース
23. ローリン
-----encore 3-----
24. ディグゼロ (撮影会)
25. アリシア

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さよなら最終兵器 / The Birthday (VISION 収録)
Mother / The Birthday (Blood And Love Circus 収録)
抱きしめたい / The Birthday (NOMAD 収録)
世界の終わり / Thee Michelle Gun Elephant (cult grass stars 収録)
エレクトリック・サーカス / Thee Michelle Gun Elephant electric circus 収録)


カテゴリ : LIVE (2009) ・ comments(4) K 
2009年11月27日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2000年代)
  3. HUM69 / The Birthday (ピアノ 収録)

 The Birthdayザ・バースデイ)が通算8枚目となるシングル『ピアノ』を12月16日リリースします。この"HUM69"に収録される曲で、日本マクドナルド「QUARTER POUNDER」CMソングとして大量ON AIRされていましたね。ライブでは時折披露されていましたが、今回初リリース。チバとイマイアキノブの2本のギターの絡みがカッコイイ、ロックナンバー。

 HUM69の動画がYouTubeから無くなっていたので、"ピアノ"の方を。
・The Birthday - ピアノ


 明日のTOUR“愛でぬりつぶせ”'09のツアーファイナルZepp Tokyo公演でも聴けるといいなぁ。(追記)やってくれました!
The Birthday@Zepp Tokyo 「TOUR 愛でぬりつぶせ 09」 感想&セットリスト


The Birthday -『ピアノ』収録曲リスト
1. ピアノ (6:12)
2. HUM69 (2:47)
3. いとしのヤンキーガール (3:49)
全作詞:チバユウスケ 作曲・編曲:The Birthday

初回盤特典DVD
1. ピアノ (Video Clip)
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


 The Birthdayはこのシングルの後、来年年明け早々1月13日に、シングル『ディグゼロ』と、同日タワレコ限定シングル『マディ・キャット・ブルース』の2作が発表されることがすでに決まっています。

 また12月16日にはかつてチバとクハラが在籍したTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTミッシェル・ガン・エレファント)の日本コロムビアとユニバーサルというレーベルを越えたベスト盤の発売もあります。こちらの初回限定盤はSHM-CD、DVD、100Pにもわたる豪華写真集がセットになって発売され、DVDは過去TV出演時のパフォーマンスを集めた『Music Program Session DVD』という貴重なものになるそうです。

 その12月16日というのは、2009年7月22日に急逝し、ファン(もちろん私も・・・)を悲しみにくれさせたアベフトシの誕生日でもあるそうです。

 同日公開の「FOREVER MICHELLE!―Final works of rockin’ blues.―」の一環として製作されるドキュメンタリー映画「ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE”―LAST HEAVEN 031011―」も絶対見に行こう・・・(追記)行ってきました。
映画『“THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-』@シネセゾン渋谷

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さよなら最終兵器 / The Birthday (VISION 収録)
Mother / The Birthday (Blood And Love Circus 収録)
抱きしめたい / The Birthday (NOMAD 収録)



(2017.06.11最終更新)
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2009年11月26日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. US Indie
  3. The Reeling / PASSION PIT (MANNERS 収録)

 マサチューセッツ州・ケンブリッジ出身の5人組、PASSION PITパッション・ピット)。2008年発表の1stEP『Chunk of Change』収録の"Sleepyhead"で一躍話題になった彼らが今年2009年に1stフルアルバム『MANNERS』(全米51、全英55位)をリリースしました。"Sleepyhead"はマスタリングされ今作にも収録されています。

 まずはPASSION PITのメンバーを。
・Michael Angelakos (lead vocals/keyboards)
・Ian Hultquist (keyboards/guitar)
・Ayad Al Adhamy (synth/samples)
・Jeff Apruzzese (bass/synth bass)
・Nate Donmoyer (drums)

 この"The Reeling"はアルバムからの1stカット曲で、Billboard Alternative Songs Chartで34位を記録。中心人物マイケル・アンジェラコスが彼女との関係修復のためにバレンタインプレゼントで作ったというどちらかというと内省的な"Sleepyhead"と比較して、"The Reeling"のほうはもっとフロアライクで外に向けて発散していく感じがありますね。コーラス部分で盛り上がりつつも切ない感じがすのも良いですね。ちなみに日本盤にはPerfume等でおなじみのCapsule中田ヤスタカによるリミックスヴァージョンも収録されています。

 1曲目の"Make Light"からキラッキラのポップチューン満載のアルバム。ライブで大音量で聴いてみたいですね。個人的には"Eyes as Candles"の泣きメロとかライブで聴きたいな。

●PASSION PIT JAPAN TOUR 2010
・2/4(木)大阪 心斎橋CLUB QUATTRO
・2/5(金)東京 渋谷duo music exchange


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2009年11月25日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. Wheels / FOO FIGHTERS (GREATEST HITS 収録)

 Dave Grohlデイヴ・グロール)率いるFOO FIGHTERSフー・ファイターズ)15年の歴史を詰め込んだその名も『GREATEST HITS』(全米11位、全英4位)がリリースされました。この"Wheels"はそのベスト盤に収録された2曲の新曲のうちの1つ。Billboard Hot 100で72位。プロデュースはButch Vigブッチ・ヴィグ)。 デイヴとヴィグとの関係は言わずもがなですね。キャリアを総括する作品に収録される新曲をヴィグが手がけるってだけでなんか物語を感じてしまいます。

 この曲を一言でいうとアメリカンロックって感じ。すごく広大でおおらかなサウンド。最初はなんかフーファイぽくなくてイマイチかもって思ったけど、聴けば聴くほど味がある曲ですね。最近亡くなったデイヴの友人に捧げられたという曲で、どこか物悲しい雰囲気がありつつもそこを越えた先を見ている感じのする歌詞も素敵です。ロック好きなら誰もが知っている大きな悲しみ含め、様々な経験をしてきたであろうデイヴならではって感じ。

 このベスト盤に含まれるもう1曲の新曲"Word Forward"も力強い音を聞かせるカッコイイ曲になっています。そして、ライブでは定番の"Everlong"のアコースティックヴァージョンなんてものも入ってますね。ま、個人的な意見としては最近オリジナルアレンジの"Everlong"をライブでやってくれないのがいつも歯がゆいんですが・・・。後、このベスト盤の不満点は「なぜ"I'll Stick Around"が入ってないんじゃー」ってことくらいですかね。ま、ききたきゃ1stかDVDの付いてる初回盤を買えってことですね、はい。

 現在、デイヴはスーパーバンド、ゼム・クルックド・ヴァルチャーズで、ネイト・メンデルSunny Day Real Estateテイラー・ホーキンスコートレイル・ライダーズクリス・シフレットアンディ・マッコイのバンドに参加とそれぞれ活動中。また再びこの4人が集まって再出発するのが待ち遠しいですね。あ、最後にやっぱりこれも書いておかねば・・・『LIVE AT READING』最高です!!


・FOO FIGHTERS - 『GREATEST HITS』収録曲
1. "All My Life" (From the album 「One by One」 2002) 4:23
2. "Best of You" (From the album 「In Your Honor」 2005) 4:15
3. "Everlong" (From the album 「The Colour and the Shape」 1997) 4:10
4. "The Pretender" (From the album 「Echoes, Silence, Patience & Grace」 2007) 4:27
5. "My Hero" (From the album 「The Colour and the Shape」 1997) 4:19
6. "Learn to Fly" (From the album 「There Is Nothing Left to Lose」 1999) 3:54
7. "Times Like These" (From the album 「One by One」 2002) 4:28
8. "Monkey Wrench" (From the album 「The Colour and the Shape」 1997) 3:50
9. "Big Me" (From the album 「Foo Fighters」 1995) 2:12
10. "Breakout" (From the album 「There Is Nothing Left to Lose」 1999) 3:20
11. "Long Road to Ruin" (From the album 「Echoes, Silence, Patience & Grace」 2007) 3:48
12. "This Is a Call" (From the album 「Foo Fighters」 1995) 3:53
13. "Skin and Bones" (From the album 「Skin and Bones」 2006) 4:02
14. "Wheels" (Previously unreleased) 4:38
15. "Word Forward" (Previously unreleased) 3:50
16. "Everlong (Acoustic version)" (Previously unreleased) 4:10
 
・Foo Fightersの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Foo Fighters



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Virginia Moon / FOO FIGHTERS (In Your Honour 収録)
Best Of You / FOO FIGHTERS (In Your Honour 収録)
THE PRETENDER / FOO FIGHTERS (ECHOES, SILENCE, PATIENCE & GRACE 収録)
You Know You're Right / NIRVANA (NIRVANA 収録)
Where Did You Sleep Last Night / NIRVANA (MTV UNPLUGGED IN NEW YORK 収録)
PLATEAU / NIRVANA (MTV UNPLUGGED IN NEW YORK 収録)
New Fang / Them Crooked Vultures (Them Crooked Vultures 収録)
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2009年11月24日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. 独り言(音楽ネタ)
  3. 『NME』が選ぶ2000年代のベストアルバムTOP100

 先日、アメリカのウェブメディアPitchforkが2000年代のベストアルバムを発表していましたが、
(参考)
『Pitchfork』が選ぶ2000年代のベストアルバム発表
 今度はイギリスを代表する音楽雑誌NMEことNew Musical Expressが2000年代のアルバムTOP100を発表しました。

 まぁざっと見てみると、NMEらしいなぁっていうのが率直な感想。
 やはりUKロック界の2000年代はアメリカからストロークスが登場したことによって始まったいわゆるロックンロールリヴァイヴァルによってその10年が決定づけられたんだなぁという感じ。

 個人的にはプライマル・スクリームの『エクスターミネーター』が上位に食い込んでるのがうれしかったりします。
 私はTOP20で、11枚CDで持っていて、6枚をデジタル音源で持っていました。
 TOP100まで伸ばすと一気に持ってる音源の割合が減ったので、意外と聞いてない作品も多いんだなぁと思いましたが…

 ちなみに、このランキングは、ミュージシャン、プロデューサー、ライター、レコード・レーベルのオーナーなどの投票によって決められたものとなっているそうです。

 私ももうちょっとしたらマイベスト2000年代でも作ってみよう!

 それではNMEの選んだランキングをどうぞ。

The Top 100 Greatest Albums Of The Decade


01. The StrokesIs This It


The Strokes - Is This It


02. The LibertinesUp The Bracket


The Libertines - Up the Bracket


03. Primal ScreamXTRMNTR


Primal Scream


04. Arctic MonkeysWhatever People Say I Am, That's What I'm Not


Arctic Monkeys - Whatever People Say I Am, That's What I'm Not


05. Yeah Yeah YeahsFever To Tell


Yeah Yeah Yeahs - Fever To Tell


06. PJ HarveyStories From the City, Stories From the Sea

 Amazonで購入 PJ Harvey - Stories from the City, Stories from the Sea


07. Arcade FireFuneral

 Amazonで購入 Arcade Fire - Funeral


08. InterpolTurn On The Bright Lights

 Amazonで購入 Interpol - Turn On the Bright Lights


09. The StreetsOriginal Pirate Material

 Amazonで購入 The Streets - Original Pirate Material


10. Radiohead 『In Rainbows』

 Amazonで購入 Radiohead - In Rainbows

11. At The Drive InRelationship Of Command
 Amazonで購入
12. LCD SoundsystemSound Of Silver
 Amazonで購入 LCD Soundsystem - Sound of Silver
13. The ShinsWincing The Night Away
 Amazonで購入 ザ・シンズ - Wincing the Night Away
14. RadioheadKid A
 Amazonで購入 Radiohead - Kid A
15. Queens Of The Stone AgeSongs For The Deaf
 Amazonで購入 Queens of the Stone Age - Songs for the Deaf
16. The StreetsA Grand Don't Come For Free
 Amazonで購入
17. Sufjan StevensIllinois
 Amazonで購入
18. The White StripesElephant
 Amazonで購入
19. The White Stripes - White Blood Cells
 Amazonで購入
20. BlurThink Tank
 Amazonで購入 Blur - Think Tank


【サイト内関連記事】
LAST NITE / THE STROKES (IS THIS IT 収録)
THE MODERN AGE / THE STROKES (IS THIS IT 収録)
Swastika Eyes / PRIMAL SCREAM (XTRMNTR 収録)
When The Sun Goes Down / arctic monkeys (Whatever People Say I am, That's What I'm Not.. 収録)
view from the afternoon / arctic monkeys (Whatever People Say I Am That's What I'm Not... 収録)
fake tales of san francisco / Arctic Monkeys (Whatever Peole Say I Am, That's What I'm Not 収録)
RICH / Yeah Yeah Yeahs (Fever To Tell 収録)
Date With the Night / Yeah Yeah Yeahs (Fever To Tell 収録)
Neighborhood #2 (Laika) / Arcade fire (Funeral 収録)
ALL I NEED / RADIOHEAD (IN RAINBOWS 収録)
arcarsenal / at the drive-in (relationship of command 収録)
Seven Nation Army / The White Stripes (ELEPHANT 収録)


NO ONE KNOWS / QUEENS OF THE STONE AGE (SONGS FOR THE DEAF 収録)
Fit but you know it. / the streets (a grand don't come for free 収録)
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2009年11月23日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2009)
  3. electraglide Presents WARP 20@幕張メッセ(Battles、Chris Cunningham Live、!!!、LFO、Andrew Weatherall他)

2005年以来4年ぶりの開催となるイベント、electraglideエレクトラグライド)に行ってきた。
個人的には2000年の第1回と前回2005年以来の3回目の参戦。

で、今年はUKのWarp Recordsの設立20周年を記念し「electraglide presents Warp20」と題して開催。

Room9(メインステージ)とRoom11(セカンドステージ)という2ステージ制で出演者は、ステージ別出演順にこんな感じ。
ちなみに開催場所が幕張メッセの国際展示場の9〜11ホールで、ライブスペースが9と11だからこのステージネームなのでしょう…

Room9
DJ Yogurt / Hudson Mohawke / !!! / Steve Beckett / Battles
O.N.O / Chris Cunningham Live / rei harakami / LFO

Room11
dot i/o / Fumiya Tanaka / Clark / Andrew Weatherall / Flying Lotus


まぁワープ20周年という割にはワープに関係ない人もいるし、LFOとAndrew Weatherallがいるとはいえ、
これがワープを代表するかといえば微妙に違うようなメンツですね。。。

観終わって思ったのは、先鋭的なテクノレーベルとしてのWarpの20年を総括するというイベントというよりも、
ロックなどの様々なジャンルとのクロスオーヴァーを果たした現在〜未来をコンセプトにしてるんじゃないかという感じでした。

では簡単にこの日の行動&感想を。

まずは会場に入る。
インフォメーションのとこに行ったら、タイムテーブルはタワレコのブースでもらってくれとのこと。
はっきり言って意味不明。てか、入口で配れよと思った。


そんな不満はさておき、DJ Yogurtの音を軽く聴きながらタイムテーブルをもらって、Room11へ。
レーザー光線が飛び交ういい感じのフロアで時間を待ち、クラムボンミトがやっているdot i/oを見る。
クラムボン好きの私には必須です。
YAMAHAのtenori-onが2台とその間にMACのラップトップが置いてあるセットでのDJ。
おー、テノリオンを2台同時に使うのかー!って思ったら基本的には1つで、最後の最後でやっと2つ同時に使うという感じ。
ま、それでもビートを視覚的に操れるテノリオンだけあって、その光を見てるだけで楽しかった。


今回は各ステージともセットチェンジの時間はなくシームレスに次のアクトにつながる構成だったので、次の田中フミヤも流れてちょこっと観た。
とかいいつつ、最初のほうはほとんど盛り上がりもなく…本始動するまえにRoom9に移動してしまいました。。


Room9ではターンテーブルの最年少世界チャンピオンでもあるHudson Mohawkeが演ってて、バックの昔のVHSのビデオのような映像が流れてた。

ハドソン・モホーク終わりで友人と合流し、次はお待ちかねの!!!chk chk chk)。
過去にフジロックで2回ほどみたけど、今回は寒い季節だからか例の短パン・Tシャツじゃなくて、コートっぽいのを着て登場してました。
でも、途中でそれを脱ぎ捨てタンクトップになってたけど…
そして、相変わらずあの変な踊りをしてた♪
黒人のヴォーカリストや、ホーンも交え、ファンキーな演奏を繰り出し続けてたけど、幕張メッセで音が悪いせいか、前に観たときほどの興奮はなかったな…


ここで友人と別れ、そのままRoom9の前方柵のほうで座り込んでワープのオーナーであるSteve Beckettを聴きながら休憩。
!!!の後だからか客の少なさにびっくりでしたが…
音のほうは意外とカッコよかったんだけどね。


で、ずっと座ってても仕方ないので、Room11に移動しClarkを見る。
なんか勝手にチルなイメージをしてたんだけど、バキバキのサウンドでちょっとびっくり。
攻撃的なビートがすごくかっこよかった。


次はRoom9で今回のエレグラの一番のお目当てであるBattlesがあるので早めに移動し、前方の柵側をゲット。
するとスピーカーが近いからかスティーヴ・ベケットの鳴らす低音が体の骨を揺らしまくり。
若干気持ち悪くなるくらい…

その流れでバトルスが始まったもんだから、これまた低音がすごくて…

個人的にバトルスは2年前のフジロックに出演が決まった際に超喜んだんだけど、その直後に仕事があることが発覚しバトルス前に苗場を後にし東京に帰らなければならなかった苦い思い出が…
今日はそのリヴェンジも兼ねて。

そんな感じで臨んだため、期待値が自分の中で高まり過ぎてたのもあり、予想ほどでもなかったのが本音。
これも会場の音が悪かったのが最大の原因かもしれないけど。
とはいえ、普通のバンドではありえない変態的(←ほめ言葉)な音はさすがでした。
基本的にはストイックなサウンドで、それが一瞬のうちに大爆発するような瞬間があって、そこはかなり興奮したなぁ。
そしてやはり"Atlas"は良かった。
オーエーオーって皆歌ってたしね。


Battles終わりで友人と再合流し、フードブースなどをうろつく。
ま、ここでの不満は下のほうに載せます。

あれやこれややってるうちにお目当てNo.2であるChris Cunninghamの時間が近くなってしまった。
でも、さすがにワープ20周年でアンドリュー・ウェザーウォールを見ないわけにはいかんだろうと思い、10分ほど観てきた。
やっぱテッパンだなぁ。
時間が許せばもっと観たかったけど、クリス・カニンガムを見るためRoom9へ。
O.N.Oが終わりクリス登場。

で、始まったんですが、来ました、彼特有の超変態映像。
エログロ。
間違いなくR指定。ま、時間的にOKか。
そして音と映像のシンクロが素晴らしい。
でも映像に圧倒されるため、踊るのを忘れてしまうのが最大の難点か。
まぁ個人的には4年前のエレグラでも観ているので、やってるネタがその時と半分以上かぶってるので、そこまでの衝撃度はなかったのが残念。
ちなみに音のほうはワープと聞いて一般的に思い浮かべる音のイメージに一番近かったかも。


そんなクリスの後は「おはよーございまーす」と変なテンションで登場したRei Harakamiの音を背にRoom11へ。
Flying Lotusを見る。
何気に今回のエレグラの個人的ベストアクト。
結構ビートがヒップホップっぽい。
レーザー光線の雲みたいなステージ全体の雰囲気もバッチリハマってた。

そんなフライング・ロータスはアンコールもあったりして、それを最後まで観てからいよいよラストアクト、ワープの20周年を祝うにはやっぱり、LFOが締めるのがベストでしょう。
ワープの重鎮ですね。
なんかもう待ってたのはこれだよこれっていう感じのセットでした。
最後は、マーク・ベルのプロデュースつながりってことでBJORKの"declare independence"のトラックで締めてたんだけど、超カッコ良かった♪


そんなベテランのいい感じのセットでイベントは終了しました。


今後もっといいイベントにしてほしいので、最後にイベント運営に関する不満点を。
・会場が暗すぎ
 ステージはともかく、Foodエリアとかエントランスのとことかのあの暗さは意味不明。
・音悪すぎ(でかすぎ)
 これは幕張メッセなので仕方ないか。
・会場狭すぎ。
 人が溢れすぎ。メッセの国際展示場の9〜11ホールじゃなくて、1〜8ホールを使うべき。
・トイレに人が並びすぎ
 まぁこれも1〜8ホールを使っていればここまでひどくはなってなかったはず。
 男子トイレはまだしも女子トイレはひどかった。
 意を決して列に並んだ友人に聞いたら約1時間並んだって言ってた。

まぁどれも出演者じゃなくて主催者が悪いんですが。

主催者さん次回は頼みますよ。

【サイト内関連記事】
electraglide 2005@幕張メッセ 国際展示場3番ホール
Atlas / Battles (Mirrored 収録)
Myth Takes / !!! (Myth Takes 収録)
Blown / LFO (Sheath 収録)
Sex Beat / Two Lone Swordsmen (From The Gone Chapel 収録)

Two Weeks / GRIZZLY BEAR (VECKATIMEST 収録)
HOUSE JAM / GANG GNAG DANCE (SAINT DYMPHNA 収録)
APPLY SOME PRESSURE / MAXIMO PARK (A CERTAIN TRIGGER 収録)
Vi Scose Poise / Autechre (Confield 収録)
Heliosphan / Aphex Twin (Selected Ambient Works 85-92 収録)

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2009年11月22日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2009)
  3. MUTEMATH@duo music exchange(opening act:Cinjun Tate of Remy Zero) 感想&セットリスト

渋谷のduo music exchangeへアメリカはニューオリンズ出身のバンド、MUTEMATHミュートマス)のライブを見に行ってきた。

昨年のサマソニで初めて見て、名前は知ってたけど音はほとんど初めて聞く状態で、最初は微妙と思いつつ見てたら後半がかなり良くて気になってたバンド。
そして、今年出た2nd『Armistice』がとてもよかったので。
(後、今年のサマソニでは見てないので)

そんなMuteMath、のその前に前座のCinjun Tate of Remy Zero
てか、始まるまで前座がいるのを知りませんでした。。。
なので、後でチケットを見てバンド名を知るっていう・・・(失礼しました)

よく知らないんですが、Remy ZeroってバンドのVo.のCinjun Tateさんってことらしいです。
登場して、いきなりギターの人が
「マイド!ッテ、オオサカ、チャウカ」
って流暢な日本語でMC。

Voの人はポケットから小物を取り出し客席に投げまくり。
(私もちょうど飛んできた携帯ストラップみたいなのをゲット)

Gtの人は途中「エイゴ デ シャベッテ イイカナ」とか言いつつ、最後まで日本語でしゃべってた。
しまいには、「オアシモトノワルイナカヨウコソキテクダサイマシタ」とか言ってたし。。

ちなみに音やバンドの佇まいを一言で言うと
「お金持ちじゃないU2」
って感じ。
声がボノっぽい。
ちょい地味だけど、なかなか良かったです。

ちなみに「ヤングスーパーマン」という海外ドラマで使われた曲だという"Save Me"を会場に合唱させていました。


セットチェンジの間、oasisの"Wonderwall"がかかって合唱になったりしつつ、いよいよミュートマス。

一応、メンバーは、
Paul Meany(ポール・ミーニー) (vocals/keys)
Darren King(ダレン・キング) (drums)
Greg Hill(グレッグ・ヒル) (guitar)
Roy Mitchell-Cardenas(ロイ・ミッチェル・カルデナス) (bass)

『Armistice』でも1曲目を飾る"The Nerve"から始まったライブはしょっぱなからモッシュが起こり、終始圧倒的なパフォーマンス。
よく考えたらDuoでモッシュのあるライブ観るの初かも。

3曲目の"Chaos"でまず最初の沸点を記録。

途中"Peculiar People"の時だったか、Voのポールがビデオカメラを手に客席乱入。
ちょっと飛び込むとかじゃなくて、会場を練り歩くって感じ。
もちろん私もポールをぺたぺた触っておきました♪

その後もキーボードの上で3点倒立したり、やりたい放題で進んでいく。

それにしてもライブを近くで見て思ったけど、このバンドの肝はドラムとベースですね。
リズムがヤバイ。
速い曲じゃなくても一切ダレナイのはこの2人のおかげでしょう。

ロイはベースだけでなくパーカッションもこなすし、ダレンは高速ドラミングをしても外れないようにヘッドフォンをガムテでグルグル巻きにしてるし(笑)

もちろんグレッグもギターだけじゃなくてエフェクターを操り音に彩を加えるし。


そして、後半の"Typical"から後の展開は特にヤバかったな。
ここで本日最大のモッシュ。
やけに暴れてる外人がいるなーって思ってたらCinjun Tateでウケタ(笑)
本編最後の"Burden"はアルバムの中でもとりわけ好きな曲だったので、ライブで体感できて嬉しかった。

アンコール1曲目はお待ちかねの"Spotlight"。
昨年のサマソニで気になっていたとはいえ、一気にミュートマスがすきなったのは今年この曲を聴いてからなので。
もちろん例のコーラス部分は合唱で。
やっぱ盛り上がるわぁ。
ほんとライブ向きの曲ですねぇ。

そして"Reset"〜"Break The Same"で最終的にduo全体をカオス状態に持っていってライブ終了。
最後のパーカッション合戦最高でした。
ダレンなんかドラムを頭から被ってた(笑)

なんか欧米紳士な格好をしたメンバーからは想像できないはちゃめちゃで楽しいライブ。
これ、CDだけでしか聴かないなんてもったいない。
ライブはCDの数倍かっこよかったです。

以下、セットリスト。

2009.11.19 MUTEMATH@duo music exchange Setlist

01. The Nerve
02. Backfire
03. Chaos
04. Clipping
05. Control
06. Goodbye
07. Plan C
08. Stare at the Sun
09. Clockwork
10. Peculiar People
11. Armistice
12. Odds
13. Noticed
14. Typical
15. Burden
---encore---
16. Spotlight
17. Reset
18. Break The Same

参考までに前日の渋谷O-EAST公演のセットリストも下のほうに載せておきます。

【サイト内関連記事】
Spotlight / MUTEMATH (Armistice 収録)


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2009年11月19日(木)