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井上陽水「Hello,Goodbye」@NHKホール 感想&セットリスト
カテゴリ・タグ:LIVE (2012)
2012.05.25
ksmusic最新情報
井上陽水のツアー『井上陽水 LIVE 2012 Hello,Goodbye』、NHKホール公演2days2日目に行ってきました。
言わずと知れた日本を代表するシンガーソングライターの陽水さんですが、このページの下の方にツアー日程を載せておきますが、御歳63歳にしてこの本数をこなすとはなんともすごい。
こんなにライブをこなしているのに、まともにライブを見たことがなくて、この機会にということで参戦。
(以前、テレビ番組の収録観覧で1曲だけ生歌聴いたことあって、それだけでもすごかった!)
というわけで、NHKホールへ。
(渋谷駅から向かう途中、何を勘違いしたのか渋谷公会堂に行ってしまいました。。。何のライブやってたんだろ?)
普段行くライブだと私は平均年齢を上げてる部類の年齢なんですが、今日は年上の方々が多くいらっしゃって、なんか安心。
では、ライブのレポ。
定刻を5分ほど過ぎたあたりで静かに客電が落ちていく。
バンドメンバーが登場し、演奏が始まる。
ちなみに、今のバンド編成はこんな感じ。
Piano & keyboards 小島良喜
Bass 高水健司
Drums 山木秀夫
Guitar 長田進
Keyboards 佐藤準
奥田民生好きの私にとって、ギターが長田さんってのはちょっとポイント高し。
シンセのようなサウンドが主体でちょっと驚く。
演奏が進み、ほどなくしてゆっくりと陽水登場!
おおー、本物!(←当たり前!)
歌い始めて1曲目が"東へ西へ"だと気づく。
この曲好きなんだよなぁ。
「ガンバレー、みんなガンバレー」なんてあの声で歌われた日にゃ。
ちょっとバンドの演奏の音が小さいかなと思ったけど、それ以上に陽水自身の歌声がすごすぎて前に実際よりも前に出てるような錯覚に陥ってるだけかも。
続くパフィの"アジアの純真"のカヴァーで改めて歌詞の「なんじゃこりゃー」感に驚きつつ、"Make-up Shadow"では様々なイメージを連想させるフレーズが流れ、冒頭3曲ですでに魅惑の陽水ワールドへ。
先述のように普段よりも大人な客層なので、基本席は立たず座ってみてたんだけど(しかも、リズムすら取らない人多し!)、その分、どっぷりと演奏に集中できた気がする。
"俺の事務所はCAMP"が終わり、初MC。
もうただしゃべっているだけなのに、メロディとリズムがあるというか、音楽に聞こえる軽快さ。
しかも、話が面白い。
次に歌う"MAP"が、NHKで放送されていた「ブラタモリ」のエンディングテーマになってたことから、「ご当地ソング」って言ってた(笑)
他には、"海へ来なさい"では小さい頃にお父さんの出身地である高知の海に福岡から行ったという話や、小さい頃にいった祭りの記憶があるって話からの"夏まつり"があったり。
どちらも、郷愁を誘う歌が沁みた。
ツアータイトルは別にあってもなくてもいいけど、あったらあったで、後で思い出しやすいということで付けているらしく、今回のタイトル「Hello, Goodbye」はビートルズの曲から取られてるとか。
で、ひねくれた性格である陽水は最初はあえてこの曲を歌わなかったけど、「意地はることもないか」と歌うことにしたらしい。
なんていうかテキトーというか(笑)
で、そのカヴァーがまたイイんだ!
続く"リバーサイドホテル"はひょっとしたら、私が小さい頃に初めて井上陽水というアーティストの存在を認識した曲かもしれない。
んで、調べてみたら、1982年の曲らしい。
ってことは、私は3歳くらい。。
なんでだろうと思ったら、1988年にフジテレビの『ニューヨーク恋物語』ってドラマで使われてヒットしたっぽい。
なるほど、それで合点がいきました。
ま、話はそれましたが、陽水との出会いの曲ってことで、非常に感慨深い。
初めてまともにライブ見るのに24年もかかったのか・・・
そんな感慨にふけりつつ、名曲"リバーサイドホテル"を聴き、ちょっと抑え目なアレンジなった"ジェラシー"に酔いしれたりしつつライブは進む。
"新しいラプソディー"が終わったところで、MCで、「いろんな曲を作ってきたけど、これは唯一健全な曲」みたいなこと言ってた(笑)
要約すると「あなたが好きな」的な純粋な甘いラブソングは作ったことがないとかなんとか。
そして、今度作ってみようって言ってた。
それはそれですごく聴いてみたい!
で、次に歌うのはそんな曲ではないけど、変わった面白い曲って言って始まったのが"最後のニュース"。
これは絶対聴きたかった。
奥田民生がカヴァーしたのはライブで何度か聞いたことがあって、そのたびに圧倒されてた。
陽水本人が歌うのはもちろん民生の鬼気迫る感とは全然違って、激しさはなかったけど、語りかけるように歌われると、また違った感じで心にずっしりくるものがあった。
カッコイイ!
しっとりと"積荷のない船"を歌いあげた後は、本編のハイライト。
大大大名曲"氷の世界"。
超ファンキーで、超ロック!
バンドの演奏も最高!!
歌も最高!
後、陽水のハーモニカもとてもカッコイイ!
って、思ってたら、最後に客席に向けてそれを投げた!
取った人羨ましいなぁ。
と、熱狂の演奏からの流れで"少年時代"へ。
どちらの曲も日本の音楽史に残る名曲中の名曲なわけですが、同じアーティストが作ったものとは思えないところがすごいですね。
ちなみにまた個人的な思い出になって申し訳ないけど、この曲の8cmシングルが実家にあって、小学生のころにカップリングだった"荒ワシの歌"が衝撃的だったのを思い出した。
下手すると"氷の世界"との違い以上の落差。
八幡イーグルスとか懐かしなぁ。
と、話をライブに戻して、"少年時代"で本編終了。
アンコールが4曲。
"御免"を激しめに演奏し、それに合わせて立ち上がる人続出。
さらにパフィの"渚にまつわるエトセトラ"でさらに盛り上げ、前の方はほぼ総立ち!この勢いで最後まで!
・・・と思ったら、"結詞"で一気にしっとりとさせてからの、"夢の中へ"で一気に盛り上げて大団円。
ジェットコースターのようなアップダウンの激しいアンコールでした。
セットリストを観てもらえばわかるけど、ほぼベスト盤状態な選曲。
私のようなビギナーにも優しく、その魅力を十二分に伝える素晴らしいライブでした。
また観に行きたい!
とりあえず、予定では今年のフジロックかな。
野外でスタンディングで観たらまた全然違う楽しさがありそうです♪
以下、今日のセットリスト。
2012.05.25 井上陽水@NHKホール Setlist
01. 東へ西へ
02. アジアの純真 (Puffy cover)
03. Make-up Shadow
04. 俺の事務所はCAMP
05. MAP
06. 自然に飾られて
07. なぜか上海
08. 海へ来なさい
09. 夏まつり
10. Hello, Goodbye (The Beatles cover)
11. リバーサイドホテル
12. ジェラシー
13. 5月の別れ
14. クレイジーラブ
15. 新しいラプソディー
16. 最後のニュース
17. 積荷のない船
18. 氷の世界
19. 少年時代
---encore---
20. 御免
21. 渚にまつわるエトセトラ (Puffy cover)
22. 結詞
23. 夢の中へ
【サイト内関連記事】
・氷の世界 / 井上陽水 (氷の世界 収録)
・心もよう / 井上陽水 (氷の世界 収録)
・手引きのようなもの / 井上陽水奥田民生 (ショッピング 収録)
言わずと知れた日本を代表するシンガーソングライターの陽水さんですが、このページの下の方にツアー日程を載せておきますが、御歳63歳にしてこの本数をこなすとはなんともすごい。
こんなにライブをこなしているのに、まともにライブを見たことがなくて、この機会にということで参戦。
(以前、テレビ番組の収録観覧で1曲だけ生歌聴いたことあって、それだけでもすごかった!)
というわけで、NHKホールへ。
(渋谷駅から向かう途中、何を勘違いしたのか渋谷公会堂に行ってしまいました。。。何のライブやってたんだろ?)
普段行くライブだと私は平均年齢を上げてる部類の年齢なんですが、今日は年上の方々が多くいらっしゃって、なんか安心。
では、ライブのレポ。
定刻を5分ほど過ぎたあたりで静かに客電が落ちていく。
バンドメンバーが登場し、演奏が始まる。
ちなみに、今のバンド編成はこんな感じ。
Piano & keyboards 小島良喜
Bass 高水健司
Drums 山木秀夫
Guitar 長田進
Keyboards 佐藤準
奥田民生好きの私にとって、ギターが長田さんってのはちょっとポイント高し。
シンセのようなサウンドが主体でちょっと驚く。
演奏が進み、ほどなくしてゆっくりと陽水登場!
おおー、本物!(←当たり前!)
歌い始めて1曲目が"東へ西へ"だと気づく。
この曲好きなんだよなぁ。
「ガンバレー、みんなガンバレー」なんてあの声で歌われた日にゃ。
ちょっとバンドの演奏の音が小さいかなと思ったけど、それ以上に陽水自身の歌声がすごすぎて前に実際よりも前に出てるような錯覚に陥ってるだけかも。
続くパフィの"アジアの純真"のカヴァーで改めて歌詞の「なんじゃこりゃー」感に驚きつつ、"Make-up Shadow"では様々なイメージを連想させるフレーズが流れ、冒頭3曲ですでに魅惑の陽水ワールドへ。
先述のように普段よりも大人な客層なので、基本席は立たず座ってみてたんだけど(しかも、リズムすら取らない人多し!)、その分、どっぷりと演奏に集中できた気がする。
"俺の事務所はCAMP"が終わり、初MC。
もうただしゃべっているだけなのに、メロディとリズムがあるというか、音楽に聞こえる軽快さ。
しかも、話が面白い。
次に歌う"MAP"が、NHKで放送されていた「ブラタモリ」のエンディングテーマになってたことから、「ご当地ソング」って言ってた(笑)
他には、"海へ来なさい"では小さい頃にお父さんの出身地である高知の海に福岡から行ったという話や、小さい頃にいった祭りの記憶があるって話からの"夏まつり"があったり。
どちらも、郷愁を誘う歌が沁みた。
ツアータイトルは別にあってもなくてもいいけど、あったらあったで、後で思い出しやすいということで付けているらしく、今回のタイトル「Hello, Goodbye」はビートルズの曲から取られてるとか。
で、ひねくれた性格である陽水は最初はあえてこの曲を歌わなかったけど、「意地はることもないか」と歌うことにしたらしい。
なんていうかテキトーというか(笑)
で、そのカヴァーがまたイイんだ!
続く"リバーサイドホテル"はひょっとしたら、私が小さい頃に初めて井上陽水というアーティストの存在を認識した曲かもしれない。
んで、調べてみたら、1982年の曲らしい。
ってことは、私は3歳くらい。。
なんでだろうと思ったら、1988年にフジテレビの『ニューヨーク恋物語』ってドラマで使われてヒットしたっぽい。
なるほど、それで合点がいきました。
ま、話はそれましたが、陽水との出会いの曲ってことで、非常に感慨深い。
初めてまともにライブ見るのに24年もかかったのか・・・
そんな感慨にふけりつつ、名曲"リバーサイドホテル"を聴き、ちょっと抑え目なアレンジなった"ジェラシー"に酔いしれたりしつつライブは進む。
"新しいラプソディー"が終わったところで、MCで、「いろんな曲を作ってきたけど、これは唯一健全な曲」みたいなこと言ってた(笑)
要約すると「あなたが好きな」的な純粋な甘いラブソングは作ったことがないとかなんとか。
そして、今度作ってみようって言ってた。
それはそれですごく聴いてみたい!
で、次に歌うのはそんな曲ではないけど、変わった面白い曲って言って始まったのが"最後のニュース"。
これは絶対聴きたかった。
奥田民生がカヴァーしたのはライブで何度か聞いたことがあって、そのたびに圧倒されてた。
陽水本人が歌うのはもちろん民生の鬼気迫る感とは全然違って、激しさはなかったけど、語りかけるように歌われると、また違った感じで心にずっしりくるものがあった。
カッコイイ!
しっとりと"積荷のない船"を歌いあげた後は、本編のハイライト。
大大大名曲"氷の世界"。
超ファンキーで、超ロック!
バンドの演奏も最高!!
歌も最高!
後、陽水のハーモニカもとてもカッコイイ!
って、思ってたら、最後に客席に向けてそれを投げた!
取った人羨ましいなぁ。
と、熱狂の演奏からの流れで"少年時代"へ。
どちらの曲も日本の音楽史に残る名曲中の名曲なわけですが、同じアーティストが作ったものとは思えないところがすごいですね。
ちなみにまた個人的な思い出になって申し訳ないけど、この曲の8cmシングルが実家にあって、小学生のころにカップリングだった"荒ワシの歌"が衝撃的だったのを思い出した。
下手すると"氷の世界"との違い以上の落差。
八幡イーグルスとか懐かしなぁ。
と、話をライブに戻して、"少年時代"で本編終了。
アンコールが4曲。
"御免"を激しめに演奏し、それに合わせて立ち上がる人続出。
さらにパフィの"渚にまつわるエトセトラ"でさらに盛り上げ、前の方はほぼ総立ち!この勢いで最後まで!
・・・と思ったら、"結詞"で一気にしっとりとさせてからの、"夢の中へ"で一気に盛り上げて大団円。
ジェットコースターのようなアップダウンの激しいアンコールでした。
セットリストを観てもらえばわかるけど、ほぼベスト盤状態な選曲。
私のようなビギナーにも優しく、その魅力を十二分に伝える素晴らしいライブでした。
また観に行きたい!
とりあえず、予定では今年のフジロックかな。
野外でスタンディングで観たらまた全然違う楽しさがありそうです♪
以下、今日のセットリスト。
2012.05.25 井上陽水@NHKホール Setlist
01. 東へ西へ
02. アジアの純真 (Puffy cover)
03. Make-up Shadow
04. 俺の事務所はCAMP
05. MAP
06. 自然に飾られて
07. なぜか上海
08. 海へ来なさい
09. 夏まつり
10. Hello, Goodbye (The Beatles cover)
11. リバーサイドホテル
12. ジェラシー
13. 5月の別れ
14. クレイジーラブ
15. 新しいラプソディー
16. 最後のニュース
17. 積荷のない船
18. 氷の世界
19. 少年時代
---encore---
20. 御免
21. 渚にまつわるエトセトラ (Puffy cover)
22. 結詞
23. 夢の中へ
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・氷の世界 / 井上陽水 (氷の世界 収録)
・心もよう / 井上陽水 (氷の世界 収録)
・手引きのようなもの / 井上陽水奥田民生 (ショッピング 収録)
4/12 (木) 埼玉 川口総合文化センター リリア
4/17 (火) 神奈川 神奈川県民ホール
4/18 (水) 神奈川 神奈川県民ホール
4/21 (土) 千葉 千葉県文化会館
4/26 (木) 大阪 オリックス劇場 ( 旧 厚生年金会館 )
4/27 (金) 大阪 オリックス劇場 ( 旧 厚生年金会館 )
5/1 (火) 岡山 倉敷市民会館
5/2 (水) 島根 島根県民会館 大ホール
5/9 (水) 東京 オリンパスホール八王子
5/15 (火) 宮城 仙台サンプラザホール
5/16 (水) 岩手 岩手県民会館
5/24 (木) 東京 NHKホール
5/25 (金) 東京 NHKホール
5/31 (木) 京都 舞鶴市総合文化会館 大ホール
6/1 (金) 福井 フェニックス・プラザ
6/7 (木) 高知 高知県立県民文化ホール
6/8 (金) 愛媛 松山市民会館
6/14 (木) 新潟 新潟県民会館
6/15 (金) 福島 會津風雅堂
6/21 (木) 大分 iichiko総合文化センター
6/22 (金) 福岡 イイヅカコスモスコモン
6/24 (日) 福岡 福岡サンパレス ホテル&ホール
6/28 (木) 神奈川 グリーンホール相模大野
6/30 (土) 群馬 桐生市市民文化会館
7/5 (木) 宮崎 宮崎市民文化ホール
7/6 (金) 鹿児島 鹿児島市民文化ホール 第一ホール
7/12 (木) 東京 東京国際フォーラム ホールA
7/13 (金) 東京 東京国際フォーラム ホールA
7/17 (火) 岐阜 長良川国際会議場
7/18 (水) 愛知 名古屋国際会議場