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Love, love will tear us apart again♪

 『CONTROL』(監督:アントン・コービン)、『JOY DIVISION』(監督:グラント・ジー)と関連映画が2本も公開され、再評価の高まるイギリスはマンチェスター出身のポスト・パンクバンドJoy Divisionジョイ・ディヴィジョン)の1980年発表のシングル曲"Love Will Tear Us Apart"。わずか3年ほどの活動期間で、英ロック史に名を残した彼らの曲の中でも特に有名なナンバーですが、オリジナルアルバムには収録されていません。

・Joy Division - Love Will Tear Us Apart [OFFICIAL MUSIC VIDEO]


 イアン・カーティスの、陰鬱だけど一つ一つの歌詞を噛み締めるように「愛がまた私たちを引き離す」という歌う様は、後の彼とバンドのことを知っていれば尚更胸にきますね。しかも、ただ「愛がまた私たちを引き離す」ではなく、「また」引き離すってところが根が深いというか。この「AGAIN」ってのがあるのとないのとでは大きく意味が違ってくる感じがします。まぁ真意は当のイアン本人にしかわかり得ないことだとは思うけど。上記の2つの映画を見た今、この歌の歌詞を見ると、間違いなく当時のイアンの心境を赤裸々に綴ったものとしか思えません。

 周りの当事者たちはイアンの死後に歌詞をじっくり読んで愕然としたとか。もっと早く気づいてさえいれば・・・。ま、気づいてたところでどうにもならなかったかも知れないけどね。以前、ある雑誌でバーナード・サムナーがインタビューで「自殺をする人間は遅かれ早かれ必ず自殺する」と元も子もない発言をしてたのを読んだことがあるけど、私もなんかわかる気がします。

 サウンド面では、クリアトーンのギターの「ジャカジャーン!」という音、そこに被さってくるメロディを奏でる高音のベース音とシンセサイザーの音色、このイントロを聴くだけで胸が熱くなります。決して演奏力のあるバンドではない(というか下手)のにこのアンサンブルは奇跡だと思う。歌が終わりすべてのインストゥルメンタルが一つになって天に上がっていく感じがイアンへのレクイエムに聴こえなくもないです。(イアンの墓石には"Love Will Tear Us Apart"と刻まれています)

 あ、この曲がだけでなく、ジョイ・ディヴィジョンのサウンドの肝は、New Orderにも継承されるピーター・フックのベースもさることながら、スティーヴン・モリスのドラムじゃないかと思うときがあります。プロデューサーのマーティン・ハネットが製作にも関わった機材による金属的な音の処理が堪らないです。

 先ごろ彼らの残した傑作オリジナルアルバム『Unknown Pleasures』と『Closer』の2枚と未発表音源集『Still』のコレクターズ・エディションも発売されています。『アンノウン・プレジャーズ』のほうには、1979年7月13日にマンチェスターのファクトリーで行われたライヴ音源が、『クローサー』には、1980年2月8日にロンドン・ユニオン大学で行われたライヴ音源が、『スティル』には、1980年2月20日にハイ・ワイコム・タウン・ホールで行われたライヴ音源が追加収録されています。

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2008年06月16日(月)

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