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  2. UK Rock (2010年代)
  3. L Y F / WU LYF (Go Tell Fire To The Mountain 収録)

 マンチェスター出身の4人組、WU LYFウー・ライフ、"World Unite! Lucifer Youth Foundation"の略)がデビューアルバム『Go Tell Fire To The Mountain』を自主レーベルLYFより6月にリリース(全英98位)。

 これまでメディアからの取材を一切拒否し、アーティスト写真も覆面をした若い男女が映ったものしか公開されていなかったWU LYFですが、アルバムデビューとともに情報が少しずつ明らかに。メンバーは以下の4人。4人とも二十歳そこそこらしい。

・WU LYF Member
Ellery Juicier James(Ellery Roberts) — vocals, keyboards
Tommy G Lung(Tom McClung) — bass
Van Kati(Evans Kati) — guitar
Jeau Manningi(Joe Manning) — drums

 "L Y F"はアルバムの1曲目。パイプオルガンのよう荘厳なキーボードのイントロ(実際にアルバムはマンチェスターの古びた教会でレコーディングされているらしい)。そこにドラムとギターが加わり歌が始まる。その歌声がしゃがれててすごく耳に残る。むちゃくちゃシャウトしてるわけではないのにアジられてるようでテンションが上がりますね。

 最初に音を聴く前にバンドの写真やその情報の少なさとかで私は勝手にKASABIANみたいなのを想像してたんだけど、それがまったく違ってた。実際聞くとギターのフレーズなんかはどっちかっていうとFOALSなんかを連想させられるな。クリアーなギターとキーボードのフレーズに、時にダイナミックなビート、そこにしゃがれた声が乗って、清濁合わさったようなサウンドになってて面白いです。「ヘヴィ・ポップ」とは彼らの音をあらわすのにピッタリなもんだと思います。

 そしてやっぱりライブ。元々彼らが話題になった元は地元で行ってたらライブだし、これはすごいに違いない。フジロック11にて初来日が決定しているのでこれは絶対に見なければならないでしょう!!それまでこのアルバムと、メーリングリストに登録すると送られてくる「同盟心得書」(全文を下のほうに勝手に転載させていただきます。。)を見てテンションに火をつけて("come start this fire")行こう!

・WU LYF 『Go Tell Fire To The Mountain』 トラックリスト
1. L Y F
2. Cave Song
3. Such A Sad Puppy Dog
4. Summas Bliss
5. We Bros
6. Spitting Blood
7. Dirt
8. Concrete Gold
9. 14 Crowns For Me & Your Friends
10. Heavy Pop

・WU LYFの『Go Tell Fire To The Mountain』を試聴&ダウンロード⇒Go Tell Fire to the Mountain - WU LYF

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LYF同盟加盟者へ

LYF同盟(JAPAN)に入ってくれて、ありがとう。

LYF同盟加盟者の君に、まずは俺たちの同盟心得書とアルバムにも入っている「L Y F」という曲を送るよ。
ちょっと長いけど、同盟心得書を読んでくれれば俺たちの事が、もうちょっとわかると思う。

同盟心得書にも書いてあるけど、あくまでこれをどうしようとそれは受け取ったみんなの自由。
同盟心得書を読むのも、曲を受け取るのも、君に任せるよ。
それじゃ、また夏にフジロックで会えたら嬉しいね。

Lucifer Youth Foundation
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LYF同盟心得書

重く沈み行く太陽、真実をまざまざと照らし、俺たちクソガキどももハッと目を覚
ます。俺たちとはTommy G Lung、Jeau Manningi、Ellery Juicier James、Van Kati
のことだ。哀しげな目をした4匹の子犬みたいな俺たちが、がむしゃらにHeavy Pop
を始めてから1年。山に向かって火事と叫び、友達にふざけたことを言い、家と呼べ
る場所を求めて彷徨う...俺たち兄弟のストーリー、Heavy Pop。埃っぽいアメリ
カ西部に馴染めなくても大丈夫。野良犬と子ネコどもにネオ・ウェスタンの時代が
やって来た。匿名性や神秘性を狙ったんじゃない。今やアートの世界じゃ、ナルシ
シズム(自己陶酔)は当たり前。名前に正体、生い立ちまで明かさなけりゃ、用無
し状態。出口はあちらですと言わんばかりだ。「Go Tell Fire」にはストーリーが
あった。でもそれをどうやって伝えたらいいのか、俺たちは知らなかった。言いた
いことがあるんじゃない。ただ言葉にしているんだ。

とにかく月イチのAn Outlet Caféでのイベント「Play Heavy Pop」に全力を注いだ。
そうして他のクラブにはないような環境、俺たちにとってホームと呼べる場所を作る
ことができた。バカ高い酒に金を払って、クソ高い靴や髪型のことばっかり気にして
いるイカれたヒップヤッピー(ヒップスター+ヤッピー)たち。自意識過剰だよ。
3年もつるんだら、その無気力な顔に血ヘドを吐きたくなっちまう。じゃ、代わ
りに何があるかって言うと、スパンコールがキラキラ光るシャツを着て頭を赤くして
いる女とチャラチャラするか、自分のことしか語れない世界が狭くてショボくて臭い
ダブステップ・アナーキー・パンク野郎とクダをまくしかない。どっちも最低だ。

LYFに関わっている連中は、今挙げたヤツら(なぜかステレオタイプに思われがちな
人たち)のどのタイプにも該当しない。俺たちは、庭でじゃれ合ってる子犬たちみた
いに、真剣に自由に自分の人生を謳歌したい。An Outletsの「Play Heavy Pop」を止めた
のは、ネコみたいにスカした連中が集まり始めたからさ。したり顔で腕を組んで、俺
たちの燃えるような思いにションベンをかけてくる。お前ら来んなよ、だ。最初の
2、3か月は本当に盛り上がっていたのに。イベントのムードが可変しくなる前は、本
当に頂点まであと少しってところまで行ってたんだ。

質に関係になく自分たちで作ったものを発展させたい、それが俺たちの考えだ。感動
中毒のオーディエンスに売りつける前にキレイに磨いたりしなくていい。 LYFでは純
粋に人と繋がれるモノを作っていきたい。繋がることができるモノが作れたら、あと
はどうぞご自由に、さ。作れなかったら、「ブログ」で愚痴を言うか、方向を変える
か。WU LYFを一種の小利口なマーケティング手法だって言っている奴らがいるらしい
けれど、俺たち4人のやってきたことは、19とか20歳の連中がこうだったらいいと思う
やり方で自分たちを表現した、それだけだ。「買って買って」「欲しくなって欲しく
なって」ってネオンや広告がやかましい店よりも、窓もない、入るのに呼び鈴を押さ
なくていい店の方が俺たちは好きなんだ。いつも自分の欲しいものが手に入る訳じゃ
ないけど、努力すれば必要なものは手に入るかもしれない。

えっと、取り敢えず話をLYFのスタートに戻そうか。最初は2007年のMIDIフェスティ
ヴァルだった。女の子たちの前で情事に耽ようぜって、Elleryが彼女とボートでマ
ルセイユに向かったんだ。2歳になるヤツの息子も、イエールの秘密の花園でどんな
マジックが起こったのか知りたがってんじゃないか?LYFは自由がモットー。人気拡
大のために闇雲に夏のフェスティヴァルに参加して、ボケ〜ッとしたオーディエンス
に自分たちを売り込む必要も、したいとも思わんかった。一過性の話題のバンドにな
って、人生を満喫する気なんてサラサラない。そんなこんなで、たった45分のステ
ージでのカタルシスのために車輪の付いた金属製の箱に40時間乗っかって、フランス
のビーチで4時間過ごすんなら、ついでにチョロっとホリデーでもしようかってことになっ
た。 45分、4時間、40時間って無茶な比率だよな。まぁ、互いを殺しかけたことも何回か
あったけれど、最後は歯をむいて笑顔で終えることができたよ。

結局、蓋を開けたら熱狂的に扱われることになったみたいだけど、自分たちが望ん
でなった結果じゃないから騒ぎは取り敢えず無視したし、ビッグなイベントやメディア
の話もみんな断って、自分たちのリアルにこだわり続けることにした。おふざけも止
めて、テクニカラーを駆使して自分たちのストーリーを作り始めた。先ず、LYFの最初の
12インチで懐に入った現金で自分たちのホームを構えることにした。スタジオでレコ
ーディングしてみて、こりゃソウルもなにかも骨抜きにされちまうと思ったから、と
にかく自分たちのホームが必要だった。プロ風を吹かしたエンジニアに操られるのな
んてLYF流じゃないしね。それで、苛酷でワイルドな、軽い手拍子でも爆発したみたい
にリヴァーブする洞窟を探し始めたんだ。Guyに南スペインで下して貰って、行き当た
りばったり、俺たちのドゥエンデを探すことにした。その延長で、Tommy G、Jay Bone、
St Paul Cathedralの3人は、悪魔が住み着いていそうな廃墟を求めてへレスに行ったよ。
そこでライヴをやって、枯れるまで声を張り上げた。自分たちのブルーノートが見つか
るまでね。でもへレスのような素朴な土地でさえ観光名所に成り下がって、由緒正し
いスペイン教会も花嫁にキスするためのただの箱モノ扱いさ。スペインの異端審問級
の弁明が必要になるかもしれないけど、スペイン下りまで行って、結局ドゥエンデは
俺たち自身の中にあるのかもってことに気付いたんだ。スペイン語の言葉だからって
スペインにある訳じゃない。それなら俺たちイギリス人の言葉でHeavy Popって呼ぼう
ぜってことになった。ディアスポラ風の豊かなライフスタイルなんて、白人のガキ6人
がたったの3週間ぽっちで辿りつけるものじゃない。たしかにロマンチックな話かもし
れないけれど、ヤラセ感が強過ぎる。形だけじゃ本物になりようがない。

そんなわけで、ホームとは思えないような場所に自分たちの拠点を築くことになった
んだ。マンチェスターのアンコーツ工業区域から徒歩数分...前のイタリア人コミ
ュニティ(Katiもイタリア系なんだけれど)が建設しようとした廃墟同然の教会さ。
こんなことがなければ会うこともなかった人たちと契約をして、宗教臭のするコンク
リートに囲われた暗くてガランとしたスペースへの鍵と24時間のアクセス権を手に入
れた。それから自分たちの音が完成するまで3週間も叫び続け、文無しの男の子が禿げ
上がるまでを歌詞に書いたりした。そうして自分たちのストーリーを詰め込んだ10の
コンクリート製のゴールド・ソングが完成したんだ。ボロ教会の片付けには親友のJay
Bone と Saint Paul Cathedralも手を貸してくれたよ。部屋はキレイに、でも音はショ
ボく。プロっぽく、でも洗練させ過ぎず。完成するまで21日間、スタジオに引き籠った
よ。カットダウンのために高貴な野蛮人=ノーブル・サヴェージの力を借りてハイファ
イにミックスした。古いコンピューターは弟たちにお下がりして、一路、グラスゴー・グ
リーンにあるポール・サヴェージのスタジオに向かったんだ。

完成したレコードは全世界においてLYFレコーディングズ、 つまりLucifer youth
foundationの音楽部門からリリースされる。LYFは、特に数字とWar Godとの関係に強い
んだけれど、完全に自己完結な組織だ。レコードレーベルはますます時代錯誤な概念に
なってきている。彼らなしでも、ちゃんと頭を使えば全部自分たちでやることができる。
彼らが提供してくれるのは主にキャッシュフローとノウハウで、これが他から調達でき
るなら、完全な自由の下、自分たちの芸術性を保つことができる。つまりLYFが手に入る
んだ。他のヤツのギャングになりたくなかった。もちろんWar Godへの参加は俺たちの
活動の中軸でもあったし、自分たちが今置かれている状況がこんな早い段階で実現でき
たことにもすごく感謝している。けれども、だからこそレコードレーベルと契約する必
要性は全く感じられないんだ。

勇気があるのかバカなのか、判断は任せるよ。ただ、俺たちはこのプロジェクトを自主
制作のヘタレなパンク・バンドとして運営はしていていない。俺たちは Heavy Popを作
っている。口からソウルが飛び出してくるようなポップ・ミュージックで、トレンドに
従うような機械生産の風船音楽なんかじゃない。目的はリアルなモノを作ることであっ
て、名声に浮かれることなんかじゃない。自分たちがやっていることでWU LYFがポピュ
ラーになることが重要なんだ。「ヒップな新人」ってレッテルの音楽カルチャーなんて
クソくらえさ。たった15分間だけの名声を手に入れても、実は本当は大した価値がな
いから、後はスケート靴を履かされて坂を滑り落ちるだけ...そんなのゴメンだ。
俺のiPhoneには毎日ゴマンと最新のヒップなスターとやらが送られてくる。俺たちをそ
の中の一員と思っている人間が少なくないことは百も承知だ。でも、そいつらはスーパ
ーヒップでクールな最新ロールモデルを培養しているくだらないウェブサイトで俺たち
のことを読んだんだと思う。あんなの、どこがいいのか俺たちには皆目見当がつかない
代物だけど、もし何かしら関わりがあったとしても取り敢えず無視。バルサが「単なる
サッカークラブ以上」のものであるように、俺たちはWU LYFを単なるバンド以上のもの
にしたいんだ。

合法企業としてのLYFの真の確立のために現金を募るべく、資金力のあるユニバーサルと
契約を結んだ。戦いの神がケチな賭けを押し付けてきやがって、俺たちはその全てをLYF
の戦闘資金と1万人分の兵力に注ぎ込むことになった。金自身が問題なんじゃない。その
金でモラルを保つために何をするかが重要なんだ。俺たちが肉汁たっぷりの肉に歯を突
き立てている間にも、この地球のどこかで未だに子供たちが飢えに苦しんでいる。それ
を思うと夜も眠れない...。それから更にディストリビューターとも金の話をした。
この最高の音楽を、世界中の人間に聴いて貰いたいからさ。バンを何台も持っているヤ
ツらに、UKとヨーロッパのPIAS、日本のホステス、オーストラリアのリベレーターが、
俺たちのレコードをあらゆるレコードショップに届けてくれるだろう。それがこの世の
仕組みってヤツなんだ。

全ての所有権は俺たちにある。レコード契約もライセンスもない。俺たちのレコーディ
ングへの権利は全て俺たちにある。俺たち、つまりWU LYFのガキども4人だ。自分たち
がクリエートしたものを自分たちで管理し、そのリリースも自分たちがコントロールす
る。俺たちにあるのはそれだけだ。クソッ。君たちが住んでいる日本でのアルバムのリリ
ースは6月22日、そしてアルバムにも入っている曲「LYF」をこの同盟心得書を読んでいる
君にあげよう。
これをどうしようとそれは受け取ったヤツの自由。大切に扱ってやってくれよ。
みんな大好きだ。ありがとう、みんな一生愛してるぜ。


・L Y F / WU LYF


・Wu Lyf live in a church
カテゴリ : UK Rock (2010年代) ・ comments(0)  
2011年07月08日(金)

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