1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. MTRY / 奥田民生 (サボテンミュージアム 収録)

 奥田民生、自身のレーベル・ラーメンカレーミュージックレコードRCMR)から初めてリリースするアルバム(通算12枚目)『サボテンミュージアム』(オリコン5位)の1曲目を飾る曲"MTRY"。

・奥田民生「MTRY MV mix OT special(mono)」


 「MTRY」とはファンならお馴染みの民生バンドMTR&Yのことですね。一応、メンバーを下記にまとめます。

・MTR&Y
M;湊雅史
T:奥田民生
R:小原礼
Y:斎藤有太

 このメンバーでだからこそ作れるサウンドを奏でるロックンロールナンバー。「バンドは今夜も ちょっぴりずれてる」って歌詞の一行が全てを語っているというか、打ち込みだけじゃなくて生演奏ですら後からいくらでもイジれる今の時代、この「ずれ」っていうのがグルーヴであり曲の魂なんじゃないかと思います。ちなみに民生自身インタビューで
我ながら、なかなか独特なバンドだと思うので。特にベースとドラムのすごいところが録れればいいなと

と語っています。「ギターとピアノは 跳ね回るだけさ」とあって、ある意味ソロになってから唯一変わらずサポートし続けてきたキーボード・斎藤有太への信頼の厚さもうかがえますね。

 そのほか、歌詞で気になるのは「ドラムは今夜も Gでハウってる」って冒頭部分。これはドラム・湊雅史曰く
バンドが「G」のコードをブゥーン!と鳴らしたときに、ドラムもブワワワッと、いい感じでハウることが多い

とのこと。それがバンドがいい音出せてる時だって意味らしいです。

 「ジャンプを決めろ」とか「ベイベーをつけて歌え」とか先人(忌野清志郎とか?)へのリスペクト溢れるフレーズも最高だし、「ド、ド、ド、ドラムは〜」とか「バ、バ、バ、バンドは〜」ってのがThe Whoの"My Generation"なんてロックの名曲中の名曲も彷彿とさせますね。ちなみにソロもバンドもデジタルもアナログもなんでもござれのここ最近の民生の活動はニール・ヤングを思い起こさせるんだけど、いまさらながらMTR&Yってニール・ヤングも在籍したCSN&Y(Crosby, Stills, Nash & Young)が元ネタですね。

 前作『O.T.Come Home』(2013年)、前々作『OTRL』(2010年)とソロレコーディングしてきた民生。MTR&Yでレコーディングするのは2008年の『Fantastic OT9』以来。『Fantastic OT9』は割と作り込まれた曲が多かった印象がありますが、9年の歳月をともに過ごし、今作はまさに「阿吽の呼吸」的な境地になった感がありますね。

 11曲収録で38分。私はアナログ盤を買いましたが、1枚に収まるのはホント良い(ユニコーンは5人のメンバーのバランスがあって曲も多くなるし1曲あたりも長くなるのは仕方いないけどね)。何度も何度も繰り返し聴けるし。民生自らが監督を務めたミュージックビデオは曲もアルバムとは別に映像用に「mono mix」されていて、mono版をアナログ盤で出したら面白いかもね。ちなみにこの曲以外もビデオが作られているので下の方にまとめておきます。

 また、2017年は露出も多かったですね。テレビ・ラジオ・雑誌、そしてネットと出まくってました。本作収録のシングル"エンジン"はディズニー/ピクサー制作の映画『カーズ/クロスロード』の日本版のエンディングソングに使われたり、"ゼンブレンタルジャーニー"はAmazonプライム・ビデオで配信されるドラマ『日本をゆっくり走ってみたよ〜あの娘のために日本一周〜』(主演:濱田岳)の主題歌だし、果ては民生を崇拝する男性コーロキを主人公にした漫画を原作にした『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(監督:大根仁、主演:妻夫木聡・水原希子)も公開されて、「奥田民生」って文字を見ない時期がなかったって感じ。

 アルバムも出すわ、ユニコーンでツアーもするわ、バンドではなくソロでの宅録プロジェクト『カンタンカンタビレ』まであるわ、本当働きすぎでしょう。こちらも下の方にリンクをまとめておきます。

 2017年フル稼働の奥田民生。2018年もすでに『サボテンミュージアム』を提げたツアー『MTRY TOUR 2018』も決まっててさらにエンジン全開ですね。来年も民生の活動をおっかけるぞー!!!


奥田民生 -『サボテンミュージアム』収録曲リスト
01. MTRY
02. いどみたいぜ
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03. サケとブルース
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04. エンジン
05. ミュージアム
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06. 俺のギター
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07. 白から黒
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08. 歩くサボテン
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09. ゼンブレンタルジャーニー
10. 明日はどっちかな
11. ヘイ上位
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


■カンタンカンタビレ(それぞれ第1回目のYouTubeリンクをつけてます)
第一弾:2017/11/01 
トキオドライブ

第二弾:2017/11/07
俺の車

第三弾:2017/11/13
プールにて

第四弾:2017/11/19
嵐の海

第五弾:2017/11/25
スロウサーフィン

第六弾:2017/12/01
R.G.W.

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サプリメン / 奥田民生 (LION 収録)
手紙 / 奥田民生 (LIVE SONGS OF THE YEARS 収録)
遺言 / 奥田民生 (股旅 収録)
奥田民生愛のテーマ / 奥田民生 (29 収録)
明日はどうだ / 奥田民生 (Fantastic OT9 収録)
かたちごっこ / 奥田民生 (OTRL 収録)
手引きのようなもの / 井上陽水奥田民生 (ショッピング 収録)
ぼくら / 奥田民生 (O.T. Come Home 収録)

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2017年12月26日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. Lights / warbear (warbear 収録)

 元Galileo Galileiのフロントマン・尾崎雄貴再始動!ソロプロジェクト、warbearウォーベアー)として1stアルバム『warbear』を2018年12月6日にリリース。"Lights"はアルバム収録曲。この曲は、アルバム未収録曲"Escape"とともに、リアル脱出ゲーム「沈みゆく豪華客船からの脱出」のテーマソングになっています。

・warbear 『Lights』(Music Video)


 尾崎雄貴自ら、ボーカルだけでなくギター、ベース、ドラム、キーボードからプログラミングやプロデュースを務めた作品で生演奏とエレクトロニックなサウンドが溶け合ったトラックが心地よい。後半にサックスが入ってきてどんどん盛り上がっていきます。モノトーンなミュージックビデオも、色がないからこそ「光」(Light)が際立っててすごく魅力的な仕上がり。

 ちなみに歌詞に出てくる「ヒスノイズ」とは和製英語で、カセットテープなどの磁気テープを再生した時に出る高周波数のノイズ音のこと。「サー」とか「シュー」という音を表す英語「Hiss」から由来しているらしい。彼にとって「ヒスノイズ」が何を表しているのかわからないけど、なぜかすごく歌詞にグッと引き込まれます。

 アルバムは基本的に彼の所有する北海道の「わんわんスタジオ」にてレコーディングされていますが、この曲は米フィラデルフィアの「Miner Street Recordings」という所で録音されています。

 アルバムでマスタリングエンジニアを務めるのはGreg Calbi(グレッグ・カルビ)。ジョン・レノンの『Walls and Bridges』やデビッド・ボウイの『Young Americans』、ブルース・スプリングスティーンの『Born To Run』など錚々たる名盤から、ラモーンズやテレヴィジョンなどのパンク勢に、ソニック・ユース、ヨ・ラ・テンゴなどオルタナ勢も手がける大物(日本では私の好きな奥田民生のソロデビュー20周年を記念したリマスタリングアルバムも手がけてました)。私はApple Musicで配信されている音源で聴いたけど、一聴して音の良さにびっくり。アナログ盤も出てるみたいなので機会がればぜひそっちでも聴いてみたい!バンド後期もなかなかの音作りだったけど、この辺もソロになってさらに突き詰めて作ってるんだろうな。

 本作を提げて2018年1月に全国5カ所を回るツアー「warbear tour 2018 “鳥と熊と野兎と魚”」を開催。2016年10月に開催した東京・日本武道館公演でのライブでGalileo Galileiを終了した彼の新たな旅立ちを観てみたいですね。ライブはバンドを率いてやるそうです。アルバムの音がどのように再現されるのかも気になりますね。ラストライブ及びベスト盤が「車輪の軸」と銘打たれていて、ソロデビュー作の1曲目が"車に乗って"っていうのも連続性があって良いですね。


warbear -『warbear』収録曲リスト
01. 車に乗って
02. Idea01
03. 墓場の蝶
04. ウォールフラワー
05. トレインは光へと向かう
06. Lights
07. 罪の国
08. ダイヤモンド
09. 掴めない
10. わからないんだ
11. 灰の下から
12. 1991
13. 27
14. 落ちていく(BONUS TRACK)
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


■warbear tour 2018 “鳥と熊と野兎と魚”
2018年1月18日(木)北海道 cube garden
2018年1月21日(日)福岡県 THE Voodoo Lounge
2018年1月23日(火)愛知県 APOLLO BASE
2018年1月25日(木)大阪府 Shangri-La
2018年1月27日(土)東京都 渋谷CLUB QUATTRO

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2017年12月20日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. ぎゃらんぶー / CHAI (PINK 収録)

 "N.E.O"に続いてCHAIチャイ)の1stフルアルバム『PINK』から"ぎゃらんぶー"を紹介。

・CHAI / ぎゃらんぶー MV (ちゃんとしたミュージックビデオ Ver.)


 この曲は2015年頃からライブ会場限定で売られていて、2016年8月24日には全国流通盤も出たCHAIの1st EP『ほったらかシリーズ』にも収録されていたほか、SpotifyのUKチャートで36位というグローバルヒットを記録した、CHAIを一躍有名にしたと言える代表曲。Trillerという動画編集アプリを使って作られたミュージックビデオも面白い。そんなビデオに載っていた曲解説はこんな感じ。

ぎゃらんぶー。それは、“毛”の話をライミングした曲です。つまり、関係ないんです。毛が濃くても関係ない。薄くても関係ない。だから“関係ない”MVをつくりました!
将棋(のイメージ)からパリコレ(のイメージ)まで、はたまた、某アイドルグループのダンスから某有名男性アーティストのMVまで、幅広いリスペクトをまるっと凝縮です。あくまでもリスペクトです。全て初挑戦にして、なかなかNEOな仕上がりだと思います。
これぞクールジャパン、というある種"ダサい"といわれる作品かもしれませんね。 by CHAI


 毛についてってことはあれですか、「ギャランドゥ」的な話ですか(笑)ちなみに「ギャランドゥ」は別に「おへそからアソコにかけて生えている毛」という意味はなく、西城秀樹の"ギャランドゥ"という曲を作ったもんたよしのりによる造語だそうです。平成も終わろうとするこの時代に、昭和の名曲がインスパイア元になるってすごいなぁ。

 と、話は完全に逸れちゃいましたが、CHAIってどんなバンド?って聞かれたらとりあえずこの曲を勧めるかも。正直『PINK』はアルバムにトータルなまとまりを求めたからか、ちょっと小さくまとまってしまった感あるかな。もしアルバムがピンとこなくても、先に出た2枚のEP『ほったらかシリーズ』と『ほめごろシリーズ』を聴いてたらはまるかもね。

 とにかくライブが楽しそうなので見てみたいなぁ。

・lute live:CHAI「ぎゃらんぶー」



CHAI -『PINK』収録曲リスト
1. ハイハイあかちゃん
2. N.E.O
3. ボーイズ・セコ・メン
4. ほれちゃった
5. あのコはキティ
6. ぎゃらんぶー
7. フライド
8. かわいいひと
9. ウォーキング・スター
10. sayonara complex
11. フラットガール
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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N.E.O / CHAI (PINK 収録)

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2017年11月11日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. N.E.O. / CHAI (PINK 収録)

 『NEO - ニュー・エキサイト・オンナバンド』、CHAIチャイ)が1stフルアルバム『PINK』を2017年10月25日にリリース。"N.E.O."はアルバムからの先行曲。アルバムに先駆けて7inchアナログ盤『N.E.O. / sayonara complex』が500枚限定で出ていましたが当然完売。

・CHAI『N.E.O.』Official Music Video


 「コンプレックスは、アートなり。」というコンセプトのもとキレの良い演奏で歌われるコンプレックス賛歌。彼女たちも影響を公言するブラジルのディスコパンクバンド・CSSを彷彿させる勢いと遊び心を感じさせます。

みんな、そのままでいれたらいいよね。
悩むなんてね、ふつうのことだよ。
だもんで、そのネガティブ、ポジティブで、ポガティブ。
オーイェイ!!
コンプレックスは、個性なり。
コンプレックスは、アートなり。
かわいいは、ネバーエンディングジャーニー!
エンジョイ。

by CHAI


 と謳われるミュージックビデオ。そこで新しく(NEO)定義し直されたコンプレックスを下記にまとめてみました。

・しゃくれ → ハリウッドフェイス
あご先で描く、栄光への軌跡。

・一重 → クールアイ
眉毛の下の、クールジャパン。

・ガリガリ → ロックスター
栄養は、肉体ではなく魂を養うために。

・剛毛 → セクシージャングル
その一本一本は、一度抱きしめた相手を捉えて離さない。

・そばかす → ミルキーウェイ
一年に一度、運命の出会いが訪れる顔。

・肥満 → ナチュラルクッション
触れたくなる柔らかさは、誰でも受け入れる優しさ。

・貧乳 → フラットガール
誰にも媚びない、公平さと平静さ。

・天パ → エンジェルヘア
それは、世界中の幸せを巻き込むための髪。

・薄毛 → ベイビーヘア
地肌は、無垢のあらわれ。

・デカ尻 → ハートフルヒップ
詰まっているのは、脂肪ではなくハート。

 この曲を聴いてCHAIを知った人のために簡単にバイオグラフィーを。

・CHAI メンバー
マナ (Vo.&Key.)
カナ (Vo.&Gt.)
ユウキ (Ba.&Cho.)
ユナ (Dr.&Cho.)

 ミラクル双子のマナ・カナに、ユウキとユナの男前な最強のリズム隊で編成された4人組。高校の軽音楽部で一緒だったマナ・カナ・ユナの3人に、大学で出会ったユウキが加わり今のメンバーに。本気でバンドをやるために地元・名古屋から東京に出てきて活動中。曲の骨格は基本的にマナが書き、そこにコード・ベースラインをカナがつけるという曲作りとのこと。個人的にはフロントの2人のインパクトに負けないリズム隊のかっこよさがお気に入り。ベースのユウキに至ってはCHAIに入るまでは楽器をやったことなかったらしい。

 先述のCSS以外にもファンを公言するBasement Jaxxの遊び心溢れるダンスサウンドに、ジャミロクワイの軽快なファンクネス、後はJellyfishのおもちゃ箱をひっくり返したようなバラエティ豊かなサウンドに通じるものを感じます。

 SpotifyのUKチャートで36位に本作にも収録された"ぎゃらんぶー"を送り込んだり、2017年の米SXSW出演やアメリカツアーをしたりと日本に収まらない活動も展開。今作は結構話題になっているのでしばらく国内での活動が中心になるだろうけど(ライブのチケットも売り切れ続出)、どんどん海外にも出て行って欲しいバンドです。


CHAI -『PINK』収録曲リスト
1. ハイハイあかちゃん
2. N.E.O
3. ボーイズ・セコ・メン
4. ほれちゃった
5. あのコはキティ
6. ぎゃらんぶー
7. フライド
8. かわいいひと
9. ウォーキング・スター
10. sayonara complex
11. フラットガール
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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ぎゃらんぶー / CHAI (PINK 収録)

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2017年11月07日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. Stars / The Yellow Monkey (Stars 収録)

 The Yellow Monkeyザ・イエロー・モンキーイエモン)、2017年10月27日リリースのシングル"Stars"。3ヶ月連続リリースの第2弾(第1弾は9月13日リリースの"ZIGGY STARDUST")。

・Stars / THE YELLOW MONKEY


 基本はシンプルなロックンロールなんだけど、ストリングスとかも入って豪華な感じになっていますね。2017年の12月9日、10日に行われる東京ドーム公演や、12月28日に福岡 ヤフオク!ドームで行われる公演に向けて、“ドーム映えする楽曲”として制作されたとか。1曲目に演奏して「ようこそ、この場所へ」って歌詞の部分で歓声が上がるのが目に浮かびますね(まぁ、私はライブ行けませんが・・・

 その他、歌詞に出てくる「Dear My Rock Star」ってのは「稲妻」(アラジン・セインの稲妻メイク)とか「星屑」(ジギー・スターダスト)という歌詞も出てくるところからしてDavid Bowieのことでしょうか。星マークがボウイの遺作『Blackstar)』を彷彿させますね。歌詞の最後の方はなんて言ってるのか良く聞き取れなかったけど、「星いっぱいだ」とか「回せヴァイナル」とか言ってるのかな。Vinylってことは今後アルバムに収録されてアナログ盤とか出るのかな。

 レーベル部に星型が印刷されたレコード盤が頭になったダンサーたちが登場する一風変わったミュージックビデオは、デビュー25周年新録ベストアルバムのミュージックビデオ「TYM’s hacking movie」でもタッグを組んだ映像ディレクター・中村剛が手がけています。気になる不思議なダンスは振付師ユニット・振付稼業air:manが振り付けをしたものだそうです。

 いやぁそれにしてもシングル第3弾(次もボウイネタでくるのか?)も楽しみだけど、再結成後のアルバムが待ち遠しい。そしてツアーをお願いします!

■THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017
2017年12月9日(土)、10日(日)東京・東京ドーム
■THE YELLOW MONKEY SUPER メカラ ウロコ・28 -九州SPECIAL-
2017年12月28日(木) 福岡・福岡 ヤフオク!ドーム


The Yellow Monkey -『Stars』収録曲リスト
1. Stars
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2017年10月28日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. 感情のピクセル / 岡崎体育 (XXL 収録)

 岡崎体育、2017年6月リリースのメジャー2ndアルバム『XXL』(オリコン2位)のリード曲"感情のピクセル"。

・岡崎体育 『感情のピクセル』Music Video


 アルバムより先に公開されたミュージックビデオを見ながら、イントロで「え、何?岡崎体育、いきなりゴリゴリのロックサウンドできた?バンドだし、ギター持ってるし」と思い、Aメロまで聴いて「今回はストレートにかっこいい曲作ろうってコンセプト?」と思いながら聴き進めていってサビに差し掛かったところでの裏切られた感(笑)。そして、最後まで聴いて(ビデオ見て)一言「やっぱ岡崎体育最高!」とつぶやくそんな1曲。

どうぶつさんたちだいしゅうごうだ わいわい
おいでよブタさん ウサギさん キツネさんにゾウさん
みんなでたのしく うんぱっぱのぶんぶん
おなかぽんぽんぽんのやっほー

 反則でしょう、このサビ。一見というか普通にふざけてると思われるこの歌詞の殺人的なまでのキャッチーさ。天才。

 ワンオクに代表される(と言われている)邦ラウドロックを揶揄してるとかなんとかで軽く炎上したこの曲。本人も否定しているし(参考までに彼のtwitterを埋め込んでおきます。ホント真面目な人だ)、そんな意図はないんだろうと私も思うんだけど、それでも彼を批判する人はあまりの再現能力の高さに嫉妬しているのか、自分の好きなバンドがこの曲を超えるキャッチーなサビを生み出せてないのを嘆いているのか、もしくは「ワニさん」本人か(笑)ってとこでしょうか。というか、いわゆるそっち系に分類されるバンド側から反論するようなリアクションを見たことないし、そもそもこの曲のアレンジにはPay money To my PainPABLOが手がけています。本気度が伝わってきますね。




 とにかく曲も歌詞も、そして、前作収録の"MUSIC VIDEO"でタッグを組んだ映像作家の寿司くんヤバイTシャツ屋さんのボーカル、こやまたくや。岡崎体育は彼の中学の先輩)が手がけたミュージックビデオが秀逸すぎる。歌詞を噛み締めながら観てると冗談じゃなく最後ちょっと泣けてくる(ワニさんよりチーターさんの方が悲しい説有り)。前述のラウド系にありそうな「感情のピクセル」ってタイトルを付けてかつ、様々な思いが込み上げてくる曲に仕上げたことに脱帽です。

 さてさて、リリースされてから結構経ってから今更ながら絶賛してますが、世間的に岡崎体育はどの程度認知されているんでしょうか。私は普段テレビをほとんど見ないんで知らなかったんだけど、1stリリース後には、『ミュージックステーション』出演、フジテレビ系テレビアニメ『舟を編む』のオープニング主題歌に"潮風"提供、テレビ東京系テレビアニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』のエンディングに"ポーズ"を提供した以外に、先述の"MUSIC VIDEO"のMVは第20回文化庁メディア芸術祭で「エンターテインメント部門 新人賞」も受賞したし、『JINRO』のテレビCM出演、『明石家さんまの転職DE天職』出演など音楽ファン以外にも目の届くレベルで露出してたみたいですね。今作もオリコン2位だし、完全にブレイクですよ。

 というわけで名前はかなり売れたと思うので、まだ音をちゃんと聴いたことない人や、数曲聴いて合わないと思った人でも本作を騙されたと思って3回くらい連続して聴いてみることをおすすめします。きっとじわりじわりと効いてくるから。ユーモア溢れるアイディアと音楽的教養の高さが合わさった前半にハマるのも良し、"Snack"や"鴨川等間隔"というインディーズ時代からのレパートリーとその前後を挟む"観察日記"と最後の""というセンチメンタルな後半にハマるのも良しです。


岡崎体育 -『XXL』収録曲リスト
1. XXL
2. 感情のピクセル
3. Natural Lips
4. Horoscope
5. まわせPDCAサイクル
6. 電車で聴くと映画の主人公になれる曲 (Interlude)
7. Open
8. 観察日記
9. Snack
10. 鴨川等間隔
11. 式

・初回限定盤DVD
感情のピクセル(Music Video)
Natural Lips(Music Video)
式(Music Video)
岡崎体育といっしょ!バーチャル食事デート体験(その1)
岡崎体育といっしょ!バーチャル食事デート体験(その2)
JINRO presents 岡崎体育ワンマンツアー「シマウマの中でも比較的凶暴なほう」幕間映像
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年10月21日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. 新世代 / Tempalay (from JAPAN 2 収録)

 東京を中心に活動する、3ピースロックバンド・Tempalayテンパレイ)が2016年1月の1st『from JAPAN』に続く2ndアルバム『from JAPAN 2』(そのまんま!)を2017年8月にリリース。"新世代"はそのアルバム収録曲。

・Tempalay「新世代」(Official Music Video)


 威勢のいいイントロが始まったと思ったら突然静かになって何やら不穏なメロディが流れ出すという序盤。そんな人を食ったような前半の雰囲気が曲全体に流れていて歌詞と連動してBPMが落ちたりラップ調になったりとやりたい放題。この辺のメンタリティは岡崎体育なんかにも通じるね。まさに「新世代」?

 この曲のミュージックビデオもなかなか面白いので必見。グラフィックアーティストとして活躍するYOSHIROTTENとyahyelのVJでもある映像作家、山田健人が手がけています。新世代が繋がっていくところがいいね。

 一応、このブログで初めて紹介するのでバイオグラフィーを簡単に。

・Tempalay メンバー
小原 綾斗(オハラ・リョート/ Gt&Vo)
竹内 祐也(タケウチ・ユウヤ / Ba)
藤本 夏樹(フジモト・ナツキ / Dr)

ライブサポート
AAAMYYY (エイミー / Cho&Syn。二人組レクトロニカデュオeimieのボーカル)

2004年結成
2015年7月 FUJI ROCK FESTIVAL ’15「ROOKIE A GO-GO」に出演
2015年9月 デビューEP『Instant Hawaii』リリース
2016年1月 1stアルバム『from JAPAN』リリース
2016年3月 アメリカのSXSW2016を含む全米ツアーを行う
2017年2月 EP『5曲』リリース
2017年7月 フジロック2017出演(苗場食堂)

 "新世代"の歌詞にも出てくるいわゆる「ロキノン系」とは交わらない雰囲気が良いね(まぁ多分JAPANで取り上げられているとは思うけど、読んでいないのでわかりません)。サイケなんだけど陽性なヴァイブに満ちてて暗さが全然ないのが面白い。「新しい音欲しいでしょ」と歌ってはいるけど、まだまだ足りない。もっとくれ。

 アルバムのリリース記念ライブが東阪であるので新しい音が欲しい人はチェックしてみてください。

2017.10.13 (金)
Tempalay『from JAPAN 2』リリース記念ワンマン東京公演〜ウィアーフロムジャパン〜
会場:渋谷WWW X

2017.10.20 (金)
Tempalay『from JAPAN 2』リリース記念ワンマン大阪公演〜ウィアーフロムジャパン〜
会場:大阪 南堀江 SOCORE FACTORY


Tempalay -『from JAPAN 2』収録曲リスト
01. TIME MACHINE
02. 新世代
03. かいじゅうたちの島
04. 革命前夜
05. 夏の誘惑
06. my name is GREENMAN
07. ZOMBIE-SONG feat. REATMO
08. made in Brazil
09. インスタントハワイ
10. 深海より
11. San Francisco
12. 革命
13. それじゃまた
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年10月06日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. Arma / Grapevine (Roadside Prophet 収録)

 2017年、デビュー20周年を迎えたGrapevineグレイプバイン)がリリースしたシングル"Arma"。作詞・田中和将、作曲・亀井亨。オリコンシングルチャート20位。

・GRAPEVINE - Arma(Music Video)


 おおらかなメロディを奏でるギターロック。イントロから鳴り響くホーンが20周年を祝うようでもありつつ、バインならではの憂いも感じるサウンドになっているのがイイ!歌詞の「このままここで終われないさ」とか「物語は終わりじゃないさ」というフレーズが20年よりさらに先への決意を歌いながら、「無限にあるはずの未来が 掴みかけてはまた遠ざかる 手を伸ばせもっと 届かないのもそれがご愛嬌」と目標や野望があるようでいて、それが実現できなくても別にいいじゃんという飄々とした感じがまたバインらしい。

 この曲は2017年9月6日にリリースされた彼らの15枚目のアルバム(ミニアルバムは除く)『Roadside Prophet』(オリコン15位)にも収録されています。インタビューでは20周年感を出したのはこのシングルだけで、アルバムはあまり意識せずに作ったとのこと。前作『BABEL, BABEL』が割と異色作でしたが、今作はセルフプロデュースだし、亀井作曲の曲が多数を占めるという事もあってか王道のグレイプバイン節が聞ける作品になっていて、正直私のめっちゃ好みの作品です。

 それにしても、20年でフルアルバム15枚、ミニアルバムもリミックスアルバムなんかもあって、それってすごい事だと思う。しかも、ハズレなし。さっきの歌詞の話じゃないけど、バンド全体のゆるい佇まいが私の大好きな奥田民生に通じるところがありますね。というか、20周年記念で行われたツアー『GRUESOME TWOSOME』で対バンした民生率いるユニコーンとは、もともと友達同士が集まったバンドじゃないってとこもそっくりだなぁ。

 10月からはアルバムを引っさげてのツアーもあります。久々にワンマンも見てみたいな。

Grapevine -『Roadside Prophet』収録曲リスト
01. Arma
02. ソープオペラ
03. Shame
04. これは水です
05. Chain
06. レアリスム婦人
07. 楽園で遅い朝食
08. The milk(of human kindness)
09. 世界が変わるにつれて
10. こめかみ
11. 聖ルチア

・20th Anniversary Limited Edition (CD+DVD+ピクチャーフレーム仕様)
(DVD収録内容) 「GRAPEVINE VIDEOS 2017 – 20th Anniversary Limited Edition −」
GRAPEVINE STUDIO LIVE 2017
01. 覚醒
02. EAST OF THE SUN
03. KOL(キックアウト ラヴァー)
04. Arma
05. スロウ
06. CORE
07. 吹曝しのシェヴィ
08. 放浪フリーク
「Arma」music video
「RECORDING DOCUMENT 2017」
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年09月26日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. house / South Penguin (house 収録)

 2014年から東京で活動するバンド、South Penguinサウス・ペンギン)が2nd EP『house』をリリース。プロデュースは元・森は生きているの岡田拓郎。"house"はそのタイトルトラック。

・South Penguin - house (Official Music Video)


 出だしのシャウトでちょっと驚くけれど、その後はダンサブルなクラブ系バンドグルーヴにスムースな歌が心地よい曲。中盤の怪しさ満点のフリーフォームな歌が面白い。ミュージックビデオも面白い。全体的に私が去年からはまっているD.A.N.に通じる物がありますが、良い意味でオシャレ感を抜いた感じがあります。

 ジャケットとバンド名からpenguin cafe orchestraを想起させられ思わず聴いてみたので、期待通りだったかというと違ったけど、新しいバンドを発見できて良かった!と思ったら、去年のフジロックのROOKIE A GO GOに出てたんですね。ルーキーのまとめページを作ったのに完全に忘れてました。。。

 オフィシャルサイトを見ると、2017年6月17日に行われた台湾でのライブをもってメンバーが脱退し、現在はヴォーカル&ギターのアカツカの一人ユニットになっているようです。そんな辺りも気になるバンドです。


South Penguin -『HOUSE』収録曲リスト
1. "House"
2. "Collage"
3. "Game"
4. "Catch"
5. "Sub"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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フジロック2016に行く前にチェック!「ROOKIE A GO-GO」出演アーティスト&歴代出演者一覧まとめ



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2017年07月19日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. ホーミング・ユー / 集団行動 (集団行動 収録)

 元・相対性理論真部脩一を中心に結成されたバンド、集団行動が1stアルバム『集団行動』をリリース。

 集団行動のメンバーは現在こんな感じ。
真部 脩一(Gt.)
齋藤 里菜(Vo.)
西浦 謙助(Dr.)
※現在メンバー募集中

 真部と西浦の元・相対性理論コンビに、講談社が主催する玉城ティナなどを輩出したアイドルオーディション『ミスiD2016』のファイナリストにまでなった齋藤里菜をボーカルに迎えて結成。現在、メンバー募集中だそうです。(ちなみに人数、担当楽器も特に制限ないそうです。さらにボーカルを加える可能性もなくはないとか。今作はドラム以外の楽器は全て真部が演奏)

 そんな未完成な新バンド・集団行動のデビューアルバムの1曲目を飾るのがこの"ホーミング・ユー"です。

・集団行動 - ホーミング・ユー


 もうねサウンドが「The 真部脩一」。"音速の1 on 1で"とか"ドッグファイトな恋模様"ってAメロひとつとってもこの記名性。齋藤の声質にそこまで特徴がないだけに(やくしまるえつこがありすぎたって説も)、特に曲に耳が行きます。どういった経緯で採用されたのかはわかりませんが、齋藤は家にCDがテイラー・スウィフトと西内まりやの2枚しかないくらい音楽に興味がなかったんだとか。逆に伸び代しかないので今後が楽しみですね。

 メンバー募集のビデオがあったりしたけど、この曲のミュージックビデオにもメンバー募集中の広告が挟まれるものになっています。ちなみにアルバム収録の"バックシート・フェアウェル"のMVには「1stライブの告知」があったりしてこの辺にも遊び心があふれています。9月にライブは予定されていますが、この時にはメンバーは増えているのだろうか?

■集団行動の単独公演
2017年9月13日(水)@渋谷WWW
OPEN 18:15  | START 19:00
All Standing ¥3,500(D代別)


集団行動 -『集団行動』収録曲リスト
1. ホーミング・ユー
2. ぐるぐる巻き
3. 東京ミシュラン24時
4. バイ・バイ・ブラックボード
5. 土星の環
6. AED
7. バックシート・フェアウェル
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年07月10日(月)

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