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Skinny Little Bitch / Hole (Nobody's Daughter 収録)
カテゴリ・タグ:Alternative Rock
2010.05.12
ksmusic最新情報
2002年に解散したCourtney Love(コートニー・ラヴ)率いるHole(ホール)が復活。そして、1998年の『Celebrity Skin』から12年ぶりとなる新作『Nobody's Daughter』をリリースし、全米15位を獲得。
"Skinny Little Bitch"は『Nobody's Daughter』からの1stシングル。コートニーのドスの効いた歌声から始まり、大ぶりなギターリフのハードロックな曲。最後の"Skinny Little Bitch"と連呼するところのコートニーのシャウトとそれにつられて勢いを増す演奏がカッコイイですね。
ホール再結成と言えど、メンバーはコートニー以外は今作が初参加のメンツのみ。結成から解散までにずっと在籍したEric Erlandson(エリック・アーランドソン)もついに参加してません。Melissa Auf der Maur(メリッサ・オフ・ダ・マー)くらいは入るんじゃないかと個人的には思ってたんですが。しかも、エリックからは「自分の参加してないバンドをHoleと名乗ることは許さない」と訴えられたりと、やっぱり争いの絶えないコートニーらしい事態にもなってます。
でも、なんかアルバムタイトルの『Nobody's Daughter』(「誰の娘でもない」とでも訳すのでしょうか)って、Nirvanaの故カート・コバーンとの愛娘で、コートニーとの確執のうわさが絶えないフランシス・ビーン(最近、親権を剥奪されたとか…)のことを指してるんじゃないかと言われますが、私は「Daughter」=「Hole」で「Holeは誰のものでもなく私のもの」って言ってるんじゃないかなぁって思います。実際、コートニーは「私がいて、それがバンドなら、それはホールなの」的な発言もしています。
そんな新生ホールでコートニーを支えるパートナーは元Larrikin Love(ラリキン・ラブ)のMicko Larkin(ミッコ・ラリキン)が務めており、"Skinny Little Bitch"を含む多くの曲で共作しています。また、2004年に発表したコートニーのソロ作『America's Sweetheart』でもタッグを組んだ元4 Non BlondesのLinda Perry(リンダ・ペリー)も5年前に今作の制作に着手した当初から関わっています。
サポートもしっかりしてるからか、アルバム全体的にかなり安定感のある音になってますね。例えば2nd『Live Through This』の"Violet"、『Celebrity Skin』の"Celebrity Skin"、ソロの『America's Sweetheart』の"mono"だったりとか、1曲目にガツンと勢いのある曲を持ってきていたところを、今作では1曲目にアルバムタイトルトラック"Nobody's Daughter"のようなミドルテンポの曲を持ってきている辺りにも表れている気がします。
傑作かと言えばそうでもないかもしれないけど、ライブとかで昔の曲とかやらずにこのアルバムからの曲しか演らなかったとしても、個人的には満足できるくらいの良作だと思います。なによりコートニーのヴォーカルがブランクを感じさせない素晴らしいものになってるのが良いです。
で、ライブといえばなんと今年のサマソニへの出演が決まりました!かつての恋人で今作にも数曲で参加しているBilly Corgan(ビリー・コーガン)率いるThe Smashing Pumpkins(スマッシング・パンプキンズ)も出演が決まっており(出演日は別)、「コートニーこそがホール」である今のHoleと、「ビリーこそがスマパン」な今のスマパン、どちらのライブが素晴らしいか見ものですね。個人的にはコートニーのソロをフジロック04でチラ観したことがあって、その時は登場が押しに押した(来日すら危ぶまれた)記憶があるので、今回はスムーズに出てくれることを祈るのみです。
・Holeの楽曲を試聴&ダウンロード⇒
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"Skinny Little Bitch"は『Nobody's Daughter』からの1stシングル。コートニーのドスの効いた歌声から始まり、大ぶりなギターリフのハードロックな曲。最後の"Skinny Little Bitch"と連呼するところのコートニーのシャウトとそれにつられて勢いを増す演奏がカッコイイですね。
ホール再結成と言えど、メンバーはコートニー以外は今作が初参加のメンツのみ。結成から解散までにずっと在籍したEric Erlandson(エリック・アーランドソン)もついに参加してません。Melissa Auf der Maur(メリッサ・オフ・ダ・マー)くらいは入るんじゃないかと個人的には思ってたんですが。しかも、エリックからは「自分の参加してないバンドをHoleと名乗ることは許さない」と訴えられたりと、やっぱり争いの絶えないコートニーらしい事態にもなってます。
でも、なんかアルバムタイトルの『Nobody's Daughter』(「誰の娘でもない」とでも訳すのでしょうか)って、Nirvanaの故カート・コバーンとの愛娘で、コートニーとの確執のうわさが絶えないフランシス・ビーン(最近、親権を剥奪されたとか…)のことを指してるんじゃないかと言われますが、私は「Daughter」=「Hole」で「Holeは誰のものでもなく私のもの」って言ってるんじゃないかなぁって思います。実際、コートニーは「私がいて、それがバンドなら、それはホールなの」的な発言もしています。
そんな新生ホールでコートニーを支えるパートナーは元Larrikin Love(ラリキン・ラブ)のMicko Larkin(ミッコ・ラリキン)が務めており、"Skinny Little Bitch"を含む多くの曲で共作しています。また、2004年に発表したコートニーのソロ作『America's Sweetheart』でもタッグを組んだ元4 Non BlondesのLinda Perry(リンダ・ペリー)も5年前に今作の制作に着手した当初から関わっています。
サポートもしっかりしてるからか、アルバム全体的にかなり安定感のある音になってますね。例えば2nd『Live Through This』の"Violet"、『Celebrity Skin』の"Celebrity Skin"、ソロの『America's Sweetheart』の"mono"だったりとか、1曲目にガツンと勢いのある曲を持ってきていたところを、今作では1曲目にアルバムタイトルトラック"Nobody's Daughter"のようなミドルテンポの曲を持ってきている辺りにも表れている気がします。
傑作かと言えばそうでもないかもしれないけど、ライブとかで昔の曲とかやらずにこのアルバムからの曲しか演らなかったとしても、個人的には満足できるくらいの良作だと思います。なによりコートニーのヴォーカルがブランクを感じさせない素晴らしいものになってるのが良いです。
で、ライブといえばなんと今年のサマソニへの出演が決まりました!かつての恋人で今作にも数曲で参加しているBilly Corgan(ビリー・コーガン)率いるThe Smashing Pumpkins(スマッシング・パンプキンズ)も出演が決まっており(出演日は別)、「コートニーこそがホール」である今のHoleと、「ビリーこそがスマパン」な今のスマパン、どちらのライブが素晴らしいか見ものですね。個人的にはコートニーのソロをフジロック04でチラ観したことがあって、その時は登場が押しに押した(来日すら危ぶまれた)記憶があるので、今回はスムーズに出てくれることを祈るのみです。
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