1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. Unfuck The World / Prophets Of Rage (Prophets Of Rage 収録)

 「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」 + 「パブリック・エナミー」 + 「サイプレス・ヒル」。この3つのバンド/グループのメンバーが集まったバンドを「スーパーバンド」と言わずしてなんと言おうという感じの強者どもが集まったバンド、Prophets Of Rageプロフェッツ・オブ・レイジ)が1stアルバム『Prophets Of Rage』(全英6位)をリリース。アルバムのプロデューサーにはレイジの『Evil Empire』や『The Battle Of Los Angeles』を手掛けたブレンダン・オブライエン、アルバムのアートワークはストリート・アーティストのシェパード・フェアリーが手掛けています。

 "Unfuck The World"はアルバムからのリード曲。

・Prophets of Rage - Unfuck The World (Music Video)


 曲を聴いてもらったところでまずはメンバー紹介。

■Prophets Of Rage member
・ex.Rage Against The Machine / Audioslave
Tom Morello(トム・モレロ) – guitar
Tim Commerford(ティム・コマーフォード) – bass guitar, backing vocals
Brad Wilk(ブラッド・ウィルク) – drums
・Public Enemy
DJ Lord(DJロード) – turntables, backing vocals
Chuck D(チャックD) – vocals
・Cypress Hill
B-Real(B-リアル) – vocals

 いやぁ、錚々たるメンツ。そしてこのメンツから期待される音と言葉の洪水。「No Hatred」「Fuck Racists」と歌詞を全て理解できないようなアジアの東の果てに住むアラフォーオッサンにもわかるような単純明快なフレーズ。Michael Moore(マイケル・ムーア)を監督に迎え、レイジの"Sleep Now In The Fire"の名ビデオでの共闘を思い起こさせるミュージックビデオもドナルド・トランプ米大統領の映像がふんだんに使われていて「期待通り」の仕上がり。ビデオの最後に表示される"The world is not going to change itself. That's up to you."(世界を変えるのはオマエだ!)というメッセージも素敵。

 しかし、この「期待通り」って言葉が曲者で、「期待以上」ではないところが惜しい。ベタな言い方だと1+1+1が3にしかなっていないって感じでしょうか。そして、「めっちゃかっこいい」と思う私がいる反面、正直言うと「うーん、ダサいかも」と思う私もいる。もっとぶっちゃけると「ザック、お前はどこで何やってんだ!」と。チャックDとB−リアルというレジェンド2人が(後、故人となってしまったクリス・コーネルも)悪いはずはないんだけどね。アルバム収録曲の"Living on the 110"とか"Strength in Numbers"を聴くとどうしてもZack de la Rochaの声を求めてしまうのは仕方ないですね。まぁ今の時代にザックが戻ってきたらどんな音になって、どんなメッセージを発するんだろうって期待もありますが、前回レイジが再結成した時に新しい音が出てこなかったのを考えると、それができないから復帰もしないだろうなぁって気もします。

 と、なんだか話が「このバンド、イマイチ」的な方向に向かってると思われそうで修正しますが、「期待を裏切らないかっこいいアルバム」であるのは間違いないです。後、継続的にこのバンドが続くとすれば"Take Me Higher"のようなちょっと毛色の違う曲が増えていっても面白いかも。逆に一時的なバンドなら今の路線で正解なのかも。


Prophets Of Rage -『Prophets Of Rage』収録曲リスト
1. "Radical Eyes"
2. "Unfuck the World"
3. "Legalize Me"
4. "Living on the 110"
5. "The Counteroffensive"
6. "Hail to the Chief"
7. "Take Me Higher"
8. "Strength in Numbers"
9. "Fired a Shot"
10. "Who Owns Who"
11. "Hands Up"
12. "Smashit"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年09月24日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. サウンドガーデンのボーカリスト、クリス・コーネル死去。 Black Hole Sun / Soundgarden (Superunknown 収録)

 2017年5月17日、ロック界を代表するボーカリスト、Chris Cornellクリス・コーネル)が亡くなりました。52歳。亡くなった当日もステージに立っていたと言うことでまさに予期しない悲劇と言えますが現在わかっている情報としては「自殺である」とのことです。

 Rage Against The Machineのメンバーと組んだAudioslave(オーディオスレイヴ)やソロ(個人的には結構好きでした)での活動もありますが、やはりなんと言ってもクリス・コーネルと言えばSoundgardenサウンドガーデン)ですね。追悼の意を込めてサウンドガーデンの代表曲"Black Hole Sun"を紹介します。

・Soundgarden - Black Hole Sun


 クリスと同世代だとNirvanaのカート・コバーンは言わずもがな、最近ではStone Temple Pilotsのスコット・ウェイランドがドラッグなどが原因で2015年に亡くなっていますが、彼らの場合は想像できなくないですが、さすがにクリスは驚きでした。どんな理由があったのかはわかりませんが、本当に惜しい人がいなくなってしまいました。ご冥福をお祈りします。

※本記事は後で「Black Hole Sun / Soundgarden (Superunknown 収録)」としてリライト予定です。


Soundgarden -『Superunknown』収録曲リスト
1. "Let Me Drown"
2. "My Wave"
3. "Fell on Black Days"
4. "Mailman"
5. "Superunknown"
6. "Head Down"
7. "Black Hole Sun"
8. "Spoonman"
9. "Limo Wreck"
10. "The Day I Tried to Live"
11. "Kickstand"
12. "Fresh Tendrils"
13. "4th of July"
14. "Half"
15. "Like Suicide"
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年05月19日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. Sunrise (Eyes Of The Young) / The Flaming Lips (Oczy Mlody 収録)

 The Flaming Lipsザ・フレーミング・リップス)が14枚目のオリジナルアルバム『Oczy Mlody』(UK38位・US62位)をフロントマンであるWayne Coyne(ウェイン・コイン)の56歳の誕生日である2017年1月13日にリリースしました。プロデュースはおなじみのデイヴ・フリッドマン。"Sunrise (Eyes Of The Young)"はアルバム収録曲。

・The Flaming Lips - Sunrise (Eyes Of The Young) [Official Music Video]


 リズムマシンのようなシンプルなビートと鍵盤に乗せて歌われるウェインの優しげな声で歌われる切ないナンバー。全編を覆うシンセの音がサイケですね。ちなみにアルバムタイトル「Oczy Mlody」(オッツィ・ムロディと読む)はポーランド語で、英語にするとこの曲のタイトルにも使われている「Eyes Of The Young」という意味らしいです。そして、アルバムには"Oczy Mlody"という曲も入ってます。

 本アルバムはウェイン曰く「シド・バレットがA$APロッキーに出会って、二人そろって未来のおとぎ話に囚われてしまったサウンド」とのこと。シド・バレットは言わずもがなのサイケデリック色の強かった初期ピンク・フロイドを象徴する天才/狂人でリップス好きで知らない人はいないと思いますが、A$AP ROCKYはひょっとしたら知らない人がいるかもしれないので、私の好きなこの曲の動画を貼っておきます。

・A$AP ROCKY - F**kin' Problems ft. Drake, 2 Chainz, Kendrick Lamar


 この2アーティストの他にも近作よりも歌モノが増えたのは、アルバム『Miley Cyrus and Her Dead Petz』でも共演したポップシンガーのマイリー・サイラスからの影響もあるかも。マイリーは本作のラスト曲"We a Famly"にも参加しているので、そちらも注目!


The Flaming Lips -『Oczy Mlody』収録曲リスト
1. "Oczy Mlody"
2. "How??"
3. "There Should Be Unicorns" (featuring Reggie Watts)
4. "Sunrise (Eyes of the Young)"
5. "Nigdy Nie (Never No)"
6. "Galaxy I Sink"
7. "One Night While Hunting for Faeries and Witches and Wizards to Kill"
8. "Do Glowy"
9. "Listening to the Frogs With Demon Eyes"
10. "The Castle"
11. "Almost Home (Blisko Domu)"
12. "We a Famly" (featuring Miley Cyrus)
・Apple Musicで試聴&ダウンロード


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2017年03月03日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. Stolen From Me / Gone Is Gone (Gone Is Gone 収録)

 Queens of the Stone Ageクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)、At the Drive-Inアット・ザ・ドライヴイン)、Mastodonマストドン)。それぞれバンド名を聞くだけで血湧き肉躍る面々ですが、そんなバンドのメンバーが集結したスーパーバンド、Gone Is Goneゴーン・イズ・ゴーン)が新曲"Stolen Is Mine"を公開しました。2016年7月に予定されているセルフタイトルEP『Gone Is Gone』収録。

・Gone Is Gone - Stolen From Me (Official Music Video)


 メンバー構成は以下。

・Gone Is Gone member
Vocals/bass : Troy Sanders (Mastodon)
Guitars : Troy Van Leeuwen (Queens Of The Stone Age)
Guitars/keyboards : Mike Zarin
Drums : Tony Hajjar (At The Drive-In/Sparta)

 スーパーバンドと息巻いてみましたが、マストドンのトロイ以外は各バンドの主要メンバーというわけではないので、なかなか渋いメンツだと思います。マイクのことはよく知らなかったんですが、調べると、ロスに拠点を置くSencit Musicという音楽制作会社の設立者で、自身も様々な楽器をこなすマルチインストゥルメンタリストだそうです。この曲でもキーボードにギター、そしてシャウトと、何気にこのバンドのキーマンはこの人かもしれない。これを書いている時点では、まだ冒頭3曲しか公開されていませんが、全貌が楽しみ♪


Gone Is Gone -『Gone Is Gone』収録曲リスト
1. Violescent
2. Starlight
3. Stolen From Me
4. Character
5. One Divided
6. Praying from the Danger
7. Recede and Enter
8. This Chapter
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2016年06月18日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. Dark Necessities / Red Hot Chili Peppers (The Getaway 収録)

 Red Hot Chili Peppersレッド・ホット・チリ・ペッパーズ)が2016年6月17日にリリースされるアルバム『The Getaway』から新曲"Dark Necessities"を公開しました。

・Red Hot Chili Peppers - Dark Necessities [OFFICIAL VIDEO]


 まず最初に飛び込んでくるベースがあまりにもフリーすぎて笑った(ていうか、"Can't Stop"じゃん?ってツッコミが入りそうですが・・・)。鍵盤の音が結構フィーチャーされているので、それはレッチリとしては新しいかも。

 アルバムはプロデュースはDanger Mouse(デンジャー・マウス)、ミックスはNigel Godrich(ナイジェル・ゴドリッチ)といった豪華なタッグになっていて、聴くのが楽しみですね。7月にはFuji Rock Festival '16へヘッドライナーとして出演が決まっています。今作からの曲もやってくれることでしょう!


Red Hot Chili Peppers -『The Getaway』収録曲リスト
01 The Getaway
02 Dark Necessities
03 We Turn Red
04 The Longest Wave
05 Goodbye Angels
06 Sick Love
07 Go Robot
08 Feasting on the Flowers
09 Detroit
10 This Ticonderoga
11 Encore
12 The Hunter
13 Dreams of a Samurai
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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2016年05月06日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. The Community of Hope / PJ Harvey (The Hope Six Demolition Project 収録)

 PJ HarveyPJ ハーヴェイ)の通算9枚目のアルバム『The Hope Six Demolition Project』(全英1位・全米63位)の1曲目を飾る曲"The Community of Hope"。

・PJ Harvey - The Community Of Hope


 先に公開された"The Wheel"に比べ、ミドルテンポの落ち着いた雰囲気の曲。歌詞はアルバムタイトルになっている「HOPE VI」に直接的に言及されています。HOPE VIとは(あまり詳しく知らないので話半分で聞いてほしいですが)アメリカの住宅政策の1つのようです。それについて彼女は"notorious housing projects"(悪名高い住宅計画)と言い切っています。荒廃し、犯罪率の高い地域の公営住宅を取り壊し、新しい住居を作り、様々な所得層の人を参入させる。これによって元々住んでいた貧しい人が行き場を失う。歌詞にワシントンDCの第7区が出てきますが、そこの元区長などから曲へ反論も出ており、どっちの言い分が正しいのかわかりませんが、自らその土地に行ってそこで暮らす人と触れ合い、肌で感じたことを歌にしなければならないというPJハーヴェイの気迫のようなものがアルバム全体を通して感じられます。

 ミュージックビデオは"The Wheel"に続き、彼女と一緒に旅をした映像作家のSeamus Murphy(シェイマス・マーフィー)によるもの。旅の途中で撮りためた映像が使われています。

 アルバムにはJohn ParishやFloodなどお馴染のメンツが参加していますが、個人的には2曲目"The Ministry of Defence"にLinton Kwesi Johnson(リントン・クウェシ・ジョンソン)がゲスト参加しているのがツボです。ダブに乗せて政治的な詩を詠う彼に近年のPJ Harveyは共感するところが大きいのではないでしょうか。

 繰り返しになるけど、実際に行って、見て、感じたことを歌にしなければならないという表現者としてのプライドが感じられる傑作だと個人的には思います。2016年のベストアルバム候補!


PJ Harvey -『The Hope Six Demolition Project』収録曲リスト
1. The Community of Hope
2. The Ministry of Defence
3. A Line in the Sand
4. Chain of Keys
5. River Anacostia
6. Near the Memorials to Vietnam and Lincoln
7. The Orange Monkey
8. Medicinals
9. The Ministry of Social Affairs
10. The Wheel
11. Dollar, Dollar
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(2017.02.02最終更新)
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2016年04月28日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. California Kids / Weezer (Weezer (The White Album) 収録)

 Weezerウィーザー)、通算10作目のアルバム『Weezer』(通称:『The White Album』。全米4位・全英24位)の1曲目を飾る曲"California Kids"。

・Weezer - California Kids


 ボーカルのRivers Cuomo(リバース・クオモ)がALLiSTERScott Murphy(スコット・マーフィー)と組んだ日本語ロックユニット、Scott & Riversが2014年に配信限定でリリースした"カリフォルニア"が原型になっています(Apple Musicで聴く→)。シンセの入ったスコット&リバースの方より、ギターロックソングな感じに仕上がってます。サビ以外の歌詞は違いますが、基本的な世界観は一緒ですね。

 リバースも随分おっさんになったなぁと感慨深く見てしまうミュージックビデオですが、アルバムから先行して公開されていた"Thank God for Girls"と"King Of The World"、そして"L.A. Girlz"のシーンとシンクロする作りになっていて面白いです。

・Weezer - Thank God for Girls (Lyric Video)


・Weezer - King Of The World


・Weezer - L.A. Girlz


 というわけで『Blue Album』(1994年)、『Green Album』(2001年)、『Red Album』(2008年)に続く4枚目のセルフタイトルアルバム、その名も『White Album』。ホワイト・アルバムと聴いて真っ先に思い浮かぶのは The Beatlesですが、カリフォルニアのビーチを意識して製作された今作は60年代そのビートルズにポップさでも芸術面でも唯一対抗できたアメリカのバンドと言える「ビーチ・ボーイズ、そしてブライアン・ウィルソン的なヴァイブがある」とリバース自身がインタビューで語っています。白い砂浜に照り返す太陽。眩しさのあまり目の前が真っ白に見えるビーチ。そんな風景の広がるカリフォルニアが浮かびます。まぁリバースにあんまりビーチが似合うイメージはないですが、実際にはサーフィンなんかしたことなかったブライアン・ウィルソン然り、そのミスマッチが曲に独自の色を加えてる気がします。

 それにしても今作は気持ち良いくらいにウィーザー節を聞かせる曲が揃っていて、どの曲も過去の名曲に引けを取らない出来のものばかり。34分という長さもちょうどよくて何度もリピートしてしまいます。ちなみにプロデューサーのJake Sinclair(ジェイク・シンクレア)はWannabeezerというウィーザーのカバーバンドでボーカルをやってたこともあるらしく、それが今作の雰囲気に大きく寄与したのは間違いないでしょう。後、リバースは最近「Tinder」という所謂出会い系アプリで色々な人と知り合って歌詞のインスピレーションにしてるんだとか。その辺がどのように反映されてるかも注目です。(浮気してないといいけど・・・)

 ウィーザーはSUMMER SONIC 2016での来日も決定しています。サマソニだけでなく、ワンマンやってくれるともっと嬉しいな。


Weezer -『Weezer (The White Album)』収録曲リスト
1. "California Kids"
2. "Wind in Our Sail"
3. "Thank God for Girls"
4. "(Girl We Got A) Good Thing"
5. "Do You Wanna Get High?"
6. "King of the World"
7. "Summer Elaine and Drunk Dori"
8. "L.A. Girlz"
9. "Jacked Up"
10. "Endless Bummer"
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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2016年04月24日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. Everyday People / Jeff Buckley (You And I 収録)

 Jeff Buckleyジェフ・バックリー)の新作である。もちろん1997年5月29日にミシシッピ川で遊泳中に30歳の若さで溺死しているので全くの新作ではないけど、死後リリースされた数多の作品(死んでもこんなに新しい作品が出るのはジェフと2Pacくらいしか思い浮かばないです)でもこの『You And I』は特に貴重なものではないでしょうか。まずは本作から"Everyday People"をどうぞ。

・Jeff Buckley - Everyday People


 言わずと知れたスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンの名曲のカバーです。エレクトリックギター1本での弾き語り。ジェフの声の素晴らしさに耳を奪われます。

 というわけで新作は"Grace"と"Dream Of You And I"を除いてカバー曲集になっています。ボブ・ディランの"女の如く"に始まり、ザ・スミスの"心に茨を持つ少年"やレッド・ツェッペリンの"夜間飛行"などどれも唯一無二とも言えるアーティストのカバーでありながら、それを彼が歌うことによって全てジェフ・バックリーの曲としか言えないものになってしまうのが、彼の凄さを物語っていると思います。

 ちなみにこの作品の何が貴重かと言うと、彼の最初のEP『Live at Sin-é』のレコーディングより前、1993年2月にレコーディングされていて彼の最も古い録音物であること。名盤中の名盤『Grace』のタイトルトラックの最初期の音源が聴けるのも貴重ですね。今作はアメリカで58位、UKチャートでも16位とヒットを記録していて、今でも彼の人気のほどが伺えます。シンプルな音源だけに、ジェフの息遣いまでわかる、まさに『You And I』と言うような親密な雰囲気が良いです。

・Jeff Buckley - Calling You (audio)


・Jeff Buckley - Grace (audio)



Jeff Buckley -『You And I』収録曲リスト
01. Just Like A Woman (Bob Dylan cover)
02. Everyday People (Sly & The Family Stone cover)
03. Don't Let The Sun Catch You Cryin' (First recorded by Louis Jordan)
04. Grace (original)
05. Calling You (Jevetta Steele cover)
06. Dream Of You And I (original)
07. The Boy With The Thorn In His Side (The Smiths cover)
08. Poor Boy Long Way From Home (traditional blues song, Bukka White cover)
09. Night Flight (Led Zeppelin cover)
10. I Know It's Over (The Smiths cover)
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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2016年03月26日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. The Wheel / PJ Harvey (The Hope Six Demolition Project 収録)

 PJ HarveyPolly Jean HarveyPJ ハーヴェイ) が2016年4月15日リリースの通算9作目のアルバム『The Hope Six Demolition Project』からの先行シングル"The Wheel"を公開。

・PJ Harvey - The Wheel


 ハンドクラップとギターのリフが印象的なナンバー。途中から入るホーンが重厚感を与えます。この曲のミュージックビデオは、監督をしたカメラマンで映像作家のSeamus Murphy(シェイマス・マーフィー)とともにコソボを訪れた時に撮影された映像が使われています。コソボの紛争の歴史を考えると歌詞は政治的なものなのかな。歌詞に出てくる「I heard it was 28,000」の2万8千という数字が何を表してるのか気になりますね。タイトルになってる「Wheel」はヨーロッパとかでよくある移動式遊園地みたいなとこに設置された椅子に乗って回転するやつのことみたいです(PVに出てくるやつです)。

 イギリスで最も権威ある音楽賞・Mercury Prizeを獲得した2011年作『Let England Shake』(過去に2000年作『Stories from the City, Stories from the Sea』でもマーキュリー賞を受賞。2回同賞を受賞してるのはPJ Harveyのみ)から5年ぶりとなる本作『The Hope Six Demolition Project』。ロンドンのサマセット・ハウスにて、FLOODと長年のコラボレーターであるJohn Parishを迎えて制作。「Recording in Progress」と名付けて、一般公開されて観客にその制作プロセスを見せながらレコーディングしています。この"The Wheel"のほか、コソボ、アフガニスタン、ワシントンDCへの旅をドキュメントした作品になっているそうです。先行シングルからして期待できますね。

 アルバムのトレーラーも公開されています。

・PJ Harvey - The Hope Six Demolition Project (Album Trailer)


(2016.10.17 追記)
 PJ HARVEY、22年ぶりの単独来日公演決定!日程・会場・チケット代は以下。
日程:2017年1月31日(火)
会場:東京・渋谷Bunkamura オーチャードホール
チケット代:12,500円


PJ Harvey -『The Hope Six Demolition Project』収録曲リスト
1. The Community of Hope
2. The Ministry of Defence
3. A Line in the Sand
4. Chain of Keys
5. River Anacostia
6. Near the Memorials to Vietnam and Lincoln
7. The Orange Monkey
8. Medicinals
9. The Ministry of Social Affairs
10. The Wheel
11. Dollar, Dollar
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(2017.02.02最終更新)
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2016年02月10日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. Alternative Rock
  3. Lampshades On Fire / Modest Mounse (Strangers to Ourselves 収録)

 2015年紹介し忘れてた作品その3(その2はこちら)。Modest Mounseモデスト・マウスが2007年の全米No.1アルバム『We Were Dead Before the Ship Even Sank』以来8年ぶりとなるアルバム『Strangers to Ourselves』(全米3位・全英28位)を2015年3月にリリース。"Lampshades On Fire"は同アルバム収録曲。

・Modest Mouse - Lampshades On Fire


 何年も待たされた後に、アルバムに先駆け公開されたこの曲。初めて聴いたときは、これまでの曲とはまた違った雰囲気もありつつ、ちゃんとモデスト節が効いてて、さすが!って思いました。Ba-bup bup bup ba-da-daってコーラスもいいですね。ミュージックビデオも良いです。


 アルバム全体を通して、8年ぶりと言う待ちに待った感を軽くかわすように飄々とした、かつ、クオリティの高い曲がそろっている気がします。メンバーも何人か入れ替わったけれど(もちろんジョニー・マーさんもいません)、Isaac BrockがいればOKって感じでしょうか。まぁとにかく新作が出たことを喜んで、後は来日公演を待つだけです。2016年にフェスでいいので来て欲しい。

 というわけで、2015年のおすすめ曲紹介はこれで終わり。なんか紹介し忘れている作品はいっぱいありそうだけど、良しとします。


Modest Mounse -『Strangers to Ourselves』収録曲リスト
01. Strangers to Ourselves
02. Lampshades on Fire
03. Shit in Your Cut
04. Pistol (A. Cunanan, Miami, FL. 1996)
05. Ansel
06. The Ground Walks, with Time in a Box
07. Coyotes
08. Pups to Dust
09. Sugar Boats
10. Wicked Campaign
11. Be Brave
12. God is an Indian and You’re an Asshole
13. The Tortoise and the Tourist
14. The Best Room
15. Of Course We Know
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One Chance / Modest Mouse (Good News For People Who Love Bad News 収録)
Float On / Modest Mouse (Good News For People Who Love Bad News 収録)
Dashboard / Modest Mouse (We Were Dead Before The Ship Even Sank 収録)
King Rat / Modest Mouse (No One's First and You're Next 収録)

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2015年12月30日(水)

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