1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. This Is America / Childish Gambino (This Is America 収録)

 Childish Gambinoチャイルディッシュ・ガンビーノ)の2018年5月5日にデジタルリリースされたシングル"This Is America"。

・Childish Gambino - This Is America (Official Video)


 スムースなサウンドによるゴスペルコーラスと、そこから一転してトラップになるめまぐるしい展開を音で聴くだけでもなかなか刺激的だけど、とにかくミュージックビデオと合わせて聴いてほしい。ギターを爪弾く男性やゴスペルコーラス隊が銃殺される衝撃的なシーンと制服姿の少年少女たちと何事もなかったかのように繰り広げられるダンスシーン。最後に必死の形相で逃げるチャイルディッシュ。そして、"これがアメリカだ"と断言するタイトル。詳しくは他のサイトで解説とかされているので暇な人はそちらを読んでもらうとして、まずはこの音とタイトルと映像のみで堪能してください。

 ミュージックビデオを担当したのは東京生まれ、LA育ちの映像作家、Hiro Murai(ヒロ・ムライ)。アメリカにおける黒人の歴史、および変わらぬ(ひどくなっている?)現状に鋭く切り込むチャイルディッシュ・ガンビーノに、アメリカに住む同じくマイノリティであるアジア人のヒロというタッグ。トランプが米大統領であるこの狂った時代を象徴する1曲になりそうです。ちなみに現在製作中のアルバムには収録されないとのことなので、なおさらどうしても今出さずにはいられなかったことを表してるんじゃないかな。

・Childish Gambino - This Is America (Live At SNL)


 曲のデータについていくつか。プロデュース及び共作は、彼の過去3アルバムのプロデューサーもつとめたLudovinことLudwig Göransson。バッキングボーカルにYoung Thug、Slim Jxmmi、Blocboy JB、21 SavageやMigosのQuavoなどが参加。ビデオの後半にはSZAなんかも登場します。

 そもそもChildish Gambinoって誰?って人向けに簡単にプロフィールを。1983年生まれ。カリフォルニア出身の俳優、映画・ドラマプロデューサー、脚本家、コメディアンなどをこなすマルチタレントであるDonald Gloverドナルド・グローヴァー)のステージネーム。Childish Gambinoとして『Camp』(2011年)、『Because the Internet』(2013年)、『Awaken, My Love!』(2016年)の3作のアルバムを出しています。特に『Awaken, My Love!』は第60回グラミー賞でアルバム・オブ・ザ・イヤーにノミネート。収録曲の"Redbone"は2017年ずーっとヒットチャートに居座るヒットを記録して同じくグラミーで最優秀レコードにノミネートされていました。ファンキーで粘着質なラブソング(失恋ソング?)もおすすめです。

・Childish Gambino - Redbone (Official Audio)



Childish Gambino -『This Is America』収録曲リスト
1. This Is America
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2018年05月10日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. Stir Fry / Migos (Culture II 収録)

 Quavo(クエヴォ)、Offset(オフセット)、Takeoff(テイクオフ)の3MCからなるヒップホップユニット、Migosミーゴス)の2018年1月リリースの3rdアルバム『Culture II』(全米1位・全英4位)からのリード曲"Stir Fry"。全米Billboard HOT 100で8位。

・Migos - Stir Fry (Official)


 Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)をプロデュースに迎えた曲。リリックは別に大したことは言ってないので、ファレルも出演している(メンバーと一緒に麻雀してますね)香港アクション映画風のミュージックビデオを見ながら3人のラップ回しを「イェーイ!たーのしー!」って感じで聴くといいと思います。ちなみに「Stir Fry」とは炒め物のことです。曲中に"whip it"と頻繁に出てきますが「whip」っていうのは「鞭で打つ」って意味以外にもスラングでいろんな使われ方するみたいですね。ラッパーの必須アイテム「高級車」なんて意味もあるんだとか。中華鍋を振るって炒め物する感じとか、ビデオのようなカンフーで相手を倒す感じもしっくりきますね。

 バックトラックの方は2008年にT.I.のために作っていた未発表曲らしく、今風のトラップサウンドとはちょっと違う感じがしますね。また、公式にはクレジットされていませんが、The Mohawksの"The Champ"という曲からの引用が含まれているとのこと。

 それにしてもミーゴズは2017年にLil Uzi Vertをフィーチャーした"Bad and Boujee"とアルバム『Culture』がともに全米1位の大ヒットを記録、メンバーそれぞれもいろんなアーティストにフィーチャーされたりとまだまだアルバム1枚で引っ張れるのに、もう次のアルバムがリリース(しかも、24曲入り!)と勢いありすぎ。それだけに2018年2月に予定されてた来日公演の中止は残念すぎですね。まぁたぶん日本で見れる機会は今後も無いんだろうな・・・

 最後にすごい今さらなんですが、3人って親戚ってことにびっくり。クエヴォとオフセットが従兄弟で、クエヴォとテイクオフが叔父と甥という関係らしい。なんちゅうファミリーや!


Migos -『Culture II』収録曲リスト
1. "Higher We Go (Intro)"
2. "Supastars"
3. "Narcos"
4. "BBO (Bad Bitches Only)" (featuring 21 Savage)
5. "Auto Pilot"
6. "Walk It Talk It" (featuring Drake)
7. "Emoji a Chain"
8. "CC" (featuring Gucci Mane)
9. "Stir Fry"
10. "Too Much Jewelry"
11. "Gang Gang"
12. "White Sand" (featuring Travis Scott, Ty Dolla Sign and Big Sean)
13. "Crown the Kings"
14. "Flooded"
15. "Beast"
16. "Open It Up"
17. "MotorSport" (featuring Nicki Minaj and Cardi B)
18. "Movin' Too Fast"
19. "Work Hard"
20. "Notice Me" (featuring Post Malone)
21. "Too Playa" (featuring 2 Chainz)
22. "Made Men"
23. "Top Down on da Nawf"
24. "Culture National Anthem (Outro)"
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2018年05月06日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. Sky Walker / Miguel (War & Leisure 収録)

 ロサンゼルス出身のR&Bシンガー、Miguelミゲル)がラッパー、Travis Scottトラヴィス・スコット)をフィーチャーした曲"Sky Walker"。US Billboard Hot 100で29位まで上がるヒット曲。2017年12月1日リリースの4thアルバム『War & Leisure』(全米9位・全英92位)収録。

・Miguel - Sky Walker (Official Video) ft. Travis Scott


 まさに空を歩くような浮遊感のあるトラック、ミゲルの軽さと気だるさが同居したような歌声とファルセットがクセになる。ちなみに歌詞に出てくるようにスターウォーズのルーク・スカイウォーカーから曲名が取られてるんだとか。歌詞の内容はパーティーについてなんだけど、アゲアゲなトラックになっていないところが面白いですね。ミュージックビデオは歌詞に合わせて闘牛士になったり映画トップガン風になったりとちょいダサです。

 ミゲルってなぜだかずっと聴かず嫌いでした。でもこのアルバムをなんとなく聴いてみたら1曲目の"Criminal"でノックアウト。聴き進めて言ってさらにこの"Sky Walker"にハマり、アルバム自体にどっぷりハマった。リリースが年末だったってことで2017年のベストアルバムには選ばなかったけど、もうちょっと早ければ確実にTOP10に入れてたな。んで過去のアルバムも全部聴いてみたらこれまた良かったっつうね。もっと早くから聴いていれば良かった。というわけで私と同じように名前だけ知ってるけど聴いてなかったって人はぜひ聴いてほしいですね。


Miguel -『War & Leisure』収録曲リスト
1. "Criminal" (featuring Rick Ross)
2. "Pineapple Skies"
3. "Sky Walker" (featuring Travis Scott)
4. "Banana Clip"
5. "Wolf" (featuring Quiñ)
6. "Harem"
7. "Told You So"
8. "City of Angels"
9. "Caramelo Duro" (featuring Kali Uchis)
10. "Come Through and Chill" (featuring J. Cole and Salaam Remi)
11. "Anointed"
12. "Now"
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2018年05月04日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. All The Stars / Kendrick Lamar, SZA (Black Panther The Album 収録)

 Kendrick Lamarケンドリック・ラマー)とSZAシザ)のコラボ曲"All The Stars"。この曲は2018年3月1日公開の映画『ブラックパンサー』(原題:『Black Panther』)のエンディングソングで、映画のサントラ『Black Panther The Album Music From And Inspired By』に収録。

・Kendrick Lamar, SZA - All The Stars


 先日発表された2018年第60回グラミー賞で5部門受賞(主要部門は逃したけど彼が獲るべきだったと個人的には思います)し名実ともにトップを走り続けるラッパーのケンドリックに、彼と同じレーベル・Top Dawg Entertainment(TDE)に所属し、昨年発表のデビューアルバム『Ctrl』でブレイクして同じく受賞は逃したもののグラミーの最優秀新人賞にもノミネートされていたセントルイス出身の女性R&Bシンガー、シザというなんとも豪華に組み合わせ。

 曲はケンドリックの作品も手がけるSounwaveとJay-Zなどとの仕事で知られるAl Shuxの共作。『DAMN.』を聴きまくった耳からするとずいぶんポップな印象を受けますが、これがまたシザの歌声にめちゃくちゃマッチしてていい感じ。歌詞の意味はよくわからないけど、希望を感じられるシザの歌のパートに反するようなケンドリックの挑発的なラップの対比が面白いです。

 それにしてもこのサントラのメンツがやばいですね。ケンドリック本人がキュレーションしたという本作は、下の方に曲目リストも載せていますが、スクールボーイQや2チェインズ、トラヴィス・スコットなどのヒップホップ勢に、シザ以外にもジョルジャ・スミスやカリードといった今話題の若手、変り種だとジェイムス・ブレイクに、トリを飾るのがザ・ウィークエンドと豪華すぎますね。

 映画についても簡単に。「ブラックパンサー」はマーベルコミックスの作品に登場するスーパーヒーロー。そのコミックを実写映画化したもの。主人公がアフリカ系ということがケンドリックにもささったんだと思います(この"All The Stars"のミュージックビデオにもアフリカ大陸が出てきますね)。

 ちなみにサントラにも参加しているシンガーのザカリをフィーチャーした2017年曲""のミュージックビデオの1分55秒あたりにでてくる映画の撮影などに使われるカチンコに「B.Panther Soundtrack Coming Soon」と書かれていて、しっかり前振りしてたことに気づきましたか?

・Kendrick Lamar - LOVE. ft. Zacari


 さて、ケンドリックといえば2度目の来日が決定!1回目と同じくフジロックに登場します。アメリカでの絶大な人気を考えると、もう二度と来日はないかもって正直思ってたけど、このこれはヤバいです。彼を見られれば交通費・宿代・チケット代なんて安いもんですね。
フジロック2018、出演者第1弾

V.A. -『Black Panther The Album』収録曲リスト
1. "Black Panther" (Kendrick Lamar)
2. "All the Stars" (Kendrick Lamar and SZA)
3. "X" (Kendrick Lamar[d], Schoolboy Q, 2 Chainz and Saudi)
4. "The Ways" (Khalid and Swae Lee)
5. "Opps" (Vince Staples and Yugen Blakrok)
6. "I Am" (Jorja Smith)
7. "Paramedic!" (SOB X RBE)
8. "Bloody Waters" (Ab-Soul, Anderson Paak and James Blake)
9. "King's Dead" (Jay Rock, Kendrick Lamar, Future and James Blake)
10. "Redemption Interlude"
11. "Redemption" (Zacari and Babes Wodumo)
12. "Seasons" (Mozzy, Sjava and Reason)
13. "Big Shot" (Kendrick Lamar and Travis Scott)
14. "Pray for Me" (The Weeknd and Kendrick Lamar)
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i / Kendrick Lamar (To Pimp a Butterfly 収録)

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2018年02月13日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. HUMBLE. / Kendrick Lamar (DAMN. 収録)

 Kendrick Lamarケンドリック・ラマー)、2017年4月リリースの4枚目のアルバム『DAMN.』(全米1位・全英2位)からのリードシングル"HUMBLE."。全米Billboard Hot 100で1位。テイラー・スウィフトの"Bad Blood"にフィーチャーされて全米1位は獲得していますが、自身単独名義では初のナンバーワンです。UKチャートは6位。

・Kendrick Lamar - HUMBLE.


 プロデューサーのMike Will Made Itの作ったTRAPスタイルのビートが耳から離れないナンバー。タイトルの「HUMBLE」とは「謙虚な、控えめな」等の意味。ここでラップされるのは一言でいうと「俺はお前らと違ってすごい」って感じでしょうか。名実ともにNo.1ラッパーになったケンドリックがその他のヒップホップ系のアーティスト(特にDrakeやBig Seanだと言われています。この曲の歌詞にも彼らを想起させるフレーズが織り込み済)を軽くディスりながらも「座れよ、謙虚になれ、ビッチ」("sit down (Hol' up lil' bitch, hol' up lil' bitch) be humble)")と斬っていくとこが痛快。それがこのビートにまた合ってるんだよなぁ。

 この曲は2018年発表の第60回グラミー賞では下記の4部門ノミネート。
Record of the Year
Best Rap Performance
Best Rap Song
Best Music Video

 のっけからケンドリックが教皇に扮した姿で登場するミュージックビデオも歌詞の内容と連動したつくりになっていて必見。MTVのVideo Music Awardsではビデオ・オブ・ザ・イヤーを含む6部門受賞しています。

 2017年、この曲がリリースされてから耳にしない日がないって言うくらいよく聴いた。これを書いている今日は2017年12月31日で、やっぱり一年の最後を締めくくるのはこの曲でしょうということでこの曲にしました。

 さてさて主役の座の入れ替わりの早いヒップホップの世界(それに比べもはや主役にすらなれないロックは悲しいですが・・・)、2018年もケンドリックの爆進が続くのかその他のスターが登場するのか楽しみです。それでは景気よくスクリレックスによるアグレッシヴなリミックスでお別れです。良いお年を!

・Kendrick Lamar - Humble (Skrillex Remix)



Kendrick Lamar -『DAMN.』収録曲リスト
1. "BLOOD."
2. "DNA."
3. "YAH."
4. "ELEMENT."
5. "FEEL."
6. "LOYALTY." (featuring Rihanna)
7. "PRIDE."
8. "HUMBLE."
9. "LUST."
10. "LOVE." (featuring Zacari)
11. "XXX." (featuring U2)
12. "FEAR."
13. "GOD."
14. "DUCKWORTH"
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2017年12月31日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. Rain Come Down / Vince Staples (Big Fish Theory 収録)

 カリフォルニアはロングビーチ出身のラッパー、Vince Staplesヴィンス・ステイプルズ)の2017年6月リリースの2ndアルバム『Big Fish Theory』(全米16位・全英58位)の最後を飾る曲"Rain Come Down"。

・Vince Staples - Rain Come Down


 アルバムでも半数近くの曲を手がけるZack Sekoffによる不穏なエレクトリックビートに、Ty Dolla $ignタイ・ダラ・サイン)による「Rain come down」のリフレインが印象的な曲。サウンドも歌詞も近年のHIP HOPのサウンドの流行りからかけ離れた雰囲気がある。2017年のベスト・ヒップホップ・トラックはKendrick Lamarの"Humble."で間違いないと個人的は思ってたけど、この曲の中毒性はそれを超えそう。

 意味深なミュージックビデオは、同じく『Big Fish Theory』から先行でシングルリリースされヒットした"Big Fish"の続きなのかな?続編があるのか気になるところ。

・Vince Staples - Big Fish


 アルバムにはTy Dolla $ignの他にも、Bon Iverことジャスティン・ヴァーノンやKilo Kish、Gorillazで共演したデーモン・アルバーン、ケンドリック・ラマーやA$AP Rocky、Rick Rossなど錚々たるメンツがゲストで参加。プロデュースも先述のザック・セコフの他、Christian RichやGTA、Sophie、Flumeなどが手がけています。メンツからもなんとなくわかるけど結構Electronic musicよりの人選になっています。デトロイトテクノ的なものにしたかったらしい。イギリスのグライムっぽいところもありますね。全12曲で36分しかない潔さも良いです。本作リリース時はまだ23歳のヴィンス・ステイプルズ。今後も期待!


Vince Staples -『Big Fish Theory』収録曲リスト
1. "Crabs in a Bucket"
2. "Big Fish"
3. "Alyssa Interlude"
4. "Love Can Be..."
6. "Ramona Park Is Yankee Stadium"
7. "Yeah Right"
8. "Homage"
9. "Samo"
10. "Party People"
11. "BagBak"
12. "Rain Come Down"
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2017年10月01日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. Kill Jill / Big Boi (Boomiverse 収録)

 ヒップホップ・デュオ、OutKastアウトキャスト)のBig Boiビッグ・ボーイ)の2012年作『Vicious Lies and Dangerous Rumors』以来となる3rdアルバム『Boomiverse』からのシングル"Kill Jill"。同郷アトランタのKiller Mikeキラー・マイク)とJeezyジージー)がフィーチャーされています。

・Big Boi - Kill Jill ft. Killer Mike, Jeezy


 曲を聴き始めて「ん?」と思ってよく聴くと「愛してよ、私を抱いてよ、ねぇ、側においでよ 私の最後の記憶に君の愛を残したい」と日本語で歌が聞こえてくる。さらによく聞くと「ボカロ!?初音ミクじゃん!」という驚き。日本ではボーカロイドは少し下火にはなってはいるけど、まさかビッグ・ボーイの曲で聴けるとは思ってもみなかったな。ミュージックビデオにも青い髪のミク風の人が出てきます。ちなみにサンプリングされているのはAura QualicというボカロPが2008年に公開した"DATA"という曲だそうです。オリジナルではないですが、Aura Qualic本人が上げているVersion2.0をどうぞ。

・【初音ミクV3】 DATA 2.0 【ボーカロイド】 VOCALOID TRANCE | Hatsune Miku


 アルバムにはおなじみのスリーピー・ブラウンなんかがゲスト参加していますが、Maroon 5のアダム・レヴィーンが参加しているのは面白いですね。それにしても、相方のAndré 3000(アンドレ・3000)は今何をしているんだろ。。


Big Boi -『Boomiverse』収録曲リスト
1. Da Next Day (featuring Big Rube)
2. Kill Jill (featuring Killer Mike and Jeezy)
3. Mic Jack (featuring Adam Levine, Scar and Sleepy Brown)
4. In the South (featuring Gucci Mane and Pimp C)
5. Order of Operations
6. All Night (featuring LunchMoney Lewis)
7. Get Wit It (featuring Snoop Dogg)
8. Overthunk (featuring Eric Bellinger)
9. Chocolate (featuring Trozé)
10. Made Man (featuring Killer Mike and Kurupt)
11. Freakanomics (featuring Sleepy Brown)
12. Follow Deez (featuring Curren$y and Killer Mike)
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THE WHOLE WORLD / OUTKAST (BIG BOI & DRE PRESENTS... 収録)

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2017年06月27日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. (No One Knows Me) Like The Piano / Sampha (Process 収録)

 前回に引き続きSamphaサンファ)を紹介。2017年2月3日リリースのデビューアルバム『Process』(全英7位・全米51位)からの3rdシングル"(No One Knows Me) Like The Piano"。

・Sampha - (No One Knows Me) Like The Piano (Official Music Video)


 タイトルにあるように「僕のことを何よりよく知っているのはこのピアノしかいない」とピアノを弾き歌う曲。幼いころに母親から買い与えられたピアノ。このアルバムが昨年癌で亡くなった母に捧げられたものであることはよく知られていますが、まさにこの曲は「ピアノ=母、家族」の象徴としてアルバムの中でも重要な位置を占める曲になっています。

 成長し家を出て生活していく。あることをきっかけに育った家に帰り家族を想う。私事ながらつい先日祖父が亡くなり(100歳での大往生でした)、とてもとても悲しいけれどもおかげで残された家族のことを今まで以上に大事に考えるようになったので、この曲の状況にとても感情移入してしまいます。

 サンファの今作は間違いなく今年を代表する1枚になるのでは?夏にはフジロックでの来日も決定しているので何が何でもこの目で観てきたいと思います。

Sampha -『Process』収録曲リスト
1. "Plastic 100°C"
2. "Blood On Me"
3. "Kora Sings"
4. "(No One Knows Me) Like the Piano"
5. "Take Me Inside"
6. "Reverse Faults"
7. "Under"
8. "Timmy's Prayer"
9. "Incomplete Kisses"
10. "What Shouldn't I Be?"
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Blood On Me / Sampha (Process 収録)

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2017年05月25日(木)
  1. K's今日の1曲
  2. Hip Hop / R&B / Soul
  3. Blood On Me / Sampha (Process 収録)

 UKはサウスロンドン出身のシンガー/プロデューサー、Samphaサンファ)の2017年2月3日リリースのデビューアルバム『Process』(全英7位・全米51位)収録曲"Blood On Me"。昨年の8月には先行でシングルリリースされています。

・Sampha - Blood On Me (Official Video)


 シンプルながら性急なビート、美しいけどどこか不安な気持ちにさせられる鍵盤の響き。そこにソウルフルだが切迫したよう響きのサンファの歌声。かっこよくて何度も何度もリピートして聴きたくなる曲です。曲の世界観を表したような不思議なミュージックビデオも合わせてどうぞ。

 簡単に彼の経歴を。活動歴は意外と長く、2010年にEP『Sundanza』をリリースしてから2013年には2nd EP『Dual』やシングルなどをリリース。この1stアルバムを含めレーベルはFKA twigsやThe xx(昨年の彼らの来日公演の前座も務めました)なども所属する「Young Turks」。2014年にはBBCの選ぶ毎年恒例の新人リスト『BBC Sound of 2014』で4位を獲得(「Next Sam Smith」なんて言われることもあるサンファですが、この2014年の1位がサム・スミス)。

 何より彼を有名にしたのは、同じくYoung TurksからリリースされたSBTRKTの2011年のデビューアルバムを始め、Jessie WareやKaty Bなどのイギリスのアーティストのみならず、DrakeやKanye West、Solange、Frank Oceanなんていうアメリカ/カナダの超メジャーアーティストの作品で彼の声が引っ張りだこだったということ。そんな彼の満を持してのフルアルバムです。素晴らしいアルバムなので、近いうちにもう1曲くらい紹介したいと思います。乞うご期待。


Sampha -『Process』収録曲リスト
1. "Plastic 100°C"
2. "Blood on Me"
3. "Kora Sings"
4. "(No One Knows Me) Like the Piano"
5. "Take Me Inside"
6. "Reverse Faults"
7. "Under"
8. "Timmy's Prayer"
9. "Incomplete Kisses"
10. "What Shouldn't I Be?"
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(No One Knows Me) Like The Piano / Sampha (Process 収録)

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2017年05月23日(火)
  1. K's今日の1曲
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  3. No Problem ft. 2 Chainz & Lil Wayne / Chance the Rapper (Coloring Book 収録)

 米シカゴ出身のヒップホップアーティスト、Chance The Rapperチャンス・ザ・ラッパー)の3枚目となるMixtape『Coloring Book』収録曲"No Problem"。この曲では、2 Chainzトゥー・チェインズ)とLil Wayneリル・ウェイン)がフィーチャーされています。

・Chance the Rapper ft. 2 Chainz & Lil Wayne - No Problem (Official Video)


 ひたすら上昇していくようなゴスペルコーラスをバックに、Chano(Chance The Rapperの愛称。歌詞にも出てきます)、2 Chanez、リル・ウェインの3人がそれぞれラップをしていく。このコーラスと「You don't want no problems, want no problems with me」というリフレインが頭から離れない!

 「If one more label try to stop me, It's gon' be some dreadhead niggas in ya lobby」(もしレーベルが俺を止めようとしたら、ドレッドヘッドのやつら(フィーチャーされている2人のこと)とロビーに行ってやる)っていうフレーズが、レコード会社からではなくフリーダウンロードという形式で作品をリリースし続ける彼の姿勢を端的に語っていますね。まさにその様子を映像化したのがこちら↓

・Chance the Rapper Performs 'No Problem' with Lil Wayne and 2 Chainz!
TheEllenShow


 ちなみにフィーチャーされているリル・ウェインと言えば、所属レーベル・Cash Money Recordsと揉めに揉めて、アルバム『Carter V』をもう何年にも渡って延期を繰り返し発売できずにいます。この曲のリル・ウェインのパートでは「I got problems bigger than these boys」(2人よりも大きな問題を抱えてるんだ)、「Lord, free the Carter」(神よ、カーターを開放してくれ)、と間違いなくそのことについて言及した歌詞がありますね。

 『Coloring Book』は2016年5月12日にまずApple Musicのみで配信され、その約2週間後、SpotifyやTIDAL、Google Play Music、Pandoraなどの他のストリーミングサービスでも配信が開始。ストリーミング配信のみ(フィジカルリリースなし)の作品では異例の全米アルバムチャート8位を記録しています。まだ23歳という若く才能のある彼の成功によって、音楽産業のあり方もさらに変わっていくのではと思わされます。

 "No Problem"はアッパーな曲ですが、この曲同様にゴスペルの影響が全編を通して感じられる本作は、どちらかというともっと落ち着いて聴ける曲が多いのが特徴。アルバムジャケットは、他のミックステープ(『10 Day』と『Acid Rap』)と同じく、シカゴを拠点に活動するアーティスト、Brandon Breauxによるもの。柔和な表示を見せているチャンスですが、彼自身の赤ちゃんを抱いているところを収めたものだそうです。「Coloring Book」とは「塗り絵」のことなので、アルバムタイトルも娘の誕生に関係してそうですね。

 今年発売された話題作としては、本作にも参加しているKanye Westカニエ・ウェスト)の『The Life Of Pablo』なんかがありますが、数回聞いてそれっきりになってしまったカニエさんの新作に対して、『Coloring Book』はホント何度も何度も聴いています。これは傑作なのではないでしょうか。こんなの無料で出されたら、他のアーティストはやってられないですね(笑)。ちなみにChanoが初めて聴いたヒップホップの作品がカニエさんのデビュー作『The College Dropout』だそうです。

 カニエさんの他にもゲストが多数参加。有名どころを挙げるとジェレマイジャスティン・ビーバーフューチャーTペインタイ・ダラ・サインなどなど。


Chance the Rapper -『Coloring Book』収録曲リスト
1. "All We Got" (featuring Kanye West and Chicago Children's Choir) 3:23
2. "No Problem" (featuring Lil Wayne and 2 Chainz) 5:05
3. "Summer Friends" (featuring Jeremih and Francis and the Lights) 4:50
4. "D.R.A.M. Sings Special" 1:41
5. "Blessings" 3:41
6. "Same Drugs" 4:17
7. "Mixtape" (featuring Young Thug and Lil Yachty) 4:52
8. "Angels" (featuring Saba) 3:26
9. "Juke Jam" (featuring Justin Bieber and Towkio) 3:39
10. "All Night" (featuring Knox Fortune) 2:21
11. "How Great" (featuring Jay Electronica and My Cousin Nicole) 5:37
12. "Smoke Break" (featuring Future) 3:46
13. "Finish Line / Drown" (featuring T-Pain, Kirk Franklin, Eryn Allen Kane and Noname) 6:46
14. "Blessings (Reprise)" (featuring Ty Dolla $ign) 3:50
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする
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2016年10月01日(土)

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