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SHELLAC / MONO@代官山UNIT 感想&セットリスト
カテゴリ・タグ:LIVE (2015)
2015.11.26
ksmusic最新情報
USインディー/オルタナティヴロック界を代表するエンジニア/プロデューサー、Steve Albini(スティーヴ・アルビニ)率いるSHELLAC(シェラック)の22年ぶりの来日ツアーの初日、代官山UNIT公演に行ってきました!
そんなアルビニ先生を迎え撃つのは日本のMONO(モノ)です。
今回はダブルヘッドライナーという扱いでガッツリと。
まずはMONO。
反復するメロディを軸に、静と動を行き来するサウンド。
ギターの2人は着席しているので、赤いドレスでまさに紅一点のベーシストTamakiのユラユラしたアクションが映える。
轟音ポストロックにありがちな単調なドラミングではなく、私の好きな手数多い系なのも良かった。
最後は、ライブでしゃべる事がほとんどない(らしい)MONOが、「来年アルビニをプロデューサーに迎え新作をレコーディングする」と言って去って行きました。
いよいよSHELLAC。
機材はアルビニ先生自らセッティングを行う。
本職みたいなものだからね。
スムースジャズのような陽気な音楽が流れる中、セッティングが終わり、メンバー登場。
メンバーは以下の3人。
スティーヴ・アルビニ(Gt,Vo)、ボブ・ウェストン(Ba)、トッド・トレイナー(Dr)。
オレンジ色のTシャツを軽くパンツインして、肩ではなく腰につけるタイプのギターストラップをしてて、これがまたウエストポーチをした普通のオジサンって感じがして素敵。
準備が終わり唐突に演奏開始。
1曲目は98年の『Terraform』から"Canada"でスタート。
3人で鳴らす最初の1音から脳天直撃のアルビニ先生印のサウンド。
たった一音で心と頭をこんなに一気にもってかれたのは初めてかも。
何より、爆音なのに音が割れない(そして、耳が痛くない)ことに感動。
ヤバすぎる。
アルビニ先生のギターの鋭利さと言葉の強さもあるけど、ボブのベースもトッドのドラムも凄まじすぎた。
セトリの方は曲の間にメンバーでこそこそ耳打ちしながら考えているよう。
でも、すべてのアルバムから満遍なくやってるいるみたい。
また、曲と曲の間にちょいちょい客からの質問タイムがあって、ボブが質問を受け付けてた(英語のみ)。
「なぜこんなに長い間、来日しなかったの?」って質問に「I Don't Know」とだけ答えたボブにたいして、先生の答えは「シカゴから日本は非常に遠い」とジェスチャー付きで回答。
単純明快すぎる回答に納得せざるを得なかった。
さすが先生!
その他の質問だと、「好きな日本食は?」ってやつに先生は「ラーメン。朝ラーメン食べて、昼もラーベン食べて、夜はこのショーの後にラーメン食べる」って言ってた(笑)
ボブは「サーモン(鮭)が美味しかった」とのこと。どうやら築地に行ったぽいね。
後は、どうしてギターストラップを使わないかも判明。
肩からのやつだとすれて胸のあたり傷がつくことと、お腹が出た場合に肩からのやつだとお腹に押されてどんどん前に出て弾きにくくなるかららしい(笑)
ちなみに、ボブがベースを低い位置で構えるのも同じ理由(笑)
とかなんとか、笑もありつつ、演奏が始まるとひたすら鋭く激しくむちゃくちゃカッコイイ音を鳴らし続ける。
そして、終盤のハイライトは"Wingwalker"。
アルビニとボブが飛行機のように手を広げながら、朗読のように言葉を綴る。
言ってることの半分くらいしかわからなかったけど、すごく考えさせられるものでした。
↓こんな感じ
・Shellac - Wingwalker
"Wingwalker"が終わり、MONOへの感謝を述べて、"The End Of Radio"へ。
歌詞にあるようにトッドがスネアドラムをもってステージの前へ。
そのスネアのリズムとボブの低く重いベースリフで淡々と曲が進み、後半アルビニ先生のギターが入ってくる。
かっこよすぎてチビリそう。
チューニングの間に最後の質問タイム。
「ダンスミュージックは好きか?」「クリスマスは何を料理するか」とかアルビニ先生のことをよく知ってる人ならではの質問があったり、客:「54-71が好きです」・ボブ:「ベースプレイヤーが最高だ」ってやりとりがあったり。
後、客:「次はいつ来日するの?」・ボブ:「明日だ」ってのが最高でした。
そして、『1000 Hurts』のラストソング"Watch Song"でシメ。
最後に、アルビニ・ボブ・トッドでシンバルを叩きまくって大団円。
トッドの背後の高い位置に設置されてたシンバルがやっと最後に叩かれました!
アンコールを求める客をよそに、早速撤収を始めるアルビニ先生。
徹頭徹尾アルビニ先生らしくて素晴らしかったです。
以下、セットリスト。
2015.11.24 SHELLAC@代官山UNIT Setlist
01. Canada
02. My Black Ass
03. Copper
04. Compliant
05. This Is A Picture
06. Steady As She Goes
07. Riding Bikes
08. A Minute
09. Squirrel Song
10. Prayer to God
11. You Came In Me
12. Dude Incredible
13. Wingwalker
14. The End Of Radio
15. Watch Song
翌日2日目のセトリはこちら。
2015.11.25 SHELLAC@代官山UNIT Setlist
01. Ghosts
02. My Black Ass
03. You Came in Me
04. Compliant
05. Canada
06. All the Surveyors
07. Copper
08. Steady as She Goes
09. Riding Bikes
10. Squirrel Song
11. Surveyor
12. Dog and Pony Show
13. Wingwalker
14. The End of Radio
15. Crow
16. Spoke
終演後にはメンバー直々にTシャツ販売。
アルビニ先生からではなくボブから購入。
一緒に行った妻とスリーショットをiPhoneで撮ってもらってたら、トッドも乱入してきてブレブレだけど4人で撮れた。
さらに別のところにいたアルビニ先生も捕獲して、チケットの半券にサインしてもらって、またもやスリーショット。
最高なひと時でした。
水性ペンでだったので、サインがちょっと滲んでしまいました。。。
■『SHELLAC / MONO JAPAN TOUR 2015』日程
11月24日(火)代官山UNIT
11月25日(水)代官山 UNIT
11月26日(木)梅田 Shangri-La
11月27日(金) 京都 METRO
そんなアルビニ先生を迎え撃つのは日本のMONO(モノ)です。
今回はダブルヘッドライナーという扱いでガッツリと。
まずはMONO。
反復するメロディを軸に、静と動を行き来するサウンド。
ギターの2人は着席しているので、赤いドレスでまさに紅一点のベーシストTamakiのユラユラしたアクションが映える。
轟音ポストロックにありがちな単調なドラミングではなく、私の好きな手数多い系なのも良かった。
最後は、ライブでしゃべる事がほとんどない(らしい)MONOが、「来年アルビニをプロデューサーに迎え新作をレコーディングする」と言って去って行きました。
いよいよSHELLAC。
機材はアルビニ先生自らセッティングを行う。
本職みたいなものだからね。
スムースジャズのような陽気な音楽が流れる中、セッティングが終わり、メンバー登場。
メンバーは以下の3人。
スティーヴ・アルビニ(Gt,Vo)、ボブ・ウェストン(Ba)、トッド・トレイナー(Dr)。
オレンジ色のTシャツを軽くパンツインして、肩ではなく腰につけるタイプのギターストラップをしてて、これがまたウエストポーチをした普通のオジサンって感じがして素敵。
準備が終わり唐突に演奏開始。
1曲目は98年の『Terraform』から"Canada"でスタート。
3人で鳴らす最初の1音から脳天直撃のアルビニ先生印のサウンド。
たった一音で心と頭をこんなに一気にもってかれたのは初めてかも。
何より、爆音なのに音が割れない(そして、耳が痛くない)ことに感動。
ヤバすぎる。
アルビニ先生のギターの鋭利さと言葉の強さもあるけど、ボブのベースもトッドのドラムも凄まじすぎた。
セトリの方は曲の間にメンバーでこそこそ耳打ちしながら考えているよう。
でも、すべてのアルバムから満遍なくやってるいるみたい。
また、曲と曲の間にちょいちょい客からの質問タイムがあって、ボブが質問を受け付けてた(英語のみ)。
「なぜこんなに長い間、来日しなかったの?」って質問に「I Don't Know」とだけ答えたボブにたいして、先生の答えは「シカゴから日本は非常に遠い」とジェスチャー付きで回答。
単純明快すぎる回答に納得せざるを得なかった。
さすが先生!
その他の質問だと、「好きな日本食は?」ってやつに先生は「ラーメン。朝ラーメン食べて、昼もラーベン食べて、夜はこのショーの後にラーメン食べる」って言ってた(笑)
ボブは「サーモン(鮭)が美味しかった」とのこと。どうやら築地に行ったぽいね。
後は、どうしてギターストラップを使わないかも判明。
肩からのやつだとすれて胸のあたり傷がつくことと、お腹が出た場合に肩からのやつだとお腹に押されてどんどん前に出て弾きにくくなるかららしい(笑)
ちなみに、ボブがベースを低い位置で構えるのも同じ理由(笑)
とかなんとか、笑もありつつ、演奏が始まるとひたすら鋭く激しくむちゃくちゃカッコイイ音を鳴らし続ける。
そして、終盤のハイライトは"Wingwalker"。
アルビニとボブが飛行機のように手を広げながら、朗読のように言葉を綴る。
言ってることの半分くらいしかわからなかったけど、すごく考えさせられるものでした。
↓こんな感じ
・Shellac - Wingwalker
"Wingwalker"が終わり、MONOへの感謝を述べて、"The End Of Radio"へ。
歌詞にあるようにトッドがスネアドラムをもってステージの前へ。
そのスネアのリズムとボブの低く重いベースリフで淡々と曲が進み、後半アルビニ先生のギターが入ってくる。
かっこよすぎてチビリそう。
チューニングの間に最後の質問タイム。
「ダンスミュージックは好きか?」「クリスマスは何を料理するか」とかアルビニ先生のことをよく知ってる人ならではの質問があったり、客:「54-71が好きです」・ボブ:「ベースプレイヤーが最高だ」ってやりとりがあったり。
後、客:「次はいつ来日するの?」・ボブ:「明日だ」ってのが最高でした。
そして、『1000 Hurts』のラストソング"Watch Song"でシメ。
最後に、アルビニ・ボブ・トッドでシンバルを叩きまくって大団円。
トッドの背後の高い位置に設置されてたシンバルがやっと最後に叩かれました!
アンコールを求める客をよそに、早速撤収を始めるアルビニ先生。
徹頭徹尾アルビニ先生らしくて素晴らしかったです。
以下、セットリスト。
2015.11.24 SHELLAC@代官山UNIT Setlist
01. Canada
02. My Black Ass
03. Copper
04. Compliant
05. This Is A Picture
06. Steady As She Goes
07. Riding Bikes
08. A Minute
09. Squirrel Song
10. Prayer to God
11. You Came In Me
12. Dude Incredible
13. Wingwalker
14. The End Of Radio
15. Watch Song
翌日2日目のセトリはこちら。
2015.11.25 SHELLAC@代官山UNIT Setlist
01. Ghosts
02. My Black Ass
03. You Came in Me
04. Compliant
05. Canada
06. All the Surveyors
07. Copper
08. Steady as She Goes
09. Riding Bikes
10. Squirrel Song
11. Surveyor
12. Dog and Pony Show
13. Wingwalker
14. The End of Radio
15. Crow
16. Spoke
終演後にはメンバー直々にTシャツ販売。
アルビニ先生からではなくボブから購入。
一緒に行った妻とスリーショットをiPhoneで撮ってもらってたら、トッドも乱入してきてブレブレだけど4人で撮れた。
さらに別のところにいたアルビニ先生も捕獲して、チケットの半券にサインしてもらって、またもやスリーショット。
最高なひと時でした。
水性ペンでだったので、サインがちょっと滲んでしまいました。。。
■『SHELLAC / MONO JAPAN TOUR 2015』日程
11月24日(火)代官山UNIT
11月25日(水)代官山 UNIT
11月26日(木)梅田 Shangri-La
11月27日(金) 京都 METRO