1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Sunday / Iggy Pop (Post Pop Depression 収録)

 Queens of the Stone Age(以下、QOTSA)のJosh Homme(ジョシュ・ホーミ)、同じくQOTSAやThe Dead Weatherで活躍するDean Fertita(ディーン・フェルティータ)、Arctic MonkeysMatt Helders(マット・ヘルダース)が集結!と聞いて「スーパーバンド誕生か!」と思ったそこのあなた、違います。ゴッドファーザー・オブ・パンク、Iggy Popイギー・ポップ)の17枚目のアルバム『Post Pop Depression』です。

 "Sunday"はその『Post Pop Depression』収録曲。

・Iggy Pop - Sunday


 グルーヴィーなドラムとベース、キレのいいカッティングをきかせるギター、女性コーラスまで入ってきたりと「ダンサブル」な1曲。「自由」と「孤独」について歌ったというこの曲の最後に「Got all I need and It is killing」(必要な物は全て手に入れた。そしてそれに殺されようとしている)とリフレインされる歌詞が耳に残ります。

 本作についてイギー本人が「ラストアルバムのつもりで作った」と様々なインタビューで語っていますが、その言葉に違わぬ力作になっていると思います。というか、イギーの代表作になる傑作かと。バックを固める自分の息子世代(マットに至っては下手すると孫世代?)の3人もイギーの気持ちに見事に応えています。

 このメンツが集まったきっかけはイギーがジョシュに「一緒に曲を作らないか」と声をかけたところから始まったそう。そこから歌詞のやりとりなどと共に70年代、David Bowieとやりとりしたノートなどもジョシュに送ったんだとか。『The Idiot』や『Lust For Life』に続く作品という思いがあったんでしょう。ちなみに今作はUSチャートで17位、UKチャートで5位と、これまでの最高位だった『The Idiot』(全米72位)と『Lust For Life』(全英28位)を大きく超えています。

 『★』という傑作を残してボウイが去った2016年に、奇しくもイギーが今作を出したのは運命的なことを考えてしまいます。これが最後になっても惜しくない作品ですが、"Break into Your Heart"の深いバリトンボイスから始まり"Paraguay"の絶唱に近い歌声で終わる今作を聴いているとまだまだ先にいけるじゃないかと期待してしまいます。

・Iggy Pop - Post Pop Depression | ALBUM SAMPLER



Iggy Pop -『Post Pop Depression』収録曲リスト
1. Break into Your Heart
2. Gardenia
3. American Valhalla
4. In The Lobby
5. Sunday
6. Vulture
7. German Days
8. Chocolate Drops
9. Paraguay
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


【サイト内関連記事】
LUST FOR LIFE / Iggy Pop (Lust For Life 収録)
I Wanna Be Your Dog / The Stooges (The Stooges 収録)


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2016年04月23日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. U.S.A. / The Exploited (Troops Of Tomorrow 収録)

 スコットランドはエディンバラで結成されたUK PUNK/HARDCOREを代表するバンド、The Exploitedジ・エクスプロイテッドの1982年リリースの2ndアルバム『Troops Of Tomorrow』収録曲"U.S.A."。

・The Exploited - Fuck the USA


 説明不要のパンククラシック。"FUCK THE USA"と繰り返される単純明快なメッセージが潔くていい!伝説のパンク/ハードコア映画『UK/DK』に使われたミュージックビデオが激かっこいい。


 ボーカル、Wattie Buchanワッティー・バカン)のトロージャンスタイルのモヒカン、鋲のついた革ジャンなど、パンクを聞かない人が思い浮かべるパンク像があるような気がしますが、この『Troops Of Tomorrow』は、全英20位を記録したパンク史上に残る名盤1st『Punks Not Dead』に比べると、サウンドはより重くメタリック。後のスラッシュメタルに通じるものがありますね。

 このアルバムに収録されている"War"、"Disorder"、"UK 82"を『Judgment Night』という映画のサントラで、スレイヤーとアイスTがメドレーでカバーしたものもあります。

・Disorder Slayer and Ice T


 あまりにも『PUNKS NOT DEAD』の方が有名ですが、『Troops Of Tomorrow』も勝るとも劣らない名曲が揃ってるのでおすすめです。

 そして、2015年10月、来日も決まっています。過去にライブを見たことありますが、とても良かったので今回も参戦予定です。日程の方は下の方に記載しておきます。


The Exploited -『Troops Of Tomorrow』収録曲リスト
1. Jimmy Boyle
2. Daily News
3. Disorder
4. Alternative (Re-mix)
5. U.S.A.
6. Rapist
7. Troops Of Tomorrow
8. UK 82
9. Sid Vicious Was Innocent
10. War
11. They Won't Stop
12. So Tragic
13. Germs
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


The Exploited Japan Tour
日程:10月17日(土) 
会場:中野MOONSTEP東京
出演者:The Exploited / Hell City / Hazard / THE DiSCOCKS

日程:10月18日(日) 
会場:新宿MARZ東京
出演者:The Exploited / Hell City
and more


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MAGMA 09@横浜BAY HALL(DISCHARGE、G.B.H.、THE EXPLOITED 他)


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2015年10月14日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Viva La Revolution / The Adicts (Songs Of Praise 収録)

 『時計仕掛けのオレンジ』から影響を受けた'Clockwork'スタイル(白の上下に黒ハット)と白塗りのメイクでお馴染みのモンキー率いるパンクバンド、The Adictsジ・アディクツ)の1981年リリースの記念すべき1stアルバム『Songs Of Praise』(UKインディーチャート15位)。

・The Adicts Viva La Revolution [Official Music Video]


 この"Viva La Revolution"は、そのデビュー作にも収録されているシングル曲で彼らの代表曲。性急な演奏はそれこそパンキッシュでカッコイイ。そして、一度聞けばすぐ覚えられるキャッチーでシンガロング可能なサビを持ったアンセム的な曲ですね。

 81年と言えば、ピストルズはとうの昔に解散し、クラッシュももはやパンクの枠を飛び越えた音を鳴らしていて、パンク革命なんて無残にも敗れ去った感があった(のではないかと思います)時代に、"Viva La Revolution"と楽しげに歌ってみせるところが逆にパンクを感じさせます。

 アルバムの他の曲では、"Just Like Me"や"Distortion"のような激しい曲や(時期的にハードコアパンクが出てきたころですね)、The Clashを彷彿させるレゲエ・フィーリングを感じる"Calling Calling"、1,2,4,5,6,7,8の掛け声がカッコイイ"Numbers"なんかがお気に入り。

 あ、ふと思ったんだけど、初期のThe Damnedとか好きな人は絶対このアルバムを気に入るんじゃないかな。

 そして、なんとThe Adictsの来日ツアーが決定。私は明日のリキッドルーム公演に行く予定です。ぜひビバー、ラ、レーボーリューション!!って合唱してきたいと思います!

 ちなみにこの1stの時のメンバーは、以下の4人。
Keith 'Monkey' Warren - Vocals
Mel Ellis - Bass
Pete Dee Davison - Guitar
Michael 'Kid' Dee Davison - Drums

 そして、現在の彼らのオフィシャルサイトのバイオに載ってるのがMonkey、Pete Dee、Kid Dee、Mel、Scruff、Fiddle Danの6人。つまりオリジナルメンバーが全員いるってことじゃないですか。解散することなくオリジナルメンバーも全員いてまだ活動してるってこと自体が結構すごい。そんな彼らを生で観れるなんて楽しみでしかたないです♪

 予習を兼ねて、9月にアメリカでおこなわれたライブのセットリストを下の方に載せておきます。日によって結構セットリストは違うみたいです。

●THE ADICTS JAPAN TOUR 2010 日程

・11/12(FRI)@恵比寿 LIQUIDROOM
THE ADICTS
SA
LAUGHIN′NOSE
HAT TRICKERS
DJ ヒカル / YOUicTHi-raw

・11/13(SAT)@名古屋 THE BOTTOM LINE
THE ADICTS
LAUGHIN′NOSE
Oi-SKALLMATES
DJ TSUTOM / PeCO

・11/14(SUN)@心斎橋 SHANGRILA
THE ADICTS
COBRA
EXTINCT GOVERNMENT
RADIOTS
DJSHIGA-CHANG / MINAMI

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Chinese Takeaway / THE ADICTS (SOUND OF MUSIC 収録)
THE ADICTS@LIQUIDROOM (guest:LAUGHIN`NOSE、SA、HAT TRICKERS) 感想&セットリスト



2010.09.15 The Adicts@Concert at House of Blues, San Diego, CA, USA Setlist
01. A clockwork orange intro
02. Ode to Joy
03. Joker in the Pack
04. Tune in, turn on, drop out
05. Tango
06. Spank me baby
07. Easy Way Out
08. Numbers
09. Troubadour
10. Fuck It Up
11. Just Like Me
12. 4321
13. Life Goes On
14. England
15. Angel
16. Go Genie Go
17. I Am Yours
18. Bad Girl
19. Chinese Takeaway
20. You're All Fools
21. Mary Whitehouse
22. Viva la Revolution
23. Let's Go
24. Steamroller
25. Singing in the rain
26. Crazy (with Can't Help Falling In Love and Be Bop A Lula)
27. Ode to Joy
---encore---
28. Who Split My Beer?
29. You'll Never Walk Alone
30. Bad Boy
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2010年11月11日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. The Eton Rifles / The Jam (Setting Sons 収録)

 2010年のNMEアウォードで「Godlike Genius prize」(「神のように天才で賞」とでも訳す?)を受賞したUKロック永遠の兄貴、Paul Wellerポール・ウェラー)がかつて率いたバンド、The Jamザ・ジャム)の全英チャート3位を記録し、彼ら初のTOP10ヒットとなった1979年リリースのシングル"The Eton Rifles"。

・The Jam ~ Eton Rifles


 ギターのフィードバックとヘヴィなベースのリフから始まる重々しいイントロ。"イートン・ライフルズ"と繰り返すサビの熱いヴォーカルがすごく印象的な曲ですが、メロはかなりポップな仕上がりになってるし、オルガンの音がかなりフィーチャーされていて、ただ激しいだけでなく、パンクとモッズ、様々な音楽から影響を受けたThe Jamの真骨頂のような曲。

 ウェラーによる歌詞はとことん英国的。英語版のウィキペディアに詳しく解説されているので興味のある方はそこを読んでいただくとして、簡単に言うとイギリスにはびこる階級間の争いを風刺したものらしい。イートン・カレッジといえば、各界に多くの著名人を出し、過去に18人もの英国首相を輩出した英国一の名門パブリックスクールですね。特権階級の象徴のようなものでしょうか。

 余談ですが、後にベースのBruce Foxtonブルース・フォクストン)の息子がイートン校に入学したそうです。・・・って実はこんな余談を書くために今日この曲を紹介した訳ではなく、きっかけは実はあるニュースが飛び込んできたから。

 2010年5月25日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのウェラーのライブにブルースが登場し、なんとこの"The Eton Rifles"を演奏したのです!!確かにここ最近のウェラーのライブでこの曲は演奏されてたし(私も観ました!)、今年発表され全英2位を獲得した最新作『Wake Up The Nation』にブルースが"Fast Car/Slow Traffic"という曲で参加したってニュースはあったけど、ライブで共演、しかもジャムの曲を演奏するなんて・・・。

・Weller and Foxton back together for local "underground" charity gig


 ウェラーは再三ジャムの再結成はあり得ないと発言してるし、ウェラー抜きでジャムを演奏する「From The Jam」でツアーしたりと遺恨が残ってたりして、共演はまずないと思ってただけにかなりのサプライズ。はぁ、ヤバいね、これ。今回1回限りなんでしょうか。日本ではまず観れないだろうな。UK行っちゃう?てか、Rick Bucklerリック・バックラー)は?

 現在来日中のStiff Little Fingersに一時在籍してたってことくらいしかブルースの近況は知らなかったけど、とりあえずYouTube等に上がってる動画とかを観る限り、ウェラー同様にスリムな体型を維持してるようなので一安心。太ったThe Jamなんて観たくないもんね。ここは現在のピストルズなんかとは大違い。

 話はそれましたが、そんな"The Eton Rifles"は、1979年リリースの4thアルバム『Setting Sons』(全英4位、全米137位)に収録。しばしばThe Jamの最高傑作にもあげられるアルバムです。元々は3人の少年の歩みを描いたコンセプトアルバムになる予定だったのがとん挫し、その一部の楽曲とそれ以外の曲が混ざった作品になってます(なんかThe Whoの『Lifehouse』みたいですね)。歌詞の内容やアレンジ面でその片鱗がいくつか見ることができます。(詳しくはこちらも英語版のウィキペディアをご参照ください)

 そして、前作『ALL MOD CONS』に続きNMEのリーダーズポールでベストアルバムも獲得し、バンドはベストバンドや各プレイヤー等の主要部門を独占し、名実ともにイギリスのトップバンドの座を確立した作品ともいえます。

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Paul Weller@新木場STUDIO COAST 感想&セットリスト
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2010年05月27日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Immigraniada (We Comin' Rougher) / Gogol Bordello (Trans-Continental Hustle 収録)

 ジプシーパンクバンド、Gogol Bordelloゴーゴル・ボルデロ)が2010年通算5作目『Trans-Continental Hustle』でついにメジャーデビュー。早速今作は、英66位・米62位というヒットになっています。プロデュースを務めるのはあのRick Rubin。リック・ルービンといえばDef Jamの創始者であり、HIP HOPからメタル、カントリーまでなんでこなすまさにミクスチャーな感覚を持った人物なので、考えてみるとGogol Bordelloにピッタリといえばピッタリですね。ちなみにリックがオーナーを務めるコロンビアレコード傘下のAmerican Recordingsからのメジャーデビューとなります。

 一応ゴーゴルの簡単なプロフィールを。ウクライナ出身でチェルノブイリ原発事故で故郷を離れ、7年にも及ぶ難民生活を経験した末にニューヨークに移住して音楽を始めたVo.のユージン・ハッツを中心に結成。バンド名の由来は、ウクライナ出身の小説家ニコライ・ゴーゴリ(Nikolai Gogol)の苗字「Gogol」と、イタリア語で売春宿を意味する「Bordello」から。今作の制作時のメンバーは以下。

・Gogol Bordello  member
Eugene Hütz(ユージン・ハッツ) − lead vocals, acoustic guitar, percussion…ウクライナ出身 
Sergey Ryabtsev(violin, backing vocals) − ヴァイオリン、バック・ヴォーカル…ロシア出身 
Yuri Lemeshev(ユーリ・レメシェフ) − accordion, backing vocals・・・ロシア出身 
Thomas 'Tommy T' Gobena (トーマス 'トミーT' ゴベナ) − bass, backing vocals…エチオピア出身 
Oren Kaplan(オーレン・カプラン) − guitar, backing vocals・・・イスラエル出身 
Oliver Francis Charles(オリバー・フランシス・チャールズ) − ドラム・・・アメリカ出身 
Pamela Jintana Racine(パメラ・ラシーン) − percussion, backing vocals, dance, general performance…アメリカ出身(タイ系アメリカ人) 
Elizabeth Sun(エリザベス・サン) − percussion, backing vocals, dance, general performance…スコットランド出身(香港中国系スコットランド人) 
Pedro Erazo(ペドロ・エラーゾ) − percussion, MC…エクアドル出身

 もう上記のメンバー構成からしてごった煮感バリバリ。そして、この曲のタイトルは"Immigraniada"。何語かわからないけど、英語の"immigrant"(移民)に近い言葉でしょうね。なんかこのバンドそのものを表してるような気がします。イントロのベースが印象的で、そこから一気にパンクサウンドになだれ込んで行くときに一気にモッシュが起こる様が目に浮かびますね。Hey!Hey!Hey!と一緒に叫びたくなってきます。

 それにしてもアルバムのどの曲もかっこいいですね。東欧ならではの哀愁のあるメロディ感とパンクロックの融合が見事にされているし、現在ブラジルに住んでいるというユージンがそのブラジルで感じたカオスな感覚から得たインスピレーションも詰まっているらしい。実際には今作にあたって70曲以上作曲した中から厳選した楽曲らしいので曲が良いのもうなずけます。

 新作が出たらやっぱりライブが観たいところで、夏フェスあたりでの来日を期待しちゃいますが、彼らのオフィシャルサイトを見る限り、今年のフジロックとサマソニのときは他国でのライブの予定が入っててちょっとがっかり。となれば、やっぱり次は単独来日でしょう!プロモーターさんよろしく!!

・Gogol Bordelloの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Gogol Bordello


【サイト内関連記事】
Wonderlust King / Gogol Bordello (Super Taranta! 収録)
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2010年05月18日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Wonderlust King / Gogol Bordello (Super Taranta! 収録)

 1999年NYにて、ウクライナ出身のEugene Hützユージン・ハッツ)を中心に結成された大所帯バンドGogol Bordelloゴーゴル・ボルデーロウゴーゴル・ボルデロ))の2007年リリースの4thアルバム『Super Taranta!』収録曲。

 ガットギターのカッティングから始まり、パンキッシュなコーラスあり、アコーディオンとバイオリンによる哀愁漂う旋律あり、ユージンを始め東欧、南米、アジア系など様々な出自を持つメンバーの音楽性が混ざり合ったまさにジプシーパンクと言い得て妙な形容がぴったりな曲(ちなみに彼らの3rdアルバムのタイトルは『Gypsy Punks: Underdog World Strike』)。チェルノブイリ原発を経験し、難民生活を送ってきたユージンならではの歌詞も良いです。ユージン曰く、「この曲はツアーバスの中で書いた。ツアー中に聴いた多くの音楽からの影響がある。多くのレゲエやJohnny Cash(ジョニー・キャッシュ)のような音楽のね」とのこと。

 Gogol Bordelloは2008年のフジロックにて初来日。私ももちろんフジロック08には参戦。が、その時は彼らのことを全く知らず、ステージを見ずに苗場から帰還後、mixiのフジロックコミュニティを覗くと、「今年のベストアクトは?」という質問に「Gogol Bordello」と書きこむ者、多数。そして、その後CSで放送された特番で流れたこの"Wonderlust King"の演奏を観てとにかく度胆を抜かれた・・・。こりゃヤバいぞ、と。映像から伝わってくるエネルギーが半端なく、そりゃ生で観たらベストアクトにあげちゃうだろうなって思った。で昨年、サマソニ09のビーチステージでの彼らのステージを観て、砂浜で我を忘れて年甲斐もなく飛び跳ねまくった自分がいたわけです・・・。

 アルバム全体を通して「最高!」の一言。様々な音楽要素と、とびきりの勢いと、とびきりの哀愁がいっぱいに詰まった作りになってます。ローリング・ストーン誌では2007年のベストアルバム14位に選出されています。

 また、フロントマンのユージン・ハッツはあのMADONNA(マドンナ)が初監督した映画『ワンダーラスト』(原題『FILTH AND WISDOM』。2007年公開)で主演を務めたことでも話題になりました。

 そして今年2010年にメジャーデビュー作『Trans-Continental Hustle』を発表。こちらの作品についてはまた次回にでも紹介したいと思います。

・・Gogol Bordelloの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Gogol Bordello

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2010年05月17日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Rusted from the Rain / Billy Talent (Billy Talent III 収録)

 カナダ版グラミー賞でもあるJUNO AWARDにて「ベスト・アルバム・オブ・ザ・イヤー」や「ベスト・バンド・オブ・ザ・イヤー」の受賞歴を誇るカナダの国民的バンドともいっていい4人組、Billy Talentビリー・タレント)が、前身バンドPEZZ時代から数えて4枚目、ビリー・タレントと改名してから3枚目となるアルバム『Billy Talent III』をリリース。プロデュースはBrendan O'Brienブレンダン・オブライエン)。

 この"Rusted from the Rain"はアルバムからの1stシングルで、カナダチャートで9位。European Hot 100 Singlesでは53位を記録。ヴォーカルのベン・コワルヴィックスが語るところによると、歌詞は「結婚の破局」(離婚?)について歌ったものらしい。そしてSoundgardenのようなリフをきっかけにできた曲とのこと。確かに、雰囲気はありますね。てか、声がちょっとクリス・コーネルっぽい瞬間も。パンクを下敷きにしつつも、モダンロックな音も加味されててすごくカッコイイ曲です。

 ほんとアルバムのどの曲もメロが立ってて拳を握り締めて盛り上がれる曲ばかり。特に個人的なお気に入りは"White Sparrows"とかですかね。ちょっとAt The Drive-Inを思い出せてくれます。

 一応メンバー紹介。
Billy Talent are
Benjamin Kowalewicz(ベンジャミン・コワルヴィックス) – lead vocals
Ian D'Sa(イアン・ディーサ) – lead guitar, vocals
Jonathan Gallant(ジョナサン・ギャラント) – bass, backing vocals
Aaron Solowoniuk(アーロン・ソロウォニアク) – drums, percussion

 このメンバーで1993年にカナダはオンタリオ州、ミシサガで結成。当初PEZZと名乗って活動し1stアルバム『WATOOSH!』をリリース後、2001年、アメリカに既に同名のバンドが存在していることが判明。バンド名をBILLY TALENTへと改名(マイケル・ターナーによる『HARD CORE LOGO』という小説に出てくるギタリストの名前からとったらしい)、そこで発表した『BILLY TALENT』で一気にブレイク。『BILLY TALENT 』で更なる飛躍を遂げ、今作『BILLY TALENT 』にいたる、という感じ。

 ちなみにこのアルバムは、カナダでは当然のようにNo.1を記録したほか、ドイツとオーストリアでは2位、フィンランドとスイスでは3位とヨーロッパでもヒット。イギリスでも35位。残すは、日本とアメリカ(ちなみに107位)くらいじゃないでしょうか。


・Billy Talentの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Billy Talent

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2009年12月02日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. 21 GUNS / GREEN DAY (21st Century Breakdown 収録)

 GREEN DAYグリーン・デイ)通算8作目のアルバム『21st Century Breakdown』(邦題:『21世紀のブレイクダウン』、全米・全英を含む世界十数カ国でナンバー1獲得。プロデュースはButch Vigブッチ・ヴィグ))からの2ndシングル。Billboard Hot 100 chartでの最高位は22位。

 アコギのストロークスから始まるミドルテンポの楽曲で、シンプルながらもサビにかけてのエモーショナルな盛り上がりがハンパないですね。前作『American Idiot』における"Boulevard of Broken Dreams"的な感じです。タイトル"21 GUNS"とは多分「礼砲(Gun Salutes)」のことでしょう。礼砲の中でも21発というのは国家元首に向けてされる最上級のもの。アメリカでは大統領の就任や辞任の際に行われるらしいので、ブッシュもしくはオバマに向けられたメッセージとも取れますね。「21」という数字がアルバムタイトルとも呼応してるのもさすが。

 この曲は楽曲のクオリティの高さもさることながら、ミュージックビデオのほうもかなり秀逸。とある部屋の中で1組の男女(アルバムの物語の主人公グロリアクリスチャン?)が弾丸が飛び交う中歩み寄り、(まさにアルバムのジャケットのアートワークのように)抱き合いキスを交わすもの。ちなみにグリーン・デイの演奏シーンにいるもう1人の人物はサポートギタリストのJason Whiteジェイソン・ホワイト)。

 この"21 GUNS"のPVは2009年のMTV Video Music Awardsで、"Best Rock Video"、"Best Direction in a Video"、"Best Cinematography in a Video"の3賞を受賞しています。
 
 で、ここで、第1幕:『Hero And Cons/ヒーローとペテン師』、第2幕『Charlatans And Saints/いかさま師と聖人』、第3幕『Horseshoes And Handgrenades/馬蹄と手榴弾』の3部構成でグロリアとクリスチャンという2人の若者を主人公にしたストーリーになっているアルバム全体を語っていきたいところですが、どうも上手く語れなさそうなのでここでは割愛。ま、そんなコンセプト云々を超えた楽曲が詰まってるので難しいこと考えなくても楽しめる作品だと思います。

 そんなグリーンデイは、来年1月に来日公演が決まっています。2作目の傑作ロック・オペラを作り上げた彼らはどんなライブを見せてくれるのでしょうか。(参考までに最近の海外公演のセットリストを最後のほうにのせておきます)

GREEN DAY JAPAN TOUR 2009
21st CENTURY BREAKDOWN TOUR
・大阪: 2010/1/21(木)@ 大阪城ホール
・東京: 2010/1/23(土)@ さいたまスーパーアリーナ
・東京2010/1/24(日) さいたまスーパーアリーナ
・名古屋2010/1/25(月) 名古屋ガイシホール

・GREEN DAYの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Green Day



●『21st Century Breakdown』(「21世紀のブレイクダウン」)収録曲
1. SONG OF THE CENTURY(ソング・オブ・ザ・センチュリー)
第1幕:Hero And Cons(ヒーローとペテン師)
2. 21ST CENTURY BREAKDOWN(21世紀のブレイクダウン)
3. KNOW YOUR ENEMY(ノウ・ユア・エナミー)
4. !VIVA LA GLORIA!(!ヴィヴァ・ラ・グロリア!)
5. BEFORE THE LOBOTOMY(ビフォア・ザ・ロボトミー)
6. CHRISTIAN'S INFERNO(クリスチャンズ・インフェルノ)
7. LAST NIGHT ON EARTH(ラスト・ナイト・オン・アース)
第2幕:Charlatans And Saints(いかさま師と聖人)
8. EAST JESUS NOWHERE(イースト・ジーザス・ノーウェア)
9. PEACEMAKER(ピースメーカー)
10. LAST OF THE AMERICAN GIRLS(ラスト・オブ・ジ・アメリカン・ガールズ)
11. MURDER CITY(マーダー・シティ)
12. ?VIVA LA GLORIA?(LITTLE GIRL)(?ヴィヴァ・ラ・グロリア?(リトル・ガール))
13. RESTLESS HEART SYNDROME(レストレス・ハート・シンドローム)
第3幕:Horseshoes And Handgrenades(馬蹄と手榴弾)
14. HORSESHOES AND HANDGRENADES(ホースシューズ・アンド・ハンドグレネイズ)
15. THE STATIC AGE(ザ・スタティック・エイジ)
16. 21 GUNS(21ガンズ)
17. AMERICAN EULOGY(アメリカン・ユーロジー)
18. SEE THE LIGHT(シー・ザ・ライト)
19. ライツ・アウト* Bonus Track


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Know Your Enemy / GREEN DAY (21st Century Breakdown 収録)
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2009年11月30日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Ignorance / paramore (brand new eyes 収録)

 アメリカはテネシー州ナッシュビルはフランクリン出身の5人組paramoreパラモア)が、出世作『Riot!』(全米15位・全英24位)に続く3rdアルバム『brand new eyes』をFueled by Ramenよりリリース。プロデュースはGreen DayやMy Chemical Romance等を手がけたRob Cavallo(ロブ・カヴァロ)。リリースされるや否や、UKチャート初登場1位、本国アメリカのビルボードチャートでも2位。そのほかオーストラリア、ニュージーランド、アイルランドでも1位を獲得し、世界的大ヒットになっています。

 この"Ignorance"はその3rdアルバムからの1stシングル。全米67位、全英14位を記録。切れの良いギターに導かれるサウンドと紅一点Vo.のHayley Williamsヘイリー・ウィリアムス)のエモーショナルな歌がのる曲。むちゃくちゃメロディが立ってる上に、勢いだけじゃない曲展開もあって面白いです。20歳前後の若いメンバーが一気にスターダムにのし上がってしまったことによって生じたメンバー間の摩擦を乗り越えて作り上げたサウンドと歌詞は必聴です。

 アルバムからの2ndシングルには"Brick by Boring Brick"が決定していますが、ジャケットの羽のもがれた蝶のイラストは、その曲の歌詞"The angles were all wrong now. She’s ripping wings off of butterflies"からインスパイアされたものらしいです。

 ちなみにアルバムのアメリカ国外用のインターナショナル盤(もちろん日本国内盤も)には、2008年に社会現象が起こるほどの大ヒットを記録した映画『トワイライト』のサントラで200万枚以上売れた作品のリード・シングルとなった"Decode"(ディコード〜恋の暗号)も収録されています。この夏、日本のSUMMER SONICで"Decode"を演奏したときの映像を観ましたが、ただのポップパンクとは一線を画したスケール感を感じさせる音でビックリしました。

 サマソニでは残念ながら見逃しましたが、このアルバムでの来日ツアーがあればぜひライブに行きたいですね。それにしても20歳そこそこでこれだけのクオリティの楽曲を連発できるってすごい!

・paramoreの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Paramore

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2009年10月25日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Know Your Enemy / GREEN DAY (21st Century Breakdown 収録)

 米カリフォルニア州出身の3人組パンクバンド、GREEN DAYグリーン・デイ)。2004年にリリースされ、英米で1位、世界中で大ヒットし1500万枚以上を売り上げ、05年のグラミー賞で『最優秀ロック・アルバム』を受賞、翌年のグラミーでは収録曲の"Boulevard Of Broken Dreams"が『最優秀レコード賞(Record of the Year)』を受賞した前作『American Idiot』から早5年。待望の、待望の最新作が遂に5月15日にリリース決定。アルバムタイトルは『21st Century Breakdown』(「21世紀のブレイクダウン」)。

 その待望の最新作からの先行シングルとして発表されたのがこの"Know Your Enemy"。あれだけの傑作を作り上げ、5年と言う歳月を経ての最初のアクションには大きな注目が集まりましたが、出来上がってきた楽曲は、シンプルなドラムとギターリフで突っ走るストレートなロックソング。"お前の敵を知っているか?"というシンプルなメッセージの裏に、「世界で何が起きているか自分なりに理解する必要がある一方、一歩下がって自分自身を見つめなおせ」という2重の意味を含ませているそうです。

 アルバム『21st Century Breakdown』は、グロリアクリスチャンという2人の若者を主人公にした3部構成のストーリーとなっており、第1幕:『Hero And Cons/ヒーローとペテン師』、第2幕『Charlatans And Saints/いかさま師と聖人』、第3幕『Horseshoes And Handgrenades/馬蹄と手榴弾』となっているらしい。世界情勢を反映させた前作『アメリカン・イディオット』に比べ、より"パーソナル"な視点で書かれた作品になっているとのこと。プロデュースがNIRVANAの歴史的名盤『Never Mind』を手がけたブッチ・ヴィグというのも楽しみ。ほんとアルバムの発売が待ち遠しいですね。

(ちなみに、シングル『Know Your Enemy』にはアルバム未収録曲(日本盤はボートラで付きますが)"Lights Out"が収録されています)

●『21st Century Breakdown』(「21世紀のブレイクダウン」)収録曲
1. SONG OF THE CENTURY(ソング・オブ・ザ・センチュリー)
第1幕:Hero And Consヒーローとペテン師
2. 21ST CENTURY BREAKDOWN(21世紀のブレイクダウン)
3. KNOW YOUR ENEMY(ノウ・ユア・エナミー)
4. !VIVA LA GLORIA!(!ヴィヴァ・ラ・グロリア!)
5. BEFORE THE LOBOTOMY(ビフォア・ザ・ロボトミー)
6. CHRISTIAN'S INFERNO(クリスチャンズ・インフェルノ)
7. LAST NIGHT ON EARTH(ラスト・ナイト・オン・アース)
第2幕:Charlatans And Saintsいかさま師と聖人
8. EAST JESUS NOWHERE(イースト・ジーザス・ノーウェア)
9. PEACEMAKER(ピースメーカー)
10. LAST OF THE AMERICAN GIRLS(ラスト・オブ・ジ・アメリカン・ガールズ)
11. MURDER CITY(マーダー・シティ)
12. ?VIVA LA GLORIA?(LITTLE GIRL)(?ヴィヴァ・ラ・グロリア?(リトル・ガール))
13. RESTLESS HEART SYNDROME(レストレス・ハート・シンドローム)
第3幕:Horseshoes And Handgrenades馬蹄と手榴弾
14. HORSESHOES AND HANDGRENADES(ホースシューズ・アンド・ハンドグレネイズ)
15. THE STATIC AGE(ザ・スタティック・エイジ)
16. 21 GUNS(21ガンズ)
17. AMERICAN EULOGY(アメリカン・ユーロジー)
18. SEE THE LIGHT(シー・ザ・ライト)
19. ライツ・アウト* Bonus Track

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カテゴリ : Punk / Hardcore ・ comments(0)  
2009年04月26日(日)

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