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  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Daddy's Gone / Glasvegas (Glasvegas 収録)

I wont be the lonely one Sitting on my own and sad
Forget your dad, he's gone♪


 UKはスコットランド、グラスゴー出身の4人組、Glasvegasグラスヴェガス = グラスゴー+ラスベガス?)のデビューアルバム『Glasvegas』収録曲"Daddy's Gone"。シングルとして昨年2007年に発売され、NME誌の年間ベストソング2位に選ばれています。アルバムはプロデューサーにはMuse等でおなじみRich Costeyを招きNew Yorkでレコーディング。Metallicaの『death magnetic』と首位争いをし、全英チャート初登場2位を記録しています。

・Daddy's Gone / Glasvegas


 ベースに導かれ始まるこの曲は、ロネッツのようなリズムに、Phil Spectorばりのウォール・オブ・サウンドにのせて、タイトル通り"父親の喪失"を子供の視点から歌われる曲です。よくひきあいに出されている同郷のJesus and Mary Chainの"Just Like A Honey"とかに雰囲気が似てます。ドラムの叩き方ももろ当時のボビー・ギレスピー(現Primal Scream)だもんね。

 ちなみに、元Creation Recordsの社長アラン・マッギー曰く「ジーザス・アンド・メリーチェイン以来の衝撃」らしいです。とはいえ、当のジザメリも「SEX PISTOLS以来の衝撃」って言われながらも、ジザメリとピストルズが似ていなかったと同様に、ジザメリとグラスヴェガスも本質は全然違う気がします。

 正直、サウンド的にはちょっと中途半端だし、"Stabbed"のようにベートーヴェンの"月光"を使ったりとかそんなのいらないんじゃないかと。でもなぜかついついくりかえし聴聴きたくなるのは、ジェイムスの"歌"の強さのせいなのではないかなぁ。なので、歌の強さそのままに、彼ら独自のサウンドを手に入れることができれば大化けするかも。今後に期待。

 ちなみに、本国イギリスでは6曲入りのクリスマスCD『A Snowflake Fell』がボーナスディスクで付くバージョンが出るそうです。


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2008年11月24日(月)

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