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  2. LIVE (2010)
  3. Manic Street Preachers@新木場STUDIO COAST (guest:Carl Barat) 感想&セットリスト

今日は、新木場STUDIO COASTにて、MANIC STREET PREACHERSマニック・ストリート・プリーチャーズ)のライブを観に行ってきた。

しかもしかも、スペシャルゲストとして、あのザ・リバティーンズのCarl Baratカール・バラー)を引き連れて。

90年代UKロックを象徴する国民的バンドのマニックスと、2000年代UKロックを象徴するリバのカールの組み合わせってすごくない?
というわけで、意気揚々とコーストへ。

まずはCarl Barât

BGMで普通にリバが流れちゃってる会場でテンションを上げつつ、待つこと数分。
開演時間とともにあっさり暗転し、カール以外のメンバー登場。

そして、ちょっと間をおいてサラッとカール登場!
他のメンバーはスーツとか着て意外とフォーマルな格好だけど、カールは革ジャンにジーンズというスタイル。
しっかし、男前やな。。

まずはソロアルバム、その名も『Carl Barât』から"Je Regrette, Je Regrette"でスタート。
カールは特にギターを弾かず、マイクスタンドに手をかけて歌う。

続いてギターを持って(あのギターってリバの時から使ってるやつだよね?)シングルにもなった"Run With The Boys"で軽快なロックロールを鳴らし、初MC。
早口で何言ってるかわからん(笑)
マニックスについてなんか言ってた。

それにしても、ギターを弾かずに歌う場面が多く、時にはハンドマイク状態で、朗々と歌い上げる様はベテランシンガーみたい。
それが様になる渋いカッコよさがびんびんと。

メンバーにはチェロの女性がいて、その人がカールの彼女らしいんだけど(超美人)、チェロの音色と彼女のコーラスが効いてる曲が多かった。
さては、今回のソロ作の作風は恋人の影響が大きいのかもね。

アコギを抱えて"She's Something"をやった後は、どうしても誰もが期待していたリバティーンズナンバー。
エレキに持ち替え"Don't Look Back Into The Sun"に突入。
ギタリストと掛け合うようにギターを激しく鳴らすカールを見て、超テンション上がった!

ピート・ドハーティーが日本に入国できないはずなので(いろいろ前科があるからね・・)、リバのナンバーを生で聴けるチャンスなんてなかなかないからね。
(ピート抜きのリバなら過去にフジロックで観ましたが)

そんなリバナンバーで会場を盛り上げて終了。
わずか30分弱。短っ!

ちなみにカールのライブを舞台そででマニックスのジェームスが見てましたね。


前座と言っては豪華すぎる前座が終わり、次はいよいよメイン。
ステージ後方には、俳優のTim Roth(ティム・ロス)が映った最新作『POSTCARDS FROM A YOUNG MAN』のジャケットの幕が掛けられ、右の方の台には彼らの出身地ウェールズの国旗が掛けられ準備万端。

そして、わずか15分ほどのセットチェンジで、MANIC STREET PREACHERSの登場です!
マニックスを見るのは2007年のサマソニ以来かな。
単独公演だと今は無きNKホール(前座はくるりだったなぁ)以来です。

今回は、ギターとキーボードをサポートに入れた5人編成。
ニッキー・ワイヤーは、ヒョウ柄のコートにスカート、メイクもバッチリ!
(マイクスタンドには当然派手派手な首飾りが掛けられてた)
他の2人は・・・地味ですね(笑)

で、ライブ。
最初に書いちゃうと、「POSTCARDS FROM A YOUNG MAN TOUR」とか銘打っておきながら、新作からの曲はほとんどやらないで、グレイテストヒッツなセットリスト。

だっていきなりスタートから"You Love Us"ですよ。
「盛り上がるな」って言うのが無理な話で。
そして、「歌うな」ってのも無理な話ですね。
当然、モッシュ&大合唱。

続く"Your Love Alone Is Not Enough"もヒット曲だけど、その次に"Motorcycle Emptiness"になんて大々名曲なんてやられちゃったら霞んじゃいますね。
こんな序盤でやっちゃうか。
もちろん大合唱が起こり、決して激しい曲ではないけど、飛び跳ねまくり。

ここで最新作から"(It's Not War) Just The End Of Love"では、やはりグレイテストヒッツ的なセットリストの中ではテンションが落ちそうだけど、ジェームスが手拍子を促したりしてテンションを落とさないようにしてたのがさすがだと思った。

そして、前作『Journal for Plague Lovers』からの"Jackie Collins Existential Question Time"へ。
去年は予定されていたアジカンのNANO-MUGENフェスへの出演がキャンセルになってしまって、前作をフォローするライブを見れなかったので、聴けてうれしかった。

『Gold Against the Soul』から」というニッキーの今日初MCから"Roses in the Hospital"、ジェームスの「日本で初めてやる曲」というMCからの"This Is Yesterday"を披露。

続く"Everything Must Go"は私の聴きたい曲リストでも上位にランクする曲で、超テンション上がった!
この曲のストリングス(キーボードで再現)のメロディがたまらなく好き。

エコバニのイアン・マッカロクが参加した新作の"Some Kind Of Nothingness"では、イアンのパートをニッキーがとったり、次の"You Stole The Sun From My Heart"では「イチ・ニ・サン」という日本語の掛け声で始まったり。


ここで、サポートメンバー2人の紹介。
そこから"Ocean Spray"へと続いて、そこでそのサポートキーボードの人がトランペットを披露し、盛り上がりました。

そして、"La Tristesse Durera"〜"Suicide is Painless"と初期の曲で盛り上げた後は、今日一番の盛り上がりとなった"Motown Junk"へ。
始まる前にニッキーが、クラブチッタがどうの(初来日の時の話?)とか、リッチーがどうのとか、初期のころの話をしてたのが印象的でした。

その後、マニックス最大のヒット作『This Is My Truth Tell Me Yours』からの"If You Tolerate This Your Children Will Be Next"を大合唱し、一旦、ジェームス以外のメンバーがステージを後に。

Generation Terrorists』からと言って、"Stay Beautiful"をアコギで弾き語り。
もちろん、あの印象的なフレーズの合唱もバッチリ決まる!

メンバーが再登場。
すると、ニッキーが帽子をかぶって出てきた。
うーん、かっこいいなぁやっぱ。
あのカッコが似合うのは彼だけでしょ。

そこから"Faster"〜"No Surface All Feeling"と3rd〜4thの曲をやって、最新作の"Golden Platitudes"。
ホント、キャリアを総括するかのようなセットリスト。

で、ジェームスが、ニッキーとショーンを紹介して、"Tsunami"へ。
ツナミー、ツナミーって日本語(世界で通じる日本語ですね)を聞くとなんか変な感じもしますが、盛り上がる盛り上がる。

そして、お返しとばかりにニッキーがジェームスを紹介。
スラッシュとかミック・ジョーンズとかジョー・ストラマーとか引き合いに出して紹介してた。

それにつづいてジェームスが「南ウェールズからきた」的なことを言った後、リッチーを含む4人の名前を言ってラストの"A Design For Life"へ。
4人そろってマニックスなのだと宣言してるかのようで、ちょっと涙が出た。

そこからの"デザイン・フォー・ライフ"は反則すぎる。
おもいきり合唱したら、喉が嗄れたよ。。

最高。。

最初から最後まで、動き回って(MUSEのマシューばりに動いてた)、歌いまくって、アルコールではなく水を飲みまくる(水がなくなってちょっとキレてたね)ジェームス。
すっかり太っちゃったけど、カッコイイよあんた。

もちろん、ニッキーもショーンも。

まだまだついていきます、マニックス!


以下、セットリスト。

・2010.11.26 MANIC STREET PREACHERS@新木場STUDIO COAST Setlist

01. You Love Us
02. Your Love Alone Is Not Enough
03. Motorcycle Emptiness
04. (It's Not War) Just The End Of Love
05. Jackie Collins Existential Question Time
06. Roses in the Hospital
07. This Is Yesterday
08. Everything Must Go
09. Some Kind Of Nothingness
10. You Stole The Sun From My Heart
11. Ocean Spray
12. La Tristesse Durera (Scream to a Sigh)
13. Suicide is Painless (Theme from MASH)
14. Motown Junk
15. If You Tolerate This Your Children Will Be Next
16. Stay Beautiful (Acoustic)
17. Faster
18. No Surface All Feeling
19. Golden Platitudes
20. Tsunami
21. A Design For Life

・Carl Barât Setlist
01. Je Regrette, Je Regrette
02. Run With The Boys
03. Carve My Name
04. The Magus
05. So Long My Lover
06. She's Something
07. Don't Look Back Into The Sun

・MANIC STREET PREACHERS - POSTCARDS FROM A YOUNG MAN TOUR 来日公演
11/26(金)東京 新木場STUDIO COAST (with Carl Barât)
11/27(土)横浜 BAY HALL (こちらはカールの出演なし)

・Carl Barât 来日公演
11/30(火)東京 渋谷CLUB QUATTRO

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2010年11月26日(金)

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