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Deep Purple / Yngwie Malmsteen@東京国際フォーラムホールA 感想&セットリスト
カテゴリ・タグ:LIVE (2009)
2009.04.15
ksmusic最新情報
ハード・ロックの雄、Deep Purple(ディープ・パープル)と早弾きギタリスト、Yngwie Malmsteen(イングウェイ・マルムスティーン)のカップリングでの来日ツアーの最終日、東京国際フォーラム・ホールA公演に行ってまいりました。
久し振りに来たけど、国際フォーラムのホールAは大きいですね。
そんなホールの2階席の最前列の見晴らしのいいとこで観て来ました。
まずは、イングウェイ・マルムスティーン。
今回の来日メンバーは、以下。
Yngwie Malmsteen - Guitar
Tim "Ripper" Owens - Vocals
Patrick Johansson - Drums
Bjorn Englen - Bass
Nick Marinovich - Keyboards
ヴォーカルのティム・オーウェンズはJudas Priestでも一時期歌ってた人らしい。
なるほど、ロブ・ハルフォードばりの高音シャウトを聞かせてくれるヴォーカリストでした。
ドラムはツーバスドラでその低音の連打がズドズドと腹にきた。
そして、マルムスティーン。
一時期ほどではないけど、やはりまだ丸々とムッチリしてましたね。
これぞ、丸々スティーン・・・
後、意外とでかい。(横だけでなく縦も)
そんな体と長い髪を振り乱しながらギターを弾きまくるインギー。
ハードなリフからクラシカルなソロまで。
ギターをストラップを使って一回転させたり、上に投げたり、ローディーに投げて渡したり。
キメポーズがあったり、スモークが大量に焚かれてたりと古のハードロッカーな趣でした。
最後は、ギターを破壊して(曲の後半にひそかに破壊用のギターに交換してるのを見逃しませんでしたよ!)、3分割くらいにして客にあげて終了。
(そういや、ライブ中はピックを客席に投げまくってましたね)
あ、最後になりましたが、私、イングウェイの曲、1曲も知りません。。
1時間チョイでインギーが終わり、セットチェンジ。
30分ほど経って、いよいよディープ・パープル。
今回の来日メンバーは以下。
・Deep Purple
Ian Gillan(イアン・ギラン) - Vocals
Roger Glover(ロジャー・グローヴァー) - Bass
Ian Paice(イアン・ペイス) - Drums
Steve Morse(スティーヴ・モーズ) - Guitar
Don Airey(ドン・エイリー) - Keyboards
ステージが暗転し、ドラムがなり始め、そこにベースが加わる。
1曲目は名曲"Highway Star"だ。
曲が始まり、後方よりイアン・ギラン登場。
先ほどのインギーとは対照的に、Tシャツにジーンズ、そして裸足と超ラフな出で立ち。
3,4年前にサマソニで見たときよりスリムになったんじゃ?
てか、カッコイイぞ。
63歳なのに・・・
まぁ、全盛期に比べ声量が落ちてるのは仕方ないとしても、オリジナルキーで歌おうとする姿勢が素晴らしすぎ!!
ライブは、全体的にリラックスした雰囲気。
特にギランがそれをかもし出しすぎ。
でも、見ててぜんぜんそれが嫌な感じはせず、楽しそうにやってるのを楽しく見てきたって感じ。
私はパープルの曲をすべての年代の曲をよく知ってると言うわけではないので、今日もあまり知らない曲もあったけど、やはり王者の風格か演奏がしっかりしてて皆上手いし、どの曲もカッコよかった。
"Strange Kind Of Woman"〜"Rapture Of Deep"のファンキーでグルーヴィーな流れも良かった。
やはりハモンドオルガンいいなぁ。
イアン・ペイスのドラムもハードロックドラマーとしては重さはあんまりないけど、逆に軽やかな感じがしていいです。
セットリストにはそれぞれのメンバーにスポットがあたる場面が用意されていて、まずはギターのスティーヴ・モーズ。
"Well Dressed Guitar"のとこでギタータイム。
上手いギタリストなのに控えめな感じがいいですね。
(でも、静かなフレーズを弾いてるときにちょい後ろの客が空気の読めない無駄な拍手と掛け声をだしててウザかったのが残念)
そして、演奏が進み、今度はドン・エイリーのキーボードソロ。
"トルコ行進曲"やら"上を向いて歩こう(Sukiyaki)"やら演奏して、舞台が暗転。
程なくして、ライトが当たると、なんとそこには、ドンではなく、白髪の人物が!
なんと、御大Jon Lord(ジョン・ロード)登場!!
他の日の公演には出てないようなので、まさかまさかのサプライズ。
黄金の第2期ディープ・パープルの4/5が揃うなんて。
そんなメンバーで、"Perfect Strangers"。
ジョン・ロードがそこに居る!という興奮も手伝って、この曲は超盛り上がった。
この曲からひたすらハイライト。
ジョンがステージを去ってもその興奮の余韻をかって次の"Space Truckin'"も盛り上がる。
途中、スティーヴが転ぶというハプニング(シールドも抜けた?)もありつつも、ギランのシャウトにペイスの超絶ドラミングが決まった。
そして、盛り上がりの最高潮は本編最後、そうあの曲、"Smoke On The Water"。
ジョン・ロードが再び登場、そして、イングウェイも登場。
今回は共演とウドーのページに銘打ってたものも、これまでの公演では共演は無し。
それが最終日の今日は実現。
最終日を選んで良かった♪
スティーヴがわざと最初のリフを変なふうに弾いておどけて見せた後、インギー&スティーヴのダブルギターとドン&ジョンのダブルキーボードで演奏開始。
これで盛り上がらないわけありません。
もちろんサビの部分は会場大合唱。
客にだけ歌わせる場面も。
ギターソロではまずイングウェイが弾いて、そのあとスティーヴ・モーズ。
インギーは意外と忠実に弾いてた気がする。
パープル好きなんだろうなぁ。
大団円的な感じで終了するも、もちろんアンコールもありました。
イントロのハモンドが鳴り響き、アンコール1曲目、"Hush"開始。
オリジナルのVo.はギランじゃないけど、パープル初期の名曲(カヴァーだけど)で大ヒット曲。
何気に私もこの曲大好きです。
ギランの歌い方に合ってるかどうかは置いとくけど、やはりカッコイイね。
"Hush"の途中にイアン・ペイスのドラムソロ。
先ほどの"Space Truckin'"同様、ライティングも含めカッコイイ。
ジョン・ロードは別として、今回のメンバーで唯一の結成時からのメンバーだし、いまや彼のドラムこそがパープルサウンドと言っても過言ではないですよね。
再び歌に戻り、"Hush"終了。
そして次は、最後のソロの見せ場、ロジャー・グローヴァーのベースソロ。
まぁそれはもちろん良かったんだけど、きっとあのリフに繋がるんだろうなぁという期待を持ちながら聴いてたため集中できず。。
で、予想通り繋がったリフはもちろんあの"Black Night"。
待ってましたと、会場中からリフの合唱が。
歌じゃなくて、リフを合唱するってなんかすごく新鮮でした。
曲が終わっても、なにやらご機嫌に歌い続けているイアン・ギランのそばにイアン・ペイスが近づいてスイッチをオフする動作をしてたのはほほえましかったな。
そんなペイスは本編終了時同様にドラム・スティックを客にあげまくってましたね。
それにしても、ジョン・ロード登場を抜きにしてもいいライブだったと思います。
リッチー・ブラックモアの居ないパープルはパープルじゃないとか、こんなのタダの懐メロ大会だ、等と批判をする人もいるかもしれませんが、
現役バリバリなのにこれ以下のライブをしてる人も少なくないと個人的には思うので、
やはりロック黄金時代を築いた人たちはすごいなと思った一夜でした。
以下、セットリスト。
2009.04.15 Deep Purple@東京国際フォーラム ホールA Setlist
01. Highway Star
02. Things I Never Said
03. Into The Fire
04. Strange Kind Of Woman
05. Rapture Of Deep
06. Mary Long
07. Contact Lost
08. Sometime I Feel Like Screaming
09. Well Dressed Guitar (Guitar solo)
10. Wring That Neck
11. Battle Rages On
12. Keyboard Solo
13. Perfect Strangers (with Jon Lord)
14. Space Truckin'
15. Smoke On The Water (with Jon Lord & Yngwie Malmsteen)
---encore---
16. Hush (Drum solo)
17. Black Night (Base solo)
・Yngwie Malmsteen Setlist
01. Death Dealer
02. Damnation Game
03. Far Beyond the Sun
04. Live to Fight Another Day
05. Baroque
06. Red Devil
07. Trilogy
08. Caprici Di Diablo
09. Masquerade
10. Magic City
11. Badinere
12. Hiroshima Mon Amour
13. See the Light
14. Rising Force
【サイト内関連記事】
・HIGHWAY STAR / DEEP PURPLE (MACHINE HEAD 収録)
・Hush / Deep Purple (Shades Of Deep Purple 収録)
・Smoke on the Water / Deep Purple (Machine Head 収録)
・WHITESNAKE / DEF LEPPARD@日本武道館 感想&セットリスト
久し振りに来たけど、国際フォーラムのホールAは大きいですね。
そんなホールの2階席の最前列の見晴らしのいいとこで観て来ました。
まずは、イングウェイ・マルムスティーン。
今回の来日メンバーは、以下。
Yngwie Malmsteen - Guitar
Tim "Ripper" Owens - Vocals
Patrick Johansson - Drums
Bjorn Englen - Bass
Nick Marinovich - Keyboards
ヴォーカルのティム・オーウェンズはJudas Priestでも一時期歌ってた人らしい。
なるほど、ロブ・ハルフォードばりの高音シャウトを聞かせてくれるヴォーカリストでした。
ドラムはツーバスドラでその低音の連打がズドズドと腹にきた。
そして、マルムスティーン。
一時期ほどではないけど、やはりまだ丸々とムッチリしてましたね。
これぞ、丸々スティーン・・・
後、意外とでかい。(横だけでなく縦も)
そんな体と長い髪を振り乱しながらギターを弾きまくるインギー。
ハードなリフからクラシカルなソロまで。
ギターをストラップを使って一回転させたり、上に投げたり、ローディーに投げて渡したり。
キメポーズがあったり、スモークが大量に焚かれてたりと古のハードロッカーな趣でした。
最後は、ギターを破壊して(曲の後半にひそかに破壊用のギターに交換してるのを見逃しませんでしたよ!)、3分割くらいにして客にあげて終了。
(そういや、ライブ中はピックを客席に投げまくってましたね)
あ、最後になりましたが、私、イングウェイの曲、1曲も知りません。。
1時間チョイでインギーが終わり、セットチェンジ。
30分ほど経って、いよいよディープ・パープル。
今回の来日メンバーは以下。
・Deep Purple
Ian Gillan(イアン・ギラン) - Vocals
Roger Glover(ロジャー・グローヴァー) - Bass
Ian Paice(イアン・ペイス) - Drums
Steve Morse(スティーヴ・モーズ) - Guitar
Don Airey(ドン・エイリー) - Keyboards
ステージが暗転し、ドラムがなり始め、そこにベースが加わる。
1曲目は名曲"Highway Star"だ。
曲が始まり、後方よりイアン・ギラン登場。
先ほどのインギーとは対照的に、Tシャツにジーンズ、そして裸足と超ラフな出で立ち。
3,4年前にサマソニで見たときよりスリムになったんじゃ?
てか、カッコイイぞ。
63歳なのに・・・
まぁ、全盛期に比べ声量が落ちてるのは仕方ないとしても、オリジナルキーで歌おうとする姿勢が素晴らしすぎ!!
ライブは、全体的にリラックスした雰囲気。
特にギランがそれをかもし出しすぎ。
でも、見ててぜんぜんそれが嫌な感じはせず、楽しそうにやってるのを楽しく見てきたって感じ。
私はパープルの曲をすべての年代の曲をよく知ってると言うわけではないので、今日もあまり知らない曲もあったけど、やはり王者の風格か演奏がしっかりしてて皆上手いし、どの曲もカッコよかった。
"Strange Kind Of Woman"〜"Rapture Of Deep"のファンキーでグルーヴィーな流れも良かった。
やはりハモンドオルガンいいなぁ。
イアン・ペイスのドラムもハードロックドラマーとしては重さはあんまりないけど、逆に軽やかな感じがしていいです。
セットリストにはそれぞれのメンバーにスポットがあたる場面が用意されていて、まずはギターのスティーヴ・モーズ。
"Well Dressed Guitar"のとこでギタータイム。
上手いギタリストなのに控えめな感じがいいですね。
(でも、静かなフレーズを弾いてるときにちょい後ろの客が空気の読めない無駄な拍手と掛け声をだしててウザかったのが残念)
そして、演奏が進み、今度はドン・エイリーのキーボードソロ。
"トルコ行進曲"やら"上を向いて歩こう(Sukiyaki)"やら演奏して、舞台が暗転。
程なくして、ライトが当たると、なんとそこには、ドンではなく、白髪の人物が!
なんと、御大Jon Lord(ジョン・ロード)登場!!
他の日の公演には出てないようなので、まさかまさかのサプライズ。
黄金の第2期ディープ・パープルの4/5が揃うなんて。
そんなメンバーで、"Perfect Strangers"。
ジョン・ロードがそこに居る!という興奮も手伝って、この曲は超盛り上がった。
この曲からひたすらハイライト。
ジョンがステージを去ってもその興奮の余韻をかって次の"Space Truckin'"も盛り上がる。
途中、スティーヴが転ぶというハプニング(シールドも抜けた?)もありつつも、ギランのシャウトにペイスの超絶ドラミングが決まった。
そして、盛り上がりの最高潮は本編最後、そうあの曲、"Smoke On The Water"。
ジョン・ロードが再び登場、そして、イングウェイも登場。
今回は共演とウドーのページに銘打ってたものも、これまでの公演では共演は無し。
それが最終日の今日は実現。
最終日を選んで良かった♪
スティーヴがわざと最初のリフを変なふうに弾いておどけて見せた後、インギー&スティーヴのダブルギターとドン&ジョンのダブルキーボードで演奏開始。
これで盛り上がらないわけありません。
もちろんサビの部分は会場大合唱。
客にだけ歌わせる場面も。
ギターソロではまずイングウェイが弾いて、そのあとスティーヴ・モーズ。
インギーは意外と忠実に弾いてた気がする。
パープル好きなんだろうなぁ。
大団円的な感じで終了するも、もちろんアンコールもありました。
イントロのハモンドが鳴り響き、アンコール1曲目、"Hush"開始。
オリジナルのVo.はギランじゃないけど、パープル初期の名曲(カヴァーだけど)で大ヒット曲。
何気に私もこの曲大好きです。
ギランの歌い方に合ってるかどうかは置いとくけど、やはりカッコイイね。
"Hush"の途中にイアン・ペイスのドラムソロ。
先ほどの"Space Truckin'"同様、ライティングも含めカッコイイ。
ジョン・ロードは別として、今回のメンバーで唯一の結成時からのメンバーだし、いまや彼のドラムこそがパープルサウンドと言っても過言ではないですよね。
再び歌に戻り、"Hush"終了。
そして次は、最後のソロの見せ場、ロジャー・グローヴァーのベースソロ。
まぁそれはもちろん良かったんだけど、きっとあのリフに繋がるんだろうなぁという期待を持ちながら聴いてたため集中できず。。
で、予想通り繋がったリフはもちろんあの"Black Night"。
待ってましたと、会場中からリフの合唱が。
歌じゃなくて、リフを合唱するってなんかすごく新鮮でした。
曲が終わっても、なにやらご機嫌に歌い続けているイアン・ギランのそばにイアン・ペイスが近づいてスイッチをオフする動作をしてたのはほほえましかったな。
そんなペイスは本編終了時同様にドラム・スティックを客にあげまくってましたね。
それにしても、ジョン・ロード登場を抜きにしてもいいライブだったと思います。
リッチー・ブラックモアの居ないパープルはパープルじゃないとか、こんなのタダの懐メロ大会だ、等と批判をする人もいるかもしれませんが、
現役バリバリなのにこれ以下のライブをしてる人も少なくないと個人的には思うので、
やはりロック黄金時代を築いた人たちはすごいなと思った一夜でした。
以下、セットリスト。
2009.04.15 Deep Purple@東京国際フォーラム ホールA Setlist
01. Highway Star
02. Things I Never Said
03. Into The Fire
04. Strange Kind Of Woman
05. Rapture Of Deep
06. Mary Long
07. Contact Lost
08. Sometime I Feel Like Screaming
09. Well Dressed Guitar (Guitar solo)
10. Wring That Neck
11. Battle Rages On
12. Keyboard Solo
13. Perfect Strangers (with Jon Lord)
14. Space Truckin'
15. Smoke On The Water (with Jon Lord & Yngwie Malmsteen)
---encore---
16. Hush (Drum solo)
17. Black Night (Base solo)
・Yngwie Malmsteen Setlist
01. Death Dealer
02. Damnation Game
03. Far Beyond the Sun
04. Live to Fight Another Day
05. Baroque
06. Red Devil
07. Trilogy
08. Caprici Di Diablo
09. Masquerade
10. Magic City
11. Badinere
12. Hiroshima Mon Amour
13. See the Light
14. Rising Force
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・Hush / Deep Purple (Shades Of Deep Purple 収録)
・Smoke on the Water / Deep Purple (Machine Head 収録)
・WHITESNAKE / DEF LEPPARD@日本武道館 感想&セットリスト
コメントありがとうございます。
管理人のKです。
マフィアのボス・・・確かに。。
あれは確かにジョン・ロードでしたよ!!
最終日ならではのサプライズでしたね。