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  3. Ready To Start / Arcade Fire (The Suburbs 収録)

 カナダはモントリオールを拠点に活動する、ウィン・バトラーレジーヌ・シャサーニュを中心とする大所帯バンド、Arcade Fireアーケイド・ファイア)の2010年リリースの3rdアルバム『The Suburbs』。全英及び全米でNo.1を獲得した大傑作。

・Arcade Fire - Ready to Start


 私も2010年のベストアルバムの第1位に『The Suberbs』を選びましたが、まだ本作から1曲も曲紹介をしていないので、新年1発目にもふさわしいと思われるタイトルのこの曲"Ready To Start"を紹介。

 "Ready To Start"はアルバムの2曲目に収録され、シングルとしてもリリースされています。LAのステイプル・センターで現地時間2011年2月13日に行われる第53回グラミー賞で「Best Rock Performance By A Duo or Group With Vocals」部門にノミネートされています。(バンドは『The Suburbs』が「Album of The Year」と「Best Alternative Music Album」にノミネートされているほか、授賞式でのパフォーマンスも予定されています)(追記)見事「Album of The Year」を獲得しました!

 ウィンの弟ウィル・バトラーによる印象的なベースのリフに導かれ始まるこの曲は、メランコリックなメロディと、ツインドラムにさらにパーカッションを加えた力強く疾走感のあるサウンドがカッコ良く、私はアルバムを聴いてまず一番最初に好きになりました。このサウンドにのせて歌われる、

 But I would rather be alone Than pretend I feel alright(問題ないフリをするくらいなら、一人になったほうがましだ)
という歌詞と、
 Now I'm ready to start(始める準備はできてるんだ!)という力強い歌詞に、思わずガッツポーズさえしたくなります。

 Charlie Lightningによって、2010年7月7日にロンドンはthe Hackney Empireでのライブを撮影したこの曲のビデオもかなりカッコイイので必見。

 アルバムのタイトルは『ザ・サバーブズ』、つまり、「郊外」。そして、この曲を聴くと、最初はその「郊外」から出て行くことを本作ではテーマにしているのかと思いました。しかし、他の曲を聴いたり、インタビューとかを読むと、どちらかというとメンバーそれぞれの育った「郊外」を振り返るのがテーマのようです。

 きっかけは前作『Neon Bible』(全英・全米ともに2位)のツアー後のオフに、ウィンが地元テキサス州ヒューストンの郊外の幼馴染からもらった写真付きのEメール。そして、「懐かしい場所で昔の友人が子供を抱いている光景を見て、当時の思い出や感情が蘇った。自分たちが育った街を一生懸命思い出して、その記憶を必死に辿ってみた。」とウィンは語っています。

 ウィン同様にオフの間にカナダの郊外で育ったメンバーそれぞれ生まれ育った街を振り返り、再び集まった後に最初にできたのがアルバム1曲目でタイトルトラックの"The Suburbs"で、その曲をとっかかりに、「失うことや新しく作り直すこと、不足した中でインスピレーションを得ること、過去と未来の世代、責任と成長、純粋なものに存続して欲しいと願うこと」、など同じテーマで一体性のある曲が幾つも仕上がっていったとのこと。

 確かにアルバム全体を通して、様々な側面から歌が綴られているんだけど、結局言いたいことは1つだけって感じがする。なんか上手く説明できないけど。特に"Drive"と"Kids"って言葉がキーワードになってる気がする。うーん、もっと聴き込まないと。

 もちろんアルバムのテーマ自体も重要だけど、音だけ聞いてもバラエティに富んでて楽しめる作品になってると思う。名盤1st『Funeral』のようにアンセム的な曲は無いかもしれないけど、アーケイド・ファイア史上もっともアクセスしやすく、一言で言ってポップな作品でもあると思います。ウィンは「Depeche ModeとNeil Youngをミックスさせたようなサウンドと語っています。

 さてさて、アーケイド・ファイアと言えば、何と言ってもライブ。昨年は英レディング・フェスティバルでヘッドライナーを務めましたね。今年のフジロック(サマソニじゃなくて、できればフジ。サマソニでもちょっと観たけど。)あたりで来日してくれるんじゃないかと個人的には思ってるんですが、どうでしょう?海外との人気格差があるとはいえ、トリとは言わずともトリ前は十分あるんじゃないかと。2008年にスタジオコーストで観た単独公演の感動をぜひ再現してほしいな。(追記)結局2014年のフジロックでやっと来日してくれました(泣)


Arcade Fire -『The Suburbs』収録曲リスト
1. "The Suburbs"
2. "Ready to Start"
3. "Modern Man"
4. "Rococo"
5. "Empty Room"
6. "City with No Children"
7. "Half Light I"
8. "Half Light II (No Celebration)"
9. "Suburban War"
10. "Month of May"
11. "Wasted Hours"
12. "Deep Blue"
13. "We Used to Wait"
14. "Sprawl I (Flatland)"
15. "Sprawl II (Mountains Beyond Mountains)"
16. "The Suburbs (Continued)"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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(2017.01.21最終更新)
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02. Keep the Car Running
03. Neighborhood #2 (Laika)
04. No Cars Go
05. Haiti
06. Modern Man
07. Rococo
08. The Suburbs
09. The Suburbs (Continued)
10. Intervention
11. Crown of Love
12. Neighborhood #1 (Tunnels)
13. Sprawl II (Mountains Beyond Mountains)
14. We Used to Wait
15. Neighborhood #3 (Power Out)
16. Rebellion (Lies)
---encore---
17. Month of May
18. Wake Up
カテゴリ : US Indie ・ comments(0)  
2011年01月16日(日)

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