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  3. 幻の命 / 世界の終わり (EARTH 収録)

幻に夢で逢えたら それは幻じゃない 僕もいつの日か星になる 自由が僕を見て笑う♪

 世界の終りのデビューアルバム『EARTH』の1曲目。この"幻の命"は、タワーレコード限定でシングルとしてもリリースされています。

 曲紹介の前にまず「世界の終り」と聞いて、Thee Michelle Gun Elephantの名曲しか浮かばない私のような人もいると思うのでバンド紹介。

 「世界の終わり」(せかいのおわり)とは、2007年に結成された日本のインディーズロックバンド。東京都大田区のビルの地下を借り、自らライブハウス「club EARTH」を作り活動拠点とし、さらにメンバーがそこで合宿し、楽曲制作も行っている。メンバーは、以下の4人。

・世界の終り Member
深瀬慧(ボーカル&ギター)
中島真一(ギター)
藤崎彩織(キーボード)
LOVE(DJ)

 見ての通りドラムとベースのリズム隊のいない編成で、その代わりDJ担当がいる。しかも、写真とかを見るとすぐわかるんだけど、そのDJ担当はピエロのマスクを被っているという…。名前も1人だけLOVEと本名じゃないし(しかも、2代目)。

 そんな世界の終りの奏でるサウンドは、前述のミッシェルのようなヒリヒリとした激しいロックサウンドでもなければ、DJがいるからと言ってHIP HOPでもない(Vo.の深瀬はHIP HOP好きらしいが)。ましてや「ピエロのマスク」=Slipknotのようなヘヴィロックでは決してない。むしろポップスと言っても過言ではない。イメージとしては相対性理論のよう。

 この"幻の命"もイントロからピアノの旋律のきれいな楽曲で、そこの深瀬の儚げな声で歌われる歌。歌い方は、Bump Of Chicken以降を感じさせる2000年代邦楽ロックって感じ。でもどちらかというと感情は表に出さないで淡々と歌う感じがさっき例えに挙げた相対性理論にも通じますね。ま、どちらかというと相対性理論がサウンドとコンセプトありきなのに対して、世界の終りは詞のメッセージありきなところが違いますが。

 それにしてもこの曲の歌詞はかなり意味深ですね。様々なインタビューでも「この曲が生まれたことは、歌詞に書いてあることが全部としか言えない」と言ってます。きっと英語詞のところのことなんでしょう。

April 30,2005
Our child became the phantom.
We named 'the life of phantom',TSUKUSHI.
It was a night with the red moon
blazing beautifully.

2005年4月30日 私達の子供は幻になりました。
私達はその「幻の命」に「月詞」という名前を付けました。
それは美しく燃えるような赤い月の夜でした。


 アルバムの他の曲では、"インスタントラジオ"のようなエレクトリックな要素を多分に含んだ楽曲もあったりとかなりポップな作りになっています。でも、どの曲も歌詞は「終わり」や「死」をイメージさせるようなものが多いですが。深瀬は世の中に感じる「違和感」を思ったままに表現していると語っています。もともとロックなんてものは現状に対する「違和感」をぶちまける音楽だったりするんですが、その「違和感」に対する反抗を歌うのがこれまでのロックだったら、それを「違和感」のまま歌にする感じが最近のバンドだなぁと思ったりします。

 初めに終わりを鳴らしたミッシェルはその後、日本のロックの頂点に立ったけど、世界が終わった地点をみた(深瀬が精神病院に入院していた)経験から「世界の終り」と名付けたバンドを始めた彼らの今後がどうなるか気になりますね。

・世界の終り 『EARTH』
1.幻の命
2.虹色の戦争
3.インスタントラジオ
4.青い太陽
5.死の魔法
6.世界平和
7.白昼の夢

・世界の終わりの楽曲を試聴&ダウンロード⇒世界の終わり

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2010年05月03日(月)

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