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  2. LIVE (2019)
  3. Terry & Louie@幡ヶ谷Club Heavy Sick 感想&セットリスト

幡ヶ谷はClub Heavy SickにTerry & Louieテリー&ルイ)のライブを観に行ってきた。

terry and louieの来日ツアー、幡ヶ谷Club Heavy Sick公演の入り口

テリーとルイ、このブログでは初登場なので簡単に紹介。
テリーことTerry Sixは、ポートランド出身のギタリスト。
米Pitchforkの2000年代のベストアルバムの60位にも選出されたガレージ/パワーポップの名盤『Guitar Romantic』(2003年)ただ1枚を残して解散したバンド、The Exploding Heartsエクスプローディング・ハーツ)の元メンバー。
(ただ解散と書いたけど、そこにはとても悲しい出来事がありました。詳しくはこちらの記事をどうぞ

・The Exploding Hearts - Guitar Romantic


そして、もう一人の主役、ルイことKing Louie Bankstonはニューオリンズ出身、80年代後半から活動する知る人ぞ知るカルト的な人気を誇るミュージシャン。
『Guitar Romantic』にもキーボード等で参加してたこともあり、そのよしみもあり2人で活動しています。

そんな2人が2018年にアルバム『... a Thousand Guitars』をリリースし、ついに初来日。
今日はツアー最終日。


出演者はこちら。

Terry & Louie(US)
The Fadeaways
Ruler
dark the giant
Nervous Hearts

・DJ
Hiroshi Sekiguchi(Frathop Records)
bisco(episode sounds)

諸事情により途中から参戦。

まずはRulerを見る。
ボーカルとギターの2人がいかにもパンクスなルックスでカッコ良い。
音もイカしてて「これは人気出るわ」って納得感。
スキンヘッドに薄い色のグラサンペーシスト、そして一人だけ赤い普通のTシャツを着てたドラマーの女性がツボでした。

ライブの間はDJがパンク/パワーポップ/ガレージな曲をかけてて盛り上がる。

お次は、今回2人を日本に呼んだバンド、The Fadeawaysのライブ。
terry and louieの来日ツアー、幡ヶ谷Club Heavy Sick公演の前座のThe Fadeaways

ベース&ボーカル、ギター、ドラムの3ピース。
全員揃いのボーダーシャツにジーンズ、コンバース(靴下もボーダーだったかも)ってとこがこちらもカッコ良い。
いかにもギタリスト風のボーカリストがベースで、ベーシストっぽい方がギタリストというギャップもなかなか。
ドラマーはドラムを台にぴょんぴょん跳ねたり、前の2人もライブ中はジャンプしたりバスドラやモニターアンプに乗っかったり激しく動く。
なんか初期The Jamを彷彿させられる(YouTubeとかで見れる"In The City"な感じ)。

今ツアーで大阪・京都を含む関西方面への移動の車の運転も手がけたボーカルのトヨゾー氏がMCで、「これまでいろんな人を日本に呼んできたけど、今回が一番大変だった」と漏らす。

紳士的佇まいなテリーとは対照的に、見た目からして危ないオーラをビンビンに放つルイ。
The Fadeawaysのライブ中もルイはフロアにいたんだけど、最前列で見てたかと思えば端においてあったテーブルに座ったり自由気まま。
客席で「チーズバーガー、パラダーイス!」って叫んでたのは意味不明だけど、超ロックだった(笑)

・The Fadeaways


DJをはさみ、いよいよTerry & Louie
ボーカルのルイ、ギターのテリーに加え、ムキムキのベーシストと異様な色気を放つドラマーの4人編成。

terry and louieの来日ツアー、幡ヶ谷Club Heavy Sick公演

まずはアルバム『...A Thousand Guitars』の1曲目"Rebel Ways"からスタート
タイトな演奏にのって、歌いながら客を煽るルイ。
体が大きいから迫力がある!

次はアルバムで個人的に特にお気に入りの"Pink Razor Blade"が始まってテンション上がる!

前半は『...A Thousand Guitars』を中心とした流れ。
"(I've Got The) Highway To Take"ではルイがハーモニカを吹く。
そして、曲終わりでそれを客席に投げてた。

好きなようにステージを動き回るルイに、淡々と演奏をするテリーという対極な雰囲気がある意味このバンドの魅力かも。

そんなテリーもボーカルをとる"(I'm) Looking For A Heart"。
「ハートを探している」なんて彼の人生を考えるとタイトルだけでも泣ける。

後半はエクスプローディング・ハーツの曲を連発。
一発目の"I'm a Pretender"でまずは大盛り上がり。
その後も"Boulevard Trash"、"Rumours in Town"などなど。

あっという間に本編が終わり、一旦はけてアンコール。
アンコールにはThe Fadeawaysのトヨゾーをギターに加えて5人で。

まずは、これまたPitchforkの"The Top 500 Tracks of the 2000s"で290位に選出された代表曲"Modern Kicks"からスタートし、3曲ほど。

terry and louieの来日ツアー、幡ヶ谷Club Heavy Sick公演、アンコールでFadeawaysのトモゾー参加

アンコールが終わったけど、さらに求める声に応えて再登場。
最後はTerry & Louieの曲"Partners In Crime"でシメ。

終演後はメンバーがお客さんたちとも気さくに話したりしてた。
「次は仕事じゃなくて遊びで日本に来たい」というテリーに、「俺はもう日本から帰らない」と言うルイ。

また日本でライブ見たいので来てね。

以下、セットリスト。(※抜けがあるかも)

・2019.07.14 Terry & Louie@幡ヶ谷Club Heavy Sick Setlist

Rebel Ways
Pink Razor Blade
(I've Got The) Highway To Take
Broken Forever
(I'm) Looking For A Heart
I'm a Pretender
Boulevard Trash
Rumours in Town
Throwaway Style
---encore---
Modern Kicks
Making Teenage Faces
Sleeping Aides & Razorblades
---encore2---
Partners In Crime

・Terry & Louie, Burger Boogaloo 2019


■Terry & Louie Japan Tour 2019
7月11日(木) 東京 下北沢Three
7月12日(金) 大阪 難波Mele
7月13日(土) 京都Pop Pizza
7月14日(日) 東京 幡ヶ谷Heavy Sick
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2019年07月14日(日)

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