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The Eton Rifles / The Jam (Setting Sons 収録)
カテゴリ・タグ:Punk / Hardcore
2010.05.27
ksmusic最新情報
2010年のNMEアウォードで「Godlike Genius prize」(「神のように天才で賞」とでも訳す?)を受賞したUKロック永遠の兄貴、Paul Weller(ポール・ウェラー)がかつて率いたバンド、The Jam(ザ・ジャム)の全英チャート3位を記録し、彼ら初のTOP10ヒットとなった1979年リリースのシングル"The Eton Rifles"。
・The Jam ~ Eton Rifles
ギターのフィードバックとヘヴィなベースのリフから始まる重々しいイントロ。"イートン・ライフルズ"と繰り返すサビの熱いヴォーカルがすごく印象的な曲ですが、メロはかなりポップな仕上がりになってるし、オルガンの音がかなりフィーチャーされていて、ただ激しいだけでなく、パンクとモッズ、様々な音楽から影響を受けたThe Jamの真骨頂のような曲。
ウェラーによる歌詞はとことん英国的。英語版のウィキペディアに詳しく解説されているので興味のある方はそこを読んでいただくとして、簡単に言うとイギリスにはびこる階級間の争いを風刺したものらしい。イートン・カレッジといえば、各界に多くの著名人を出し、過去に18人もの英国首相を輩出した英国一の名門パブリックスクールですね。特権階級の象徴のようなものでしょうか。
余談ですが、後にベースのBruce Foxton(ブルース・フォクストン)の息子がイートン校に入学したそうです。・・・って実はこんな余談を書くために今日この曲を紹介した訳ではなく、きっかけは実はあるニュースが飛び込んできたから。
2010年5月25日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのウェラーのライブにブルースが登場し、なんとこの"The Eton Rifles"を演奏したのです!!確かにここ最近のウェラーのライブでこの曲は演奏されてたし(私も観ました!)、今年発表され全英2位を獲得した最新作『Wake Up The Nation』にブルースが"Fast Car/Slow Traffic"という曲で参加したってニュースはあったけど、ライブで共演、しかもジャムの曲を演奏するなんて・・・。
・Weller and Foxton back together for local "underground" charity gig
ウェラーは再三ジャムの再結成はあり得ないと発言してるし、ウェラー抜きでジャムを演奏する「From The Jam」でツアーしたりと遺恨が残ってたりして、共演はまずないと思ってただけにかなりのサプライズ。はぁ、ヤバいね、これ。今回1回限りなんでしょうか。日本ではまず観れないだろうな。UK行っちゃう?てか、Rick Buckler(リック・バックラー)は?
現在来日中のStiff Little Fingersに一時在籍してたってことくらいしかブルースの近況は知らなかったけど、とりあえずYouTube等に上がってる動画とかを観る限り、ウェラー同様にスリムな体型を維持してるようなので一安心。太ったThe Jamなんて観たくないもんね。ここは現在のピストルズなんかとは大違い。
話はそれましたが、そんな"The Eton Rifles"は、1979年リリースの4thアルバム『Setting Sons』(全英4位、全米137位)に収録。しばしばThe Jamの最高傑作にもあげられるアルバムです。元々は3人の少年の歩みを描いたコンセプトアルバムになる予定だったのがとん挫し、その一部の楽曲とそれ以外の曲が混ざった作品になってます(なんかThe Whoの『Lifehouse』みたいですね)。歌詞の内容やアレンジ面でその片鱗がいくつか見ることができます。(詳しくはこちらも英語版のウィキペディアをご参照ください)
そして、前作『ALL MOD CONS』に続きNMEのリーダーズポールでベストアルバムも獲得し、バンドはベストバンドや各プレイヤー等の主要部門を独占し、名実ともにイギリスのトップバンドの座を確立した作品ともいえます。
【サイト内関連記事】
・IN THE CITY / THE JAM (THE JAM AT THE BBC)
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・Paul Weller@新木場STUDIO COAST 感想&セットリスト
・7 & 3 Is the Strikers Name / Paul Weller (Wake Up The Nation 収録)
・THE LODGERS / THE STYLE COUNCIL (OUR FAVOURITE SHOP 収録)
・The Jam ~ Eton Rifles
ギターのフィードバックとヘヴィなベースのリフから始まる重々しいイントロ。"イートン・ライフルズ"と繰り返すサビの熱いヴォーカルがすごく印象的な曲ですが、メロはかなりポップな仕上がりになってるし、オルガンの音がかなりフィーチャーされていて、ただ激しいだけでなく、パンクとモッズ、様々な音楽から影響を受けたThe Jamの真骨頂のような曲。
ウェラーによる歌詞はとことん英国的。英語版のウィキペディアに詳しく解説されているので興味のある方はそこを読んでいただくとして、簡単に言うとイギリスにはびこる階級間の争いを風刺したものらしい。イートン・カレッジといえば、各界に多くの著名人を出し、過去に18人もの英国首相を輩出した英国一の名門パブリックスクールですね。特権階級の象徴のようなものでしょうか。
余談ですが、後にベースのBruce Foxton(ブルース・フォクストン)の息子がイートン校に入学したそうです。・・・って実はこんな余談を書くために今日この曲を紹介した訳ではなく、きっかけは実はあるニュースが飛び込んできたから。
2010年5月25日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのウェラーのライブにブルースが登場し、なんとこの"The Eton Rifles"を演奏したのです!!確かにここ最近のウェラーのライブでこの曲は演奏されてたし(私も観ました!)、今年発表され全英2位を獲得した最新作『Wake Up The Nation』にブルースが"Fast Car/Slow Traffic"という曲で参加したってニュースはあったけど、ライブで共演、しかもジャムの曲を演奏するなんて・・・。
・Weller and Foxton back together for local "underground" charity gig
ウェラーは再三ジャムの再結成はあり得ないと発言してるし、ウェラー抜きでジャムを演奏する「From The Jam」でツアーしたりと遺恨が残ってたりして、共演はまずないと思ってただけにかなりのサプライズ。はぁ、ヤバいね、これ。今回1回限りなんでしょうか。日本ではまず観れないだろうな。UK行っちゃう?てか、Rick Buckler(リック・バックラー)は?
現在来日中のStiff Little Fingersに一時在籍してたってことくらいしかブルースの近況は知らなかったけど、とりあえずYouTube等に上がってる動画とかを観る限り、ウェラー同様にスリムな体型を維持してるようなので一安心。太ったThe Jamなんて観たくないもんね。ここは現在のピストルズなんかとは大違い。
話はそれましたが、そんな"The Eton Rifles"は、1979年リリースの4thアルバム『Setting Sons』(全英4位、全米137位)に収録。しばしばThe Jamの最高傑作にもあげられるアルバムです。元々は3人の少年の歩みを描いたコンセプトアルバムになる予定だったのがとん挫し、その一部の楽曲とそれ以外の曲が混ざった作品になってます(なんかThe Whoの『Lifehouse』みたいですね)。歌詞の内容やアレンジ面でその片鱗がいくつか見ることができます。(詳しくはこちらも英語版のウィキペディアをご参照ください)
そして、前作『ALL MOD CONS』に続きNMEのリーダーズポールでベストアルバムも獲得し、バンドはベストバンドや各プレイヤー等の主要部門を独占し、名実ともにイギリスのトップバンドの座を確立した作品ともいえます。
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