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  3. モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2016@恵比寿ザ・ガーデンホール (Caetano Veloso、Lulu Gainsboug、八代亜紀 他) 感想&セットリスト

恵比寿はザ・ガーデンホールで開催されたMontreux Jazz Festival Japan 2016モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2016)に行ってきました。

モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2016でカエターノ・ヴェローゾや八代亜紀を見てきた

本日はその3日目。最終日です。
まずはラインナップをタイムテーブルと合わせてどうぞ。

・18:00 - 18:45
 Lulu Gainsboug featuring Ara Starck
・19:05 - 20:05
 八代亜紀 & クリヤ・マコト・クインテット
・20:25 - 20:55
 Teresa Cristina
・20:55 - 21:55
 Caetano Veloso
・DJ Stage
 Toshio Matsuura

まずは、ルル・ゲンズブールアラ・スタルク
ルルはセルジュ・ゲンズブールの息子(ジェーン・バーキンとの子ではなく、母はモデル・歌手のバンブー。シャルロットとは異母姉弟ってことですね)で、アラはデザイナーのフィリップ・スタルクの娘という組み合わせ。
ルルは『From Gainsbourg To Lulu』っていうセルジュのトリビュートアルバムなんかも出していますね。

登場したルルは、細身の男性を想像してたら意外と恰幅よい、というかなかなか太い。。
バンドはギター、ドラム、ベース、そして数曲でルルがピアノを弾くという編成。
「コンニチハ ミナサン ゲンキデスカ」とか「カンパイ」とかなんか妙に日本語の発音が上手なルル。
2曲目から登場したアラは美人さん。可愛いワンピースを着てた。

「父の最も有名な曲の1つをやる」と言って"Bonnie and Clyde"をやったり、「父に捧げて作った曲」とか「ママの好きな曲」とか曲紹介をしたりと両親を絡めた選曲でしたね。
1曲目はアコースティックな感じだったけど、それ以外は割とエレキギターの効いたロックぽいのが多かった。
ドラムソロがあり、ドラムでコールアンドレスポンスしてて面白かった。

セルジュの曲"Couleur Café"でシメ。


続いてジャズピアニスト、クリヤマコト率いるクインテットを従えた八代亜紀
八代亜紀は今年のフジロックでも見ましたが、今回は近年ジャズを歌って評価を得ている中での出演となりました。

まずは、ピアノ・ドラム・ベース・トランペット・サックスのクインテット(五重奏)で2曲。
なかなかファンキーでカッコイイ。
そして、満を持しての八代亜紀登場。
早速、ジャズアレンジの"雨の慕情"を披露。
いきなり大ヒット曲が披露され盛り上がる。

独特のハスキーボイスで歌われる日本のソウルミュージック。
そういや今朝は大雨でしたね。

クールな歌声とは裏腹にMCは本当お茶目でギャップがいい。
「立ちっぱなしで大変ね」と客を気遣いつつ、「次は宇多田ヒカルちゃんのお母さんの圭子ちゃんの歌よ」と藤圭子の"圭子の夢は夜ひらく"を。

一転「12歳からジュリー・ロンドンを歌ってた」という彼女のルーツとも言える"Fly Me To The Moon"とジャズのスタンダードを歌う。
「ジャズアレンジは入りが分からない。もし間違っても演奏の方で合わせてね」と言って"おんな港町"を歌い、続いてフジロックでも聴けた"舟唄"を最後にアカペラで拳を効かせ歌い上げる。
アレンジは違えど歌の力がすごい。

八代さんは一旦下がり、クインテットの演奏を挟み、再び登場。
最後の曲のために衣装替えをしてくるとこがさすが!

「ニューヨークでは観客が泣いた。モンゴルでは羊が集まって来て鳴いた。メェメェって」と言って笑いをとる八代亜紀に、「モントルーじゃなくてモンゴルー」と冗談を返すクリヤマコトという掛け合いがあった後、最後に「今年は熊本は大変なことがいっぱいあった」と言って、ロバート・ジョンソンによるブルースの名曲"Sweet Home Chicago"を日本語で熊本について歌った"Sweet Home Kumamoto"を歌う。
そうか、八代亜紀って熊本の八代市(やつしろし)出身だから八代って芸名なんですね。
この歌で元気付けられた人がたくさんいたと考えたら胸が熱くなりました。

すっかり八代さんの虜になった後は、いよいよ残すは2組です。


3組目はテレーザ・クリスチーナ
時間になると、まずいきなりカエターノ・ヴェローゾが登場し、大歓声が上がる。
カエターノが前説をするとは!
そして、めっちゃダンディなお姿は「カッコイイ」の一言。

1人の女性シンガー、1人のギタープレイヤー、1人のサンバ作曲家と紹介し、テレーザと7弦ギター奏者、カルリーニョス・セッチ・コルダスを呼び込む。
サンバ作曲家とは、テレーザが今年リリースした『CANTA CARTOLA』で取り上げたサンバ界の最重要人物の一人、故CARTOLAカルトーラ)のことですね。

テレーザさんは後で年齢を知ってちょっと驚いたんですが、すごくチャーミングで可愛らしい人でした。

7弦の豊かな旋律をバックにカルトーラの名曲が歌われていく。
歌もギターも素晴らしくすごく聴き入ってしまいました。

英語はあまり得意ではないのか、途中MCに詰まり、ポルトガル語で話す場面もありました。
ブラジリアンミュージックの魅力の一つにポルトガル語の響きってのは結構大きいなぁってのを今回のイベントで再確認。
英語とかよりもパキッとしないというか、いい意味でアンニュイな感じというか。

そんなブラジル音楽の粋を集めたようなカルトーラの音楽を堪能。
感極まった様子で歌い上げる部分もあって感動的でした。


「私は彼を愛してる。そして、ここにいる皆さんも彼を愛しているでしょう。グレイト、アメイジング!」と紹介して、カエターノ・ヴェローゾを呼び込みバトンタッチ。
トリはブラジル音楽界の至宝、カエターノ。
11年ぶりの来日は「voz e violao」(声とギター)、つまり弾き語りのライブ。

最初に告白しておくと、私はカエターノの音楽がすごく好きなのですが、彼の長い長いキャリアの中で多くの作品が出ているため、すべての年代の曲をよく知っているというわけではありません。
なので、以下、曲単位のレポートは少なめ。

しかも、近年の少しアヴァンギャルド入ったようなロックなカエターノもかなり好きなので、最初今回のライブが弾き語りになると知った時は、バンドサウンドで見たかったなって思ってしまいました。。

が、カエターノが椅子に座り、足を組み、ギターを弾いて歌い始めた瞬間、そんな想いは一瞬で吹っ飛んだ。
なんだこの艶やかな歌声は!
ルックスも歌声も74歳とは思えない。

今年は、彼より1歳年上のボブ・ディランのライブを見て、去年は彼と同い年のポール・マッカートニーのライブを見たんですが、若い頃とは全く違うドスの効いた声を聞かせるディランに、オリジナルのキーでパワフルに歌い上げるマッカートニー、どちらも素晴らしかったんだけど、その上をさらりと越えていくような感動を覚えました。

そして、こういったら失礼だけど、ギターがめちゃくちゃ上手い。
弾き語りならバンドの色に左右されず全ての年代の楽曲を横断して演奏できるので、このステージは正解だったんだと反省。

今回、一番端の方だったけどほぼ最前列で見れたのでカエターノの演奏する姿がよく見えたんだけど、途中から足を組むのをやめて、左足の上に右足を乗せてギターを弾いてたのは面白かったな。
(カエターノは椅子に座ってたので、後ろの方で見てた人は姿が全然見えなかったって話を後で聞いて、スタンディングライブ形式じゃない方がよかったんじゃないかと思いました)

中盤以降、"Reconvexo"で手拍子をさせたり、「カンタ!」(歌って)と客に合唱を促す場面が多く見られ、最初は控えめだった会場も徐々に乗ってきて、促される前に合唱が始まる場面もありました。

それにしても、「こんなにカエターノのことが好きな人がいっぱいいたとは」って思うほど皆さんよく知っていて、曲が始まる度に大歓声が上がり、曲名をほとんど言えないような私は今回のセトリを見て「復習せねば!」と思った次第であります。

MCも幾つかあって"Um Abraçaço"の時に、「この曲を歌う時にいつも日本を思い出す」と言って、京都のお寺に行った時に、カエターノを歌いながら近寄ってきたお坊さんとのエピソードを披露してたのが面白かった。

アンコールではまずテレーザが登場し1曲デュエット。

そして、カルリーニョス・セッチ・コルダスも加わりギターが2人体制に。
音にさらに奥行きができる。
カエターノもメインはテレーザに預け、サイドマンに徹してたのが逆に贅沢な一時。

3人で3曲演奏して、腕を組んでステージを去る。
こちらもテレーザを真ん中にするカエターノの粋な男っぷりに惚れる。
ま、この若さを保っているのは、きっとエロいオヤジだからだと思います(笑)

さらなるアンコールに応え、再登場し"Odara"で締め。

タイムテーブル上は60分という持ち時間だったけど、しっかり1時間半ちかくやって、再び腕を組んで去って行きました。
本当に至福の時という言葉がふさわしい1時間半でした。

またすぐに日本に来て欲しい。
できれば東京でも単独公演をお願いいたします。

以下、セットリストのみ。

2016.10.09 Montreux Jazz Festival Japan 2016@恵比寿The Garden Hall Setlist

・Caetano Veloso setlist
01. Um indio
02. Os passistas
03. Luz do sol
04. Meu bem, meu mal
05. Esse cara
06. O leaozinho
07. Menino do Rio
08. Minha voz, minha vida
09. Cucurrucucu paloma
10. Reconvexo
11. Bahia, minha preta
12. Coracao vagabundo
13. Um Abraçaço
14. Terra
15. Sampa
16. Forca estranha
17. A luz de Tieta
---encore1---
18. Tigresa (with Teresa Cristina)
19. Miragem de carnaval (with Teresa Cristina & Carlinhos 7 Cordass)
20. Como 2 e 2 (with Teresa Cristina & Carlinhos 7 Cordass)
21. Desde que o samba e samba (with Teresa Cristina & Carlinhos 7 Cordass)
---encore2---
22. Odara (with Teresa Cristina & Carlinhos 7 Cordass)

・Teresa Cristina setlist
01. O mundo e um moinho
02. Corra e olhe o ceu
03. Alvorada
04. Preciso me encontrar (Candeia)
05. Cordas de aco
06. Tive sim
07. Acontece
08. Sala de recepcao
09. As rosas nao falam

・八代亜紀 & クリヤ・マコト・クインテット setlist
01.
02.
03. 雨の慕情
04. 圭子の夢は夜ひらく (藤圭子 cover)
05. おんなの港町
06. Fly Me To The Moon (Julie London cover)
07. 舟唄
08.
09. Sweet Home Kumamoto
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2016年10月09日(日)

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