1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. drink i'm sippin on / Yaeji (EP2 収録)

 NYはブルックリンを拠点に活動する韓国系アメリカ人エレクトロニックアーティスト、Yaejiイエジ、本名:Kathy Yaeji Lee、ハングルだと「예지」、発音的には「イェィジー」って感じ)の2017年リリースの『EP2』収録の"Drink I'm Sippin On"。

・Yaeji - Drink I'm Sippin On (Official Music Video)


 最近のHIP HOPにありそうなベースの効いたクールなサウンドに、韓国語と英語を織り交ぜた彼女のなんともいえないボーカルがクセになる曲。気がつくと「クゲアニヤークゲアニヤー、アニヤクゲアニヤー」と口ずさんでしまします。ちなみにハングルだと"그게아니야"となっていて、日本語に翻訳すると「そうじゃない」って意味らしい。

 Yaejiは1993年にニューヨークで生まれ、ロングアイランドやアトランタなどのアメリカ国内だけでなく、日本や両親の出身地・韓国にも住んでいたことがあるそう。名門カーネギーメロン大学でアート系を専攻していたそうですが、大学のラジオの運営に関わることで音楽に興味を持ち、次第にこの道に入ったという経歴の持ち主。

 他の曲を含め英語だけでなく韓国語をかなり使っているのが面白いと思います。最近、アメリカで韓国のボーイズグループ、BTS(防弾少年団)がBillboardのHot 100に曲をチャートインさせたりしてますがそちらも韓国語でヒットさせてたんだよなぁ。アメリカだけでなく彼女はイギリスのBBCが選ぶ2018年の期待の新人『Sound of 2018』のリストにも選ばれてたし、世界的に韓国が来てますね!

 2018年、Yaejiに注目です。ライブも楽しそう。すでに2017年の大晦日に来日してたみたいですが。。。ちなみに中学生の時に1年だけ日本に住んでて、その後も何度も日本に遊びに来ているらいしい。下のDJの動画でも後ろに日本のCMがいっぱい流れてますね。こちらもチェック!

・Yaeji Boiler Room New York DJ Set



Yaeji -『EP2』収録曲リスト
1. "feelings change"
2. "raingurl"
3. "drink i'm sippin on"
4. "after that"
5. "SPRORGNSM"
6. "passionfruit"
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2018年01月16日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. Blue Train Lines feat. King Krule / Mount Kimbie (Love What Survives 収録)

 Mount Kimbieマウント・キンビー)の3rdアルバム『Love What Survives』からKing Kruleキング・クルエル)をフィーチャーした曲"Blue Train Lines"を紹介。

・Mount Kimbie - Blue Train Lines (Official Video) ft. King Krule


 前回の"Delta"に続き今作からもう1曲選ぶのにあたってボーカルをフィーチャーした曲にしようと思ったところ、ベタにJames Blake参加曲にしようか、アカデミー賞にもノミネートされた女性アーティスト、Micachu参加曲も話題性があってよかったんだけど、ここはあえてマウント・キンビーの作品でもおなじみのKing Kruleを迎えた曲を選択。何故なら彼のエモーショナルなボーカルも相まって今作に流れるロックっぽさを最も表したようなナンバーだったから。歯切れの良いエンディングなんか「これはパンクか?」って思うくらいです。

 と、割とロック、ポストパンク、ニューウェーヴ的な音になっていますが、先述のジェイムス・ブレイクやミカチュ参加曲などはこれまでのマウント・キンビーぽさもあるので、そちらも聞いてみてください。

・Mount Kimbie - We Go Home Together ft. James Blake


・Mount Kimbie - Marilyn ft. Micachu



Mount Kimbie -『Love What Survives』収録曲リスト
1. "Four Years and One Day"
2. "Blue Train Lines" (featuring King Krule)
3. "Audition"
4. "Marilyn" (featuring Micachu)
5. "SP12 Beat"
6. "You Look Certain (I’m Not So Sure)" (featuring Andrea Balency)
7. "Poison"
8. "We Go Home Together" (featuring James Blake)
9. "Delta"
10. "T.A.M.E.D"
11. "How We Got By" (featuring James Blake)
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Made to Stray / Mount Kimbie (Cold Spring Fault Less Youth 収録)
Delta / Mount Kimbie (Love What Survives 収録)

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2017年10月11日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. Delta / Mount Kimbie (Love What Survives 収録)

 ドミニク・メイカーとカイ・カンポスによるエレクトロニックユニット、Mount Kimbieマウント・キンビー)が3rdアルバム『Love What Survives』(全英98位)を2017年9月にリリース。"Delta"はアルバム収録曲。

・Mount Kimbie - Delta


 James Blakeを始め、Micachu、King Kruleなどボーカルを迎えたナンバーも多いけど、ここはインストの"Delta"を紹介。ポスト・ダブステップといった枠を超えてよりバンド的な音に振れた本アルバムの中でも個人的にはこの曲が一番ヒット。曲のタイトルは多分シンセサイザーの「KORG DELTA」から取られているんじゃないかと思うけど、そのシンセの音色ときっと人力であろうビートが絡まって徐々にスピード感を増していくところがかっこいい。

 曲の雰囲気、ミュージックビデオの雰囲気はDJ Shadowの"High Noon"にも通じるところがありますね。初めて"High Noon"を聞いた時の衝撃はなかなかものもでしたが、あれから20年も経つのか。。。話はそれたけど、"Delta"のミュージックビデオはアルバムジャケットのアートワーク同様に写真家/映像作家のフランク・ルボンが手がけています。

 アルバムめっちゃかっこいいので次も本作から別の曲を紹介予定。お楽しみに。

 ちなみにマウント・キンビーは昨日10月6日(金)に大阪・Fanj Twiceでライブを行い、今日「朝霧Jam 2017」と、10月9日(月)に東京・WWW Xで来日公演を行います。どちらもチケットはソールドアウト済みなので、次こそは観たい!

Mount Kimbie -『Love What Survives』収録曲リスト
1. "Four Years and One Day"
2. "Blue Train Lines" (featuring King Krule)
3. "Audition"
4. "Marilyn" (featuring Micachu)
5. "SP12 Beat"
6. "You Look Certain (I’m Not So Sure)" (featuring Andrea Balency)
7. "Poison"
8. "We Go Home Together" (featuring James Blake)
9. "Delta"
10. "T.A.M.E.D"
11. "How We Got By" (featuring James Blake)
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Blue Train Lines feat. King Krule / Mount Kimbie (Love What Survives 収録)

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2017年10月07日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. Jelly / Laurel Halo (Dust 収録)

 アメリカ出身、現在はベルリンを拠点に活動する女性アーティスト、Laurel Haloローレル・ヘイロー)が3枚目のアルバム『Dust』を2017年6月23日にリリース。レーベルはHyperdub。英WIRE誌などでAlbum of the Yearを獲得した2012年の『Quarantine』以来となるボーカルをフィーチャーしたアルバム。

・Laurel Halo - Jelly (Hyperdub 2017)


 アルバムから先行公開されていた"Jelly"はフランス出身でWarpからもアルバムを出しているLafawndah(ラファウンダ)とUKのシンガー/プロデューサー・Klein(クライン)をヴォーカルに迎えています。打ち込みと生のパーカッション、人の声が合わさって、無機質さと温かさが同居したようなサウンドになってて気持ちいい。ちょっとクラフトワークっぽいチープさがあるのもいいですね。

 フィーチャーされているLAFAWNDAHやKleinも動画貼っておきます。こちらもなかなか良い!
・LAFAWNDAH - ALLY


・Klein ft Kahlia Bakosi - With U


 本作はニューヨーク州にあるExperimental Media and Performing Arts Center(通称EMPAC。こんなとこ)で作曲作業が行われています。ここでは様々なワークショップが行われたり、実験的な技術などを使うことができたそうで、その辺りも本作の音作りに大きく生かされているようです。

 私はLaurel Haloを知ったのは2015年のEP『In Situ』でインスト作から入ったのですが、ボーカル曲も良くてクセになりますね。

 ゲストでは他にもJulia Holterや$hit and $hineのCraig Clouseなどなど参加していて気になることだらけですが、一番きになるのはアルバム収録曲の"Moontalk"。よくよく聞いていると「あなたの〜」とか「よくできました」「おめでとう」なんて言ってる。果ては「もののあわれ」とか。『Quarantine』の会田誠『切腹女子高生』なんて例もあるし、彼女と日本との関係ってのも気になりますね。


Laurel Halo -『Dust』収録曲リスト
1. "Sun to Solar"
2. "Jelly"
3. "Koinos"
4. "Arschkriecher"
5. "Moontalk"
6. "Nicht Ohne Risiko"
7. "Who Won"
8. "Like an L"
9. "Syzygy"
10. "Do U Ever Happen"
11. "Buh-Bye"
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2017年07月17日(月)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. Dance While You Shoot / Noga Erez (Off The Radar 収録)

 イスラエルはテルアビブ出身の女性シンガー/プロデューサー、Noga Erezノガ・エレズ)の2016年リリースのデビュー曲"Off The Radar"。2017年6月2日リリースのデビューアルバム収録。

・Noga Erez - Dance While You Shoot (Official Video)


 「イスラエル」というワードにエキゾチックな美しい顔立ちの女性がどアップで写ったアルバムジャケットに惹かれ再生。エディットされたボーカルに不穏なビート、そして、「Dance While You Shoot」=「銃撃中のダンス」とでも訳せそうなタイトル(ミュージックビデオを見る限り「Shoot」は「銃を撃つ」と「撮影する」の両方の意味がかけられてrそう)。もうこれだけでノックアウト。90年代のWarp全盛期のようなヒップホップを通過したテクノって感じのサウンドがたまらない。

 インタビューでこの曲について以下のように語っています。
ある日、前日に出来上がったビートを自室で聴いていたんです。それは、私たちが生きて経験してきた過酷な現実から生まれた、とても力強いビートでした。現実は混沌としていて、私の周りで起こっていることに私は不安が募っていました。『Dance While We Shoot』にはヘリコプターの音が入っているでしょう? あの音に、リスナーは巻き起こる暴力を想像するはずです。私は、前日に作ったビートを聴きながら、自室でひとり怒りとストレスに震えていました。ずいぶんと長い時間、そんな風にただ座ったままでいたんですが、深呼吸をして立ち上がり、コーヒーを淹れようとキッチンへと歩き始めた——その時、「Can you dance while you shoot(銃を撃ちながら踊ってみて)」という歌詞が思い浮かんだんです。それまで、私の体の中にうごめいていた怒りの感情をなんとかしてポジティブなものへと昇華する手立てを、ずっと探していたんです。だから、あの曲は私の精神状態から生まれたものですね。
闘いの歌:ノガ・エレズの音楽は聴く者の感覚を刺激する


 その存在感といい、曲の感じも含めM.I.A.と比較されることが多いようですが、スリランカ反政府ゲリラのメンバーを父に持つM.I.A.と国際社会から度々批判されるイスラエル出身のノガ・エレズっていうどちらも複雑な出自が音に現れてるのかもね。


Noga Erez -『Off The Radar』収録曲リスト
1. Balkada
2. Dance While You Shoot
3. Toy
4. Instruction
5. Pity
6. Quiet One
7. Worth None
8. Global Fear
9. Hit U
10. Off The Radar
11. Side Effect
12. Muezzin
13. Noisy¥
14. a hit is A Hit
15. Junior
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2017年06月14日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. Kerala / Bonobo (Migration 収録)

 前回に続きNinja TuneよりリリースされたBonoboボノボ)の6枚目のアルバム『Migration』(全英5位・全米59位)からの1stシングル"Kerala"を紹介。

・Bonobo : Kerala


 この曲は2014年に行ったDJツアーのツアーバスの中で作ったラフバージョンが下地となってできあがったもので、アルバム『Migration』で一番最初にレコーディングを行ったものなのだそう。ビートと完全にシンクロした一度見たら忘れたられないくらいのインパクトのあるミュージックビデオはColdplayのツアーでの映像演出を行っているBISONが手がけたもの(参考リンク)。出演している女性は、映画『007 慰めの報酬』(原題:『007 Quantum of Solace』)でボンドガールだった女優のGemma Arterton(ジェマ・アータートン)。

 ちなみにボーカルパートはR&Bシンガー、Brandyブランディー)の"Baby"がサンプリングされています。これにすぐ気付いた人はすごい!

・Brandy - Baby - Music Video


 曲名の「Kerala」ってどういう意味だろう?と調べてみたところインドの州の一つである「ケーララ州」というものがあるみたい。アルバムが『Mgration』(=「移住」)なので、これまでボノボ自身が住んだことのあるところなのでしょうか。
 
 アルバムにはLAのデュオ、ライやSkrillexことソニー・ムーアのレーベル「OWSLA」に所属するバンド・Hundred Watersのニコル・ミグリス、LAのブルックリンを拠点にモロッコの伝統音楽「グワナ」を演奏するバンド・Innov Gnawa、前回紹介したチェット・フェイカーことニック・マーフィーなどが参加。どの曲から聴くかで印象も大きく変わるので、アルバムを通して聴くことをおすすめします。


bonobo -『migration』収録曲リスト
1. "Migration"
2. "Break Apart" (featuring Rhye)
3. "Outlier"
4. "Grains"
5. "Second Sun"
6. "Surface" (featuring Nicole Miglis)
7. "Bambro Koyo Ganda" (featuring Innov Gnawa)
8. "Kerala"
9. "Ontario"
10. "No Reason" (featuring Nick Murphy)
11. "7th Sevens"
12. "Figures"
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No Reason (featuring Nick Murphy) / Bonobo (Migration 収録)
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2017年02月05日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. No Reason / Bonobo (Migration 収録)

 UK出身のSimon Greenサイモン・グリーン)によるソロユニット、Bonoboボノボ)が6枚目のアルバム『Migration』をNinja Tuneより2017年1月13日にリリース。アルバム収録曲から"No Reason"を紹介。

・Bonobo : No Reason (feat. Nick Murphy)


 この曲ではChet Fakerチェット・フェイカー)として知られるNick Murphyニック・マーフィー。2016年9月からアーティスト名義を本名に変更)をヴォーカルにフィーチャー。静かでメランコリックな歌とサウンドだけどエモーショナルという不思議な曲ですね。サイモンとニックは長年の友人で、2人がディスコに対する愛情を語り合ったことで生まれた曲なんだとか。一旦デモ・ヴァージョンをレコーディング後、ニューヨークで再レコーディングして完成したそう。

 ミュージックビデオは日本の「引きこもり」がテーマ。監督はロンドンの若手映像監督・脚本家、Oscar Hudsonオスカー・ハドソン)。CGなどは一切使わず、ワンカットで撮影されているらしい。すごい!BEATINKのサイトによるとオスカーはビデオについて以下のように語っています。
「No Reason」は、とても心を揺さぶる曲で、この仕事を受けた瞬間から、その効果を反映させた映像にする必要があると確信していた。サイモン(ボノボ)は、ツアー中に出会った風景や訪れた場所と彼自身との関係の中から、新しいアルバムのインスピレーションが生まれたと話してくれた。そのテーマについて深く考え、調べていくうちに「引きこもり」という日本の若者の間に起こる現象について知ったんだ。彼らは、日常生活のプレッシャーに圧倒され、何年も寝室に篭り、そこから出られなくなるという。僕は、これが物理的空間と心理的空間が交差する不思議な場所のように感じたんだ。独創的なセットを使って、環境と心理を直接的に結びつけた映像を作ろうと思ったんだよ。
- Oscar Hudson


 bonoboは前作2013年の『The North Borders』も高い評価を受けていて、今作もUKアルバムチャートで5位、全米チャートでも59位にエントリーしています。要注目アーティストですが、1stが2000年でキャリアもなかなかあるのにまだあまり日本では知られていなさそうなので次の記事もこのアルバムからおすすめを書きたいと思います。(追記)書きました→Kerala / Bonobo (Migration 収録)


bonobo -『migration』収録曲リスト
1. "Migration"
2. "Break Apart" (featuring Rhye)
3. "Outlier"
4. "Grains"
5. "Second Sun"
6. "Surface" (featuring Nicole Miglis)
7. "Bambro Koyo Ganda" (featuring Innov Gnawa)
8. "Kerala"
9. "Ontario"
10. "No Reason" (featuring Nick Murphy)
11. "7th Sevens"
12. "Figures"
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(2017.02.05最終更新)
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2017年02月03日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. I Need a Forest Fire (featuring Bon Iver) / James Blake (The Colour in Anything 収録)

 James Blakeジェイムス・ブレイク)がマーキュリープライズを獲得した前作『Overgrown』から3年ぶりとなる3rdアルバム『The Colour in Anything』(全英13位・全米36位)を2016年5月にリリース。"I Need a Forest Fire"はBon Iverボン・イヴェール)ことジャスティン・バーノンをフィーチャーした曲。

・James Blake - I Need A Forest Fire (ft. Bon Iver)


 ブレイクとジャスティンの声の親和性の高さはこの曲を聴けば一目瞭然(一聴瞭然?)ですね。「I hope you'll stop me before I'll build a world around me」(自分だけの世界を築く前に止めて欲しい)、そのためには木々を焼き払う「山火事」が必要だってところがなんかすごいです。

 英国人ベースの芸術家集団、ユナイテッド・ビジュアル・アーティスト(United Visual Artists、UVA)の手がけたミュージックビデオも面白い。

 アルバムとしては全17曲というボリュームに驚かされたけど、音楽性的には前2作の路線を推し進めた集大成的な仕上がりになっているので、思いを吐き出せるだけ吐き出しておこうって感じなのかな。もはや「ダブステップ」というタームすら必要ない、ソウルミュージックと言って良い仕上がり。

 また、ジャスティンの他、"My Willing Heart"や"Always"ではFrank Oceanフランク・オーシャン)が参加していることも注目。噂されたKanye Westカニエ・ウェスト)の参加は今作では実現しなかったけど、プロデュースはリック・ルービンだし、ブレイク自身もBeyonceビヨンセ)の最新作『Lemonade』に参加("Pray You Catch Me"と"Forward")と確実に次のステップに向かっていることが伺われます。

 まずはフジロック2016のGreen Stageでの準ヘッドライナー出演のライブで現在のモードを確認してきたいと思います。


James Blake -『The Colour in Anything』収録曲リスト
1. "Radio Silence"
2. "Points"
3. "Love Me in Whatever Way"
4. "Timeless"
5. "f.o.r.e.v.e.r."
6. "Put That Away and Talk to Me"
7. "I Hope My Life (1-800 Mix)"
8. "Waves Know Shores"
9. "My Willing Heart"
10. "Choose Me"
11. "I Need a Forest Fire" (featuring Bon Iver)
12. "Noise Above Our Heads"
13. "The Colour in Anything"
14. "Two Men Down"
15. "Modern Soul"
16. "Always"
17. "Meet You in the Maze"
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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2016年07月02日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. Temple ft. M.I.A., G-DRAGON / Baauer (Aa 収録)

 2013年、"Harlem Shake"を特大ヒットさせた男、Baauerバウアー)が帰ってきた(そのまま消えると思ってました。ごめんなさい)。デビューアルバム『Aa』を本日2016年3月18日にリリース。そのアルバムから、M.I.A.BIGBANGG-DRAGONをフィーチャーした曲"Temple"を紹介。

・Baauer - Temple ft. M.I.A., G-DRAGON


 日本の琴のようなサウンドを聴かせる和な雰囲気の楽曲。M.I.A.の声ってこういうサウンドに合いますね。韓国のアーティストがフィーチャーされているのは、旋律が日本風なだけに少し悔しいところですが、誰か日本にそういうアーティストがいるかと言われると痛いところです。。。そういえば、G-DRAGONはSkrillexとも共演してましたね。

 正直にいうと冒頭にも書いた通り"Harlem Shake"だけの一発屋で終わると完全に決めつけてたので(2013年のフジロックで見た時もその思いを強くしました。再びごめんなさい)、あれから3年近く経ってこうやってアルバムが出ると思ってなかったんですが、聴いてみるとこれがなかなか良くてびっくり。M.I.A.やG-DRAGONの他、プシャ・T、ノヴェリスト、ラスティなどなどゲストも多数参加していてバラエティに富んでいながらも、全13曲を流れるように繋いでいく構成が素晴らしい。34分というコンパクトさも良いです。昨今流行りのEDMが苦手な人は意外とハマるかも。

 収録曲"Pinku"(pinkではなく、ピンクのローマ字?)では日本語のセリフが出てきたり(喋ってるのは誰でしょう?)、"Days Ones"では先日紹介したMassive Attackの"Take It There"のビデオも手がけた日本人映像作家・ヒロムライがミュージックビデオを担当してたりしてるのも注目です。

・Baauer - Day Ones ft. Novelist, Leikeli47



Baauer -『Aa』収録曲リスト
1. Church
2. GoGo! 
3. Body
4. Pinku
5. Sow
6. Day Ones ft Novelist & Leikeli47
7. Good & Bad
8. Way from Me ft Tirzah
9. Temple ft M.I.A & G-Dragon
10. Make It Bang ft TT the Artist
11. Kung Fu ft Pusha T & Future
12. Church Reprise ft Rustie
13. Aa
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


※国内仕様盤には、日本限定ボーナス・トラック収録
さらに〈Lucky Me〉レーベル・サンプラーのダウンロードURL記載の特典CD付き!

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PAPER PLANES / M.I.A. (KALA 収録)
M.I.A.@渋谷Club Quattro 感想&セットリスト
Born Free / M.I.A. (/\/\ /\ Y /\ 収録)
XXXO / M.I.A. (MAYA 収録)
Bring the Noize / M.I.A. (Matangi 収録)

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2016年03月18日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Dance / Techno / House
  3. Take It There feat. Tricky / Massive Attack (Ritual Spirit 収録)

 英ブリストルサウンド(Trip Hop)の象徴、Massive Attackマッシヴ・アタック)がEP『Ritual Spirit』をリリース。"Take It There"はヴォーカルにマッシヴ・アタックの前身、Wild Bunch時代からの盟友Trickyトリッキー)をフィーチャー。94年の2nd『Protection』収録の"Karmacoma"や"Eurochild"以来となるコラボが実現です。

・Massive Attack, Tricky & 3D - Take It There


 鍵盤をメインとしたダークなサウンドにトリッキーの声はすごく合いますね。「Massive Attack, Tricky & 3D」というアーティスト表記からしてトリッキーと3Dが中心になって作った作品ということでしょう。ミュージックビデオの監督はHiro Muraiヒロ・ムライ)というアメリカ在住の日本人。これまでFlying Lotusの"Never Catch Me"、Queens Of The Stone Ageの"Smooth Sailing"、Earl Sweatshirtの諸作などを手がけています。このPVで印象的なダンスを披露するのは俳優のJohn Hawkesジョン・ホークス)。

 "Take It There"以外の曲では、"Dead Editors"にRoots Manuva、タイトルトラック"Ritual Spirit"にはAzekel、"Voodoo In My Blood"にはYoung Fathersがフィーチャーされていて、こちらも要注目。

 また、本EPはiOSアプリ『Fantom』(Apple Watch/iPhone5S以降の機種に対応)として先にリリースされていました。3DことRobert del NajaによるデザインのFantomは、自身の場所、時間、動き、心拍数、カメラの映像に合わせて新曲4曲をリアルタイムでミックスしてくれるというものになっています。

・アプリのダウンロードはこちら。


 2010年の『Heligoland』以来となるアルバムも待ち遠しいですが、まずは春にもう1枚EPをリリースする予定があるそうです。


Massive Attack -『Ritual Spirit』収録曲リスト
1. Dead Editors - Massive Attack and Roots Manuva
2. Ritual Spirit - Azekel and Massive Attack
3. Voodoo In My Blood - Massive Attack and Young Fathers
4. Take It There - 3D and Massive Attack and Tricky
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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safe from harm / massive attack (blue lines 収録)
LIVE WITH ME / MASSIVE ATTACK (Collected 収録)
Paradise Circus / Massive Attack (Heligoland 収録)

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2016年01月30日(土)

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