1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Stellify / Ian Brown (My Way 収録)

 90年代以降のUKロックに多大なる影響を与えたThe Stone Roseストーン・ローゼズ)のデビュー作『The Stone Roses』が世に出てから20周年の今年2009年、ローゼズ解散後ソロとして我が道を歩いてきたキングモンキーことIan Brownイアン・ブラウン)の6枚目のアルバム、その名も『My Way』がリリースされました。全英アルバムチャート8位。

・Ian Brown - Stellify


 "Stellify"は『My Way』からの1stシングルでシングルチャートで31位を獲得しています。シンプルなピアノのリフに導かれる前半から、徐々に力強さを増していくピアノとリズムにホーンが絡んでくるあたりでの高揚感がハンパないですね。イアンの歌もかなりメロディがたっててアンセムとしてライブとかでかなり盛り上がりそう。個人的にはイアンの曲の中では、"My Star"や"F.E.A.R."を聴いたときと同様の衝撃がありました。アディダスのジャージに身を包み、マンチェスターの街を練り歩くPVもカッコイイ。

 実はこの曲、元々はイアン自身のために書かれた曲ではなく、なんとあのバルバドス出身の女性R&Bシンガー(私も大好き)Rihannaリアーナ)のために書かれたものだったらしい。イアン・ブラウンとリアーナってどんな組み合わせだよ!?って思ったら、どうやら共同制作者のデイヴ・マクラッケンJay-ZジェイZ)の立ち上げたマネージメント会社ロック・ネイションとソングライター契約をしているらしく、そのつながりでリアーナ用の曲を作ってたそうです。でも、あまりに出来が良くて自分で歌っちゃったと(笑)てか、リアーナ・ヴァージョンも聴いてみたい!!

 さらにアルバム収録曲の"Vanity Kills"はKanye Westカニエ・ウェスト)用に作ったものなのだそうです。そういえば最近、NMEでイアンとJay-Zの対談(というかイアンがジェイZにインタビューをするという形式)もありましたね。こうなったらぜひ裏方としてではなく、Jay-Zと真っ向からぶつかり合うコラボレーションとかも実現して欲しいです。あ、コラボといえば今作では意外なところで日本のOrange Rangeオレンジ・レンジ)のナオトと"Vanity Kills"を共作しています。

 さて、一番最初に書いたように今年で『The Stone Roses』がリリースされて20年。それを記念して『THE STONE ROSES -20th Anniversary Legacy Edition』なんてものもリリースされます。ソロミュージシャンとして着実にキャリア築くイアンと、ミュージシャンというよりも画家としてのキャリアを歩んでいる最近のジョン・スクワイア。ジョンがローゼズを脱退して以降一切面と向かって話したことないという2人に和解の日は来るんでしょうか。

 私は、イアンとジョンのそれぞれのソロのライブでローゼズナンバーを聴くことはできたけど、やっぱり2人、というかあのレニマニの黄金のリズム隊を揃えた4人での演奏を聴いてみたいものです。まぁイアンのソロでの成功を(後、マニのPrimal Screamでの活動も)考えると恒久的な再結成はありえないとしても、20周年記念で1度くらいはワールドツアーをしてほしいなぁ。ちなみに『My Way』制作時にジョンからイアンに曲が送られてきたって話もあるし、確率は0ではない?

【サイト内関連記事】
One Love / The Stone Roses (Turns Into Stone 収録)
I Wanna Be Adored / The Stone Roses (The Stone Rose 収録)
All For One / The Stone Roses


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2009年10月30日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. New Fang / Them Crooked Vultures (Them Crooked Vultures 収録)

 噂の新人バンド、Them Crooked Vulturesゼム・クルックド・ヴァルチャーズ)のデビューアルバム『Them Crooked Vultures』の発売が11月に決定しました。まずThem Crooked Vulturesって誰だ?っていう人のためにメンバー紹介。

Them Crooked Vultures are
Dave Grohlデイヴ・グロール
Josh Hommeジョッシュ・オム
John Paul Jonesジョン・ポール・ジョーンズ

 なんとFoo Fightersフー・ファイターズ)とQueens of the Stone Ageクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)と元Led Zeppelinレッド・ツェッペリン)のメンバーからなるはっきり言って超がつくほどのスーパーグループです。

 ギター&ヴォーカルがジョッシュ、フーファイではVo.&Gtですが言わずと知れた元NIRVANAのスーパードラマーのデイブがドラム、御大ジョンジーがツェッペリン同様にベースをメインにキーボードなどを担当。ライブでは3人に加え、LAのインディ・ロック・バンドElevenのギタリスト、Alain Johannes(アラン・ヨハネス)を加えた4人編成とのこと。

・New Fang


 この"New Fang"はアルバムに先駆けてYouTube等で公開された曲で、アルバムからの1stシングルにも決まっているそうです。出だしのドラムの音から言うまでもなく、3人の個性でまくりのサウンド。シンプルなリフをリズミカルに刻むだけでヘヴィでブルージーでここまでカッコよく、さらにそれを補うベースの音がこれまたヤバイ。何気にバンドの肝はジョンジーかもね。アルバムのほかの曲も早く聴きたくてしかたないですね。

 ちなみに、3人が所属する3バンドとも私は大好きですが、何よりデイヴのドラムが聞けるのが嬉しかったりします。そのデイヴのドラムをジョンジーが評して「すぐにわかったよ。なによりすごく上手く、そしてグルービーで、しかもよく聞いてるドラマーだ。ベーシストが好きになるいい要素すべてを備えてるって」と語っています。

 もうすでにアメリカやイギリスではツアーを行っている様子。UKではアークティック・モンキーズの前座で出演したとか(もちろんArctic Monkeysの『Humbug』をジョッシュがプロデュースしたつながりですね。ACもこんなバンドに先にやられたらやりにくいだろうなぁ…)。ぜひ日本にも来てほしいですね。

・Them Crooked Vultures @ BBC Radio 1 - New Fang


◎Them Crooked Vultures - 『Them Crooked Vultures』収録曲
*米国盤:11月17日発売
*日本盤:12月2日発売
01. No One Loves Me & Neither Do I
02. Mind Eraser, No Chaser
03. New Fang
04. Dead End Friends
05. Elephants
06. Scumbag Blues
07. Bandoliers
08. Reptiles
09. Interlude With Ludes
10. Warsaw Or The First Breath You Take After You Give Up
11. Caligulove
12. Gunman
13. Spinning In Daffodils

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Mind Eraser, No Chaser / Them Crooked Vultures (Them Crooked Vultures 収録)
Since I've been Loving You / Led Zeppelin (The Song Remains the Same [Original recording remastered]
The Pretender / Foo Fighters (Echoes, Silence, Patience & Grace 収録)
No One Knows / Queens Of The Stone Age (Songs For The Deaf 収録)
Feel Good Hit Of The Summer / Queens Of The Stone Age (R 収録)

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2009年10月29日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. Raindrops / Basement Jaxx (Scars 収録)

 フィーリックス・バクストンサイモン・ラトクリフによる二人組ダンスユニットBasement Jaxxベースメント・ジャックス)の通算5枚目のスタジオアルバム『Scars』(全英37位、全米173位)がリリースされました。

 この"Raindrops"はアルバムからの1stシングル曲。UKシングルチャート21位。Fuji Rock Festival 09のクロージングアクトとして出演した際にも披露されていました。中近東風(インド風?)なエキゾチックなサウンドに高揚感がありつつもどこか感傷的なメロディが乗るダンスチューンで、オートチューンの効いたヴォーカルがこれまた切ないです。歌詞の内容は「地球の裏側に住んでる女の子に惚れちゃった」という心境を歌ったものだそうです。

・Basement Jaxx - Raindrops ( Official Video 2009 ) Scars


 あぁ、この曲を聴くとあのフジロックの祝祭感と、夢のような時間が終わってしまうという感傷が蘇ってきます。

・Basement Jaxx 'Raindrops' Live@Fuji Rock 2009


 オノ・ヨーコSam SparroKelis、SantigoldLightspeed ChampionEli "Paperboy" ReedJose JamesPaloma Faith等多くのゲストが参加しているこのアルバム。ダンスチューンとしてももちろんベースメント・ジャクス印の一級品ですが、歌物としても結構楽しめる作りになっていると思います。

 ちなみにアルバムの方向性を決めるきっかけとなったのがオノ・ヨーコで、彼女にインタビューする機会があってその話の流れからNYでレコーディングすることになったかららしいです。

・Basement Jaxx - 『Scars』収録曲&フィーチャリングゲスト
1. "Scars" (featuring Kelis, Meleka & Chipmunk) - 4:15
2. "Raindrops" - 4:10
3. "She's No Good" (featuring Eli "Paperboy" Reed) - 3:26
4. "Saga" (featuring Santigold) - 2:42
5. "Feelings Gone" (featuring Sam Sparro) - 3:42
6. "My Turn" (featuring Lightspeed Champion) - 4:52
7. "A Possibility" (featuring Amp Fiddler) - 2:45
8. "Twerk" (featuring Yo! Majesty) - 3:30
9. "Day of the Sunflowers (We March On)" (featuring Yoko Ono) - 5:59
10. "What's a Girl Got to Do?" (featuring Paloma Faith) - 4:04
11. "Stay Close" (featuring Lisa Kekaula) - 3:01
12. "Distractionz" (featuring Jose Hendrix) - 5:03
13. "Gimme Somethin' True" (featuring Jose James) - 5:29



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2009年10月28日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (1990年代以前)
  3. Step Into My World / hurricane #1 (hurricane #1 収録)

 元RIDEライド)のギター&ヴォーカル、現oasisオアシス)でベースを務めるAndy Bellアンディ・ベル)がライド解散後1996年に結成したバンドhurricane #1ハリケーン #1)の1997年リリースのデビューアルバム『hurricane #1』(全英11位)収録のデビュー曲。全英29位を記録。

・Hurricane #1 - Step Into My World


 アンディの広がりのあるメランコリックなギターと、たぶんVo.のAlex Loweアレックス・ロウ)によるアコースティックギターのストロークに導かれる楽曲で、アレックスのちょっとしゃがれた声がそのサウンドにマッチしててすごくイイ!曲後半のアンディによるこれでもかと弾きまくるギターソロも90年代UKロック!!って感じがしてすごく良いです。きっと弾き語りで聴いても良いと思えるメロディの強さもあります。ちなみにアレックスは元ボクサーらしく、"STEP INTO MY WORLD "のシングル盤のジャケットにはストリートでトレーニングをするボクサーの写真が使われています。

 アルバムの冒頭を飾る"JUST ANOTHER ILLUSION"(全英35位)や"Chain Reaction"(全英30位)のような力強い歌を聞かせるグルーヴィーな楽曲など、どれも粒ぞろいな楽曲がずらりと並ぶこのデビュー作、たぶん初期oasisや所謂ブリット・ポップ好きには間違いなくツボにはまる作品だと思います。特に「最近のオアシスはどうもなぁ」って人は絶対グッと来るはず。

 結局バンドは99年に2nd『Only the Strongest Will Survive』(全英55位)を出した後解散してしまいます。その後、アンディはGay Dadゲイ・ダッド)に加入寸前にまで行ったところで、オアシスに電撃加入、そして今に至ります。

 ノエル・ギャラガーの脱退宣言で「オアシス解散か!」と連日騒がれていますが、ここはoasisには初心に帰ってボーンヘッドとギグジーに戻ってきてもらって(トニーはいいや・・・)、アンディは本職に戻ってRideは難しいとしても、せめてhurricane #1の再結成でもしてくれないかなぁ、なんて。

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oasis JAPAN TOUR 2009@幕張メッセ国際展示場

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2009年10月27日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. Lakeside / BLK JKS (After Robots 収録)

 「TV on the Radioへのアフリカからの回答」と評される南アフリカはヨハネスブルク出身の黒人4人組、BLK JKSブラック・ジャックス)。

 メンバーは、以下の4人。
Lindani Buthelezi(リンダニ・ブセレジ) - vocals & guitar
Mpumi Mcata(ムプミ・ムカタ) - guitar
Molefi Makananise(モレフィ・マカナニセ) - bass
Tshepang Ramoba(シェパング・ラモ) - drums

 2000年に結成され、昨年のデビューEP『MYSTERY EP』に続いてデビューアルバム『AFTER ROBOTS』を発表。プロデューサーにSecret Machinesブランドン・カーティスを迎えJimi Hendrixで有名なエレクトリック・レディ・スタジオでレコーディングされています。

・Blk Jks - Lakeside Music Video


 この"Lakeside"はそんなデビュー作からのリードトラック。アフリカの土着のリズム、レゲエ、そしてメンバーが夜な夜なテレビで観て影響を受けたというNIRVANASOUNDGARDEN等の90年代USオルタナティヴロック等々、様々な音楽からの影響が混ざり合って渾然一体となったエネルギーを発しまくっているところが先述のTVオン・ザ・レディオやMars Voltaなどに比較されるのが分かりますね。個人的にはこの曲を聴いてるとなんか沖縄の音楽っぽい要素も感じられたりするんだけど気のせい?

 ちなみに、"Lakeside"のテーマについて「THE RAY」というフリーペーパーのインタビューで語るところによると、
テーマは現実世界と架空が出会ったような不思議なものが多い。というのも、ぼくらは人生が本来そのようなものだと思っているから。たとえばこの曲は幼い子供がタクシーで連れ去られている中で本人はそれをUFOの着陸だと想像しているんだ。子供が連れ去られるのは悲しいけど、そんなショックの中でも彼の頭の中で起きている出来事は相当興味深いはずなんだよ
とのこと。

 Vo.のリンダニ曰くこのアルバムは『PABLO HONEY』(Radioheadの1st)みたいなものでほんの挨拶、序章程度とのこと。もしほんとにそうだったら末恐ろしいですね。。こんなバンドがアフリカからポンと出てくるところがまだまだロックは面白いですね!

 あ、この曲、サッカーゲーム「FIFA 10」のサントラにも収録されるそうです。

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2009年10月26日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Ignorance / paramore (brand new eyes 収録)

 アメリカはテネシー州ナッシュビルはフランクリン出身の5人組paramoreパラモア)が、出世作『Riot!』(全米15位・全英24位)に続く3rdアルバム『brand new eyes』をFueled by Ramenよりリリース。プロデュースはGreen DayやMy Chemical Romance等を手がけたRob Cavallo(ロブ・カヴァロ)。リリースされるや否や、UKチャート初登場1位、本国アメリカのビルボードチャートでも2位。そのほかオーストラリア、ニュージーランド、アイルランドでも1位を獲得し、世界的大ヒットになっています。

・Paramore: Ignorance [OFFICIAL VIDEO]


 この"Ignorance"はその3rdアルバムからの1stシングル。全米67位、全英14位を記録。切れの良いギターに導かれるサウンドと紅一点Vo.のHayley Williamsヘイリー・ウィリアムス)のエモーショナルな歌がのる曲。むちゃくちゃメロディが立ってる上に、勢いだけじゃない曲展開もあって面白いです。20歳前後の若いメンバーが一気にスターダムにのし上がってしまったことによって生じたメンバー間の摩擦を乗り越えて作り上げたサウンドと歌詞は必聴です。

 アルバムからの2ndシングルには"Brick by Boring Brick"が決定していますが、ジャケットの羽のもがれた蝶のイラストは、その曲の歌詞"The angles were all wrong now. She’s ripping wings off of butterflies"からインスパイアされたものらしいです。

 ちなみにアルバムのアメリカ国外用のインターナショナル盤(もちろん日本国内盤も)には、2008年に社会現象が起こるほどの大ヒットを記録した映画『トワイライト』のサントラで200万枚以上売れた作品のリード・シングルとなった"Decode"(ディコード〜恋の暗号)も収録されています。この夏、日本のSUMMER SONICで"Decode"を演奏したときの映像を観ましたが、ただのポップパンクとは一線を画したスケール感を感じさせる音でビックリしました。

 サマソニでは残念ながら見逃しましたが、このアルバムでの来日ツアーがあればぜひライブに行きたいですね。それにしても20歳そこそこでこれだけのクオリティの楽曲を連発できるってすごい!

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2009年10月25日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2009)
  3. ハナレグミ@Zepp Tokyo 「TOUR あいのわ」 感想&セットリスト

ハナレグミの『TOUR あいのわ』のZepp Tokyo公演に行ってまいりました。

Zepp tokyoイメージ画像

ハナレグミのライブを観るのは超久しぶり。
何かのイベントで見ているかも知れませんが、単独公演だと覚えてる限りではお台場の潮風公園で観たのが最後だから5年ぶりくらいです!

そんなわけで、意気揚々と行ってきました。

以下、簡単に感想を。
なぜ簡単にというと、ちょっと個人的トラブルが…

会場に入るとステージには様々な飾り付けがされてあって、かなりハナレグミな雰囲気(ってどんなんだよ?って突っ込みはなしで・・)

開演時間10分押しくらいでライブスタート。
まずは永積タカシが1人出てきて弾き語り。
そこに徐々にメンバーが加わって行って、バンドスタイルに。

ドラム、ギター、ベース、キーボード、ブルースハープ、フルートとかが入ってハナレグミワールドを繰り広げていく。
メンバー全員和気あいあいとしていてみているほうも自然と笑顔になる感じ。

そして、永積タカシのMCがこれまた彼の音楽同様に自由で暖かい。
客とのやりとりも楽しい。

前のほうの客は後ろに向かって大きく、後ろの客はカツ舌よくはっきりと話してくれないと、みんなで共有できないとか言ってた。
後ろからだと「タカシー」が「ファカフィー」みたいに聞こえるとか。

そんなアットホームな感じでライブは進み、カーティスメイフィールドの"PEOPLE GET READY"や、"マドベーゼ"としっとりした楽曲を演奏しているときに、
わが身に悲劇が…

なんと倒れてしまったっぽいです。
全然記憶がないのですが、フッと倒れて、2,3秒ほど意識を失ってたとのこと。
後ろの人が支えてくれたとか(ホントにありがとうございます!)
気づいたら床に座ってました。

で、そのまま"家族の風景"を丸々1曲座ったまま聴き(かなり前のほうだったのでかなり迷惑だったでしょう…ごめんなさい)、
一緒に観ていた人がいったん外に出ようと言ってくれたんですが、なんか大丈夫そうだったので立って聴くことに。

そして"…がしかしの女"の前のMCでの客とのやり取りも普通に楽しく聴いてたのですが、また徐々に気持が悪く…
と、その瞬間、私より少し前に立ってた女性が、自分と同じくフッと白目をむいて倒れたので、それを見た瞬間、「ヤバイ」と思って、人をかき分けて外に出ました。

それから何曲かドアを出てすぐのところでドア越しに聞きました。
(結構音が漏れてたので全然楽しめましたけど)
ちなみにその間も、同じように気分が悪くなったのか外に出て来て座り込む人が何人かいました。

まぁ外でも結構楽しめたのですが、ユーミンの"やさしさに包まれたなら"から"明日天気になれ"の流れを聞きながら、「アー中に戻りたい」って気持ちが・・

で、結局、水を買って、落ち着かせて、もう一度、今度は後ろのほうから入って最後まで楽しみました。

すごく良いライブだったため、かなり残念ですが、また別の機会に体調を万全にしてリベンジしたいと思います。

一緒に観ていた方や周りの方々にはご迷惑をおかけしてすみませんでした、って気持ちです。


以下、セットリスト。
曲の途中で違う曲に行ったりとかしてたので、かなり曖昧です。
訂正よろしく。


2009.10.23 ハナレグミ@Zepp Tokyo TOUR あいのわ Setlist

360°by asa
あいのわ
愛にメロディ
ヒライテル 〜 THREE LITTLE BIRD 〜 WAKE UPしてください
踊る人たち
今夜はブギーバック(ラップのみ)
音タイム 〜 ノルウェイの森 〜 音タイム
PEOPLE GET READY
マドベーゼ
家族の風景
…がしかしの女
レター
あいまいにあまい愛のまにまに
大安
やさしさに包まれたなら(荒井由実cover) 〜 明日天気になれ
---encore---
うららかSUN
ハンキーパンキー
光と影
あいのこども

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2009年10月23日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2009)
  3. Marilyn Manson@Zepp Tokyo 「Japan Tour 2009」 感想&セットリスト

Zepp Tokyoにアンチクライスト・スーパースター(え?表現が古い?)こと、Marilyn Mansonマリリン・マンソン)のライブを見に行ってきました。

Zepp tokyoイメージ画像

10数年前にMTVでPVを初めて観た時の衝撃は今でも覚えてますが、何気にライブ観るの初めてです。

会場内に入ると、ステージには黒い幕が。
開演時間より5分ほど遅れて暗転、そして、幕が後ろから赤いライトが。
そして、幕の後ろに間違いなくヤツがいる!

ついに幕が落ち、マンソン登場!
私はステージに向かって左側の結構前のほうにいて、ベース側だったので、トゥイギー!!って思ったら、トゥイギーはベースじゃなくてギター弾くんだね・・・

と、そんなこともありつつ、1曲目は全米4位を記録した最新アルバム『The High End of Low』から"We're From America"。
うん、1曲目ってことでタイトルからして自己紹介的な?

それにしてもマリマン、ちょっとお腹出たね・・・

そんなこと思いつつも、1曲目から大盛り上がり!
カッコイイ!

先述のようにちょい左側から見てたけど、マンソンさん結構動いてくれるので左側にも頻繁に来てくれた。
ステージの両端に街灯のようなスポットライトが用意されていたので、そこに当たりに来てくれるので、かなり近くで拝めました。

2曲目で"Disposable Teens"があって合唱が起こる。
新作からの曲を中心にしつつも、盛り上げどころで代表曲を持ってきてくれるセットリスト。

結構MCも多くて、「新しい曲を聴きたいかー!」的なことを言って"Pretty As A Swastika"に突入したり。
ちなみにこの曲の時に後ろにかかってたアメリカ国旗を模した幕が落ち、$マークに代わりました。

それにしても、生マリマン、意外なほどお茶目でビックリ!
もうイメージとしてはショックロッカーなもんだと思ってたから、今日のライブを観ててすごく印象が変わった。
丁寧にお辞儀したりするし。

ファンサービスか、タオルなんかはちょっと汗を拭いただけで客席に投げまくり。
後は、ビールを口に含んでは吐き出しまくってたので、最前列の客はビールまみれだったろうな・・・
あ、それを拭いてもらうためにタオルを・・・って違うな。。

聖書を投げたり、"The Dope Show"が始まる前にメイクさんとか出てきりなんやかんやあって口紅をべぇーってやったり(あー、文章で上手く表現できない・・・)とかいろんな演出も交えながらライブは進んで行き、一気にクライマックスへ。

個人的なハイライトは"Rock Is Dead"で超盛り上げまくった後の、ブレイクのきっかけになったユーリズミックスの"Sweet Dreams"と、パティ・スミスの"Rock 'n' Roll Nigger"のカヴァー2連発。
原曲よりもテンポをグッと落とした"Sweet Dreams"に、原曲よりもさらにテンポを上げ荒々しく演奏された"Rock 'n' Roll Nigger"。
どちらもしっかりとマンソンスタイルになってました。

ま、今日の場合、演奏よりもその2曲の間にあったマンソンとトゥイギーのやり取りが面白すぎた!
"Sweet Dreams"のアウトロでドラマーがドラムソロを軽くやったところ、マンソンが「うるさい」的なことを言って(たぶんもちろん冗談っぽく)、その言ったそばからトゥイギーがギターを鳴らして、それに対して
「Fuck You」って囁くようにマンソンが言って、それからマンソンとトゥイギーのファック・ユー合戦が・・・
いろんなヴァージョンの言い方で!
「Fuck Youだけで会話してるよー」(笑)って思った。

カヴァー2連発後、"Coma White"〜"Coma Black"と流れて、ラストはお待ちかねのあの曲!

そう!"The Beautiful People"。
あのイントロのドラムだけでアガるね!
そこにザクザクと切れ込むギターが!・・・って思ったら、意外と音が小さくて拍子抜けだったけど、そんなことお構いなしに超盛り上がった。

当然のように"ビューリフォーピポー、ビューリフォーピポー♪"と大合唱。

いやぁやっぱり鉄板だなぁ。

そして、非常にあっさりとマンソンはステージを去っていきました。

約1時間半、短かったけど、満足です。

以下、セットリスト。

2009.10.22 Marilyn Manson@Zepp Tokyo Setlist

01. We're From America
02. Disposable Teens
03. Pretty As A ($)
04. The Love Song
05. Irresponsible Hate Anthem
06. Devour
07. Dried Up, Tied and Dead to the World
08. Blank and White
09. The Dope Show
10. Four Rusted Horses
11. Rock Is Dead
12. Sweet Dreams (are made of this) (Eurythmics cover)
13. Rock 'n' Roll Nigger (Patti Smith cover)
14. Coma White 〜 Coma Black
15. The Beautiful People

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2009年10月22日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2009)
  3. The Cribs@赤坂BLITZ(guest:OGRE YOU ASSHOLE) 感想&セットリスト

The Cribsザ・クリブス)のライブを観に赤坂BLITZへ。
なんと元The SmithのJohnny Marrジョニー・マー)が加入し4人組に。

ジョニー・マーってつい2,3年前にModest Mouseに電撃加入したばかりなのに、今度はまた別のバンドに。
もはやUKロックのレジェンド級のギタリストなのにフットワーク軽いな。

しかも、マーが加入後のアルバムは、Modest Mouseは全米1位とっちゃうし、このクリブスは全英8位でキャリア最高順位をとるし、マー効果ですか?
勢いのあるバンドが好きなだけかも。

そういや何気にマーは、00年のフジロックで自身のバンド、07年のサマソニでモデスト・マウスで見てるから、今回で3度目だな。

で、ライブ。

まずは前座で日本のバンド、OGRE YOU ASSHOLE
オーガ・ユー・アスホールって読みます。
なんと、ジョニー・マー直々のご指名らしい。

元々、モデストマウスのメンバーがバンドの名付け親なので、そのつながりで教えてもらって聴いたらハマったらしい。
すごいなぁ。

ちなみに彼らを見るのは2回目だけど、個人的には好きです。
結構好き嫌いの別れるバンドだと思うけど。
声が受け付けない人多いだろうな・・・
このひねくれたポップ感とメロディは洋楽好きな人には受けると思うんだけど。

個人的にはリズムが凝ってるとことかが好きです。

最初はどんなもんか観てやろうって雰囲気も漂ってたけど、曲が進むにつれて拍手の音が明らかに大きくなってったところを観ると、確実にクリブスファンの心も掴んだような気がしますね。


そしていよいよThe Cribs
1曲目は最新作『Ignore the Ignorant』でも1曲目を飾る"We Were Aborted" 。
CDより断然激しい。
客のノリもすごい。
ブリッツの床が思いっきり揺れてた。
ドラムのロスは勢い余ってドラムに乗っかって叩いてるし。

ヤバイ、カッコイイ。

ジョニー・マーはギターだけでなくてちゃんとバッキングヴォーカルとかもやってて、ほんと完璧にメンバーになってました。
それにしてもジャーマン3兄弟に比べて20歳くらい歳違うのに全く違和感ないよ。
ま、若干髪型は変だったけどね(笑)


MCはなぜかほとんど日本語。
「まいど」とか言ってたけど、どこで覚えたんだか・・・


後半には、突然後ろにスクリーンが下りてきて、そこにSonic Youthリー・ラナルドがドアップに映し出されて"Be Safe"を演奏するという演出も。

マーとリーの共演ってなんかすごくない?
UKとUSのインディーの雄のありそうでなかったコラボ。

たしかロンドンかどっかではリー本人が出てきて共演したっぽいことを見た気が…
とにかくすごいなぁ。


そんな感じで進んでって最後は新作から"City of Bugs"。
新作の中でもこの曲が特に気に入ってたので、なんかすごくうれしかった♪

アンコールはなかったけど、満足です。

あ、ライブと関係ないけど、新・赤坂BLITZって旧・赤坂BLITZと比べて少し小さくなって気がする。
気のせい?

以下、セットリスト。

2009.10.22 The Cribs@赤坂BLITZ Setlist

01. We Were Aborted
02. Hey Scenesters!
03. I'm a Realist
04. Emasculate Me
05. Girls Like Mystery
06. Last Year's Snow
07. Cheat On Me
08. We Share the Same Skies
09. We Can No Longer Cheat You
10. Direction
11. Hari Kari
12. Save Your Secrets
13. Our Bovine Public
14. What About Me?
15. Another Number
16. Ignore the Ignorant
17. Be Safe (feat. Lee Ranaldo)
18. Mirror Kissers
19. Men's Needs
20. City of Bugs

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Cheat On Me / The Cribs (Ignore The Ignorant 収録)
Hostess Club Weekender@恵比寿ガーデンホール (The Cribs、Mystery Jets、Gaz Coombes、Cloud Nothings、Exlovers)


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2009年10月21日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. ユニコーン
  3. ユニコーン 川西幸一 50歳記念 チョットオンチー栄光の50年@大阪城ホール 2日目 10月20日 セットリスト

UNICORNユニコーン)のドラマーの川西幸一、生誕50周年を祝うKK50イベント『川西幸一 50歳記念 チョットオンチー栄光の50年』。

ついに誕生日当日となりました。

そんな誕生日当日のセットリストです。

セットリスト的には武道館2日目、大阪初日と同じでしたが、アンコールの"半世紀少年"のイントロでハッピーバースデーにかわって、舞台中央からスネアドラム型の巨大ケーキが登場したそうです。

あぁ観たかった・・

2009.10.20 UNICORN 川西幸一 50歳記念 チョットオンチー栄光の50年@大阪城ホール 2日目 SETLIST

01. ロック幸せ
02. キミトデカケタ
03. 素浪人ファーストアウト
04. ブルース
05. PTA 〜光のネットワーク〜
06. ケダモノの嵐
07. パープルピープル
08. HELLO
09. ヒゲとボイン
10. WAO!
---encore---
11. 半世紀少年

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2009年10月20日(火)