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  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (1990年代以前)
  3. 奥田民生愛のテーマ / 奥田民生 (29 収録)

あの娘に近づき手をにぎりそして瞳を見つめて僕は歌うのさ あぁ♪

 2007年はUNICORNでのデビューから数えて20周年で、ベスト盤がでたり、井上陽水奥田民生の10年ぶりの復活、そして、豪華アーティストの参加した『奥田民生・カバーズ』・『ユニコーン・トリビュート』とトリビュート盤がでたりと正にメモリアル・イヤーだった奥田民生。その彼が、1993年のUNICORN解散後、約1年の休養(釣り)期間を経て発表した'95年のソロデビュー作『29』の最後を飾る曲"奥田民生愛のテーマ"。

・奥田民生 「奥田民生愛のテーマ」 ライブ映像


 ギター・ベース・ドラムを民生が1人で手がけた正にソロな曲。しかし、サウンドはヘヴィ。そして歌詞は、どストレート。こんなにストレートに感情を表現するような歌はユニコーン時代にはそうは無かったと思う。その分、何か決意めいたものを感じる名曲だと思います。『29』収録曲で言えば、"これは歌だ"もそれに近いものを感じますね。

 そういやこの作品ではまだ、これから10年近くにわたって彼を支え続けた、古田たかし(Dr.)、根岸孝旨(Ba.)、長田進(Gt.)はまだ参加してないですね。

 それにしてもこのアルバム、ソロのデビュー曲となった"愛のために"(ドラムが元ユニコーンの川西さんってのがにくい)がいきなりミリオンセラーとなり、その次の"息子"も大ヒットして、いよいよ発売され、私ももちろん待ちに待ってたわけで、発売日に買って聴いたときの衝撃といったらなかった。感想を一言で言い表すと「暗い」です。

 ソロでの出発を記念するアルバムの1曲目が"674"。「虚しい」ですよ。続く"ルート2"でハードなロックンロールを聴かせたかと思えば、その後は比較的ミドルで重い曲の連続。Steve Jordan(dr.)やCharley Drayton(ba.)、Waddy Wachtel(Gt.)等を迎えたNY録音の曲が特に。その中で、UNICORN時代からの付き合いのマイケルはなじ(河合マイケル)参加曲の力の抜けた感じが当時は軽い息抜きになったのを覚えてます。

 しかし、ちょっと慣れるのに時間がかかったけど、これが聴けば聴くほど沁みてくる曲ばかり。特に自分が歳をとればとるほど。

 ちなみに私事ですが、本日2008年6月5日(木)私は29歳になりました。29歳になって思うこと、奥田民生、彼は天才。大好き。40歳を超えた彼は今年も、『Fantastic OT9』という大傑作を発表してくれました。

 一生ついて行きます!!


奥田民生 -『29』収録曲リスト
1. 674
2. ルート2
3. ハネムーン
4. 息子 (アルバム ヴァージョン)
5. これは歌だ
6. 女になりたい
7. 愛する人よ
8. 30才
9. BEEF
10. 愛のために
11. 人間
12. 奥田民生愛のテーマ
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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2008年06月05日(木)

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