1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (1990年代以前)
  3. Pure Morning / Placebo (Once More With Feeling Singles 1996-2004 収録)

Our thoughts compressed Which makes us blessed 
And makes for stormy weather♪


 ブリットポップ旋風吹き荒れる90年代半ばのロンドンで結成され(と言っても、フロントマンのブライアン・モルコは米国人)、1996年に発表したデビュー作『Placebo』からのシングル"Nancy Boy"が全英4位というヒットを飛ばしたPlaceboプラシーボ)のデビューから2004年までのヒット曲を集めたベスト盤『ONCE MORE WITH FEELING SINGLES 1996-2004』に収録。この曲"PURE MORNING"は1998年の2nd『Without You I'm Nothing』収録。

・Placebo - Pure Morning


 ミドルテンポで重厚なリズムとギターサウンドに、見た目も声も中性的な(バイセクシャルを公言)ブライアンの歌、ミュージックビデオの衝撃も相まって1stから2ndへの成長を発表当時かなり感じさせてくれた曲です。

 ブリットポップが終焉を迎えてから、日本ではそれほど名前は聴かなくなったけど、ヨーロッパでは相変わらず絶大な人気を誇ってるらしい。たしかに、フランスとかで特に人気が高いのもうなずける世界観がありますね。

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2007年11月28日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Twilight of The Innocents / Ash (Twilight of The Innocents 収録)

 i'm still breathing, my heart's still beating♪

 北アイルランド出身のバンド、Ashアッシュ)が、2nd『Nu-Clear Sounds』以来約10年共に歩んできた紅一点ギタリスト、シャーロット・ハザレイの脱退をうけ再びスリーピースに戻り、発表した5thアルバム『トワイライト・オブ・ジ・イノセンツ』のラストを飾る(日本盤には、この後にボーナストラック有)、アルバムタイトルトラック"Twilight of The Innocents"。

・Ash - Twilight of The Innocents


 6分を超えるAshの曲の中ではかなり長い部類に入るこの曲は、静かに始まり様々なサンプルループが重なり合って、後半にかけて徐々にドラムが激しくなりストリングスで盛り上がっていくとても壮大な作品になってます。アルバムの締めくくりとしてはもう最高の仕上がりなのではないでしょうか。正直泣けます!

 2004年の前作『Meltdown』はかなりハードな仕上がりになったけど、このアルバムはどちらかというと、大ヒットして前々作『Free All Angels』の路線をさらに推し進めた、ポップさと瑞々しさ溢れる作品だと思います。

 今年のフジロックでもホワイトステージを大入り満員にしてみせた彼らですが、なんとこの作品が『CD』というフォーマットでリリースする最後の作品になると言っているらしい。別に解散・引退というわけではなく、デジタルダウンロードでのリリースをしていくらしいとのことです。

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2007年11月25日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. 独り言(音楽ネタ)
  3. 今週の気になる音楽ニュース(07/11/24)

LED ZEPPELINが2008年にライヴ・ツアー!?
 12月に一夜限りの再結成ライブが予定されてるレッド・ツェッペリンが、なんと来年ライブツアーを行うとかいう噂。
 THE CULTのイアン・アストベリーが、『俺たちは来年、皆が知ってるあのバンドのオープニング・アクトをする。そのバンドの頭文字は“L”と“Z”で始まる』と言ったとか。
 うわー、ぜひ来日を!!

チャットモンチーが女性ロック・バンドとしては史上最短で武道館公演
 2nd『生命力』でブレイクを果たしたチャットモンチーが、2008年3月31日・4月1日に武道館公演を行うらしい。
 女性バンドとしては、PRINCESS PRINCESSのデビュー2年8か月を抜いて最速だって。ほんと一気にブレイクしちゃったね。
 デビューしたてのときに小さなライブハウスで観といて良かった♪

UNDERWORLDのOBLIVION BALLでのライヴが12月に2枚組CDで緊急リリース
 今日11月24日(土)に行われる、シミアン・モバイル・ディスコアンドリュー・ウェザオールも出演するアンダーワールドのイベントOBLIBION BALL@幕張メッセでのライブの模様を納めたCDが発売されるらしい。
 たしか、前回エレクトラグライドで来日したときも会場限定でその日のライブのCDを予約受付してたな。
 どうせならDVDとかにしてくれると楽しそう。
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2007年11月24日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2000年代)
  3. Imaginary Folklore / clammbon by nujabes (hydeout productions 2nd Collection 収録)

 何かが変わってゆくような そんな気がした あと少しで
 何事もなく消えてゆく 6月6号 あと少しで あと少しで♪


 日本が世界に誇るHip Hopトラックメーカー、nujabesヌジャベス)が自ら運営するレーベルHyde Outのレーベルコンピレーション『hydeout productions 2nd Collection』収録曲"Imaginary Folklore"。2003年の1作目『Hyde Out Productions First Collection』から4年ぶりの2作目。

・Nujabes - Imaginary Folklore (feat. Clammbon)


 この曲は'03年にクラムボンが発表した『imagination』に収録されている"Folklore"をnujabesがリミックスしたもの。原曲の印象的なピアノのリフレインをしっかり残しつつも、まさにnujabesという感じのJazzyな雰囲気の仕上がりになってますね。とはいいつつ、やはりこの曲の肝は原田郁子の囁くような歌声と歌詞の素晴らしさのような気もします。フォーキーな原曲もかなり良いので、気になった方はぜひ!

・Clammbon - Folklore [HyakkiYakou 2003]


 アルバムには、Nujabesといえばこの曲と言っても過言ではないShing02とのコラボ曲"Luv(sic.)"のmodal soul remixや、C.L. SmoothFive Deezをフィーチャーした曲なども収録されていて、ただのコンピとは思えないくらい盛りだくさんな内容になってます。

(2011.01.18 追記)
2011年3月30日(水)発売のクラムボンのベストアルバム収録を決めるファン投票で、原曲の"Folklore"がコロンビア盤の5位に選ばれました!

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便箋歌 / クラムボン (ドラマチック 収録)
Imaginary Folklore / clammbon by nujabes (hydeout productions 2nd Collection 収録)
combination #1@代官山UNIT(クラムボン・Golf・montag)
clammbon presents 『sound circle』@Shibuya O-EAST

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2007年11月23日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Power Pop
  3. Someone To Love / fountains of wayne (Traffic And Weather 収録)

And you're not the only one who's lonely♪

 2003年の前作『welcome interstate managers』収録の"Stacys Mom"でブレイクを果たし、デビュー7年目なのにグラミー賞の『ベスト・ニュー・アーティスト』部門へノミネートまでされたfountains of wayneファウンテンズ・オブ・ウェイン)の今年2007年に発表された最新作『TRAFFIC AND WEATHER』の1曲目"SOMEONE TO LOVE"。

・Fountains of Wayne - Someone To Love


 4つ打ちのドラムにキラキラしたシンセの音が印象的なポップナンバー。あいかわらずメロディの良さは抜群ですね。アルバムの他の曲もバラエティに富んでいて楽しい1枚。

 今年のフジロックでの来日に続き、単独での来日公演もありました。その来日に合わせて来日記念盤『トラフィック・アンド・ウェザー・ジャパン・ツアー・エディション』も発売されています。

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2007年11月22日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2000年代)
  3. 無限の風 / 奥田民生 (無限の風 収録)

荒野の風になって 砂漠の風になって 確かに土を蹴って どこまでも飛ぶのさ
あいつは風 口笛吹きながら♪


 UNICORNでデビューして20周年の節目として、井上陽水とのユニットの10年ぶりの新作『ダブルドライブ』、ソロになってからのベスト盤『記念ライダー1号 ~奥田民生シングルコレクション~』・『記念ライダー2号 ~オクダタミオシングルコレクション~』の2枚、そして『ユニコーン・トリビュート』・『奥田民生・カバーズ』という豪華アーティストによるトリビュート盤を発表した奥田民生が、2007年の締めくくりとばかりに発表された最新シングル"無限の風"。今作は野球日本代表・星野JAPANの応援ソング&ENEOSのTV-CMソングになってます。

・無限の風


 ギターのアルペジオと静かにリズムを刻むドラムに導かれ始まる、いかにも民生節ともいえるミドルテンポでどっしりとしたサウンドが特徴的ですね。間奏での民生のギターがカッコイイ。後、ソロデビュー以来変わらず民生を支える斉藤ゆうたのピアノがよく聴くとかなり良いです。歌詞の世界観がこれまた民生っぽい。

 カップリングは、ニッカウヰスキー「ブラックニッカクリアブレンド」TV-CFソング「明日はどうだ」と、PUFFYに提供した「オリエンタル・ダイヤモンド」DEMO音源も収録。

 トリビュート盤参加アーティストとのスプリットツアー「DOUBLEHEADER @ ZEPPLEAGE」も今月から始まりました。で、その初日の木村カエラB-DASHとのトリプルヘッダーのライブに自分も行ってきました♪

 そのときの
『サッカーの日本代表戦の中継のテーマ曲(イナビカリ)は、すぐ負けてほとんどかからなかった。今回はなんとかがんばって欲しい。というか今回もすぐ負けたら2度と応援歌のオファーが来ないだろうな(笑)』

 的なMCにウケた。

 ほんと民生のためにも日本代表がんばってくれよ!!

 待望のニューアルバムも来年早々にでるとかなんとか。来年もまた民生イヤーになるのでしょうか。
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2007年11月21日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Grip Like A Vice / The Go! Team (Proof Of Youth 収録)

 We'll I'm Sha party people and I'm ready to rock♪

 ジャクソン5 meets ソニック・ユース”とも評された、イギリスの6人組バンド、THE GO! TEAM(ザ・ゴー!チーム)の『サンダー・ライトニング・ストライク』に続く約3年ぶりの新作『PROOF OF YOUTH』の1曲目"GRIP LIKE A VICE"。

・The Go Team - 01.Grip Like A Vice


 アルバムからの先行シングルともなったこの曲は、ひたすらアッパーなパーティーチューン。ホーンの音やテープの逆回しのような音、女性Vo.のNinjaのラップもかっこよし。なんかごちゃごちゃした喧騒的なサウンドが楽しいですね。

 アルバム全体を通してアッパーで楽しい曲が多く元気がでます。コーラスがチアリーディングっぽい感じがあるのもその一因かも。ゲストも豪華でPublic EnemyのChuck Dが"FLASHLIGHT FIGHT"で参加してます。

 そんな彼らは12月に初の単独来日が決定してます。(フジロックでは来日経験有)
日程は12月4日(火)が渋谷、5日(水)が心斎橋とそれぞれクラブクアトロ。その来日にあわせてコーネリアスREMIXやハーフビーREMIXなども収録の来日記念盤『THE WRATH OF MARCIE』が12月5日にリリースされます。
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2007年11月19日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. All That I've Got / The Used (In Love And Death 収録)

 I can laugh All I want inside I still am empty
So deep that it didn't even bleed and catch me I...♪


 今年、最新作『Lies for the Liars』を発表し、今月自ら主催するイベント『Taste Of Chaos Tour』でも来日を果たした、The Usedザ・ユーズド)の2004年発表の2ndアルバム『In Love And Death』収録曲"All That I've Got"。

・The Used - All That I've Got (Video)


 ミドルテンポで歌われる(たぶん)失恋ソング。メロディも美しく・激しく、心のそこからの叫びとも言える声で歌われる歌詞がいいです。
 
 ヘヴィ・ロックの祭典Ozz Fest.とパンクロックの祭典Warped Tourの両方に参加したことのある彼ら。そのどちらにも参加できるというのは彼らの音楽性が幅広いのをあらわすと同時に、ジャンル分けにこだわる人からすると、どっちつかずな印象を与え、聴かれずに終わる事もあるかも。もっと幅広く聴かれるべきバンドだと思います。

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Buried Myself Alive / THE USED (THE USED 収録)
The Bird and The Worm / The Used (Lies for the Liars 収録)

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2007年11月18日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. 映画
  3. 映画『ROCKERS - ロッカーズ25TH -』

 レゲエ・ムービーの傑作『ROCKERSロッカーズ)』の制作25周年を記念してリニューアル発売されたDVDを観た。レゲエにはまった数年前からずっと観たかったんだよねぇ。

・Rockers trailer


 詳しい内容のほうはネタばれになってしまうので載せないけど、映画全編に渡り流れるRoots Rock Reggaeの名曲&本人役で出演する大物ミュージシャンがかっこよすぎるのなんのって。ジャマイカのユルさととヤバさがビシバシ伝わってくる作品です。

 あ、それにしても字幕が適当すぎ。字幕でてない間もすげぇいっぱいしゃべってるし(笑)パトワ語が混ざってるから聞き取ろうにも難しいし。

 ちなみに出演してる主なミュージシャンは主人公のリロイ・ホースマウス・ウォレスをはじめ、バーニング・スピアグレゴリー・アイザックスビッグ・ユースロビー・シェイクスピアそして今は亡きジェイコブ・ミラーとかほんとやばい。

 それを盛り上げる主な楽曲は
Police And Thieves - Junior Murvin
・Stepping Razor - Peter Tosh
・Rockers - Bunny Wailer
・We 'A' Rockers - The Inner Circle
等々、ホント豪華なサントラはこちら↓↓

 ちなみにDVDの特典としては
・監督&プロデューサーのインタビュー
・監督によるCHAPTERごとの解説
・パトワ語の解説
・劇場予告編
・出演者のバイオグラフィー
等々、これだけでも何日も楽しめます♪
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2007年11月17日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Reggae / Dub / Ska
  3. Stepping Razor / Peter Tosh (Equal Rights 収録)

 I'm like a stepping razor  Don't you watch my size  I'm dangerous, dangerous♪

 ジャマイカを代表するレゲエシンガー、Peter Toshピーター・トッシュ)があのTHE WAILERS脱退後のソロ1作目『Legalize It』(邦題:解禁せよ)に続く2作目としてリリースした'77年発表作『Equal Rights』(邦題:「平等の権利」)収録曲"Stepping Razor"。まさにピーター・トッシュのテーマソングともいえる曲"Stepping Razor"。

・Peter Tosh - Stepping Razor


 性急な4分打ちキックとハイ・ハットのビートと激しいギターソロから始まり、Aメロではグッとテンポを落とし、そこから『俺は歩くカミソリ 危険だぜ』と歌われるサビで再びリズムの早くなる、超ロックなレゲエ!ちなみにリズム隊はJamaicaが世界に誇るリズム隊スライ&ロビー。もう悪いはずはない。後は、やはりピーターのちょっともっさりとした低音ボーカルのいなたい感じがルーディーでたまらない。

 映画『ROCKERS』でストーリーのクライマックスシーンへと向かうときに挿入されており、これがまたシーンにぴったりでカッコイイんだわ!

 この2ndには他にも"Get up, Stand Up"や"Downpresser Man"や
「俺には平和など必要ない、平等と正義が欲しいだけ」

と歌われるタイトルトラック"Equal Rights"等など代表曲が盛りだくさん。

 後、この作品の出た77年といえばPUNK勃興の年としてよく知られてるけど、レゲエとパンクの共闘関係を感じさせる作品のような気もします。

 ピーターといえばやはり比べてしまうのは神様BOB MARLEY。なんとなくボブ・マーリーTHE BEATLES(というかJohn Lennon)なら、ピーターがTHE ROLLING STONESという感じでしょうか。なんていうかロックなんだよね。実際、後にローリング・ストーンズ・レコーズと契約しアルバム『Bush Doctor』の"Don't Look Back"ではミック・ジャガーと競演してます。

 この曲は90年代のミクスチャー・バンド、SUBLIMEにカバーされてたりもしてます。

【サイト内関連記事】
CAN'T BLAME THE YOUTH / PETER TOSH (CAN'T BLAME THE YOUTH 収録)

カテゴリ : Reggae / Dub / Ska ・ comments(0) K 
2007年11月17日(土)