1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. No Direction / Bad Religion (All Ages 収録)

 Everyone’s looking for something, And they assume somebody else knows what it is♪

 メロディック・パンクの始祖ともいえるBAD RELIGIONバッド・レリジョン)のエピタフ・レーベル(Gt.のブレッド・ガーヴィッツが経営)時代のベスト盤『ALL AGES』収録曲"No Direction"。オリジナルは1992年のアルバム『Generator』収録。

・Bad Religion - No Direction


 間奏の哀愁のあるギターフレーズは好きだけど、曲自体は他の名曲ほどではないと個人的には思うんだけど、歌詞がすごくいい。

 俺たちの歌を聞いても
 おまえの人生は完璧にはならない
 反抗する覚悟を固めろ
 俺は方向付けなんてしてやらない
 俺から指示をあおごうなんて思うな

 音楽評論家の大貫憲章氏によるこのアルバムのライナー・ノーツには
BAD RELIGIONは、PUNKは、いやROCKってのは、ウサ晴らしのカラオケなんかじゃないのだ。感じて、感じて、考えろ!」
と書かれて締めくくられている。

 まさに歌詞通り。
確かに彼らの書く詞は深かったり、難しかったりするのが多い。
しかし、彼らの音楽を聴けば全てがわかるわけではない。
音楽を聴いてそれを自分なりに考えることによって、自分の行くべき方向(Direction)が決まるってことですね。

 つーことで明日4月1日、新年度の始まりの日にバッド・レリジョンのライブを見に行ってきます。(追記)行ってきました→Bad Religion@PUNKSPRING 06


Bad Religion -『All Ages』収録曲リスト
1. "I Want to Conquer the World" (No Control)
2. "Do What You Want" (Live)
3. "You Are (The Government)" (Suffer)
4. "Modern Man" (Against the Grain)
5. "We’re Only Gonna Die" (How Could Hell Be Any Worse?)
6. "The Answer" (Generator)
7. "Flat Earth Society" (Against the Grain)
8. "Against the Grain" (Against the Grain)
9. "Generator" (Generator)
10. "Anesthesia" (Against the Grain)
11. "Suffer" (Suffer)
12. "Faith Alone" (Against the Grain)
13. "No Control" (No Control)
14. "21st Century (Digital Boy)" (Against the Grain)
15. "Atomic Garden" (Generator)
16. "No Direction" (Generator)
17. "Automatic Man" (No Control)
18. "Change of Ideas" (No Control)
19. "Sanity" (No Control)
20. "Walk Away" (Against the Grain)
21. "Best for You" (Suffer)
22. "Fuck Armageddon... This Is Hell" (Live)
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


【サイト内関連記事】
American Jesus / Bad Religion (Recipe for Hate 収録)
PUNKSPRING 06@幕張メッセ(Bad Religion、Zebrahead、311、MXPX他)
PUNKSPRING 09@幕張メッセ(Bad Religion、SUM41、NOFX、THE DAMNED他) 感想&セットリスト
PUNKSPRING 2017@幕張メッセ(The Offspring、Bad Religion、NOFX 他) 感想&セットリスト



(2017.03.27最終更新)
カテゴリ : Punk / Hardcore ・ comments(0) K 
2006年03月31日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Progressive Rock
  3. Isi / NEU! (NEU!75 収録)

 KRAFTWERKクラフトワーク)の初期メンバーとしても知られる、クラウス・ディンガーミヒャエル・ローターによるユニット、NEU!ノイ!)の'75年発表の3rdアルバム『NEU!75』の1曲目"Isi"。ノイの代名詞ともいえる反復するドラム(ハンマービート)の上にシンプルなギターフレーズと更に綺麗なピアノのウワモノが加わった美しい曲。前作までの中毒性は薄れたような気はするけど、もっとポップで聴きやすい作品になってます。

・NEU! 75 - ISI


 この曲を含む前半3曲はどちらかというとアンビエント系なんですが、一転後半3曲(レコードではB面)はギターがジャキジャキ鳴り響き、がなるような歌もあったりして、正に早すぎたパンク。パンクしかり後の音楽に与えた影響は計り知れないものがあります。

【サイト内関連記事】
THE MODEL / KRAFTWERK (THE MAN・MACHINE 収録)
TOUR DE FRANCE ETAPE 1〜3 / KRAFTWERK (TOUR DE FRANCE SOUNDTRACK 収録)
Michael Rother × OGRE YOU ASSHOLE@代官山UNIT 『DELAY 2016』 感想&セットリスト

カテゴリ : Progressive Rock ・ comments(10) K 
2006年03月30日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. Progressive Rock
  3. Another Brick In The Wall Part 2 / Pink Floyd (Echoes;The Best Of Pink Floyd 収録)

 We don't need no education We dont need no thought control♪

 英国を代表するプログレッシブ・ロックバンド、PINK FLOYDピンク・フロイド)のベスト盤『Echoes;The Best Of Pink Floyd』収録曲"Another Brick In The Wall Part 2"。オリジナルでは「周囲の人々との間に感じる疎外感」「人々の間に築かれる心の壁」を基本コンセプトとした'79年発表の2枚組の大作「The Wall」に収録され、アルバムと共に全米1位を獲得してます(ちなみにアルバムはアメリカ史上3番目に売れたアルバム)。

・Pink Floyd - Another Brick In The Wall, Part Two (Official Music Video)


 プログレと言うとKING CRIMSONキング・クリムゾン)やYESイエス)のように、ジャズやクラシックを取り入れてて、バカテクで即興もしまくるってイメージがあるけど、ピンク・フロイドはコンセプト性は優れているものの演奏面ではいたってシンプルですね。この曲でもどちらかというとブルージーなギターサウンドが聴けます。教育をテーマにしてるだけあって、子供たちのコーラスがとてもポップな聴きやすさを与えてくれてます。10分を超える大作の多いフロイドの中でも短目で歌詞も分かりやすかったのがシングルヒットになった理由でしょうかね。

 ちなみにこのベスト盤はフロイドの長いキャリアの中から満遍なく選曲されているんですが(メンバーも選曲に関与)、曲順が年代順になっていないだけでなく、長い曲は短めに編集されていて、また新しいアルバムを聞いているような錯覚になるように作られてます。

【サイト内関連記事】
21ST CENTURY SCHIZOID MAN including MIRRORS / KING CRIMSON (IN THE COURT OF THE CRIMSON KING 収録)
ATOM HEART MOTHER / PINK FLOYD (ATOM HEART MOTHER 収録)

カテゴリ : Progressive Rock ・ comments(0) K 
2006年03月29日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. WITHOUT YOU / EL PRESIDENTE (EL PRESIDENTE 収録)

 IF I ONLY HAD THE HEART TO SAY I WANT YOU. AND IT'S SO HEART TO SAY I WANT YOU. AND IT'S SO BAD AND ALMOST SAD BUT IT'S SO HARD TO GIVE♪

 グラスゴー出身の5人組、EL PRESIDENTEエル・プレジデンテ)のデビュー作『EL PRESIDENTE』収録曲"WITHOUT YOU"。Vo.ダンテのソフルフルな高音にフランツに通じるようなポップでダンサブルなサウンドが楽しい。PRINCE(プリンス)からの影響を公言しえるだけあって(カヴァーもしてます)、ファンキーなサウンドを聞かせてくれます。また、ファンキーな曲だけでなくメロディアスな曲があったりと曲のヴァラエティも豊富でアルバム通して聴けますね。

・El Presidente - Without you


 男性3人と美女2人っていうメンバー構成も見た目的にかなりよくて、ライブを見てみたいバンドですね。

カテゴリ : UK Rock (2000年代) ・ comments(0) K 
2006年03月28日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Progressive Rock
  3. IN THE BEGINNING / Genesis (from genesis to revelation 収録)

 That is a sound of a new born world, And the light from a curious sky it has begun You're in the hands of destiny♪

 PETER GABRIELピーター・ガブリエル)率いるGENESISジェネシス)の'69年発表の記念すべきデビューアルバム『from genesis to revelation』収録曲"IN THE BEGINNING"。ブースト音から始まりギターのフィードバックとアコギのカッティングが絡まって勢いがあってかっこいい。バックで聴こえるピアノもよいです。

・In The Beginning - Genesis


 ジェネシスといえばピーター・ガブリエルのシアトリカルなパフォーマンスやコンセプト性が特徴のプログレバンドなんだけど、しかし、このデビューアルバムのほとんどの曲はプロデューサーであるジョナサン・キングの趣向が優先されどちらかというと当時のブリティッシュ・ポップ的な音が目立つ作品になってます。この曲はむしろかなりアルバムでは異色な方でしょうか。

 その後ジェネシスはあのフィル・コリンズをドラムに向かえプログレッシブな方向へ向かってスーパーバンドの仲間入りをし、ピーター・ガブリエル脱退後はフィル・コリンズがVo.に代わり(ピーターと声が似てたかららしい)ポップ色を強めてアメリカでも大成功を納めていきます。そんなバンドの原点が分かるって意味では重要なアルバムかもしれませんね。
カテゴリ : Progressive Rock ・ comments(0) K 
2006年03月27日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Summertime In Wintertime / BADLY DRAWN BOY (ONE PLUS ONE IS ONE 収録)

 Stop Waiting for the summertime In wintertime that can't be right♪

 UKはマンチェスター出身のデーモン・ゴフのソロユニット、BADLY DRAWN BOYバッドリー・ドローン・ボーイ)の4th(サントラ含む)アルバム『ONE PLUS ONE IS ONE』収録曲"summertime in wintertime"。相変わらず綺麗で少しひねりの効いたメロディがいい曲を多数収録。この曲はギターが結構目立つ勢いのある曲だけど、バックで聞こえるフルートの音がアクセントになってていいですね。

・badly drawn boy-summertime in wintertime


 歌詞がまたいい!!冬に夏になることをかんがえてもしょうがないって、まさに今を一生懸命がんばれば、そんな先のことばかり考えなくとも、自然についてくるっていうことですよねぇ。
カテゴリ : UK Rock (2000年代) ・ comments(0) K 
2006年03月26日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Sunburn / Muse (SHOWBIZ 収録)

 Come let the truth be shared, no one ever dared To break these endless lies, secretly she cries♪

 UK出身の3人組、MUSEミューズ)の1999年発表のデビューアルバム『SHOWBIZ』(全英29位。プロデュースはジョン・レッキ―)の1曲目"SUNBURN"。ピアノのアルペジオの綺麗なイントロから始まり、サビでギター爆発のドラマチックな曲です。UKシングルチャートで22位。

・Muse - Sunburn


 マシュー・ベラミーのファルセットを多用したヴォーカルやそのメランコリーなサウンドなどから、デビュー時はレディオヘッドのフォロワーとか言われてたけど、その後のこの過剰ともいえるドラマチック度を突き詰めていって、これぞミューズってサウンドになって行きましたね。

 それにしても笑ってしまうくらいの過剰さがいいですね。この曲のミュージックビデオもちょっとホラーチックでシリアスなビデオなんだけど、何でメンバーが霊的なもの演じてんの?って突っ込みを入れたくなってしまいます。

 そんなミューズはライブでも過剰です。冷静に観たら可笑しいくらいに過剰な演出があったりするんだけど、それが演奏とその場を飲み込む雰囲気で最高のものにしてしまうというミューズの魅力が満載。ライブを観たことない人は一度は絶対観るべき。今年のサマソニでの来日も決まったしね。


Muse -『Showbiz』収録曲リスト
1. "Sunburn"
2. "Muscle Museum"
3. "Fillip"
4. "Falling Down"
5. "Cave"
6. "Showbiz"
7. "Unintended"
8. "Uno"
9. "Sober"
10. "Escape"
11. "Overdue"
12. "Hate This & I'll Love You"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


【サイト内関連記事】
The Gallery / Muse (Hullabaloo Soundtrack 収録)
Dead Star / Muse (Hullabaloo Soundtrack 収録)
Uprising / Muse (THE RESISTANCE 収録)
Time Is Running Out / Muse (Absolution 収録)
Dead Inside / Muse (Drones 収録)
Muse@新木場STUDIO COAST 感想&セットリスト
Muse@さいたまスーパーアリーナ

カテゴリ : UK Rock (2000年代) ・ comments(0) K 
2006年03月25日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (〜2008)
  3. 卒業式前夜祭@大隈講堂 (吾妻光良&The Swinging Boppers、SCOOBIE DO)

 今日は我が大学の卒業式の前夜祭として大隈講堂にてライブがあったので行ってきました。

 出演は吾妻光良&The Swinging BoppersSCOOBIE DO。ちなみにどちらもうちの大学出身のメンバーがいるらしい。てか吾妻光良に至ってはうちの学部、さらに学科の先輩っぽい。運命ですな。

 まず、The Swinging Boppers。メンバーがそれぞれ出てきて演奏が始まり、それぞれソロをまわしていった後に、ついに吾妻のおっさん登場。数年前にフジロックでライブを観たことがあって、その時も楽しませてもらったので期待して見ました。

 相変わらず曲名と歌詞がいいね。今回は早稲田仕様って感じで分かる人にはわかるネタを入れまくり。MCもやっぱりおもろい。何故か熱狂的なファンもいてなかなか盛り上がったライブでした。

 セットチェンジがあり、スクービードゥー。しかし、セットチェンジ中に客がかなり減ってしまったのは残念。そんな状況にも関わらずいいライブでした。

 もちろん「You can get the funky mellow fellow , We are SCOOBIE DO」の掛け声でライブスタート。明らかに少ない客のなか盛り上げようとがんばってました。ステージ前には踊ってる客もSwinging Boppers以上にいたんだけど、その分客席はかなりまばら。しかも、座ってみてる人が多数(てか自分もその一人だったりして・・・)。そんな客をヴォーカルの小山 周が必至で煽り、結局最後にはほぼ全員がステージ前方に集まり盛り上がってライブ終了。

 確かに客は少なかった。でも、少なくても参加してる人が盛り上がればいいじゃない。それがロックンロールでしょ。と、ちょっと小山周みたいなこと言いたくなるライブでした。

カテゴリ : LIVE (〜2008) ・ comments(0) K 
2006年03月24日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. British Rock
  3. It's Only Rock n' Roll (But I Like It) / The Rolling Stones (Jump Back The best of The Rolling Stones 収録)

 I said can't you see This old boy's getting lonely♪

 今も現役バリバリのThe Rolling Stonesローリング・ストーンズ)のベスト『Jump Back The best of The Rolling Stones』に収録曲"It's Only Rock n' Roll (But I Like It)"。もちろん70年代初頭初頭のまだまだ全盛期の作品だけど、むしろ今のストーンズを表してる感じがします。なんてったて、「ただのロックンロール、だけど俺はこれが好きなのさ」ですよ。まさにテーマソングって感じ。リフを中心としたロックンロールでコーラスも楽しい。何より皮肉の効いた歌詞がいいですね。

・The Rolling Stones - It's Only Rock 'N' Roll (But I Like It) - OFFICIAL PROMO


 ちなみにこの曲はオリジナルでは「It's Only Rock n' Roll」に収録されてます。このアルバムはミック・テイラーが参加した最後の作品なんだけど、この曲は元々、ミック・テイラーの後任で参加することになるロニー・ウッドとミック・ジャガーが作ったらしいですね。さらにデモの時点ではあのデビッド・ボウイも参加してたとか。あーその未発表の方聴きてぇ。

 ストーンズといえばちょうど今、来日中ですね。自分も死ぬまでに(自分が?メンバーが?)一度は観ておかねばってことでさいたまスーパーアリーナ公演に行く予定です。なけなしの金をはたいて。

【サイト内関連記事】
Sympathy for the Devil / THE ROLLING STONES (BEGGARS BANQUET 収録)
PAINT IT, BLACK / THE ROLLING STONES (AFTERMATH (US) 収録)
THE ROLLING STONES@さいたまスーパーアリーナ

カテゴリ : British Rock ・ comments(0) K 
2006年03月23日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. Reggae / Dub / Ska
  3. TIDE IS HIGH / U-ROY (VERSION OF WISDOM 収録)

 60年代から活躍するレゲエDJの第1人者、U-ROYU-ロイ)の'77年発表の「VESRSION GALORE」と'79年発表の「WITH WORDS OF WISDOM」からセレクトしたコンピアルバム収録曲"TIDE IS HIGH"。以前にここでも紹介したBlondieのカヴァーでも有名なThe Paragonsパラゴンズ)の名曲「TIDE IS HIGH」にそのままおしゃべりを載せたトーク・オーバースタイルの曲。U-ROYの独特な節回しの喋りがパラゴンズの歌を邪魔することなく盛り上げてるのが面白いです。

・U Roy - The Tide is High


 いちおう説明しておくとレゲエでいうDJとはHip Hopでいうラッパーのことです。Hip HopでいいDJはレゲエではセレクターといいます。


・The Paragons - "The Tide Is High" (Official Audio)


・Blondie - The Tide Is High
カテゴリ : Reggae / Dub / Ska ・ comments(0) K 
2006年03月22日(水)