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  3. Peeled Apples / MANIC STREET PREACHERS (JOURNAL FOR PLAGUE LOVERS 収録)

The More I See The Less I Scream♪

 英国の国民的ロックバンド、MANIC STREET PREACHERSマニック・ストリート・プリーチャーズ)の通算9作目となるオリジナルアルバム『JOURNAL FOR PLAGUE LOVERS』。'94年の『THE HOLY BIBLE』以来となる4人のマニックスで作った作品。全英アルバムチャート初登場3位を記録。プロデュースは、NIRVANAの『IN UTERO』を手がけた、USインディー界のカリスマ、STEVE ALBINIスティーヴ・アルビニ)。

 まず、最初に「4人で作った」と書いたけど、メンバーが1人加入したわけではありません。そして、もちろんRichey Edwardsリッチー・エドワーズ)が帰ってきたわけでも・・・。しかし、'95年にリッチーが失踪する直前に書き残した遺言ともいえる散文詩をもとに作られたのが、今作『ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ』なのです。名作『EVERYTHING MUST GO』でも一部リッチーの歌詞が使われていましたが、今作はニッキーは作詞に加わらず全ての曲がリッチーの詩を元にしている正真正銘、4人のマニックスでの作品となっています。

 ちなみにリッチーの残したものには、28曲分あり、そのうちの4曲が、"Elvis Impersonator: Blackpool Pier"、"Kevin Carter"、"Removables"、"Small Black Flowers that Grow in the Sky"として『Everything Must Go』に収録されています。

 今作からはシングルはリリースされていないので(理由として、「リッチーの詩がシングルにするような内容ではない(つまりアルバム全体で1つの作品として聞いてほしい)」とのこと。この曲が気に入ったら全曲聴いてみてください)、今回はアルバム1曲目の"Peeled Apples"を紹介。ポストパンク的なベースの音、ギャリギャリなるギターに、歯切れのいい音を響かせるドラムの音がカッコよい曲で、マニックスがアルビニをプロデューサー(というかエンジニア)に起用した意図が最もよく表れた楽曲になっていると思います。この曲に対して「ドラムス=『イン・ユーテロ』が『ホーリー・バイブル』と激突したような」というコメントがメンバーから寄せられています。ドラムをサウンドの要として重要視するアルビニの手法に対して、「毎日スタジオに来るのが楽しい」と、ドラムスのショーンは語っていたそうです。

 この作品のキーワードは「イン・ユーテロ」でしょうか。KURT COBAINという90年代ロック最大のカリスマの遺作となったニルヴァーナの作品。メジャー1st『NERVER MIND』を聴いたアルビニから、「ニルヴァーナは終わった(セルアウトした)」という言葉を聞いたカートはショックを受け、原点回帰を求めてそのアルビニにプロデュースを依頼したという話を聞いたことがあります。リッチー失踪後、3人で国民的バンドにまで登りつめたことにより、やっとリッチーの言葉(マニックスの原点)に向き合えるようになり、そして、そのリッチーの言葉を使ってアルバムを作るにはアルビニ以外に居ないと判断したようです。事実、『THE HOLY BILBE』制作時に、メンバー(特にリッチー)が最も嵌っていたのが『IN UTERO』だったそうです。

 そんな今作のアートワークは、『ホーリー・バイブル』同様、英国人画家Jenny Savilleジェニー・サヴィル)の絵が使われています(「Stare」という作品だそうです)。実際は少女の顔なんですが、リッチーを思わせるような顔つきですね。

 また、デモ等13曲の入ったCDと、リッチーの詩とアートワークを収めた36ページに及ぶブックレットが付いたデラックスエディションも発売されるそうです。

 最後に、今作についてメンバーの言葉を。
この作品はリッチーの愛、怒り、インテリジェンス、とリスペクトがたくさん詰まっている天才的な彼の言葉を祝う作品だ
 マニック・ストリート・プリーチャーズ

 そんなマニックスは、『ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES.2009』での来日が決まっています。
●日程
・7月19日(日)20日(月)横浜アリーナ

 マニックスのほか、ベン・フォールズやHARD-FI、そしてユニコーンと、アジカン良くやった!!といいたくなるメンツです。が、その日は仕事の可能性が・・・。ぜひ単独での来日もお待ちしております!

・MANIC STREET PREACHERSの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Manic Street Preachers



●MANIC STREET PREACHERS 『JOURNAL FOR PLAGU LOVERS』収録曲
1. "Peeled Apples" (3:33)
2. "Jackie Collins Existential Question Time" (2:24)
3. "Me and Stephen Hawking" (2:46)
4. "This Joke Sport Severed" (3:04)
5. "Journal for Plague Lovers" (3:45)
6. "She Bathed Herself in a Bath of Bleach" (2:18)
7. "Facing Page: Top Left" (2:40)
8. "Marlon J.D." (2:50)
9. "Doors Closing Slowly" (2:52)
10. "All Is Vanity" (3:35)
11. "Pretension/Repulsion" (2:05)
12. "Virginia State Epileptic Colony" (3:25)
13. "William's Last Words" (4:15)
14. "Bag Lady" (Hidden Track) (3:05)


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カテゴリ : UK Rock (2000年代) ・ comments(0)  
2009年06月03日(水)

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