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  3. THE SOUNDS OF SILENCE / SIMON & GARFUNKEL (SOUNDS OF SILENCE 収録)

 天才Paul Simonポール・サイモン)と天使の歌声を持つArt Garfunkelアート・ガーファンクル)からなる史上最も偉大なフォーク・デュオ、SIMON & GARFUNKELサイモンとガーファンクル)の代表曲中の代表曲。'66年1月1日に全米No.1を獲得。1966年の年間ランキングでも第25位。米Rolling Stone誌『the 500 Greatest Songs of All Time』で156位。ちなみにタイトルは"The Sound of Silence"と"Sounds"ではなく"Sound"と表記されることもあります。

 もともとは彼らの'64年のデビュー作『Wednesday Morning, 3 A.M.』(『水曜の朝、午前3時』全米30位、全英20位)に収録されていたアコースティックソング。彼らが一時的に解散状態にあった'65年、彼らの所属するコロムビアのプロデューサー、Tom Wilson(トム・ウィルソン)が、サイモンとガーファンクルに何の断りも無く新たにオーヴァーダブを施しシングルリリース。それがあれよあれよという間にチャートを上り、前述の大ヒット。急遽アルバム『SOUNDS OF SILENCE』も作られ、全米21位・全英13位になっています。

 美しいギターのアルペジオに導かれシンプルに始まり、先述のエレキサウンドが加わり音が厚くなっていく展開を聞くと、本人たちの意志ではなかったとしても、この曲がこの音を求めていたんじゃないかと言う位、しっくりきます。ちなみにこのオーヴァーダブに集められたメンバー、Al Gorgoni(electric guitar)、Bob Bushnell(electric bass)、Bobby Gregg(drums)は、Bob Dylan(ボブ・ディラン)の"Like a Rolling Stone"のために集められたメンバーだそうです。そりゃ悪くなるはずはないですね。

 しかし、なんと言ってもこの"THE SOUNDS OF SILENCE"の肝は2人の美しい声のハーモニー。そして、1963年11月22日、ジョン・F・ケネディ暗殺という事件の余波を受けて書き上げたというサイモンによる哲学的ともいえる歌詞。
Hello darkness my old friend

 という最初の1行から痺れます。

 この曲についてガーファンクルが語っているのがライナーノーツに載ったので、少し長いですが引用させてください。2009年現在にも通じるテーマを45年も前に書き上げていたことがわかります。

「ポールはこの歌の歌詞とメロディーを1963年の11月には仕上げていました。しかしこの曲が事実上完璧なものとなった記念の日は、1964年の2月19日です。曲の主題には人間相互間のコミュニケーションの不能がつらぬかれ、ポールは、現代のコミュニケーションが及び範囲は所詮皮相的なものでしかなく、ネオン・サインで象徴されるような虚像なのだということを知っています。真のコミュニケーションがおこなわれないところに厳粛なる理解が存在するわけありません。"People talking without speaking・・・ ・・・hearing without listening"だからです。勇気を奮い起こして「静寂の音」を呼び覚ます危険に立ち向かう者なぞいないのです。
 この詩は謎のままで終わっていますが、私はその詩の中に、あなたがた1人1人が丹念な解釈を試みることを希望します。深い意味をこめたコミュニケーションが失敗に終わったとき、聴こえてくる響きは静寂の音(サウンド・オブ・サイレンス)だけなのです。」

 そして、映画『卒業』(原題:「The Graduate」)の挿入曲として全編S&Gの曲が収録されたサウンドトラック(全米1位・全英3位)にも再収録されています。また、日本でもヒットし、オリコンで1位を獲得しただけでなく、1位〜10位のすべてにランクされるという珍しい記録も残しているそうです。

 SIMON & GARFUNKELはただ今16年ぶりの来日ツアー中。ひょっとしたらコレが最後の来日になってしまうかもしれません。私は仕事の都合上いけそうもないですが、いける人はぜひ。参考までに東京ドーム2日目のセットリストを下のほうに載せておきます。

●来日スケジュール
・7/8(水)  ナゴヤドーム
・7/10(金) 東京ドーム
・7/11(土) 東京ドーム
・7/13(月) 京セラドーム大阪
・7/15(水) 日本武道館
・7/18(土) 札幌ドーム

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2009.07.11 SIMON & GARFUNKEL@東京ドーム SETLIST

01. 旧友〜ブックエンドのテーマ/Old Friends ~ Bookends Theme
02. 冬の散歩道/Hazy Shade of Winter
03. アイ・アム・ア・ロック/I Am a Rock
04. アメリカ/America
05. キャシーの歌/Kathy's Song
06. ヘイ・スクールガール/Hey Schoolgirl
07. ビーバッパ・ルーラ/Be Bop A Lula
08. スカボロー・フェア/Scarborough Fair
09. 早く家へ帰りたい/Homeward Bound
10. ミセス・ロビンソン/Mrs Robinson (includes Not Fade Away)
11. スリップ・スライディン・アウェイ/Slip Slidin' Away
12. コンドルは飛んで行く/El Condor Pasa

- - - Art Garfunkel solo - - -
13. ブライト・アイズ/Bright Eyes
14. ハート・イン・ニューヨーク/A Heart in New York
15. パーフェクト・モーメント〜ナウ・アイ・レイ・ミー・ダウン・トゥ・スリープ/Perfect Moment ~ Now I Lay Me Down to Sleep

- - - Paul Simon solo - - -
16. ボーイ・イン・ザ・バブル/Boy in the Bubble
17. グレイスランド/Graceland
18. 時の流れに/Still Crazy After All These Years

- - - - - - - - - - - - - - -
19. ニューヨークの少年/Only Living Boy in New York
20. マイ・リトル・タウン/My Little Town
21. 明日に架ける橋/Bridge Over Troubled Water

- - - - - encore 1 - - - - -
22. サウンド・オブ・サイレンス/Sound of Silence
23. ボクサー/The Boxer

- - - - - encore 2 - - - - -
24. 木の葉は緑/Leaves That Are Green
25. いとしのセシリア/Cecilia
カテゴリ : Folk/Country ・ comments(0)  
2009年07月12日(日)

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