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  3. BOB DYLAN@Zepp Tokyo 「Japan Tour 2010 東京2日目」 感想&セットリスト

行ってきました、ついに。
神様、BOB DYLANボブ・ディラン)のライブ。

東名阪のZeppをまわる最初で最後の奇跡のライブハウスツアーの東京2日目。

今回のメンバーはこんな感じ。
・BOB DYLAN
・TONY GARNIER (bass)
・DON HERRON (steel guitar / mandolin / violin / trumpet)
・STUART KIMBALL (guitar)
・GEORGE RECILE (drums / percussion)
・CHARLIE SEXTON (guitar)

会場の中に入り、結構前の方のディランのキーボード真正面くらいの位置をゲットし、開演を待つ。

開演時間に白髪のオッサンが出てきてキーボードの上にセットリストだか楽譜だかわかんないけど、何か紙を置きに来るというフェイントがありつつ、定刻より遅れること5,6分でついに暗転。

普段Zeppにライブ観に来るときには、暗転と同時に前方に客が押し寄せるんだけど、さすがに年齢層の違いか全く動かないことにビックリ。
でも、盛り上がってないわけではなく、静かに燃えてる感じがヒシヒシと伝わってきました。

で、暗い中、英語のナレーション(リスニング力のない私には「ロックンロールがどうたらこうたら」っていってる部分しか聞き取れませんでした・・・)が流れ、前述のバンドメンバーが定位置に。

そしてワンテンポ遅れて、ディランが登場。
ライトがつき、始まったのは『Under the Red Sky』収録の"Cat's In The Well"だ。

つい数メートル先の目の前に動く神様がいる!
メンバー全員黒いスーツでキメていて、御大ディランももちろん黒いスーツに黒いハットという出で立ちだったんですが、中のシャツが真っ赤ですごくセクシー。
よく観るとズボンの横のラインにも赤いストライプが入ってました。
うーん、かっくいい。

ついでに自身もシンガーソングライターであるギタリストのチャーリー・セクストンのイケメンっぷりにも痺れる。

と、ここで先に告白しておかないといけないのは、さきほど「1曲目は"Cat's In The Well"だ」とか書いたけど、
私はボブ・ディランはかなり好きだけど全曲知ってるわけでもないし、さらに近年の(てか、昔から)ディランはライブでは、アレンジも歌い方も原曲とはかなり違うものになっているので、この曲が何て曲かわからなかった。。
というか、今日やった曲ですぐにどの曲か分かったものの方が少なかったです。。

しかししかし、そんなことは神様のライブにおいては最早どうでもいいことだったりする。
1曲目から「何だこのカッコよさは?」ということしか頭に浮かばない。

続く2曲目"It's All Over Now, Baby Blue"で早速ボブが中央のマイクのところに出てきて、曲の途中でハープの演奏を聴かせる。
ハープ用のマイクがあって、それがシャワーみたいな形してたのが面白かったです。

ちなみにこの"It's All Over Now, Baby Blue"は今回の来日では今日が初演だったようで、調べてみるとかの名作『Bringing It All Back Home』からまだ今日のこの曲しか演奏してないみたい。
超意外・・・

この後も基本的には、中央でハープを吹きながら歌うのと、横でキーボード弾きながら歌うときの半々な感じでライブは進行していきました。
ハーブは何種類かあるらしく専用のハーブ入れみたいなところからディラン本人が曲ごとに選んでとりだしてましたね。

それにしてもディランの声に張りのあること。
歌い方はあんなんだけど、声に衰えがないというか、むしろ曲をグイグイ引っ張って行ってるのは彼の言葉を短く切る感じの歌い方と声なような気がした。

後はディランの弾くキーボード。
これがまたヤバイ。
メイン楽器をギターからキーボードに移して久しいですが、ディランの弾くキーボードがあんなにグルーヴィーでカッコイイとは思いもよらなかった。


そんな演奏でロックンロールな曲が続きましたが、スチュアートがアコギを弾く最新作『Together Through Life』からの"Forgetful Heart"のようなバラードナンバーもかなり良かった。
ジョージの叩くコンガもいい味出してたし、何よりディランのハーブの音色にウットリさせられました。

"Under The Red Sky"ではディラン自らギターを披露。
エレキでソロを弾きまくってた。
なんだ、ギターまだまだ全然弾けるじゃん。
今日はこの曲1曲だったのが残念。。

中盤では私の大好きな"Masters Of War"も演ってくれました。
・・・といいつつこの曲も例に漏れず、「あーすげぇかっこいいブルースナンバーだな」とか思って、最初"戦争の親玉"だとは気づかないという失態。。
だって歌い方はもちろん、音も原曲の印象的なアコギの雰囲気とは異次元の曲になってるんだもん。
でも、カッコイイから仕方ない。

ちなみにこの曲が入っている『The Freewheelin' Bob Dylan』はかなり大好きなアルバムで、その中でもこの曲と"A Hard Rain's A-Gonna Fall"がすごく好きなので、できれば次は"激しい雨"も聴きたいな。


そして、ここからが怒涛の名曲ラッシュ。
セットリストを観てもらえばわかるけど、ヤバイくないですか?

誰の演奏がどうしたとか細かいことはもう覚えておりません。

ここからのセットリストは、12曲目(今回で言うと"Shelter From The Storm")以外は今ツアーでは定番の流れのようなので、演奏もがっちり決まっていて、勢いもハンパなかった。

その中でも本編ラストの"Ballad Of A Thin Man"(やせっぽちのバラッド)のカッコよさには痺れた。

この曲で一旦しめ、神様は去っていきました。
そして、当然起こるアンコールの拍手。


それに応えてメンバー再登場。
アンコール1発目は誰もが知る、泣く子も黙る超々々々々々々名曲"Like A Rolling Stone"。
もちろん沸き立つ会場。
・・・が、個人的にはスタジオ盤のイメージが強すぎて、若干物足りなかったかな。

それに続く最新作からの"Jolene"が余りにもカッコよかっただけに、それがちょっと際立ってしまいました。
"Jolene"くらいのテンションでやったら最高だと思うんだけど。

"Jolene"終わりで、やっとここでMC、というかメンバー紹介。
メンバー紹介も若干何て言ってるか聞き取りにくい(笑)

そして本日のラストは、私がディランの曲の中で最も好きな曲、"All Along The Watchtower"(見張塔からずっと)。
オリジナルのハーブとアコギに導かれるアレンジが超好きで、もちろん所謂ジミヘンのカヴァーのようなアレンジのヴァージョンも好き。

今日ももちろんジミヘン調のアレンジ。
唸りを上げるギターにキーボード、激しく打ち鳴らされるドラム、そしてディランの歌。
歌い方は変わってしまっても、この曲のカッコよさは全く失われてない。
やっぱり好きだ、この曲。

自分の好きな曲がライブのラストの定番になってるって幸せです。


そんな感じで大団円。
演奏が終わり、暗転する中、メンバーが前に出てきて横一列に。
・・・なのに全然ライトがつかなくて、観ててちょっとヒヤヒヤしたけど、なんとかライトがついて、ディランのなんともいえぬ表情にグッときた。

カッコイイ・・・と思わず口をついて出てしまいました。

で、当のディランは何か思わせぶりな手の動きをして「何かするのか?」ってたぶん会場の皆が固唾を飲んだと思いますが、結局何もせずに去っていきました。
うーん、今日最大の謎だ・・・


とにかくこれが私の動く神様を拝む人生の初体験です。

私は後1回、28日の公演に行きます。

とりあえず今日得た教訓は、「曲への思い入れはひとまず捨てて、全ての曲を初めて聴くかのように感じろ」です。

ディランのライブに関しては、先入観とかは持たないほうが楽しめそうです。


以下、セットリスト。

(参考)
BOB DYLAN Japan Tour 2010 演奏曲集(大阪・名古屋 7公演分)

2010.03.23 Bob Dylan@Zepp Tokyo Setlist

01. Cat's In The Well(キャッツ・イン・ザ・ウェル)
02. It's All Over Now, Baby Blue(イッツ・オール・オーヴァー・ナウ、ベイビー・ブルー)
03. Summer Days(サマー・デイズ)
04. I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met)(アイ・ドント・ビリーヴ・ユウ)
05. Forgetful Heart(フォゲットフル・ハート)
06. Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again(メンフィス・ブルース・アゲイン)
07. John Brown(ジョン・ブラウン)
08. Under The Red Sky(アンダー・ザ・レッド・スカイ)
09. Honest With Me(オネスト・ウィズ・ミー)
10. Masters Of War(戦争の親玉)
11. Highway 61 Revisited(追憶のハイウェイ61)
12. Shelter From The Storm(嵐からの隠れ場所)
13. Thunder On The Mountain(サンダー・オン・ザ・マウンテン)
14. Ballad Of A Thin Man(やせっぽちのバラッド)
---encore---
15. Like A Rolling Stone(ライク・ア・ローリング・ストーン)
16. Jolene(ジョリーン)
17. All Along The Watchtower(見張塔からずっと)

・収録アルバム
01,08 -『Under the Red Sky』(アンダー・ザ・レッド・スカイ)
02 -『Bringing It All Back Home』(ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム)
03,09 -『Love and Theft』(ラヴ・アンド・セフト)
04 -『Another Side of Bob Dylan』(アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン)
05,16 -『Together Through Life』(トゥゲザー・スルー・ライフ)
06 -『Blonde on Blonde』(ブロンド・オン・ブロンド)
07 -『MTV Unplugged』(MTVアンプラグド)
10 -『The Freewheelin' Bob Dylan』(フリーホイーリン・ボブ・ディラン)
11,14,15 -『Highway 61 Revisited』(追憶のハイウェイ61)
12 -『Blood on the Tracks』(血の轍)
13 -『Modern Times』(モダン・タイムズ)
17 -『John Wesley Harding』(ジョン・ウェズリー・ハーディング)

●BOB DYLAN JAPAN TOUR 2010 スケジュール
・大阪追加公演 3/11 Zepp Osaka
・大阪公演 3/12,13,15,16 Zepp Tokyo
・名古屋公演 3/18,19 Zepp Nagoya
・東京公演 3/21,23,24,25,26,29 Zepp Tokyo
・東京追加公演 3/28 Zepp Tokyo

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2010年03月23日(火)

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