1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. その線は水平線 / くるり (その線は水平線 収録)

 くるりの10000枚限定のシングル『その線は水平線』の表題曲。NHK Eテレ新番組"又吉直樹のヘウレーカ!"のエンディング・テーマ。

・くるり - その線は水平線


 曲について詳しくは特設サイト岸田繁のnoteに書かれているのでそちらを読んで貰えばいいと思うんだけど、こんなにロックバンド然としたくるりを聴けてなんだかすごく嬉しくなった。後半に入ってくるファンファンのトランペットがたまらない。歌詞の「飛び込んでしまえよ」とか「●●しろよ」的な節回しが岸田っぽくて好きだなぁ。

 セルフライナーにも書かれているけど、シンプルなようでいて全然シンプルじゃない曲の成り立ちのおかげか何度聞いても全然飽きない不思議な曲です。ミックス違いもたくさんあるらしいのでそちらも聴いてみたいけど、まずはドラマーの違う2バージョンを聴きまくりたいと思います。ちなみに上のYouTubeのやつは屋敷豪太がドラム。バージョン2はクリフ・アーモンド。個人的な今の気分としてはエッジの効いたクリフバージョンが好きかも。

 CDには「京都音楽博覧会2017 IN 梅小路公園」のライブ音源から6曲が入っています。ただいまくるりはライブツアー中です。

■"くるりライブツアー 「線」" 2018
2月23日(金)大阪 Zepp Osaka Bayside
2月24日(土)大阪 Zepp Osaka Bayside
3月3日(土)北海道 札幌ペニーレーン24
3月4日(日)北海道 旭川CASINO DRIVE
3月6日(火)青森 青森Quarter
3月8日(木)宮城 Rensa
3月10日(土)富山 富山MAIRO
3月11日(日)石川 金沢EIGHT HALL
3月16日(金)鹿児島 CAPARVO HALL
3月18日(日)福岡 福岡DRUM LOGOS
3月20日(火)愛媛 WstudioRED
3月21日(水・祝)香川 festhalle
3月23日(金)広島 広島クラブクアトロ
3月24日(土)愛知 Zepp Nagoya
3月30日(金)東京 Zepp Tokyo
3月31日(土)東京 Zepp Tokyo


くるり -『その線は水平線』収録曲リスト
1. その線は水平線
2. ジュビリー(from 京都音楽博覧会2017)
3. everybody feels the same(from 京都音楽博覧会2017)
4. 特別な日 (from 京都音楽博覧会2017)
5. 京都の大学生 (from 京都音楽博覧会2017)
6. WORLD'S END SUPERNOVA (from 京都音楽博覧会2017)
7. 奇跡 (from 京都音楽博覧会2017)
8.その線は水平線 Ver.2
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2018年02月26日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. Chance / D.A.N. (Chance 収録)

 D.A.N.(ダン)の2018年2月24日に配信リリースされたシングル"Chance"。

・D.A.N. - Chance (Official Video)


 まさに彼らの標榜する"ミニマル・メロウ"を体現するような曲。神秘的なシンセのアルペジオ。メロウなんだけど「ミニマル」ってところがミソで、ダレずに聴いてられるのが面白いなぁ。桜木大悟の甘く浮遊するような歌声で「意味もなくあなたといたい」という出だしの一言でグッとその世界に引きずり込まれます。

 昨年からライブでは披露されていた新曲がついにリリースされましたね。私もつい先日、The xxの来日公演のサポートで彼らが出た時などでも聴きましたが、後半のドラマチックに盛り上がる部分はライブだとさらに強調されてて最高でした。

 yahyelのメンバーでもある映像作家の山田健人によるミュージックビデオも秀逸。車のフロントガラスから見える夜の風景とミステリアスな雰囲気が曲にめっちゃマッチしてる。ビデオの中に登場するドリンク(コーヒー?)が気づくと少しずつ減ってるのが面白い。歌詞に出てくる「砂時計」ってフレーズとシンクロしてるのかも。映像の最初と最後が繋がっているのにも注目。公衆電話が登場したり車自体がちょっとレトロなのも一々イケててニクい。

 ちなみに私のような90年代UK好き世代はきっとみんなレディオヘッドの"カーマ・ポリス"のPVを連想したんじゃないかな。D.A.N.を聴く世代はもはやレディへは聴かないかもしれないけど、おすすめなのでこの際ぜひ。

・Radiohead - Karma Police


 本シングルのリリース当日にはワンマンライブ『Chance』も行われます。私も次のワンマンこそは行きたい!

■D.A.N. oneman live “Chance”
日程:2018年2月24日(土)
会場:SHIBUYA WWW X http://www-shibuya.jp/
出演:D.A.N. + VJ AKIKO NAKAYAMA
時間:open18:00 / start19:00
料金:前売¥3,500(税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)


D.A.N. -『Chance』収録曲リスト
1. Chance
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2018年02月24日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. のびていく / Taiko Super Kicks (Fragment 収録)

 都内を拠点に活動する4人組、Taiko Super Kicksタイコ・スーパー・キックス)の2月7日リリースの2ndフルアルバム『Fragment』収録曲。

・Taiko Super Kicks - のびていく (Official Music Video)


 なんだかのんびりしているような、はたまた張り詰めた緊張感も漂うようななんとも言えない中毒性をもった曲。ポップなサイケ感がたまらない。ノイジーなギターソロなんかに耳がいきがちだけど、バンド全体のリズム感がくせになる、一癖も二癖もあるサウンドがたまらん。

 シャムキャッツ等も手がける映像作家・玉田伸太郎によるミュージックビデオも曲同様に不思議な魅力が満載。必見!

 アルバムもおすすめ。今年の愛聴盤になりそう。


Taiko Super Kicks -『Fragment』収録曲リスト
1. たたかいの朝
2. 景色になる
3. 汗はひき
4. 遅刻
5. うわさ
6. のびていく
7. バネのように
8. 悪いこと
9. 無縁
10. フラグメント
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


 本作を引っさげて、台湾を含む全国ツアーが決定しています。こちらも要チェック。

■Taiko Super Kicks presents “Fragment” Release Tour
【台湾公演】supported by BIG ROMANTIC RECORDS
2018年3月3日(土)@台北Revolver
OPEN: 21:00 / START: 21:30
w/DSPS

【名古屋公演】supported by jellyfish
2018年3月17日(土)@金山ブラジルコーヒー
OPEN: 19:00 / START: 19:30
w/mei ehara、テト・ペッテンソン

【福岡公演】よあけとのダブルレコ発
2018年3月23日(金)@福岡UTERO
OPEN: 19:00 / START: 19:30
w/よあけ、yound

【岡山公演】supported by モスラミュージック
2018年3月24日(土)@岡山BLUEBLUES
OPEN: 18:00 / START: 19:00
w/カネコアヤノ and more

【京都公演】本日休演、接近!UFOズとのトリプルレコ発
2018年3月25日(日)@京都UrBANGUILD
OPEN: 18:00 / START: 18:30
w/本日休演、接近!UFOズ、ギリシャラブ

【東京公演】ワンマンライブ
2018年3月30日(金)@渋谷TSUTAYA O-nest
OPEN: 19:00 / START: 20:00
ADV ¥2,500+1D / DOOR ¥3,000+1D

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2018年02月19日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. 芍薬 / 折坂悠太 (ざわめき 収録)

 シンガーソングライター、折坂悠太(おりさかゆうた)の2018年1月17日リリースのミニアルバム『ざわめき』の1曲目"芍薬"(しゃくやく)。SPACESHOWER TV 1月度レコメンドアーティスト『it!』に選出。

・折坂悠太 - 芍薬 (Official Music Video)


 「あああー、ああああー」というコーラスとクラリネットのメロディ。ジャケットのえも言えぬ表情の男性に何か惹かれて再生したところで一気に耳を持ってかれた。ブルースやジャズの要素を感じさせる演奏に、なんか凄まじくインパクトのある歌声。歌詞は何言ってるのか聞き取りにくいけど、「光化学スモッグ」とか「わかるんぜ」、「徳利が割れるほど見つめてみて」「移ろう季節を蹴り上げるんぜ」「朝はきぬ」とかなんか気になるフレーズが満載です。シャクヤクは何を表してるんでしょうか。ちなみにシナリオライターの活動も行っていたようで、その経験が歌詞に活かされているそうです。

 この曲は下記のメンバーでレコーディング。
折坂悠太 : 歌、ガットギター
寺田燿児(yoji & his ghost band) : ベース
青野慧志郎(yoji & his ghost band / Ghostlight) : クラリネット
飯島はるか(に角すい) : ピアノ
田中久仁彦(yoji & his ghost band / Ghostlight) : ドラム
ヴィブラフォン:影山朋子

 バンドでの演奏風景と折坂一人が砂の上を歩く(彼の出身地・鳥取で撮影されたそうなので鳥取砂丘でしょう)ミュージックビデオもチェック。

 今作で初めて彼のことを知ったのでオフィシャルサイト等から彼のバイオとディスコグラフィを調べてみました。平成元年(1989年)鳥取県生まれ。幼少期はロシア、イランで過ごし、帰国後は千葉県で育つ。2013年よりギター弾き語りでライヴ活動を開始する。2016年より折坂悠太(合奏)としてバンド編成での活動。

■Discography
2014.11.22 1st ミニアルバム「あけぼの」
2016.09.07 1st アルバム「たむけ」
2017.08.18 会場限定販売ライヴEP「なつのべ live recording H29.07.02」
2018.01.17 2nd ミニアルバム「ざわめき」

 初のバンド編成でのレコーディングとなった本ミニアルバムのメンバーには、上記のメンツに加え、シンセサイザーに井手健介、フルートに松村拓海(1983、俺はこんなもんじゃない)、トランペットに高橋三太(1983)などが参加しています。

 2018年2月16日(金)には渋谷TSUTAYA O-nestで本作のレコ発ライブを、2月後半からは参加自由の投げ銭制の弾き語りツアーがあります。ライブも一度見てみたいなぁ。

■折坂悠太「ざわめき」発売記念ライブ
日程:2018年2月16日(金)
時間:開場:18:30 / 開演:19:30
会場:渋谷TSUTAYA O-nest
出演者:
折坂悠太(合奏)+ざわめき重奏
あだち麗三郎クワルテッット
井手健介

■折坂悠太 弾き語り投げ銭ツアー2018
日程・会場はこちら
https://www.cowandmouse.info/orisakayutatour2018


折坂悠太 -『ざわめき』収録曲リスト
1.芍薬
2.茜
3.口無し
4.呼び名
5.ざわめき
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2018年01月21日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. MTRY / 奥田民生 (サボテンミュージアム 収録)

 奥田民生、自身のレーベル・ラーメンカレーミュージックレコードRCMR)から初めてリリースするアルバム(通算12枚目)『サボテンミュージアム』(オリコン5位)の1曲目を飾る曲"MTRY"。

・奥田民生「MTRY MV mix OT special(mono)」


 「MTRY」とはファンならお馴染みの民生バンドMTR&Yのことですね。一応、メンバーを下記にまとめます。

・MTR&Y
M;湊雅史
T:奥田民生
R:小原礼
Y:斎藤有太

 このメンバーでだからこそ作れるサウンドを奏でるロックンロールナンバー。「バンドは今夜も ちょっぴりずれてる」って歌詞の一行が全てを語っているというか、打ち込みだけじゃなくて生演奏ですら後からいくらでもイジれる今の時代、この「ずれ」っていうのがグルーヴであり曲の魂なんじゃないかと思います。ちなみに民生自身インタビューで
我ながら、なかなか独特なバンドだと思うので。特にベースとドラムのすごいところが録れればいいなと

と語っています。「ギターとピアノは 跳ね回るだけさ」とあって、ある意味ソロになってから唯一変わらずサポートし続けてきたキーボード・斎藤有太への信頼の厚さもうかがえますね。

 そのほか、歌詞で気になるのは「ドラムは今夜も Gでハウってる」って冒頭部分。これはドラム・湊雅史曰く
バンドが「G」のコードをブゥーン!と鳴らしたときに、ドラムもブワワワッと、いい感じでハウることが多い

とのこと。それがバンドがいい音出せてる時だって意味らしいです。

 「ジャンプを決めろ」とか「ベイベーをつけて歌え」とか先人(忌野清志郎とか?)へのリスペクト溢れるフレーズも最高だし、「ド、ド、ド、ドラムは〜」とか「バ、バ、バ、バンドは〜」ってのがThe Whoの"My Generation"なんてロックの名曲中の名曲も彷彿とさせますね。ちなみにソロもバンドもデジタルもアナログもなんでもござれのここ最近の民生の活動はニール・ヤングを思い起こさせるんだけど、いまさらながらMTR&Yってニール・ヤングも在籍したCSN&Y(Crosby, Stills, Nash & Young)が元ネタですね。

 前作『O.T.Come Home』(2013年)、前々作『OTRL』(2010年)とソロレコーディングしてきた民生。MTR&Yでレコーディングするのは2008年の『Fantastic OT9』以来。『Fantastic OT9』は割と作り込まれた曲が多かった印象がありますが、9年の歳月をともに過ごし、今作はまさに「阿吽の呼吸」的な境地になった感がありますね。

 11曲収録で38分。私はアナログ盤を買いましたが、1枚に収まるのはホント良い(ユニコーンは5人のメンバーのバランスがあって曲も多くなるし1曲あたりも長くなるのは仕方いないけどね)。何度も何度も繰り返し聴けるし。民生自らが監督を務めたミュージックビデオは曲もアルバムとは別に映像用に「mono mix」されていて、mono版をアナログ盤で出したら面白いかもね。ちなみにこの曲以外もビデオが作られているので下の方にまとめておきます。

 また、2017年は露出も多かったですね。テレビ・ラジオ・雑誌、そしてネットと出まくってました。本作収録のシングル"エンジン"はディズニー/ピクサー制作の映画『カーズ/クロスロード』の日本版のエンディングソングに使われたり、"ゼンブレンタルジャーニー"はAmazonプライム・ビデオで配信されるドラマ『日本をゆっくり走ってみたよ〜あの娘のために日本一周〜』(主演:濱田岳)の主題歌だし、果ては民生を崇拝する男性コーロキを主人公にした漫画を原作にした『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(監督:大根仁、主演:妻夫木聡・水原希子)も公開されて、「奥田民生」って文字を見ない時期がなかったって感じ。

 アルバムも出すわ、ユニコーンでツアーもするわ、バンドではなくソロでの宅録プロジェクト『カンタンカンタビレ』まであるわ、本当働きすぎでしょう。こちらも下の方にリンクをまとめておきます。

 2017年フル稼働の奥田民生。2018年もすでに『サボテンミュージアム』を提げたツアー『MTRY TOUR 2018』も決まっててさらにエンジン全開ですね。来年も民生の活動をおっかけるぞー!!!


奥田民生 -『サボテンミュージアム』収録曲リスト
01. MTRY
02. いどみたいぜ
youtube start
03. サケとブルース
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04. エンジン
05. ミュージアム
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06. 俺のギター
youtube start
07. 白から黒
youtube start
08. 歩くサボテン
youtube start
09. ゼンブレンタルジャーニー
10. 明日はどっちかな
11. ヘイ上位
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


■カンタンカンタビレ(それぞれ第1回目のYouTubeリンクをつけてます)
第一弾:2017/11/01 
トキオドライブ

第二弾:2017/11/07
俺の車

第三弾:2017/11/13
プールにて

第四弾:2017/11/19
嵐の海

第五弾:2017/11/25
スロウサーフィン

第六弾:2017/12/01
R.G.W.

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サプリメン / 奥田民生 (LION 収録)
手紙 / 奥田民生 (LIVE SONGS OF THE YEARS 収録)
遺言 / 奥田民生 (股旅 収録)
奥田民生愛のテーマ / 奥田民生 (29 収録)
明日はどうだ / 奥田民生 (Fantastic OT9 収録)
かたちごっこ / 奥田民生 (OTRL 収録)
手引きのようなもの / 井上陽水奥田民生 (ショッピング 収録)
ぼくら / 奥田民生 (O.T. Come Home 収録)

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2017年12月26日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. Lights / warbear (warbear 収録)

 元Galileo Galileiのフロントマン・尾崎雄貴再始動!ソロプロジェクト、warbearウォーベアー)として1stアルバム『warbear』を2018年12月6日にリリース。"Lights"はアルバム収録曲。この曲は、アルバム未収録曲"Escape"とともに、リアル脱出ゲーム「沈みゆく豪華客船からの脱出」のテーマソングになっています。

・warbear 『Lights』(Music Video)


 尾崎雄貴自ら、ボーカルだけでなくギター、ベース、ドラム、キーボードからプログラミングやプロデュースを務めた作品で生演奏とエレクトロニックなサウンドが溶け合ったトラックが心地よい。後半にサックスが入ってきてどんどん盛り上がっていきます。モノトーンなミュージックビデオも、色がないからこそ「光」(Light)が際立っててすごく魅力的な仕上がり。

 ちなみに歌詞に出てくる「ヒスノイズ」とは和製英語で、カセットテープなどの磁気テープを再生した時に出る高周波数のノイズ音のこと。「サー」とか「シュー」という音を表す英語「Hiss」から由来しているらしい。彼にとって「ヒスノイズ」が何を表しているのかわからないけど、なぜかすごく歌詞にグッと引き込まれます。

 アルバムは基本的に彼の所有する北海道の「わんわんスタジオ」にてレコーディングされていますが、この曲は米フィラデルフィアの「Miner Street Recordings」という所で録音されています。

 アルバムでマスタリングエンジニアを務めるのはGreg Calbi(グレッグ・カルビ)。ジョン・レノンの『Walls and Bridges』やデビッド・ボウイの『Young Americans』、ブルース・スプリングスティーンの『Born To Run』など錚々たる名盤から、ラモーンズやテレヴィジョンなどのパンク勢に、ソニック・ユース、ヨ・ラ・テンゴなどオルタナ勢も手がける大物(日本では私の好きな奥田民生のソロデビュー20周年を記念したリマスタリングアルバムも手がけてました)。私はApple Musicで配信されている音源で聴いたけど、一聴して音の良さにびっくり。アナログ盤も出てるみたいなので機会がればぜひそっちでも聴いてみたい!バンド後期もなかなかの音作りだったけど、この辺もソロになってさらに突き詰めて作ってるんだろうな。

 本作を提げて2018年1月に全国5カ所を回るツアー「warbear tour 2018 “鳥と熊と野兎と魚”」を開催。2016年10月に開催した東京・日本武道館公演でのライブでGalileo Galileiを終了した彼の新たな旅立ちを観てみたいですね。ライブはバンドを率いてやるそうです。アルバムの音がどのように再現されるのかも気になりますね。ラストライブ及びベスト盤が「車輪の軸」と銘打たれていて、ソロデビュー作の1曲目が"車に乗って"っていうのも連続性があって良いですね。


warbear -『warbear』収録曲リスト
01. 車に乗って
02. Idea01
03. 墓場の蝶
04. ウォールフラワー
05. トレインは光へと向かう
06. Lights
07. 罪の国
08. ダイヤモンド
09. 掴めない
10. わからないんだ
11. 灰の下から
12. 1991
13. 27
14. 落ちていく(BONUS TRACK)
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


■warbear tour 2018 “鳥と熊と野兎と魚”
2018年1月18日(木)北海道 cube garden
2018年1月21日(日)福岡県 THE Voodoo Lounge
2018年1月23日(火)愛知県 APOLLO BASE
2018年1月25日(木)大阪府 Shangri-La
2018年1月27日(土)東京都 渋谷CLUB QUATTRO

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2017年12月20日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. ぎゃらんぶー / CHAI (PINK 収録)

 "N.E.O"に続いてCHAIチャイ)の1stフルアルバム『PINK』から"ぎゃらんぶー"を紹介。

・CHAI / ぎゃらんぶー MV (ちゃんとしたミュージックビデオ Ver.)


 この曲は2015年頃からライブ会場限定で売られていて、2016年8月24日には全国流通盤も出たCHAIの1st EP『ほったらかシリーズ』にも収録されていたほか、SpotifyのUKチャートで36位というグローバルヒットを記録した、CHAIを一躍有名にしたと言える代表曲。Trillerという動画編集アプリを使って作られたミュージックビデオも面白い。そんなビデオに載っていた曲解説はこんな感じ。

ぎゃらんぶー。それは、“毛”の話をライミングした曲です。つまり、関係ないんです。毛が濃くても関係ない。薄くても関係ない。だから“関係ない”MVをつくりました!
将棋(のイメージ)からパリコレ(のイメージ)まで、はたまた、某アイドルグループのダンスから某有名男性アーティストのMVまで、幅広いリスペクトをまるっと凝縮です。あくまでもリスペクトです。全て初挑戦にして、なかなかNEOな仕上がりだと思います。
これぞクールジャパン、というある種"ダサい"といわれる作品かもしれませんね。 by CHAI


 毛についてってことはあれですか、「ギャランドゥ」的な話ですか(笑)ちなみに「ギャランドゥ」は別に「おへそからアソコにかけて生えている毛」という意味はなく、西城秀樹の"ギャランドゥ"という曲を作ったもんたよしのりによる造語だそうです。平成も終わろうとするこの時代に、昭和の名曲がインスパイア元になるってすごいなぁ。

 と、話は完全に逸れちゃいましたが、CHAIってどんなバンド?って聞かれたらとりあえずこの曲を勧めるかも。正直『PINK』はアルバムにトータルなまとまりを求めたからか、ちょっと小さくまとまってしまった感あるかな。もしアルバムがピンとこなくても、先に出た2枚のEP『ほったらかシリーズ』と『ほめごろシリーズ』を聴いてたらはまるかもね。

 とにかくライブが楽しそうなので見てみたいなぁ。

・lute live:CHAI「ぎゃらんぶー」



CHAI -『PINK』収録曲リスト
1. ハイハイあかちゃん
2. N.E.O
3. ボーイズ・セコ・メン
4. ほれちゃった
5. あのコはキティ
6. ぎゃらんぶー
7. フライド
8. かわいいひと
9. ウォーキング・スター
10. sayonara complex
11. フラットガール
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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N.E.O / CHAI (PINK 収録)

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2017年11月11日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. N.E.O. / CHAI (PINK 収録)

 『NEO - ニュー・エキサイト・オンナバンド』、CHAIチャイ)が1stフルアルバム『PINK』を2017年10月25日にリリース。"N.E.O."はアルバムからの先行曲。アルバムに先駆けて7inchアナログ盤『N.E.O. / sayonara complex』が500枚限定で出ていましたが当然完売。

・CHAI『N.E.O.』Official Music Video


 「コンプレックスは、アートなり。」というコンセプトのもとキレの良い演奏で歌われるコンプレックス賛歌。彼女たちも影響を公言するブラジルのディスコパンクバンド・CSSを彷彿させる勢いと遊び心を感じさせます。

みんな、そのままでいれたらいいよね。
悩むなんてね、ふつうのことだよ。
だもんで、そのネガティブ、ポジティブで、ポガティブ。
オーイェイ!!
コンプレックスは、個性なり。
コンプレックスは、アートなり。
かわいいは、ネバーエンディングジャーニー!
エンジョイ。

by CHAI


 と謳われるミュージックビデオ。そこで新しく(NEO)定義し直されたコンプレックスを下記にまとめてみました。

・しゃくれ → ハリウッドフェイス
あご先で描く、栄光への軌跡。

・一重 → クールアイ
眉毛の下の、クールジャパン。

・ガリガリ → ロックスター
栄養は、肉体ではなく魂を養うために。

・剛毛 → セクシージャングル
その一本一本は、一度抱きしめた相手を捉えて離さない。

・そばかす → ミルキーウェイ
一年に一度、運命の出会いが訪れる顔。

・肥満 → ナチュラルクッション
触れたくなる柔らかさは、誰でも受け入れる優しさ。

・貧乳 → フラットガール
誰にも媚びない、公平さと平静さ。

・天パ → エンジェルヘア
それは、世界中の幸せを巻き込むための髪。

・薄毛 → ベイビーヘア
地肌は、無垢のあらわれ。

・デカ尻 → ハートフルヒップ
詰まっているのは、脂肪ではなくハート。

 この曲を聴いてCHAIを知った人のために簡単にバイオグラフィーを。

・CHAI メンバー
マナ (Vo.&Key.)
カナ (Vo.&Gt.)
ユウキ (Ba.&Cho.)
ユナ (Dr.&Cho.)

 ミラクル双子のマナ・カナに、ユウキとユナの男前な最強のリズム隊で編成された4人組。高校の軽音楽部で一緒だったマナ・カナ・ユナの3人に、大学で出会ったユウキが加わり今のメンバーに。本気でバンドをやるために地元・名古屋から東京に出てきて活動中。曲の骨格は基本的にマナが書き、そこにコード・ベースラインをカナがつけるという曲作りとのこと。個人的にはフロントの2人のインパクトに負けないリズム隊のかっこよさがお気に入り。ベースのユウキに至ってはCHAIに入るまでは楽器をやったことなかったらしい。

 先述のCSS以外にもファンを公言するBasement Jaxxの遊び心溢れるダンスサウンドに、ジャミロクワイの軽快なファンクネス、後はJellyfishのおもちゃ箱をひっくり返したようなバラエティ豊かなサウンドに通じるものを感じます。

 SpotifyのUKチャートで36位に本作にも収録された"ぎゃらんぶー"を送り込んだり、2017年の米SXSW出演やアメリカツアーをしたりと日本に収まらない活動も展開。今作は結構話題になっているのでしばらく国内での活動が中心になるだろうけど(ライブのチケットも売り切れ続出)、どんどん海外にも出て行って欲しいバンドです。


CHAI -『PINK』収録曲リスト
1. ハイハイあかちゃん
2. N.E.O
3. ボーイズ・セコ・メン
4. ほれちゃった
5. あのコはキティ
6. ぎゃらんぶー
7. フライド
8. かわいいひと
9. ウォーキング・スター
10. sayonara complex
11. フラットガール
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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ぎゃらんぶー / CHAI (PINK 収録)

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2017年11月07日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. Stars / The Yellow Monkey (Stars 収録)

 The Yellow Monkeyザ・イエロー・モンキーイエモン)、2017年10月27日リリースのシングル"Stars"。3ヶ月連続リリースの第2弾(第1弾は9月13日リリースの"ZIGGY STARDUST")。

・Stars / THE YELLOW MONKEY


 基本はシンプルなロックンロールなんだけど、ストリングスとかも入って豪華な感じになっていますね。2017年の12月9日、10日に行われる東京ドーム公演や、12月28日に福岡 ヤフオク!ドームで行われる公演に向けて、“ドーム映えする楽曲”として制作されたとか。1曲目に演奏して「ようこそ、この場所へ」って歌詞の部分で歓声が上がるのが目に浮かびますね(まぁ、私はライブ行けませんが・・・

 その他、歌詞に出てくる「Dear My Rock Star」ってのは「稲妻」(アラジン・セインの稲妻メイク)とか「星屑」(ジギー・スターダスト)という歌詞も出てくるところからしてDavid Bowieのことでしょうか。星マークがボウイの遺作『Blackstar)』を彷彿させますね。歌詞の最後の方はなんて言ってるのか良く聞き取れなかったけど、「星いっぱいだ」とか「回せヴァイナル」とか言ってるのかな。Vinylってことは今後アルバムに収録されてアナログ盤とか出るのかな。

 レーベル部に星型が印刷されたレコード盤が頭になったダンサーたちが登場する一風変わったミュージックビデオは、デビュー25周年新録ベストアルバムのミュージックビデオ「TYM’s hacking movie」でもタッグを組んだ映像ディレクター・中村剛が手がけています。気になる不思議なダンスは振付師ユニット・振付稼業air:manが振り付けをしたものだそうです。

 いやぁそれにしてもシングル第3弾(次もボウイネタでくるのか?)も楽しみだけど、再結成後のアルバムが待ち遠しい。そしてツアーをお願いします!

■THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017
2017年12月9日(土)、10日(日)東京・東京ドーム
■THE YELLOW MONKEY SUPER メカラ ウロコ・28 -九州SPECIAL-
2017年12月28日(木) 福岡・福岡 ヤフオク!ドーム


The Yellow Monkey -『Stars』収録曲リスト
1. Stars
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年10月28日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. 邦楽 (2010年代)
  3. 感情のピクセル / 岡崎体育 (XXL 収録)

 岡崎体育、2017年6月リリースのメジャー2ndアルバム『XXL』(オリコン2位)のリード曲"感情のピクセル"。

・岡崎体育 『感情のピクセル』Music Video


 アルバムより先に公開されたミュージックビデオを見ながら、イントロで「え、何?岡崎体育、いきなりゴリゴリのロックサウンドできた?バンドだし、ギター持ってるし」と思い、Aメロまで聴いて「今回はストレートにかっこいい曲作ろうってコンセプト?」と思いながら聴き進めていってサビに差し掛かったところでの裏切られた感(笑)。そして、最後まで聴いて(ビデオ見て)一言「やっぱ岡崎体育最高!」とつぶやくそんな1曲。

どうぶつさんたちだいしゅうごうだ わいわい
おいでよブタさん ウサギさん キツネさんにゾウさん
みんなでたのしく うんぱっぱのぶんぶん
おなかぽんぽんぽんのやっほー

 反則でしょう、このサビ。一見というか普通にふざけてると思われるこの歌詞の殺人的なまでのキャッチーさ。天才。

 ワンオクに代表される(と言われている)邦ラウドロックを揶揄してるとかなんとかで軽く炎上したこの曲。本人も否定しているし(参考までに彼のtwitterを埋め込んでおきます。ホント真面目な人だ)、そんな意図はないんだろうと私も思うんだけど、それでも彼を批判する人はあまりの再現能力の高さに嫉妬しているのか、自分の好きなバンドがこの曲を超えるキャッチーなサビを生み出せてないのを嘆いているのか、もしくは「ワニさん」本人か(笑)ってとこでしょうか。というか、いわゆるそっち系に分類されるバンド側から反論するようなリアクションを見たことないし、そもそもこの曲のアレンジにはPay money To my PainPABLOが手がけています。本気度が伝わってきますね。




 とにかく曲も歌詞も、そして、前作収録の"MUSIC VIDEO"でタッグを組んだ映像作家の寿司くんヤバイTシャツ屋さんのボーカル、こやまたくや。岡崎体育は彼の中学の先輩)が手がけたミュージックビデオが秀逸すぎる。歌詞を噛み締めながら観てると冗談じゃなく最後ちょっと泣けてくる(ワニさんよりチーターさんの方が悲しい説有り)。前述のラウド系にありそうな「感情のピクセル」ってタイトルを付けてかつ、様々な思いが込み上げてくる曲に仕上げたことに脱帽です。

 さてさて、リリースされてから結構経ってから今更ながら絶賛してますが、世間的に岡崎体育はどの程度認知されているんでしょうか。私は普段テレビをほとんど見ないんで知らなかったんだけど、1stリリース後には、『ミュージックステーション』出演、フジテレビ系テレビアニメ『舟を編む』のオープニング主題歌に"潮風"提供、テレビ東京系テレビアニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』のエンディングに"ポーズ"を提供した以外に、先述の"MUSIC VIDEO"のMVは第20回文化庁メディア芸術祭で「エンターテインメント部門 新人賞」も受賞したし、『JINRO』のテレビCM出演、『明石家さんまの転職DE天職』出演など音楽ファン以外にも目の届くレベルで露出してたみたいですね。今作もオリコン2位だし、完全にブレイクですよ。

 というわけで名前はかなり売れたと思うので、まだ音をちゃんと聴いたことない人や、数曲聴いて合わないと思った人でも本作を騙されたと思って3回くらい連続して聴いてみることをおすすめします。きっとじわりじわりと効いてくるから。ユーモア溢れるアイディアと音楽的教養の高さが合わさった前半にハマるのも良し、"Snack"や"鴨川等間隔"というインディーズ時代からのレパートリーとその前後を挟む"観察日記"と最後の""というセンチメンタルな後半にハマるのも良しです。


岡崎体育 -『XXL』収録曲リスト
1. XXL
2. 感情のピクセル
3. Natural Lips
4. Horoscope
5. まわせPDCAサイクル
6. 電車で聴くと映画の主人公になれる曲 (Interlude)
7. Open
8. 観察日記
9. Snack
10. 鴨川等間隔
11. 式

・初回限定盤DVD
感情のピクセル(Music Video)
Natural Lips(Music Video)
式(Music Video)
岡崎体育といっしょ!バーチャル食事デート体験(その1)
岡崎体育といっしょ!バーチャル食事デート体験(その2)
JINRO presents 岡崎体育ワンマンツアー「シマウマの中でも比較的凶暴なほう」幕間映像
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年10月21日(土)

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