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  3. salyu×salyu@中野サンプラザ 『salyu × salyu tour s(o)un(d)beames』

salyu × salyuサリュ バイ サリュ)のツアー、『salyu × salyu tour s(o)un(d)beames』の最終日、中野サンプラザ公演に行ってきました。

元々Salyuは好きなアーティストだったので、そのSalyuがCORNELIUSコーネリアス)の小山田圭吾とコラボしたアルバム『s(o)un(d)beames』をひっさげてのツアーをすると聞いて、あの作品をライブでどう再現するのか楽しみ行ってきた。


ほぼ定刻通りにSalyu登場。
アカペラで"It's a fine day"を歌い始める。

メトロノームがテンポを刻み始め、メンバーが登場し、アルバムでも1曲目を飾る"ただのともだち"へとつながっていく。

今回のツアーメンバーは、ドラムにASA-CHANG、キーボード+ベースに鈴木正人、ギターに高井康生、コーラスに、サリュ・バイ・サリュ・シスターズと名付けらた山崎恵利子山口裕子(ヒロコ)、木村圭見(カズミ)の3人。
3人ともSalyuと同じような白い衣装に髪型をしていてまさに分身な感じ。

ちょっと私は勉強不足でよく知りませんが、コーラスの3人はSalyuの友人らしく、プロで活動されている方(もいるかも)ではないのに、この息の合い方はすごいなと、いきなり感心させられました。

「ありがとう、サリュ・バイ・サリュです」と簡単な挨拶を挟みアルバムの曲順通りに"muse'ic"。

この曲終りで「tour s(o)un(d)beamesへようこそ。今日は最後まで好きな気持ちで、気分で楽しんでいってください」って改めて挨拶をして、"Sailing Days"〜""〜"歌いましょう"とさらにアルバムの流れ通りに続く。
"心"の時のベースの音がすごく良かった。

そして、"歌いましょう"は圧巻。
声を楽器として扱い重ねていく。
まさにこのsalyu × salyuを象徴する1曲ですね。
まぁ声を重ねるという手法は何も目新しいものではないけど、Salyuの声が圧倒的すぎ。


ここでアルバムに収録されていない曲へ。
教会とかでかかりそうな讃美歌のようなこの曲は、合唱曲のようですね。
ちなみにツアー会場で売られていたパンフレットに付属のCDに入っているそうです。
(この日は開演前にパンフレット売り切れでした。。。)


ここでMC。
今日の会場である中野サンプラザに関することや、髪型について。
で、客席から「カワイイー」って声が飛んで、
「ありがとう。よかったー。元気な人が1人もいないかと思った」
とか返してた。

後はメンバー紹介もここでありました。

そして、自分にとっての原点回帰ともいえるハーモニーについて考えたというこのサリュ・バイ・サリュというプロジェクトについて語った後に、歌手としての原点ということでLily Chou-Chouリリィ・シュシュ)の"グラインド"へ。
今日のセットリストでこうやって「歌」に比重を置いたこういう曲をやるといろんな意味でほっとするなぁ。

続く"レインブーツで踊りましょう"も比較的アルバムの中では歌物だなぁと思ってたら、再びメトロノームが音を刻み、4声が混ざり合いながらアルバムの表題曲"s(o)un(d)beams"へ。
やはり今日のモードとしてはこっちですね。
カッコイイ!


コーラス隊3人の紹介があって、その1人、木村圭見がハープを弾いて"Hostile To Me"へ。
アルバムにも収録されているこの曲は、ドイツのLali Punaというエレクトロニカ系のユニットの曲だそうです。

そして、その流れで昨年リリースした『MAIDEN VOYAGE』から"新しいYES"へ。
Salyuのソロ曲だけど、イントロからして世界観をこのセットリストに違和感なく溶け込めるようなアレンジになってた。


ここで、メンバー全員衣装チェンジ。
客席から「(服を)ちょーだい!」って言われて、「あげないよ。裸にする気か!」って突っ込んでた(笑)

そして、「座ったままでも楽しいかもしれないけど、ちょっと立ってみると、ここからもっと楽しくなると思うけど、どうでしょうか?」
と。
たぶん、前半で言った「元気な人が1人もいないかと思った」ってのは、お客さんに席から立ち上がって楽しんでもらいたいって意味だったんだろうな。

というわけで、一同スタンダップ。
「こっから立って良かったなと思うようなショーにしようじゃないか!みんなで」
と言う言葉通りに"Mirror Neurotic"〜"奴隷"とファンキー(?)なナンバーを立て続けに披露。

あぁ確かにこれは立ちあがって体を揺らしたら数倍楽しい!
そして、ただただ人間の声ってすごいなって思った。
原初的でありつつ洗練されてる感じもあって。


そのまま"続きを"へ。
流れ的にこれで本編は終わりだろうなってのはわかった。
終盤にメンバー紹介をして、曲が終わり、拍手が鳴りやまない。

・・・と思ったら、Salyuが「聴いて、続きがあるの」と言って、4人が1人ずつ「バーイ、バーーーイ♪」と続けて最後、合わさって「See You♪」と歌い本編終了。


5分弱あってアンコールで再登場。
「アンコールいただきまして、とっても嬉しいです。でもSalyu×Salyuは1stアルバムなので楽曲がなくなっちゃったんですよ・・・」
と言って、ソロ曲をやるとのこと。

と、その前にツアーグッズの宣伝。
が、なんと本日はグッズが完売・・・というわけで多くは語らず。
でも今後、通販で販売するそうです。

で、「春だけにこの曲を」と言って演奏しようとしたところで、コーラスの人(たぶん山口裕子)に鍵盤ハーモニカを渡される。
忘れてったっぽい・・(笑)

気を取り直して"HALFWAY"を。
忘れてたピアニカの演奏もバッチシ。
確かに春っぽいな。

ASA-CHANGは何かホーンを吹いてたけどあれなんでしたっけ?ホルン?さすが元スカパラ!


次の曲に向けて立ち位置を移動しようとしてコード化なんかに躓くSalyu(笑)
で、「もっとカッコよく生きたい。。・・・でも歌は歌えるの!歌だけは歌えるんだからっ」
って言ってた(笑)

そこから、「もう1曲歌いたい歌があるんで歌います」と言って"to U"へ。
ほとんど最小限といってもいいキーボードの伴奏のためか、歌声がさらにまっすぐ届く。

この曲の歌詞がまさに今のこの日本の状況に対しての大きなメッセージとして響きますね。
「頑張らなくていいよ」
ってすごくいい言葉だなぁ。

これでアンコール終了。
余韻に浸ってると、さらにもう一度アンコール。

4人で"Hammond Song"。
The Rochesというヴォーカルグループの曲らしい。
山口裕子のアコースティックギターに乗せて。

"to U"でじんわりとした気持ちで帰路につくのもよかったけど、なんかこの"Hammond Song"で少しハッピーな気持ちになったのはこれはこれで良かったな。


以上にてライブ終了。


今回の試みはこれで最後になるのかな?
Salyu×Salyuの第1弾って言い方がされてたので、まだ続くプロジェクトなんだろうけど、次もこういった作品を作る(そもそも小山田圭吾とコラボする)ことすらたぶん決まってないと思うので、今日はなかなか貴重な体験になったんではないかと思います。

Salyuのソロもまた見たいな。


以下、セットリスト。

2011.05.06 salyu×salyu@中野サンプラザ Setlist

01. It's a fine day
02. ただのともだち
03. muse'ic
04. Sailing Days
05. 心
06. 歌いましょう
07. ANGYALOK ES PASZTOROK(天使と羊飼い)
08. グライド
09. レインブーツで踊りましょう
10. s(o)un(d)beams
11. Hostile To Me
12. 新しいYES
13. Mirror Neurotic
14. 奴隷
15. 続きを
---encore1---
16. HALFWAY
17. to U
---encore2---
18. Hammond Song

■『salyu × salyu tour s(o)un(d)beames』スケジュール
2011年4月21日(木) 神奈川 横浜BayHall
2011年4月23日(土) 広島 広島クラブクアトロ
2011年4月26日(火) 大阪 なんばHatch
2011年5月1日(日) 愛知 CLUB Diamond Hall
2011年5月2日(月) 福岡 DRUM LOGOS
2011年5月6日(金) 東京 中野サンプラザ

・salyu × salyuの『s(o)un(d)beams』を試聴&ダウンロード⇒s(o)un(d)beams - salyu × salyu


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FACTORY LIVE 0315@フジテレビ(THE CORNELIUS GROUP、エルマロ、THE JETZEJOHNSON、Levelload)
七尾旅人 presents 百人組手 vol.2 〜10年代の不屈精神〜@LIQUIDROOM(ROVO、DJ BAKU、後藤まり子、サイプレス上野、鶴見済 他)
BECK@Zepp Tokyo (support act:ゆらゆら帝国)
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2011年05月06日(金)

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