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チャットモンチー@日本武道館 感想&セットリスト
カテゴリ・タグ:LIVE (2018)
2018.07.04
ksmusic最新情報
チャットモンチーのラストワンマンライブ『CHATMONCHY LAST ONEMAN LIVE 〜I Love CHATMONCHY〜』@日本武道館に行ってきました。
18時半開演というサラリーマンにはきつい時間設定をものともせずダッシュで武道館へ。
それぞれの思いを胸に抱いたファンが集まっていて熱気がすごい。
SMAのモバイルサイトでやっていた外れ無しの抽選会で、なんとC賞のスタッフパスのレプリカが当たったので、特設ブースで受付(後日郵送とのことなので、来たらここに写真アップ予定)。
いざ中へ。
入り口でお土産をもらい席へ。
スタンド1階の南西、H列。
なかなか良い席。
(武道館のアリーナの後方って見にくいのでスタンドの方が好き)
ステージ上には幕がかかってた。
最後ということもあり、ステージ後方のエリアも全て開放して客席になってた。
こんな大入りの武道館を観るのは久しぶりだ!
ステージ両側にかかっているスクリーンは、右側に「Every day is your birthday」と先日出たラストアルバム『誕生』にちなんだと思われるメッセージ。
そして、左のスクリーンには「Chatmonchy is coming soon ...!!」と表示されていて否が応でも気分が高まってきた。
10分ほど過ぎた頃、客電が落ちる。
幕が上がるとともに、"CHATMONCHY MECHA"が流れる。
すると、ステージの中央後方部分にある「CHATMOCHY」と書かれたプレート状の部分が真ん中から半分に割れて開くと、その下から橋本絵莉子、 福岡晃子の2人がせり上がってきた!
ステージの最後方、一段高くなったところで客席の間に通路があり、そこをぐるっと回って2人がステージに降りてきた。
そして中央の定位置に着く。
ラストアルバムと同じ流れで"たったさっきから3000年までの話"、"the key"(この曲『誕生』で一番好きかも)と続く。
ラストワンマンということで過去を総括するようなセトリになるのかと思ったけど、彼女たちが選んだのはまずは最新型のチャットモンチーを見せるというものでした。
"the key"の重厚感のあるギターの余韻残る中、「みなさんこんばんわ」と橋本がしゃべり始める。
「ラスト」という言葉がちらつく中、少し神妙な雰囲気のあった会場が彼女のかわいらしい話し声で一気にほっこりした雰囲気に。
「今日は私たちののラストワンマンに来てくれて、ありがとうございます。最後までがんばります。応援してください」と続け、福岡にバトンタッチ。
福岡による「前半は先日出したアルバムからやります。次は新しいアルバムから私が歌詞を書いた曲をやります」という説明から"裸足の街のスター"へ。
たった2人でコンガやカリンバなどの音を重ねていき、そこに会場全体の手拍子が重なり一体になっていくのがよかった。
次の"砂鉄"は2011年に脱退した高橋久美子が作詞を担当。
彼女から残った2人へのメッセージと捉えて聞くといろんな感情がわきますね。
感傷的な空気が大きくなり始めたところで、DJみそしるとMCごはんがスペシャルゲストで登場しなごみタイム。
「We Love」「チャットモンチー」のコールアンドレスポンスをして"クッキング・ララ"へ。
後半は3人で後ろの通路をねり歩きながらMCを回していく。
「からあげ」「おにぎり」「枝豆」「レバニラ」「たまねぎ」(←武道館だから?)とチョイスがナイスでした。
おみそはんが去り、再び2人に戻ってMC。
今日のライブがテレビや映画館で生中継されているという話や、福岡と橋本、2人とも「これまで味わったことない気持ち」と、ラストワンマンのステージに立った思いを語りつつ、「みんなに見守れているなという感じがします」と。
そして、温かい拍手に包まれる武道館。
「いかついセットをしていますが、いきなりアコースティックやります」という福岡のMCから"惚たる蛍"。
アコギとベース、2人きりの演奏が沁みる。
エレキに持ち替え、福岡もドラムへ。
始まったのは"染まるよ"。
The White Stripesの例を挙げるまでもなく、ギターとドラムの2ピースなんて世の中にごまんといるけど、こんなにエモーショナルなのはこの2人以外にいないんじゃないかって思った。
幕が降りてきてそんな2人を包んで第1部終了。
幕をスクリーンにして2005年からのバンドヒストリーを振り返る映像が流れる。
"ツマサキ"〜"雲走る"〜"草原に立つ二本の木のように"〜"満月に吠えろ"〜"歩くオブジェ"という楽曲とともに見ていると、「変身」を繰り返してきたんだなというのを改めて感じた。
初期なんて見た目子供ですね(笑)
映像が終わり、明かり照らされシルエットが映ってから幕が上がるとそこには福岡を指揮者にストリングス隊がお目見え。
そこから"majorty blues"へ。
これにはびっくり。
続いて弾むようなピチカートが印象的な"ウィークエンドのまぼろし"、アコースティックな"例えば、"を演奏し、MC。
「すごくない?チャットモンチーついにストリングスと共演です」と福岡。
一方、橋本は「これまで何回も変身してきて、フェスとかライブでみたときに「全然体制ちゃうやん」ってクレームがないように"チャットモンチー何々"と名前をつけてきました」と言って今回は「チャットモンチー・アンサンブル」と命名。
ちなみにバイオリンはSMAではおなじみと言っていい佐藤帆乃佳さんでした。
そんなチャットモンチー・アンサンブルを1人ずつ紹介しながら、それぞれの好物を元に2人がニックネームを付けていく。
決まったのはこんな感じ。
・パート:好きなもの → ニックネーム(命名者)
1stバイオリン:米 → さとうほのかまい(橋本)
1stバイオリン:貝 → シーフードようこ(橋本)
2ndバイオリン:ピザ → ピザ職人(橋本)
2ndバイオリン:餃子 → ギョーザギャル(福岡)
ヴィオラ:中トロ → 心は大トロみきよ(福岡)
チェロ:サーモン → 寿司職人(橋本)
ちなみに、今回ストリングスアレンジを考えたのはチャットモンチー乙女団・世武裕子。
客席に居たらしくスクリーンに映されていました。
ちなみに世武裕子の好物は生麩だそうです。渋い!
後、橋本が最近はまっているものは「味噌汁(豆腐とわかめ)。これまた渋い。
ここでドラムセットが床下から登場。
そして、「板橋区が産んだ超ドラマー」、恒岡章が呼びこまれる!
そして、「この9人で私たちが上京した時の曲をやります」と言って"東京ハチミツオーケストラ"。
ラストワンマンでまさか9人になるとは全く予想してなかったな。
まぁそもそもチャットモンチーがハイスタの恒岡章と一緒にやるってのも「すげー」って思ったもんだしな。
ここで一旦チャットモンチーアンサンブルの皆さんは退場してスリーピースで数曲。
"東京ハチミツオーケストラ"と同じく2006年の『耳鳴り』から2曲、"さよならGood bye"と"どなる、でんわ、どしゃぶり"。
メジャー1stフルアルバムの曲で、まさに3人で鳴らされるために作られた曲って感じがしますね。
力強いベースのイントロが鳴り渡たった"Last Love Letter"、疾走感のある"真夜中遊園地"とロックな曲が続く。
アンサンブルのメンバーが再登場し、ドラムロールが鳴り響く。
もうこのドラムだけでわかった、"ハナノユメ"だ!
福岡の「私たちのデビュー曲をやりたいと思います」と言って、ストリングスを交えたイントロが始まる。
チャットモンチーとの出会いの曲。
当時tvkで木村カエラがMCで出演してた「saku saku」のエンディングテーマとしてミュージックビデオが流れてるのを観て一発でトリコになったのを覚えている。
メロディとリズムへの歌詞の乗せ方が絶妙で、その後の彼女たちの歩みを否定するつもりはもちろんないけど、この曲が私にとってチャットモンチーの最初にして最高地点を刻んだ曲って感じなんです。
最後に聴くことができてほんと良かった。
コールアンドレスポンスやって大盛り上がりで演奏終了。
おみそはんも呼び込まれ、10人で挨拶してステージを去る。
もちろん鳴り止まないアンコールの拍手。
それに応え、恒岡を含む3人で再登場。
そのまま演奏に入る。
彼女たちを一気に有名にした曲と言ってもいい"シャングリラ"へ。
途中、ドラム〜ベース〜ギターとソロ回し。
ギターソロのところで橋本が「なが〜〜〜い」と"長い目で見て"のフレーズを差し込み大歓声。
そして、大合唱の中演奏が終わる。
「これで終わりか?」と一瞬思う暇もなく間髪なく"風吹けば恋"へ。
こうなると今日のこのステージをどのように締めくくるのか全くわからなくなった。
曲をやり終え、常岡が二人とそれぞれ抱擁を交わしステージを去る。
ドラムセットもステージの下へ。
ここからはステージのヘリに腰掛け2人だけの世界へ。
「えっちゃん、もうしゃべらんつもりやろ?」との福岡の問いに「そんなことない」と返すやりとり。
「最後こんなにしゃべれんくなるとは思わなかったわ」「歌うだけで精一杯」という話などあって、「もしかして歌えないかもという可能性を考えて、みなさんにも歌ってもらえるように歌詞を出すので歌ってください」(たぶん感極まって歌えなくなるかもしれないという意味)と話し、「13年間応援してくれてありがとうございました」と言って最後の曲へ。
ドラムに変わって出てきたグランドピアノを福岡が弾いて始まったのは"サラバ青春"。
前半は順調に丁寧に歌いあげていたけど、徐々に思いが溢れ歌えなくなってきたところで会場の合唱も支えるように大きくなっていき武道館中を満たしていく。
今日ここに集まった人の中には「青春=チャットモンチー」だった人も多いのでは?
もちろん、チャットモンチーの2人とってもそうだったんだろうな。
歌い終わり、"びろうど"が流れる中、ステージの端から端まで移動して四方の客席に向かってお辞儀をして、またステージを去って行きました。
三たび降りてきた幕には「CHATMONCHY is FOREVER」の文字が。
青春が終わってしまうのは寂しいけど、今後の彼女たちのそれぞれの活動が楽しみでですね。
こなそんそんフェスに行く人はぜひ最後の勇姿を見届けてきてください。
・『チャットモンチーの徳島こなそんそんフェス2018』出演者一覧
以下、写真とセトリ。
ライブ終了後の武道館。
会場入り口には元メンバーの高橋久美子から花が届いてた。
最後の最後まで彼女が登場して3人での演奏が見れるかもしれないという期待が心のどこかにあったけど、終わってみれば常に進化し続ける3人にはその選択はなかったんだなって思った。
入り口で配られたファイルとSMAモバイルのくじ引きでもらったICカードシール。
全員に配られたお土産。
えっちゃんの絵はあっこちゃんが、あっこちゃんの絵はえっちゃんが描いたそう。
「涙を拭いてもらうために配った」(福岡)
セットリスト。
2018.07.04 チャットモンチー@日本武道館 Setlist
SE. CHATMONCHY MECHA
01. たったさっきから3000年までの話
02. the key
03. 裸足の街のスター
04. 砂鉄
05. クッキング・ララ feat.DJみそしるとMCごはん
06. 惚たる蛍
07. 染まるよ
---転換 〜 回想---
08. majorty blues with チャットモンチーアンサンブル(ストリングス)
09. ウィークエンドのまぼろし with チャットモンチーアンサンブル
10. 例えば、 with チャットモンチーアンサンブル
11. 東京ハチミツオーケストラ with チャットモンチーアンサンブル、恒岡章
12. さよならGood bye with 恒岡章
13. どなる、でんわ、どしゃぶり with 恒岡章
14. Last Love Letter with 恒岡章
15. 真夜中遊園地 with 恒岡章
16. ハナノユメ with チャットモンチーアンサンブル、恒岡章
---encore---
17. シャングリラ with 恒岡章
18. 風吹けば恋 with 恒岡章
19. サラバ青春
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【サイト内関連記事】
・『チャットモンチーの徳島こなそんそんフェス2018』出演者一覧
・VINTAGE × DI : GA 2005@CLUB QUATTRO(チャットモンチー、bonobos、Sparta Locals 他)
・ハナノユメ / チャットモンチー (chatmonchy has come 収録)
・シャングリラ / チャットモンチー (Shangrila 収録)
・チャットモンチー@新木場STUDIO COAST 「顔 to 顔 ツアー」 感想&セットリスト
・コンビニエンスハネムーン / チャットモンチー (変身 収録)
・Yes or No or Love / チャットモンチー (変身 収録)
18時半開演というサラリーマンにはきつい時間設定をものともせずダッシュで武道館へ。
それぞれの思いを胸に抱いたファンが集まっていて熱気がすごい。
SMAのモバイルサイトでやっていた外れ無しの抽選会で、なんとC賞のスタッフパスのレプリカが当たったので、特設ブースで受付(後日郵送とのことなので、来たらここに写真アップ予定)。
いざ中へ。
入り口でお土産をもらい席へ。
スタンド1階の南西、H列。
なかなか良い席。
(武道館のアリーナの後方って見にくいのでスタンドの方が好き)
ステージ上には幕がかかってた。
最後ということもあり、ステージ後方のエリアも全て開放して客席になってた。
こんな大入りの武道館を観るのは久しぶりだ!
ステージ両側にかかっているスクリーンは、右側に「Every day is your birthday」と先日出たラストアルバム『誕生』にちなんだと思われるメッセージ。
そして、左のスクリーンには「Chatmonchy is coming soon ...!!」と表示されていて否が応でも気分が高まってきた。
10分ほど過ぎた頃、客電が落ちる。
幕が上がるとともに、"CHATMONCHY MECHA"が流れる。
すると、ステージの中央後方部分にある「CHATMOCHY」と書かれたプレート状の部分が真ん中から半分に割れて開くと、その下から橋本絵莉子、 福岡晃子の2人がせり上がってきた!
ステージの最後方、一段高くなったところで客席の間に通路があり、そこをぐるっと回って2人がステージに降りてきた。
そして中央の定位置に着く。
ラストアルバムと同じ流れで"たったさっきから3000年までの話"、"the key"(この曲『誕生』で一番好きかも)と続く。
ラストワンマンということで過去を総括するようなセトリになるのかと思ったけど、彼女たちが選んだのはまずは最新型のチャットモンチーを見せるというものでした。
"the key"の重厚感のあるギターの余韻残る中、「みなさんこんばんわ」と橋本がしゃべり始める。
「ラスト」という言葉がちらつく中、少し神妙な雰囲気のあった会場が彼女のかわいらしい話し声で一気にほっこりした雰囲気に。
「今日は私たちののラストワンマンに来てくれて、ありがとうございます。最後までがんばります。応援してください」と続け、福岡にバトンタッチ。
福岡による「前半は先日出したアルバムからやります。次は新しいアルバムから私が歌詞を書いた曲をやります」という説明から"裸足の街のスター"へ。
たった2人でコンガやカリンバなどの音を重ねていき、そこに会場全体の手拍子が重なり一体になっていくのがよかった。
次の"砂鉄"は2011年に脱退した高橋久美子が作詞を担当。
彼女から残った2人へのメッセージと捉えて聞くといろんな感情がわきますね。
感傷的な空気が大きくなり始めたところで、DJみそしるとMCごはんがスペシャルゲストで登場しなごみタイム。
「We Love」「チャットモンチー」のコールアンドレスポンスをして"クッキング・ララ"へ。
後半は3人で後ろの通路をねり歩きながらMCを回していく。
「からあげ」「おにぎり」「枝豆」「レバニラ」「たまねぎ」(←武道館だから?)とチョイスがナイスでした。
おみそはんが去り、再び2人に戻ってMC。
今日のライブがテレビや映画館で生中継されているという話や、福岡と橋本、2人とも「これまで味わったことない気持ち」と、ラストワンマンのステージに立った思いを語りつつ、「みんなに見守れているなという感じがします」と。
そして、温かい拍手に包まれる武道館。
「いかついセットをしていますが、いきなりアコースティックやります」という福岡のMCから"惚たる蛍"。
アコギとベース、2人きりの演奏が沁みる。
エレキに持ち替え、福岡もドラムへ。
始まったのは"染まるよ"。
The White Stripesの例を挙げるまでもなく、ギターとドラムの2ピースなんて世の中にごまんといるけど、こんなにエモーショナルなのはこの2人以外にいないんじゃないかって思った。
幕が降りてきてそんな2人を包んで第1部終了。
幕をスクリーンにして2005年からのバンドヒストリーを振り返る映像が流れる。
"ツマサキ"〜"雲走る"〜"草原に立つ二本の木のように"〜"満月に吠えろ"〜"歩くオブジェ"という楽曲とともに見ていると、「変身」を繰り返してきたんだなというのを改めて感じた。
初期なんて見た目子供ですね(笑)
映像が終わり、明かり照らされシルエットが映ってから幕が上がるとそこには福岡を指揮者にストリングス隊がお目見え。
そこから"majorty blues"へ。
これにはびっくり。
続いて弾むようなピチカートが印象的な"ウィークエンドのまぼろし"、アコースティックな"例えば、"を演奏し、MC。
「すごくない?チャットモンチーついにストリングスと共演です」と福岡。
一方、橋本は「これまで何回も変身してきて、フェスとかライブでみたときに「全然体制ちゃうやん」ってクレームがないように"チャットモンチー何々"と名前をつけてきました」と言って今回は「チャットモンチー・アンサンブル」と命名。
ちなみにバイオリンはSMAではおなじみと言っていい佐藤帆乃佳さんでした。
そんなチャットモンチー・アンサンブルを1人ずつ紹介しながら、それぞれの好物を元に2人がニックネームを付けていく。
決まったのはこんな感じ。
・パート:好きなもの → ニックネーム(命名者)
1stバイオリン:米 → さとうほのかまい(橋本)
1stバイオリン:貝 → シーフードようこ(橋本)
2ndバイオリン:ピザ → ピザ職人(橋本)
2ndバイオリン:餃子 → ギョーザギャル(福岡)
ヴィオラ:中トロ → 心は大トロみきよ(福岡)
チェロ:サーモン → 寿司職人(橋本)
ちなみに、今回ストリングスアレンジを考えたのはチャットモンチー乙女団・世武裕子。
客席に居たらしくスクリーンに映されていました。
ちなみに世武裕子の好物は生麩だそうです。渋い!
後、橋本が最近はまっているものは「味噌汁(豆腐とわかめ)。これまた渋い。
ここでドラムセットが床下から登場。
そして、「板橋区が産んだ超ドラマー」、恒岡章が呼びこまれる!
そして、「この9人で私たちが上京した時の曲をやります」と言って"東京ハチミツオーケストラ"。
ラストワンマンでまさか9人になるとは全く予想してなかったな。
まぁそもそもチャットモンチーがハイスタの恒岡章と一緒にやるってのも「すげー」って思ったもんだしな。
ここで一旦チャットモンチーアンサンブルの皆さんは退場してスリーピースで数曲。
"東京ハチミツオーケストラ"と同じく2006年の『耳鳴り』から2曲、"さよならGood bye"と"どなる、でんわ、どしゃぶり"。
メジャー1stフルアルバムの曲で、まさに3人で鳴らされるために作られた曲って感じがしますね。
力強いベースのイントロが鳴り渡たった"Last Love Letter"、疾走感のある"真夜中遊園地"とロックな曲が続く。
アンサンブルのメンバーが再登場し、ドラムロールが鳴り響く。
もうこのドラムだけでわかった、"ハナノユメ"だ!
福岡の「私たちのデビュー曲をやりたいと思います」と言って、ストリングスを交えたイントロが始まる。
チャットモンチーとの出会いの曲。
当時tvkで木村カエラがMCで出演してた「saku saku」のエンディングテーマとしてミュージックビデオが流れてるのを観て一発でトリコになったのを覚えている。
メロディとリズムへの歌詞の乗せ方が絶妙で、その後の彼女たちの歩みを否定するつもりはもちろんないけど、この曲が私にとってチャットモンチーの最初にして最高地点を刻んだ曲って感じなんです。
最後に聴くことができてほんと良かった。
コールアンドレスポンスやって大盛り上がりで演奏終了。
おみそはんも呼び込まれ、10人で挨拶してステージを去る。
もちろん鳴り止まないアンコールの拍手。
それに応え、恒岡を含む3人で再登場。
そのまま演奏に入る。
彼女たちを一気に有名にした曲と言ってもいい"シャングリラ"へ。
途中、ドラム〜ベース〜ギターとソロ回し。
ギターソロのところで橋本が「なが〜〜〜い」と"長い目で見て"のフレーズを差し込み大歓声。
そして、大合唱の中演奏が終わる。
「これで終わりか?」と一瞬思う暇もなく間髪なく"風吹けば恋"へ。
こうなると今日のこのステージをどのように締めくくるのか全くわからなくなった。
曲をやり終え、常岡が二人とそれぞれ抱擁を交わしステージを去る。
ドラムセットもステージの下へ。
ここからはステージのヘリに腰掛け2人だけの世界へ。
「えっちゃん、もうしゃべらんつもりやろ?」との福岡の問いに「そんなことない」と返すやりとり。
「最後こんなにしゃべれんくなるとは思わなかったわ」「歌うだけで精一杯」という話などあって、「もしかして歌えないかもという可能性を考えて、みなさんにも歌ってもらえるように歌詞を出すので歌ってください」(たぶん感極まって歌えなくなるかもしれないという意味)と話し、「13年間応援してくれてありがとうございました」と言って最後の曲へ。
ドラムに変わって出てきたグランドピアノを福岡が弾いて始まったのは"サラバ青春"。
前半は順調に丁寧に歌いあげていたけど、徐々に思いが溢れ歌えなくなってきたところで会場の合唱も支えるように大きくなっていき武道館中を満たしていく。
今日ここに集まった人の中には「青春=チャットモンチー」だった人も多いのでは?
もちろん、チャットモンチーの2人とってもそうだったんだろうな。
歌い終わり、"びろうど"が流れる中、ステージの端から端まで移動して四方の客席に向かってお辞儀をして、またステージを去って行きました。
三たび降りてきた幕には「CHATMONCHY is FOREVER」の文字が。
青春が終わってしまうのは寂しいけど、今後の彼女たちのそれぞれの活動が楽しみでですね。
こなそんそんフェスに行く人はぜひ最後の勇姿を見届けてきてください。
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ライブ終了後の武道館。
会場入り口には元メンバーの高橋久美子から花が届いてた。
最後の最後まで彼女が登場して3人での演奏が見れるかもしれないという期待が心のどこかにあったけど、終わってみれば常に進化し続ける3人にはその選択はなかったんだなって思った。
入り口で配られたファイルとSMAモバイルのくじ引きでもらったICカードシール。
全員に配られたお土産。
えっちゃんの絵はあっこちゃんが、あっこちゃんの絵はえっちゃんが描いたそう。
「涙を拭いてもらうために配った」(福岡)
セットリスト。
2018.07.04 チャットモンチー@日本武道館 Setlist
SE. CHATMONCHY MECHA
01. たったさっきから3000年までの話
02. the key
03. 裸足の街のスター
04. 砂鉄
05. クッキング・ララ feat.DJみそしるとMCごはん
06. 惚たる蛍
07. 染まるよ
---転換 〜 回想---
08. majorty blues with チャットモンチーアンサンブル(ストリングス)
09. ウィークエンドのまぼろし with チャットモンチーアンサンブル
10. 例えば、 with チャットモンチーアンサンブル
11. 東京ハチミツオーケストラ with チャットモンチーアンサンブル、恒岡章
12. さよならGood bye with 恒岡章
13. どなる、でんわ、どしゃぶり with 恒岡章
14. Last Love Letter with 恒岡章
15. 真夜中遊園地 with 恒岡章
16. ハナノユメ with チャットモンチーアンサンブル、恒岡章
---encore---
17. シャングリラ with 恒岡章
18. 風吹けば恋 with 恒岡章
19. サラバ青春
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