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  1. K's今日の1曲
  2. LIVE (2011)
  3. 4AD evening@O-EAST (Deerhunter、Blonde Redhead、Ariel Pink's Haunted Graffiti) 感想&セットリスト

イギリスを代表するインディーレーベル、『4AD』の設立30周年を記念するイベント、
contrarede presents 『4AD evening』@Shibuya O-EASTに行ってきました。

またまたcontrarede
毎度毎度ほんといいイベント企画してくれます。

出演は、DEERHUNTERBLONDE REDHEADARIEL PINK'S HAUNTED GRAFFITIの3組。


4ADと言えば、BauhausCocteau Twinsに代表される初期のゴシック・耽美系のバンドや、90年前後以降のPixiesに代表されるUSオルタナティヴなバンドで有名なレーベルですね。
個人的には、Cocteau Twinsをすぐに思い浮かべてしまいます。
(ウィキペディアで今のアーティスト見ると、スコット・ウォーカーなんて名前まで・・・)

で、今回は、最近のレーベルを象徴する、米インディー系のバンドをセレクト。
ま、アメリカのバンドつっても、ブロンド・レッドヘッドは、日本人とイタリア人双子の3人組だけど。。


まずは、Ariel Pink's Haunted Graffiti
開演時間ピッタリに、暗転。
スリラーの時のマイケル・ジャクソンのような赤い皮ジャケットを着たキーボードの人が最初に出てきた後、ママス・アンド・パパスの"夢のカルフォルニア"を始め60年代西海岸な音楽のミックスにのって、他のメンバーも登場。
登場したメンバーの服装を見る・・・・・・イイ!すごくダサい(笑)
アリエル・ピンクさん(本名:アリエル・マーカス・ローゼンバーグ)がとりわけ・・・
キラキラのスパンコールのへそ出しルックにピチピチのパンツ。
ベルトをしてるのにサスペンダーって(笑)

で、ライブ。
バンドとしての1枚目(ソロキャリアは長いみたいです)『Before Today』が至るとこで話題になってて、気になって聞いてみたら、なんやよくわからんけど面白いなぁって感じで、ライブはどうだ?と思ったら、
ライブもやっぱなんか良くわからんけど面白いって感じでした(笑)
1曲目の"BEVERLY KILLS"(この曲のチープなイントロが好きだったので1曲目でテンション上がった)から次々演奏される曲たちが、インディーロックあり、ソウルやファンクやディスコあり、時にはハードロックのようなベタなフレーズありで繰り広げられていくなんでもありなライブでした。

アリエルも口に指入れて「ポンッ!」ってやったりやらなかったり、カップで飲み物飲んで「コーヒー」って言ったり、最後はバンドがまだ演奏してる最中に一人バッグを持って去ってったりとやりたい放題でした(笑)
あ、演奏の方は、1人アジア系だと思われるベースが結構良かったです。
(彼はなぜ女性の服装をしてたんでしょう・・・)



50分ほどのライブの後、20分ほどセットチェンジ。

次は、Deerhunter
トリかと思ったら2組目だった。
ちなみにメンバーが出てくる前にスタッフが出てきて「ブラッドフォード・コックスに、日本語話せないので代わりに『今日はガンガン楽しんで帰ってください』と言ってきて、と言われた」(←たぶん微妙に違うけど、こんな感じのニュアンスだったと思います)って言ってた。

その後、ディアハンター登場。
ブラッドフォードは相変わらず、でかい、細い。
2年ほど前にライブ見た時はO-nestでホント間近で観たからその時の方が衝撃的だったけど。

登場するなり「シブヤ」と2回言った後、1曲目"Desire Lines"へ。
ギタリストのロケットがリードヴォーカルをとるナンバーからのスタートです。
グイグイくる感じのリフが印象的な曲なので、ライブの最初にはもってこいかも。
で、前回観た時も思ったけど、やっぱりライブだとCDより数倍ハードというかアグレッシブというか。
歌メロとかを変えるわけじゃないから、サウンドは変化してもすんなりと入ってくる。

セットリストとしては、昨年出した傑作『Halcyon Digest』からの曲を中心に、出世作『Microcastle』から数曲と、それより前の曲数曲って感じ。
シューゲイズな雰囲気もあるので、轟音のなか照明に照らされて白昼夢を観てるような気持ちになりますね。

圧巻だったのは、"Nothing Ever Happened"〜"Helicopter"の流れ。
まず"Memory Boy"が終わって、"Nothing Ever Happened"のあのイントロで一瞬ブレイクしてベースリフが切り込んでくる瞬間になんかグワァーーーって一気に胸に来て、そこからの圧巻の演奏。
ブラッドフォードがステージから降りてきたりなんかして、もうすごかった。

そして、怒涛のライトハンド奏法を最後かましたと思ったら、それをサンプリングして轟音ノイズの中ループ。
そのノイズの嵐が治まり、"Helicopter"が始まって行く瞬間とかヤバかったね。
なんか祈るような歌声に泣きそうになった。

ノイズと言えば、最後の"Circulation"の後、マイクスタンドを倒してわざわざ後ろのアンプに向けたのに、それをスタッフが知らずにスタンドごと立て直して、ブラッドフォードが「参ったな」って顔してスタッフの方をポンポンって叩いたのはちょっと面白かったです。



アリエルより(たぶん)ちょっと短かったDeerhunterの出演時間に若干物足りなさを感じつつも、トリのBlonde Redheadを待つ。
で、正直ディアハンターが良すぎたので、出演順逆が良かったんっじゃ?って思ったりもしたんですが、これがもうそれ以上に良かった。

そもそも今日のステージセットの後方に傘がいっぱいついてて、それが照明代わりになるような作りになってるのに、前2組では使われてなかった時点で、メイン待遇&本気度の違いを見せつけられたというか。

個人的には最新作の『Penny Sparkle』は「ちょっとおとなしめかな?ライブで盛り上がるんかいな?」とか思ってたんですが(すみません)、実際、アメデオのヴォーカルから始まる"Black Guitar"の時は、「照明綺麗だし、美しい曲だなぁ。でもこの調子で最後まで続いたら辛いかも・・・」とか思ってしまったんですが(しかも、カズがスタッフに指示を出してるのにそれがうまく伝わってない感じもあったり)、そんなのは杞憂に終わった。

最新作を中心に据えながらも過去の曲を要所要所に持ってくるあたりが彼らのキャリアのなせる業か。
それがアクセントになることによって、『Penny Sparkle』の曲もさらに輝きを増すという感じ。

それにしてもカズ・マキノのあの妖艶さ(んー、ちょっと違う気もするけど、いい言葉が見つからない)はなんでしょう。
以前、フジロックで彼らのライブを観た時も、ちょっと遠かったけど十分その魅力にやられましたが、今回はかなり近距離だったので、そりゃもう・・・
年齢はそこそこ言ってるはずなのにね。
キーボード、ギター、ベース、そしてもちろん歌もこなす彼女にメロメロに。

しかし、中盤のMCで、「ここ2ヶ月ほど声が出なかった」ということを話してた。
確かに、ちょっとかすれ声。
それが、「ここにきて(日本に来て)奇跡的に出るようになった」らしい。
さらに、「それはある人のおかげで、今日ここにいる」んだって。
誰かは明かさなかったけど。
この素晴らしいライブを体験できるのはその人のおかげだね。私も感謝。

と、その話の前に「次の曲をディアハンターとアリエル・ピンクに捧げます」って言ってた"Not Getting There"は、カズのヴォーカルも素晴らしく、ホント最高でした。

で、これが今日のハイライトか?と思ってたら、さらに圧巻だったのが"In Particular"〜"Melody Of Certain Three"とガーーーーっと盛り上げてきてからの"23"の投下。

もともと"23"は大好きなんですが、今日の演奏でさらに惚れ直しました。

この3連打でライブ終了。
アンコールなし。
ヤバい、早くも今年のベストライブ候補。

とか、思ってたら、客電が点いても帰らない客。
モニターからcontrarede主催のライブの宣伝とかも流れだしちゃったり、スタッフも明らかに片づけモードなのに。

で、5分くらい経っても帰らなかったらアンコールで出てきてくれて1曲やった♪


ほんと良いライブでした。

27日の新代田Feverも行きたくなったけど、もちろん売り切れ。。

うーん残念。。

あれ、そういや、あんまりレーベル30周年を祝う感じじゃなかったけど・・・
ま、いっか。


以下、セットリスト。

2011.01.24 4AD evening@O-EAST Setlist

・Ariel Pink’s Haunted Graffiti Setlist
01. BEVERLY KILLS
02. L'E STAT
03. GETTING HIGH IN THE MORNING
04. CREDIT
05. ONE ON ONE
06. THE SPAIN CITY
07. FRIGHT NIGHT
08. MENO PAUSE MAN
09. ROUND AND ROUND
10. BRIGHT LIT BLUE SKIES
11. BUTTHOUSE BLONDIES
12. LITTLE WIG

・DEERHUNTER Setlist
01. Desire Lines
02. Hazel St.
03. Don't Cry
04. Revival
05. Little kids
06. Memory Boy
07. Nothing ever happened
08. Helicopter
09. Circulation

・BLONDE REDHEAD Setlist
(合ってるかちょっと怪しいです)
01. Black Guitar
02. Here Sometimes
03. Dr.Strangeluv
04. Spring and by Summer Fall
05. Oslo
06. Will There Be Stars
07. Falling Man
08. Not Getting There
09. Equally Damaged
10. In Particular
11. Melody Of Certain Three
12. 23
---encore---
13. Spain

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2011年01月24日(月)

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