1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Time Is Running Out / Muse (Absolution 収録)

 "Time Is Running Out"はイギリス出身の3ピースバンド、Museミューズ)が世界中で300万枚以上を売り上げ出世作となった'03年リリースの3rdアルバム『Absolution』(全英1位、全米107位)からの先行シングル。全英シングルチャートで8位を記録し、ミューズ初のTOP10ヒットになった曲でもあります。

・Muse - Time Is Running Out (video)


 ディストーションのかかったベースラインが印象的なイントロ、静かな立ち上がりから、徐々に盛り上がっていくドラマチックな展開で、サビの最後のとこのマシューのファルセットがこれまたたまらない!!ライブでは必ず大合唱が巻き起こるアンセム的な曲ですね。

 そう、やはりミューズと言えばライブ。もはや世界最高のライブバンドと言っても過言ではない彼ら。ウェブリースタジアムで2日間で16万人を動員したり、ヨーロッパではスタジアムツアーをしたり、そして、今年は世界最大規模のフェス、記念すべき40周年グラストンベリー・フェスティヴァルのトリを務めました。そのグラストの映像がYouTubeに上がってたりしたんですが、もうヤバすぎです。

・Muse - Time Is Running Out (Glastonbury 2010)


 そんなミューズが今年のフジロックに3度目の出演にしてついにヘッドライナーとしてやってきます。もう文句なしのトリ。個人的にはフジで2回、サマソニ1回、単独のコースト公演1回と観てきて、今のところ初めて観た2002年のフジのステージのインパクトが強すぎるんですが、今回はそれを超えてしまいそうな予感があります。グラストの映像のように大合唱を巻き起こすべく、歌詞を覚えて行かねば!(ついでにイントロで演奏される"朝日のあたる家"も覚えとくか・・・)



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2010年07月21日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Up The Bracket / THE LIBERTINES (up the bracket 収録)

 先ず最初に一言。祝・リバティーンズ再結成!!

 ついにピート・ドハーティカール・バラーの2人が揃った形でTHE LIBERTINESザ・リバティーンズの再結成(再始動?)が決定、今年2010年の英フェス、レディング/リーズ・フェスティヴァルに出演することが発表されました。今日4月1日に知ったので、エイリプリル・フールの嘘かと思ったくらいビックリ。発表自体は3月29日だったので本当のようですが、まだ信じられないところに3月31日に開いた記者会見で早くも即興ギグが行われたらしい。(その時のセットリストは下記に)

 "Up The Bracket"は、そんなTHE LIBERTINESの2002年に発表されたデビューアルバム『Up the Bracket』(邦題『リバティーンズ宣言 』。英35位)収録のアルバムタイトルトラック。2ndシングルとしてリリースされシングルチャートでは29位を獲得してます。「アップ・ザ・ブラケット」とは、イギリスのコメディアン、トニー・ハンコックが「ハンコックス・ハーフ・アワー」で使用したフレーズで、「喉にパンチする」という意味だとか。(ちなみにバンド名リバティーンズはマルキ・ド・サドの『Lust of the Libertines』から取られているそうです)

・The Libertines - Up The Bracket


 発表当時、私はこの曲をラジオかなんかで初めて聴いて、一発でノックアウト。出だしのあのわけの分からない叫びから、ギターが入ってきて、あのやさぐれた歌が聞こえてきた瞬間、「完璧!」って思った。しかも、プロデュースがTHE CLASHミック・ジョーンズときたもんだ。そしてこの歌詞、
to say "you see these 2 cold fingers, these crooked fingers I show you a way to mean no"
("このファック・ユー・サインが見えるかい?このサインが俺の返事だ!"と吐き捨てた)
ってヤバスギ。

 そして、そんなこんなで期待してアルバムを聴いたら、パンキッシュな曲だけじゃなく、いろんな要素の混じった、しかも、それが全てイギリスを感じさせるサウンドだったのに、UKロック、ロンドンパンクに憧れのある私はもうドはまりでした。

 しかし、続く2nd『リバティーンズ宣言』という更なる傑作を出し、2000年代のUKロックに多大な影響を残しながらも、ピートの薬物癖により崩壊へと向かっていくという・・・。いやぁほんと良く、再び集まってくれた!この調子で日本にも・・・来れないか。。一説によるとピートの経歴からビザが下りないとかなんとか・・・。私は2004年のフジロックでリバティーンズのライブは観たんですが、当時は既にピートなしのカール単独体制・・・。さて完璧な4人のリバティーン達を観れる日は来るのでしょうか。

 まぁ何はともあれ理想郷アルカディアへ向け、アルビオン号が再び動き出したのを祝いたいと思います!!


 それでは、2010年3月31日に行われた即興ライブのセットリスト。
01. Georgia On My Mind
02. The Good Old Days
03. Music When The Lights Go Out
04. France
05. Death On The Stairs
06. Sally Brown
07. Can't Stand Me Now
08. Time For Heroes


THE LIBERTINES -『up the bracket』収録曲リスト
1. Vertigo
2. Death on the Stairs
3. Horrorshow
4. Time for Heroes
5. Boys in the Band
6. Radio America
7. Up the Bracket
8. Tell the King
9. Boy Looked at Johnny
10. Begging
11. Good Old Days
12. I Get Along
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2010年04月01日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Dominos / The Big Pink (A Brief History of Love 収録)

 イギリスはロンドンを拠点に活動するRobbie FurzeMilo Cordellによるユニット、The Big Pinkザ・ビッグ・ピンク)。バンド名は想像通り、The Bandのデビュー作『Music from Big Pink』から。一応新人バンドですが、ロビーはAlec Empireのバックでギターを弾いていたり、マイロはKlaxonsやThe Horrors、Crystal Castles等が在籍するMerok Recordsというレーベルの主催者だったりと業界歴は意外と長かったりします。NMEによる最も期待される新人に与えられる『NME Philip Hall Radar Award for best new act』も受賞。

・The Big Pink - Dominos (Official Video)


 そんなBig Pinkが2009年にデビュー作『A Brief History of Love』を名門インディーレーベル4ADよりリリース。英56位、米138位を獲得。アルバムはNYのエレクトリック・レディ・スタジオでレコーディングされています。ジャケットのアートワークはcocteau twinsやDead Can Dance、Pixies作品を手掛けたヴォーン・オリヴァー。

 この"Dominos"はアルバムからのシングル曲で、全英シングルチャート27位を獲得。2010年のNME Awardsではベストトラック賞を受賞し、Pitchfork Mediaでは「Tracks of 2009 list」の18位にも選ばれるなど、高い評価を受けています。2人の経歴からも連想できるエレクトリックなノイズとフィードバックギターの効いた曲が多く、巷ではシューゲーザーだのサイケだの言われてるけど、この曲はよくよく聞いてると、90年代UKロックを思わせるようなメロディと歌い方だったりして、個人的には超ど真ん中な曲でした。「Dominos,Dominos,Dominos」ってコーラスのところが特にツボ。歌詞の内容はアルバムタイトルからも分かるようにラブソングになってるんだけど、ちょっと捻りが入ってて好き。

 アルバム全体的にはもっとノイジーだったり、エレクトロニック寄りだったり、サイケデリックだったりと結構幅の広い音を聞かせてます。この音はとにかくライブで爆音で聴いてみたいですね。昨年のサマソニでは見逃したので、ぜひ単独来日を!ミュージックビデオにも登場するサポートドラマーでPREというバンドのAkiko Matsuuraなる日本人らしき女性も気になるところです。

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2010年03月10日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. THAT GOLDEN RULE / BIFFY CLYRO (ONLY REVOLUTIONS 収録)

BIFFY CLYRO、大阪イベントに続き東京公演急遽決定 [JUGEMニュース]

 UKはスコットランド出身の、サイモン・ニール(Vo/G)、ジェームズ(B/Vo)とベン(Dr/Vo)の双子のジョンソン兄弟の3人によるバンド、BIFFY CLYROビッフィー・クライロ)が、全英2位を獲得しブレイク作となった前作『Puzzle』に続いて、最新アルバム『ONLY REVOLUTIONS』をリリース。今作も全英8位のヒットを記録してます。プロデュースは前作同様ガース・リチャードソン。アルバムのアートワークは、ストーム・トーガソンによるもの。

 アルバムに先駆けて発表され全英5位を記録したシングル"Mountains"に続き、この"THAT GOLDEN RULE"も10位と、2作連続TOP10入り。メンバー曰く、プログレとストーナーロックが合わさったような曲(KyussToolの名前が挙がってます)。冒頭からゴリゴリのヘヴィーなギターで疾走するんだけど、ヘヴィにはなり過ぎないところがUKって感じがします。そして、後半に入ってくるストリングスで一気に盛り上がりは最高潮へ。壮大でドラマチックなんだけど、大仰にはならず、ソリッドさも保ってるのが良いですね。ちなみにストリングスアレンジはあのBECKの父であるデヴィッド・キャンベルが手掛けているそうです。

 この曲以外だと、1曲目を飾る"The Captain"や、アルバムのタイトル案にもなった"Booooom, Blast & Ruin"がオススメ。FOO FIGHTERSとか好きな人はきっとはまるはず。また、先ほど、カイアスという名前も出ましたが、元Kyussで現QUEENS OF THE STONE AGEジョシュ・オムが"Bubbles"にギターで参加していたりします。

 そんなBIFFY CLYROの来日が決定しています。まず最初に大阪で招待制のライブが発表され、続いて東京公演も発表。東京はUNITで普通のチケット制の公演になるそうです。本国ではUNITのような小さなハコではもはや観れるようなバンドではないので、これは行くしかないですね。"'Mon the Biffy"という有名なチャントがビッフィーファンの間であるらしいので、ぜひ一緒に叫んでみたいですね!

○BIFFY CLYRO 来日公演日程
・「FM802 / Sony presents 『REAL GENERATION LIVE 2』」
日時:2010/2/28(日) 18:00
会場:大阪・心斎橋CLUB QUATTRO
料金:無料 [完全招待制]

・「ONLY REVOLUTIONS PREMIUM LIVE」
日時:2010/3/1(月) 19:00
会場:東京・代官山UNIT
料金:前売 5,000円(drink別)


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2010年02月12日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Crystalised / The xx (xx 収録)

 サウス・ウェスト・ロンドンにて2005年に結成されたバンド、The xxザ・エックス・エックスと読むそうです。←「ジ」じゃないの?)。まずはメンバー紹介。

・The xx member
Romy Madley Croft(ロミー)(Vo/G)
Oliver Sim(オリヴァー)(Vo/B)
Jamie Smith(ジェイミー)(Beats/Sample)
Baria Qureshi(バリア)(Keys/G)⇒脱退

 4人は保育園の頃からの友人。ちなみに彼らの通っていたElliott Schoolというところは、卒業生にHot ChipFour Tetのメンバーもいるらしいです。

 そんなThe XXの2009年リリースの1stシングルがこの"Crystalised"。2本のギターのシンプルなフレーズがからみ合い奏でられるメランコリックなメロディ、さらにシンプルなベースのビートにサンプラーを手打ちしたリズムという全てがシンプルな音で作られています。なんかNY PUNKのtelevisionに通じるようなクールな世界観があります。そのサウンドにのる男女の気だるいヴォーカルがクセになりますね。最初に歌詞ありきで曲を書くという彼ら。この曲でも恋愛関係について歌われているそう。

・The xx - Crystalised (Official Video)


 この"Crystalised"も収録されたデビュー作『xx』も昨年リリースされていて、全英36位・全米98位(2017年1月追記:のちに全英3位・全米92位まで上昇)を記録しています。チャート上の成績よりも欧米の各音楽雑誌で高評価を得ていて、NMEでは「2009 albums of the year poll」の2位、Rolling Stone誌では「best of the year lists」の9位、Pitchforkでは3位、Fact Magazineではこの10年でのベストアルバムの53位に挙げられています。

 シンプルながらもメンバーの様々な音楽嗜好(HIP HOP、R&B、エレクトロニカ、グライム、DUB等々)からの影響もうかがえる作品になっていて、どの曲もかなりカッコイイです。要チェック!


The xx -『xx』収録曲リスト
1. "Intro"
2. "VCR"
3. "Crystalised"
4. "Islands"
5. "Heart Skipped a Beat"
6. "Fantasy"
7. "Shelter"
8. "Basic Space"
9. "Infinity"
10. "Night Time"
11. "Stars"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2010年02月10日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Pearl's Dream / Bat for Lashes (Two Suns 収録)

 パキスタン系イギリス人、Natasha Khanナターシャ・カーン)によるユニット、Bat for Lashesバット・フォー・ラッシェズ)の2ndアルバム『Two Suns』。2009年にリリースされ、全英5位・全米141位を記録。1st『Fur and Gold』に続き、2010年のマーキュリー・プライズにノミネート(Brit Awardsでは彼女自身がBest Female Solo Artistにノミネート)。そんな作品の国内盤がやっと発売されました。

 この"Pearl's Dream"は、アルバムからの2ndシングルで全英173位を記録している曲。エレポップ(テクノポップ?)のようなシンセのメロディが印象的。ナターシャの息遣いまで聞こえる歌声が曲の雰囲気にすごくマッチしてます。後半どんどんとリズムが強調されて行く中歌われる"You know that it's time to go up, up, up, up, up"ってとこの文字通り上昇していくような感覚が、すごく耳に残りますね。ちなみにアルバムタイトル『Two Suns』とは、様々な事象の間にある二重性(二面性)を表しているようで、この"Pearl's Dream"における「Pearl」も、ナターシャのAlter Ego(オルター・エゴ = もう一つの自我)の象徴として描かれています。この曲のビデオに登場するもう1人の金髪のナターシャがパールなのでしょう。

 アルバム全体もジャケットのアートワークのように神秘的で、寓話チックな世界観が貫かれています。Bjorkあたりがよく引き合いに出されてますが、個人的にはビョークっていうよりもKate Bush(ケイト・ブッシュ)なイメージに近いように感じます。後は、今作を作るに当たって、しばらくの間ニューヨークに移り住み、アルバムに参加したYEASAYERGANG GANG DANCETV・オン・ザ・レディオMGMTらNY勢から大きなインスピレーションを得ているとのこと。確かにギャング・ギャング・ダンスに通じるようなトライバルで、どこかシャーマニックな雰囲気もありますね。ナターシャのエキゾチックなルックスの印象が強いだけかもしれないけど。あ、関係ないけど、ナターシャのお父さんは有名なスカッシュ選手らしいです。

 ツアーのオープニングに起用したRadioheadや、M.I.A.、意外なところでは、あのリンゴ・スターや、MUSEマシュー・ベラミーまでもが最近のお気に入りに挙げていたり、伝説的アーティスト、スコット・ウォーカーがゲストで参加した曲("The Big Sleep")があったり、アルバムからの1stシングルで全英TOP40ヒットとなった"Daniel"がMTV Video Music Awardで「breakthrough video of the year」を獲得したりと業界でも話題のBat for Lashes。要チェックですね。ライブには元AshCharlotte Hatherleyなんかがギターを弾いてるらしい。ぜひ来日もしてほしいです。



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2010年02月07日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Uprising / Muse (THE RESISTANCE 収録)

 UK出身の3人組、MUSEミューズ)の通算5作目となるアルバム『THE RESISTANCE』(全英1位、全米3位、世界19ヶ国で1位)からの1stシングル"UPRISING"(邦題は"叛乱")。UKシングルチャートで9位のほか、Billboard Hot 100で37位を記録。アルバムのプロデュースはMark Stentマーク・ステント)。

 全編にわたって通奏低音となる重たいベースのリフに導かれる楽曲で、そこに絡むシンセの哀愁のあるメロディ、そして間奏にかけて爆発するギターとミューズ節爆発。間奏に入る掛け声のとことかライヴで盛り上がりそうですね。Matthew Bellamyマシュー・ベラミー)の歌は相変わらずドラマチック。「革命を起こすんだ!」というこれからの物語を予感させる歌詞とあわせて、アルバムの1曲目、リードトラックとしてもってこいの楽曲ですね。

 ちなみにこの『THE RESISTANCE』の物語とは、ジョージ・オーウェルによる小説『1984』をモチーフにしたもので、ウィンストンとジュリアという2人を主人公として極限状態下でのラヴ・ストーリー、革命、そこからの脱世界を描いています。今年は村上春樹の『1Q84』なんて大ヒット小説なども生まれましたが、このジョージ・オーウェルの作品はこれまで本当に多くのミュージシャンを刺激し、題材に取り上げられてきてるので、ぜひ一度読んでみたいと思っているんですが。

 アルバムで"UPRISING"以外のオススメは、Led Zeppelinの"Kashmir"張りのスケールで鳴らされるサウンドにQUEENを髣髴とさせるコーラスが乗る、そしてさらにアウトロでショパンの"ノクターン"に繋がるという"UNITED STATES OF EURASIA"ですかね。他にもイントロから激しいギターが炸裂する"I BELONG TO YOU"とかもオススメ。

 そして、アルバムで一番耳を引くのは『エクソジェネシス』と題された組曲形式の最後の3曲。クラシカルなロックというより、もはやクラシックですね。。ついにここまでキタかって感じです。アルバム全体のコンセプトを完結させるためにはこのパートは絶対に必要だったのでしょう。個人的な今作の楽しみ方としては、アルバムを通して聴くときは最初から最後まで、曲単位で聴くときは、1〜9曲目までをランダム再生って感じです。

 それにしても作品を重ねるごとにサウンドを革新させていくのはすごいですね。デビュー当時の(『The Bends』期の)RADIOHEADフォロワー的な扱いを受けてた頃からの飛躍を考えると特に。このドラマチックなサウンドと、ライブパフォーマンスを考えると、マシューは次のトム・ヨークにはならなかった(なれなかったんじゃないよ)けど、あのマイケル・ジャクソンが嫉妬するほど憧れたフレディー・マーキュリーのような存在になれるのは彼しかいないんじゃないかと個人的には思います。

 2010年年明け早々には来日公演も決定しています。イギリスではグラストンベリーとレディング/リーズの2大フェスティヴァルでもトリを飾り、リニューアルされたウェンブリー・スタジアム2DAYSを即完させ18万人も集め、No.1ライブバンドといわれる彼らにとってはもはや武道館でも狭すぎるかも。フジロックとかサマソニのステージも見事だったし。それを考えると前回の来日のスタジオ・コーストとか今考えるとすごいな・・・。どんなライブになるんでしょうか。参考までに昨日のフランスでのライブのセットリストを最下部に載せておきます。

●ミューズ 『ザ・レジスタンス』収録曲
1. UPRISING (叛乱)
2. RESISTANCE (愛の抗戦)
3. UNDISCLOSED DESIRES (禁じられた欲望)
4. UNITED STATES OF EURASIA (+COLLATERAL DAMAGE) (ユーラシア合衆国)
5. GUIDING LIGHT (導く光)
6. UNNATURAL SELECTION (人為的淘汰)
7. MK ULTRA
8. I BELONG TO YOU (+MON COEUR S'OUVRE A TA VOIX) (あなたの声に私の心は開く)
9. EXOGENESIS:SYMPHONY PART (OVERTURE) (脱出創世記): 交響曲第1部(序曲)
10. EXOGENESIS:SYMPHONY PART (CROSS POLLINATION) (脱出創世記): 交響曲第2部(他家受精)
11. EXOGENESIS:SYMPHONY PART (REDEMPTION) (脱出創世記): 交響曲第3部(あがない)

●MUSE JAPAN TOUR 2010
・2010年1月9日(土) 大阪 大阪城ホール
・2010年1月11日(月・祝) 名古屋 愛知県体育館
・2010年1月12日(火) 東京 日本武道館

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2009年12月03日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Stellify / Ian Brown (My Way 収録)

 90年代以降のUKロックに多大なる影響を与えたThe Stone Roseストーン・ローゼズ)のデビュー作『The Stone Roses』が世に出てから20周年の今年2009年、ローゼズ解散後ソロとして我が道を歩いてきたキングモンキーことIan Brownイアン・ブラウン)の6枚目のアルバム、その名も『My Way』がリリースされました。全英アルバムチャート8位。

・Ian Brown - Stellify


 "Stellify"は『My Way』からの1stシングルでシングルチャートで31位を獲得しています。シンプルなピアノのリフに導かれる前半から、徐々に力強さを増していくピアノとリズムにホーンが絡んでくるあたりでの高揚感がハンパないですね。イアンの歌もかなりメロディがたっててアンセムとしてライブとかでかなり盛り上がりそう。個人的にはイアンの曲の中では、"My Star"や"F.E.A.R."を聴いたときと同様の衝撃がありました。アディダスのジャージに身を包み、マンチェスターの街を練り歩くPVもカッコイイ。

 実はこの曲、元々はイアン自身のために書かれた曲ではなく、なんとあのバルバドス出身の女性R&Bシンガー(私も大好き)Rihannaリアーナ)のために書かれたものだったらしい。イアン・ブラウンとリアーナってどんな組み合わせだよ!?って思ったら、どうやら共同制作者のデイヴ・マクラッケンJay-ZジェイZ)の立ち上げたマネージメント会社ロック・ネイションとソングライター契約をしているらしく、そのつながりでリアーナ用の曲を作ってたそうです。でも、あまりに出来が良くて自分で歌っちゃったと(笑)てか、リアーナ・ヴァージョンも聴いてみたい!!

 さらにアルバム収録曲の"Vanity Kills"はKanye Westカニエ・ウェスト)用に作ったものなのだそうです。そういえば最近、NMEでイアンとJay-Zの対談(というかイアンがジェイZにインタビューをするという形式)もありましたね。こうなったらぜひ裏方としてではなく、Jay-Zと真っ向からぶつかり合うコラボレーションとかも実現して欲しいです。あ、コラボといえば今作では意外なところで日本のOrange Rangeオレンジ・レンジ)のナオトと"Vanity Kills"を共作しています。

 さて、一番最初に書いたように今年で『The Stone Roses』がリリースされて20年。それを記念して『THE STONE ROSES -20th Anniversary Legacy Edition』なんてものもリリースされます。ソロミュージシャンとして着実にキャリア築くイアンと、ミュージシャンというよりも画家としてのキャリアを歩んでいる最近のジョン・スクワイア。ジョンがローゼズを脱退して以降一切面と向かって話したことないという2人に和解の日は来るんでしょうか。

 私は、イアンとジョンのそれぞれのソロのライブでローゼズナンバーを聴くことはできたけど、やっぱり2人、というかあのレニマニの黄金のリズム隊を揃えた4人での演奏を聴いてみたいものです。まぁイアンのソロでの成功を(後、マニのPrimal Screamでの活動も)考えると恒久的な再結成はありえないとしても、20周年記念で1度くらいはワールドツアーをしてほしいなぁ。ちなみに『My Way』制作時にジョンからイアンに曲が送られてきたって話もあるし、確率は0ではない?

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2009年10月30日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Cheat On Me / The Cribs (Ignore The Ignorant 収録)

 UKはウェスト・ヨークシャー州、ウィクフィールド出身のジャーマン3兄弟によって結成されたThe Cribsザ・クリブス)。Qマガジンに"The biggest cult band in the UK"と評される、そんな3兄弟バンドになんと、元The SmithJohnny Marrジョニー・マー)が加入し制作された通算4枚目のアルバム『Ignore The Ignorant』がリリース。プロデュースはNick Launay。全英チャート8位。

 この"Cheat On Me"は4人組になって初のシングルで全英80位。イントロのたぶんジョニーだと思われるスライドギターの一音でおっ!って思わせられますね。ミドルテンポの楽曲だけに2本のギターの絡みが際立っていてカッコイイです。ギターが2本になったことにより(しかもただ増えたんじゃなくてジョニー・マーだぜっ!?)、音の広がりがでるし、ハード目の曲ではさらにハードに疾走できるし、この加入は正解ですね。アルバムの曲だと"City Of Bugs"とか超カッコイイです。まぁ3人のローファイな音も捨てがたいけど。

 このアルバムにはヨークシャー、ランカシャー、ポートランド、オレゴンの4都市限定の『The Roses Edition』なるものがあるらしい。4箇所とも4人と関係の深い都市で、それぞれのエリアがバラが象徴とされている都市らしい。気になる内容はマンチェスターのThe Ritzで行われたライブ盤とアルバムのレコーディングドキュメンタリーDVD、サイレントフィルムなどが収録されているそうです。

 それにしてもジョニー・マーはつい最近までModest Mouseにいたと思ったら次はクリブスとフットワーク軽いですね。どちらもゲスト参加じゃなくて正式加入しちゃうところろもすごいし。そんな軽さがあの見た目の若さにつながっているのでしょうか。だってジャーマン3兄弟と並んでも全く違和感ないんだもん。。

 そんな4人組になったThe Cribsのライブを明日、赤坂BLITZで観て来ます。モデスト・マウスではアイザック・ブロックという圧倒的なリーダーのビジョンを具現化するため立ち位置だった気がするけど、完全な民主主義だとジョニーも語るクリブスでは果たしてどんなケミストリーを見せてくれるのか楽しみですね。

・The Cribsの楽曲を試聴&ダウンロード⇒The Cribs


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2009年10月20日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. UK Rock (2000年代)
  3. Crying Lightning / Arctic Monkeys (Humbug 収録)

 2000年代半ば、彗星のように登場し、一躍UKロック界の寵児となったArctic Monkeysアークティック・モンキーズ)が早くも3枚目となるアルバム『Humbug』(ハムバグ。たわごと、ナンセンスの意。縞々の薄荷キャンディーの名前でもある)をリリース。全英1位、全米15位を記録してます。

 この"Crying Lightning"は『Humbug』からの1stシングルで、デジタルダウンロードだけで全英12位を記録。ヘヴィなベースのリフから始まるイントロに象徴されるようにこれまでの彼らの楽曲に比べグッと重心を落としたバンドアンサンブルを聴かせてくれる曲ですね。聞けば聞くほどそのサウンドの虜になってしまうような魅力があります。

 このサウンドのキーになってるのはやはり、アルバムの全10曲中7曲のプロデュースを手がけたQueens Of The Stone Ageクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)のJosh Hommeジョシュ・オム)の影響が大きいと思います。それとサフォークの農場やカリフォルニアのモハベ砂漠というレコーディングの環境もそのどっしりとした広大な音に影響を与えているんじゃないでしょうか。

 正直1stの『ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット』が大好きだった私にとってその1stの音を期待して聞いた2nd『フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー』はどこか消化不良だったのですが、この3rdでのサウンドの変化(というか進化と言ってもいい)は、もはや1stがどうとか言ってる次元に彼らはすでにいないんだなと思わせる有無を言わさぬカッコよさがあります。

 ライブDVD『At the Apollo』の監督Richard Ayoadeが撮ったこの"Crying Lightning"のミュージックビデオで、荒波の中航海していく小船に乗った彼らの行く手には、曲を演奏する巨大な彼ら自身が登場するんですが、なんかそれが、目指す先にはもはや自分自身しかいないって感じがして凄くいいです。まぁ今や彼らの乗ってるのは小船ではなく大きな船だと思いますけど。

 アルバムの他の曲では『In Utero』期のNirvanaを髣髴とさせる硬質なリフで疾走する"Potion Approaching"や、前作を手がけたSimian Mobile Discoシミアン・モバイル・ディスコ)のJames Fordジェイムス・フォード)プロデュースによる"Cornerstone"などもお気に入り。

 デビュー4年でここまできたら、今後どうなっていくのか楽しみですね。10月には日本武道館公演も決まってますが、このアルバムの音を聞かされるともっとでかいとこで聴いてみたくなりますね。

・Arctic Monkeys 来日公演
2009年10月19日(月)@日本武道館 open18:00/start19:00

・arctic monkeysの楽曲を試聴&ダウンロード⇒Arctic Monkeys


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Hustler / Simian Mobile Disco (Attack, Decay, Sustain, Release 収録)
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2009年09月17日(木)

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